『スカピン』はじまっちゃったし、『凍てついた明日』のBチームは終わっちゃったし、なんか日々の流れにぜんぜんついて行けてません。
 そーいや春ドラマもどんどん終了していってますねー。世間的高視聴率の『ラスト・フレンズ』は役者はともかく、演出のあざとさにムカつきまくりだったし(笑)、ショタ趣味のないわたしにとって『ごくせん』はジャニーズな人々の見分けがついていません。水槽の熱帯魚を眺めるよーに、美しい少年たちを愛でるのが目的のドラマなんでしょ、コレ? 他に内容ナイもんな。
 わたし的今期の萌えは、北村一輝@『ホカベン』ですわ。『龍が如く』以降、わたしの中で完璧に萌え俳優カテゴリですから。(他には椎名桔平とか渡部篤郎とかがいます・笑)

 
 まあそれはともかく、『愛と死のアラビア』勝手に改造計画の続きっす。

 舞台はカイロに移る。

 で。
 このカイロが、『愛と死のアラビア』でのトマス@まとぶんの終焉の地になるわけだな。
 原作ではその後いろいろ活躍するらしいが、谷正純版のトマスはカイロで「アラブの戦士」となる前にお亡くなりになるよーだから(笑)。

 長いのでまず、トゥスン@壮くんにスーダン遠征命令が下るまでを一区切りとして考える。

 カイロにやってきたトマスは後宮でトゥスンの母アミナ@邦さんと妹ナイリ@いちかに会う。次に宮殿でエジプト大守ムハンマド・アリ@星原先輩に会い、引き続きカイロに滞在し正規軍の訓練将校となることを命じられる。イブラヒム@ゆーひ、ドナルド@みわっちと再会し、かわりにトゥスンとは離れ離れに。
 で、いきなり10ヶ月経ち、イブラヒムがアノウド@彩音を連れてきて、トゥスンがスーダン遠征に行くことになったと知る。
 ここまでを、ひとまとめにして物語を再構築してみる。

 まず、後宮場面の意義ってなに? 出番のない女の子たちにベリーダンスをさせてお茶を濁すこと? トマスが民謡を歌うこと?
 ベリーダンスは、いらない。物語に関係ない場面は作らない。
 前景がトマスとヤシム@だいもんの銀橋なので、舞台転換のためにカーテン前を作る必要もないから、トマスの「明日はカイロへ出発だ」の台詞が終わると同時にカーテン開き、センターにどーんとナイリお嬢様。彼女が主要人物だとわかる描き方をして、奥方様他女官たちが次々と後宮の席に着く。
 そこへ「私も花嫁に会ったことはない」と話しながらトゥスン、トマス登場。

 やたらと登場人物が「立ち話」をしている平坦な『愛と死のアラビア』。このハーレム場面の「立ち話」の「役割」はなに?
 奥方様に気に入られ、その後彼女の力で危機を脱することになる……のなら、彼女との対話には意味がある。だがそんな場面はないわけで、ぶっちゃけ奥方様、出なくても問題ないじゃん? 奥方様がいい人だから、より一層トマスはエジプトを愛し、エジプトのために死ぬ気になりました、てか? いやソレ、べつになくてもいい程度の付加価値じゃん。
 奥方様との会話はさくっと短縮。奥方様が上品で素敵な女性だとわかればそれでヨシ。それよりもここはナイリとの出会いに重点を置く。
 お会いできた記念に、とトマスが故郷の歌を歌って、奥方が三兄弟の育て方の違いを説明がてら、ナイリを紹介してくれりゃいい。
 ナイリの「お前の歌が気に入ったわ」「私の命令が聞けないっていうの」の出会いはすげーインパクトなんで(ヒロインの立場がないくらいにな)、そのままで。
 ビンタか空振りしてトゥスンに大笑いされ、屈辱にふるえるナイリがトマスを呼びだすよう、侍女に命令する……。奥方様との立ち話より、こっちをメインに。

 カーテン前での3悪人@マメ、ふみか、王子の出番はそのままでいいとして。(後宮での出来事をなんで知ってるんだ、とゆーツッコミは置いておく)

 次に、ムハンマド・アリとの謁見の前に、イブラヒムにトマスの出迎えをさせる。
 イブラヒムは最初の出会いのときに、再会を約束する台詞を言っている。かっこつけて宣言した主要人物なんだから、その他大勢みたいな扱いは、してはならない。エジプト太守の謁見の間に家臣のひとりとして立っている、だけじゃダメだよー。
 上手花道から登場するトマス、トゥスンを上手袖から登場して出迎え、トゥスンが「兄上!」とワンコの顔でうれしそーに駆け寄り、兄弟仲がいいことを表現。イブラヒムはクールに頷き、次にトマスを見て「よく来たな」と一言だけ。
 トマスがなにか言う前にイブラヒムは背を向け、本舞台ではカーテンが開く。そこは太守の謁見の間……という運び。
 イブラヒムはさっさと定位置に行き、そこから先は本編と同じ。

 正規軍訓練将校となったトマスをトゥスンが祝い、また別れの言葉を述べる。トゥスンの計らいでドナルドとの再会。
 ここまではいいとして、インシャラーは、いらない。
 カーテン前で話す3人の元に、侍女@すみかちゃんが現れ、ナイリお嬢様の呼び出しをトマスへ伝える。困惑するトマス、おもしろがるトゥスン。話が飲み込めないドナルドにトマスが「こまったな……」と状況を簡単に説明しているうちに、カーテンが開く。

 ここで、ベリーダンス。みほちゃん登場。
 後宮をピンクに染めて、お色気場面だ。ナイリの誘惑をショーシーンとして挿入する。

 翌日欄に続く〜〜。


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