カウンタの3並びを自分で踏もうと画策していたのに、気が付いたら過ぎてましたよ……。ゾロ目がうれしい小市民なので。
誰か踏んだ人いる? 100万ヒットのときみたいに、身内で狙っていたんぢゃないかと予想してるんだが(笑)。
そーいや本公演の感想をまともに書いていない気もするが……。
新人公演『スカーレット・ピンパーネル』がたのしかったのは、もちろん本公演がきちんとたのしいモノであるからだ。
本公演との手触りの違いが愉快だったりする。
トウコのパーシーは、老練だ。
一筋縄ではいかない強さと複雑さを持ち、そのくせマルグリットに対してだけ大人になりきれないでいる。なにもかも持ち合わせた大人の男が見せる少年性がたまらん。
ベニーのパーシーは、アタマがよくなさそーなとこがいい。
雰囲気と運だけでヒーローやっていそうなゆるさが、より「冒険活劇」的だ。少年ジャンプの主人公は理詰めでがんじがらめになっているより、あちこち抜けてる方がいいんだってば。
パーシーがアホっぽい分、副長のデュハースト@みやるりのアタマがよさそーに見える。
天然ヒーローなトップと、切れモノな片腕、とゆーのは萌え構図ですよ、はい。
れおんのショーヴランは、まぬけで体育会系でかわいい。
トウコの手のひらの上で転がされている感じがイイ。いじられても可哀想じゃないというか、どれだけマルグリットに振られても堪えてないというか人の話聞いてないというか、鈍感そうなとこがイイ(笑)。マルゴちゃんは本気で嫌がってるのに、ショーちゃんマジで気づいてないだろ(笑)。
しゅんくんのショーヴランはもっとシリアスで凶悪。マルゴとはディープな恋愛関係が過去にあった模様。だからこそ、今彼女に否定されるのが納得できない。
彼がやたらとシリアスなので、本公よりさらにコメディなグラパンと、相性悪いったら(笑)。
ただ、モブと主要人物たちの力の差は歴然としていた。
キャラクタを創るには、年期が必要なのだ、と痛感させられた。
パーシー@ベニーには仲間たちがいる。
イギリス貴族仲間たち7人、執事ひとり、妻の弟のフランス人ひとり、合計9人ですか。
図書室に彼ら全員集まると……うざい(笑)。
ごちゃごちゃと人数だけはいるが、ただいるだけで、区別がつかない。
下級生ばかりで顔の見分けがついていない、こともあるだろうが、それにしたってキャラ立ちがしていなさすぎるせいだ。
本公演でも「人数こんなにいらない……でも役がないから仕方ないよな、少しでも役をつけてあげないと」と事情を察するに至る不自然な人数なんだが、新公になると不自然を通り越してしまう(笑)。
「みんなキラキラ衣装の二枚目」という設定の中、キャラクタを差別化できるのって、せいぜい3人までなのかなあ、と思ってみたり。
アルマン@真風、デュハースト@みやるり、アンドリュー@ミッキーまでですか、かろうじてカタチになってるの。つまり、ふつーに役割のある人まで……って、それだけなの?!
お笑いキャラのオジー@れんたですら、埋没している。や、れんたがうまくないだけ、つーのは大いにあるが。
本公演でも、さすがに7人いるイギリス貴族たちはキャラ立てに苦労している。
戦隊モノが5人なのは、それ以上のキャラ立てが難しいからだ。一目見て、彼らの特技や性格がわかるなんて、数人が限度。戦隊モノは女の子が混じってるからまだ差別化しやすいけど、男だけで7人となると……無理だろ。
じっくり見ていればわかるかもしれないが、そーではなく初見でキャラクタがすばりわかるかどうかの話ね。
やっぱ、しいちゃん、すずみん、あかしぐらいしか、一発では「こんな人」ってわからないよなー。
2回目以降、ベニーとしーらんはキャラがなんとなくわかるが、ともみんとしゅんくんはわからない……。さらに、しゅんくんは未だにわからない……。
7人が7人とも、あざやかにキャラクタを確立してくれたら、とても豪華な並びになるが、ただのモブだとすると7人は多い。
そこにアルマンと執事まで入って9人になると、手が付けられないモブの多さ……。
「頼む、画面をもっとすっきりさせてくれー」と思ってしまった新人公演。
最初から水増しした感が強いスカピン団なので、それぞれのキャラクタに書き込みはされていないのだろう。
つまり、どう演じるか、そのキャラクタを息づかせるかは、役者の力量次第。
力のない人が演じるとただのモブ、その他大勢、頭数合わせでそこにいるだけの人、になってしまう。
新公を見ると本公のすばらしさ、本役のすばらしさを実感するもんなんだが、今回もっとも感じたのはスカピン団だ。
あの多すぎる人数で、それでもキャラ立ちさせようとしている本公のスカピン団は、やっぱすごいんだな、と。
新公スカピン団は、キャラ立ち以前に「男役」としての在り方が課題だろう。
男として存在すること自体に手こずっているから、キャラクタ付けどころじゃない。
実力的に誰が抜きんでているわけでもないから、みんな等しく足りなくて、きれーな衣装を着た下級生、というだけでずらりと並ばれても……つまんないなー。
スカピン団の場面が楽しかったのは、本役さんたちの技術ゆえか。
本公と新公を比較しても、ふつーは意味なんかないんだが、今回は技術の差とは別に、キャラクタの差が愉快だったので言及してみた。
がんばれ新公スカピン団。技術が足りないのは仕方ないとして、キャラクタ作りをここはひとつ、こだわってみせてくれ。目指せ、脱モブ化!! そしたらきっと、たのしいと思うんだ。
なんせ主要人物がみんな、本公とは別物なんだから(笑)。別にしちゃっていいんだよー。
誰か踏んだ人いる? 100万ヒットのときみたいに、身内で狙っていたんぢゃないかと予想してるんだが(笑)。
そーいや本公演の感想をまともに書いていない気もするが……。
新人公演『スカーレット・ピンパーネル』がたのしかったのは、もちろん本公演がきちんとたのしいモノであるからだ。
本公演との手触りの違いが愉快だったりする。
トウコのパーシーは、老練だ。
一筋縄ではいかない強さと複雑さを持ち、そのくせマルグリットに対してだけ大人になりきれないでいる。なにもかも持ち合わせた大人の男が見せる少年性がたまらん。
ベニーのパーシーは、アタマがよくなさそーなとこがいい。
雰囲気と運だけでヒーローやっていそうなゆるさが、より「冒険活劇」的だ。少年ジャンプの主人公は理詰めでがんじがらめになっているより、あちこち抜けてる方がいいんだってば。
パーシーがアホっぽい分、副長のデュハースト@みやるりのアタマがよさそーに見える。
天然ヒーローなトップと、切れモノな片腕、とゆーのは萌え構図ですよ、はい。
れおんのショーヴランは、まぬけで体育会系でかわいい。
トウコの手のひらの上で転がされている感じがイイ。いじられても可哀想じゃないというか、どれだけマルグリットに振られても堪えてないというか人の話聞いてないというか、鈍感そうなとこがイイ(笑)。マルゴちゃんは本気で嫌がってるのに、ショーちゃんマジで気づいてないだろ(笑)。
しゅんくんのショーヴランはもっとシリアスで凶悪。マルゴとはディープな恋愛関係が過去にあった模様。だからこそ、今彼女に否定されるのが納得できない。
彼がやたらとシリアスなので、本公よりさらにコメディなグラパンと、相性悪いったら(笑)。
ただ、モブと主要人物たちの力の差は歴然としていた。
キャラクタを創るには、年期が必要なのだ、と痛感させられた。
パーシー@ベニーには仲間たちがいる。
イギリス貴族仲間たち7人、執事ひとり、妻の弟のフランス人ひとり、合計9人ですか。
図書室に彼ら全員集まると……うざい(笑)。
ごちゃごちゃと人数だけはいるが、ただいるだけで、区別がつかない。
下級生ばかりで顔の見分けがついていない、こともあるだろうが、それにしたってキャラ立ちがしていなさすぎるせいだ。
本公演でも「人数こんなにいらない……でも役がないから仕方ないよな、少しでも役をつけてあげないと」と事情を察するに至る不自然な人数なんだが、新公になると不自然を通り越してしまう(笑)。
「みんなキラキラ衣装の二枚目」という設定の中、キャラクタを差別化できるのって、せいぜい3人までなのかなあ、と思ってみたり。
アルマン@真風、デュハースト@みやるり、アンドリュー@ミッキーまでですか、かろうじてカタチになってるの。つまり、ふつーに役割のある人まで……って、それだけなの?!
お笑いキャラのオジー@れんたですら、埋没している。や、れんたがうまくないだけ、つーのは大いにあるが。
本公演でも、さすがに7人いるイギリス貴族たちはキャラ立てに苦労している。
戦隊モノが5人なのは、それ以上のキャラ立てが難しいからだ。一目見て、彼らの特技や性格がわかるなんて、数人が限度。戦隊モノは女の子が混じってるからまだ差別化しやすいけど、男だけで7人となると……無理だろ。
じっくり見ていればわかるかもしれないが、そーではなく初見でキャラクタがすばりわかるかどうかの話ね。
やっぱ、しいちゃん、すずみん、あかしぐらいしか、一発では「こんな人」ってわからないよなー。
2回目以降、ベニーとしーらんはキャラがなんとなくわかるが、ともみんとしゅんくんはわからない……。さらに、しゅんくんは未だにわからない……。
7人が7人とも、あざやかにキャラクタを確立してくれたら、とても豪華な並びになるが、ただのモブだとすると7人は多い。
そこにアルマンと執事まで入って9人になると、手が付けられないモブの多さ……。
「頼む、画面をもっとすっきりさせてくれー」と思ってしまった新人公演。
最初から水増しした感が強いスカピン団なので、それぞれのキャラクタに書き込みはされていないのだろう。
つまり、どう演じるか、そのキャラクタを息づかせるかは、役者の力量次第。
力のない人が演じるとただのモブ、その他大勢、頭数合わせでそこにいるだけの人、になってしまう。
新公を見ると本公のすばらしさ、本役のすばらしさを実感するもんなんだが、今回もっとも感じたのはスカピン団だ。
あの多すぎる人数で、それでもキャラ立ちさせようとしている本公のスカピン団は、やっぱすごいんだな、と。
新公スカピン団は、キャラ立ち以前に「男役」としての在り方が課題だろう。
男として存在すること自体に手こずっているから、キャラクタ付けどころじゃない。
実力的に誰が抜きんでているわけでもないから、みんな等しく足りなくて、きれーな衣装を着た下級生、というだけでずらりと並ばれても……つまんないなー。
スカピン団の場面が楽しかったのは、本役さんたちの技術ゆえか。
本公と新公を比較しても、ふつーは意味なんかないんだが、今回は技術の差とは別に、キャラクタの差が愉快だったので言及してみた。
がんばれ新公スカピン団。技術が足りないのは仕方ないとして、キャラクタ作りをここはひとつ、こだわってみせてくれ。目指せ、脱モブ化!! そしたらきっと、たのしいと思うんだ。
なんせ主要人物がみんな、本公とは別物なんだから(笑)。別にしちゃっていいんだよー。
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