ウロボロスの輪の中で。@ソロモンの指輪
2008年8月8日 タカラヅカ 雪組『ソロモンの指輪』『マリポーサの花』初日。
……まっつの歌劇ポート持って来てくれるって言ったnanaタンが、舞い上がってて舞い上がってて、それどころぢゃなくなってたっす……(涙)。オサコンのハナシも博多行きのハナシも一切できなかったっす。nanaタンはゆみこファンばっかと集まって、ひたすら「ゆみこゆみこ」言ってたっす(笑)。で、わたしはオギーファン同士であーだこーだ言ってたっす(笑)。
ゆみこファンが舞い上がるキモチはわかる(笑)。
で、簡単に感想いきます。まず、『ソロモンの指輪』。
ショー先行型で30分、芝居がなんと2時間という変則公演。
オギーに30分でショーを作らせるとどうなるか(笑)。
「抜き」の場面ナシでぶっとばす作品になりました。
あはははは。
いいなー、コレ。
最初、このショーと芝居の時間配分を聞いたときは、芝居の正塚ありきの配分かと思ったの。
正塚芝居をじっくりやるには1時間半では足りないから、芝居に時間を掛けてショーは短縮したんだと思った。
でもひょっとして、逆かもしんない?
オギーショーにはラインダンスも大階段も羽根のパレードもいらないから、30分になったんじゃないの?
余分なものをはぶき、やりたいことだけやる……その結果じゃないの?
つーことで、ぶっとばして30分、あっちゅー間に終りました。
情報量多すぎで消化しきれない。
童話的にユーモアと毒を含んだオープニングから、あとは異次元へGO!
大人のための童話、きれいで歪んだ世界。
いろんな動物たちも次々登場。いちばんちっちゃなシナちゃんが、いちばん大きなキリンであることが、痛快。あ、シマウマのドレスはここにあったよ、マルグリット!>『スカピン』
オギー定番、海のシーンが圧巻。つか、水(not水夏希)・ブルーの出てこないオギーショーってあったっけ?
舞台全面を使った巨大な輪の上に立つ水しぇんと、輪の中でずーーっと揺れてている極楽鳥の黒い羽根を観たときに、ぞくぞくした。あの羽根の波、1階席でも見えるのかな? 盆が回って輪が低くなったあとなら見えたと思うけど。
ゆみこちゃんが歌で苦戦していたのがかえって印象的。なんかすげーキーで歌わされてる。『タランテラ!』でハマコが苦戦していたみたいに。
ゆみこの得意とする「きれい」な歌ではなく、「汚い」歌い方をしていた。たぶん、ゆみこの守備範囲にない歌い方と、声。
今は歌いこなせていないけれど、『タランテラ!』のハマコのように、公演が進むに従って自分のモノにして行くんだろうな。
反対に「汚い」歌い方が得意なキムは絶好調(笑)。あのがなる歌い方と好戦的に歪めた顔、好きだわー。
守備範囲にないものを与えられたゆみこと、『タランテラ!』のときと同じよーな役回りのキム……どちらが良いのかは、よくわかんない。
通常の長さのあるショーならば、コレにわかりやすく全員集合の中詰めと、ロケットと大階段パレードがついて、いつも通りのメリハリに落ち着いていたんだと思う。
中詰めはないわ、ロケットはないわ、大階段もその前でのトップスターのお約束デュエットダンスもないわで、で、このショーいつどこで終わるの? て感じになってたっす。
てゆーか、拍手がない。入れられない。
明日以降、どこで拍手入れるんですかね? とりあえず今日はほんとに拍手なかった。
水しぇんは「人ではない」通し役なのに……なんか、弱いっちゅーか印象薄いよーな気が……ものすごい人数が舞台にいるせいかなあ?
わたし自身が落ち着かなかったせいかもしれない。あちこち見るのに忙しくて。
ひろみちゃんオイシイなあ。
動物たちが美女揃い。
若手男たちも女装有りだ。
つか、ラギ×シナ?! すげー。
銀橋渡ったの、さゆちゃんだよね? 一緒に行ったチェリさんは「そんなの見てない」ってゆーんだが、わたしの幻か? 誰かと見間違えた?
いづるん、ヒメちゃん、大活躍(笑)。
にしてもオギー、かおりよりヒメなんだね、歌手としての重要度。
コマがかっこいー。わーい。
天使のかなめ。……は、いいとして、それに影のように付き従う悪魔?のヲヅキ、あのカツラと衣装はいいのか……? ヲヅキファンのチェリさんがよろこんでたから、アレでいいのか……。
でもさー、その天使のかなめくんがさー、翼、片方しかないの。 失った翼が、ヲヅキなんだろうか?
ハマコは声、自在。台詞声も歌声もイロイロ。
圭子女史のドラマティック・ヴォイスがないのが淋しい……。
シビさんの語り部たる歌声がなくて寂しい……。
となみちゃんはとにかく美しい。……が、あまり出番はないような……?
観終わった途端、もう一度見せろ!! と、思った。
とにかくあっちゅー間。
回る世界のの中で惑乱されているうちに終わる。
あの輪が欲しい。
太陽を切り取った、闇の中の輪。
王冠のような黄金の輪。
鎖とか首輪とか……耳に残る歌詞、循環、まわる、めぐる、いつか還る。
30分で、芝居の前、ショー先行型で。
よかったんだと思う。
「いつもの、ヅカのショー」ではない、という先入観を観客に与えることができて。
いろいろ考えてるヒマも、退屈しているヒマもないぞっと(笑)。
観た人の数だけ、出演者の数だけ物語がありそうな、オギー・ワールド。
次の観劇がたのしみだ。
……まっつの歌劇ポート持って来てくれるって言ったnanaタンが、舞い上がってて舞い上がってて、それどころぢゃなくなってたっす……(涙)。オサコンのハナシも博多行きのハナシも一切できなかったっす。nanaタンはゆみこファンばっかと集まって、ひたすら「ゆみこゆみこ」言ってたっす(笑)。で、わたしはオギーファン同士であーだこーだ言ってたっす(笑)。
ゆみこファンが舞い上がるキモチはわかる(笑)。
で、簡単に感想いきます。まず、『ソロモンの指輪』。
ショー先行型で30分、芝居がなんと2時間という変則公演。
オギーに30分でショーを作らせるとどうなるか(笑)。
「抜き」の場面ナシでぶっとばす作品になりました。
あはははは。
いいなー、コレ。
最初、このショーと芝居の時間配分を聞いたときは、芝居の正塚ありきの配分かと思ったの。
正塚芝居をじっくりやるには1時間半では足りないから、芝居に時間を掛けてショーは短縮したんだと思った。
でもひょっとして、逆かもしんない?
オギーショーにはラインダンスも大階段も羽根のパレードもいらないから、30分になったんじゃないの?
余分なものをはぶき、やりたいことだけやる……その結果じゃないの?
つーことで、ぶっとばして30分、あっちゅー間に終りました。
情報量多すぎで消化しきれない。
童話的にユーモアと毒を含んだオープニングから、あとは異次元へGO!
大人のための童話、きれいで歪んだ世界。
いろんな動物たちも次々登場。いちばんちっちゃなシナちゃんが、いちばん大きなキリンであることが、痛快。あ、シマウマのドレスはここにあったよ、マルグリット!>『スカピン』
オギー定番、海のシーンが圧巻。つか、水(not水夏希)・ブルーの出てこないオギーショーってあったっけ?
舞台全面を使った巨大な輪の上に立つ水しぇんと、輪の中でずーーっと揺れてている極楽鳥の黒い羽根を観たときに、ぞくぞくした。あの羽根の波、1階席でも見えるのかな? 盆が回って輪が低くなったあとなら見えたと思うけど。
ゆみこちゃんが歌で苦戦していたのがかえって印象的。なんかすげーキーで歌わされてる。『タランテラ!』でハマコが苦戦していたみたいに。
ゆみこの得意とする「きれい」な歌ではなく、「汚い」歌い方をしていた。たぶん、ゆみこの守備範囲にない歌い方と、声。
今は歌いこなせていないけれど、『タランテラ!』のハマコのように、公演が進むに従って自分のモノにして行くんだろうな。
反対に「汚い」歌い方が得意なキムは絶好調(笑)。あのがなる歌い方と好戦的に歪めた顔、好きだわー。
守備範囲にないものを与えられたゆみこと、『タランテラ!』のときと同じよーな役回りのキム……どちらが良いのかは、よくわかんない。
通常の長さのあるショーならば、コレにわかりやすく全員集合の中詰めと、ロケットと大階段パレードがついて、いつも通りのメリハリに落ち着いていたんだと思う。
中詰めはないわ、ロケットはないわ、大階段もその前でのトップスターのお約束デュエットダンスもないわで、で、このショーいつどこで終わるの? て感じになってたっす。
てゆーか、拍手がない。入れられない。
明日以降、どこで拍手入れるんですかね? とりあえず今日はほんとに拍手なかった。
水しぇんは「人ではない」通し役なのに……なんか、弱いっちゅーか印象薄いよーな気が……ものすごい人数が舞台にいるせいかなあ?
わたし自身が落ち着かなかったせいかもしれない。あちこち見るのに忙しくて。
ひろみちゃんオイシイなあ。
動物たちが美女揃い。
若手男たちも女装有りだ。
つか、ラギ×シナ?! すげー。
銀橋渡ったの、さゆちゃんだよね? 一緒に行ったチェリさんは「そんなの見てない」ってゆーんだが、わたしの幻か? 誰かと見間違えた?
いづるん、ヒメちゃん、大活躍(笑)。
にしてもオギー、かおりよりヒメなんだね、歌手としての重要度。
コマがかっこいー。わーい。
天使のかなめ。……は、いいとして、それに影のように付き従う悪魔?のヲヅキ、あのカツラと衣装はいいのか……? ヲヅキファンのチェリさんがよろこんでたから、アレでいいのか……。
でもさー、その天使のかなめくんがさー、翼、片方しかないの。 失った翼が、ヲヅキなんだろうか?
ハマコは声、自在。台詞声も歌声もイロイロ。
圭子女史のドラマティック・ヴォイスがないのが淋しい……。
シビさんの語り部たる歌声がなくて寂しい……。
となみちゃんはとにかく美しい。……が、あまり出番はないような……?
観終わった途端、もう一度見せろ!! と、思った。
とにかくあっちゅー間。
回る世界のの中で惑乱されているうちに終わる。
あの輪が欲しい。
太陽を切り取った、闇の中の輪。
王冠のような黄金の輪。
鎖とか首輪とか……耳に残る歌詞、循環、まわる、めぐる、いつか還る。
30分で、芝居の前、ショー先行型で。
よかったんだと思う。
「いつもの、ヅカのショー」ではない、という先入観を観客に与えることができて。
いろいろ考えてるヒマも、退屈しているヒマもないぞっと(笑)。
観た人の数だけ、出演者の数だけ物語がありそうな、オギー・ワールド。
次の観劇がたのしみだ。
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