美しく、咲き誇る。@Fallin’ Love
2008年11月12日 タカラヅカ トド様DS『Fallin’ Love with Yu』は、狙っているのか偶然の産物なのか、ビジュアル的になかなか愉快なことになってました。
トド様と、花組ふたり、お化粧違い過ぎ(笑)。
いちかは女の子なのでまだ比較しにくいんだけど、トド様とまっつは笑えるくらい別世界でした。
トド様はえらくラフな、フェミニンな薄化粧で、リップカラーだけ濃くててらてら浮いている感じ。
一方まっつときたら、これでもかってな本気の「男役仕様」。
「トド様の倍ぐらい眉毛あったね(笑)」
と、同行の友人たちに突っ込まれるほどに。
いやあ、まっつの力みっぷりがいいねっ。なんかすげー本気だねっ、手加減ナシだねっ、融通きかないねっ(笑)。
まっつの「仕事」ぶりがオトコマエでした。
自分の役割をきちんと見据え、全霊をあげて誇りにかけて、必要な仕事をしている感じが、「大人の男」って感じでかっこよかったっす。
まっつの職人ぶりを堪能。自分に求められていることをちゃんと判断して、成果をあげられる人なんだなあ、と。
トド様との「距離感」がすげえなと(笑)。
「間合い」と言ってもいいかな。
武芸者同士が持つ、あの感じ。ここまではいいけど、こっから先に半歩でも入ったらアウトっていう。でも離れすぎたら立ち会いにならないぞっていう。
まっつがすげー気合いで、その間合いを守っているのが、おもしろかった。
せっかく歌える人を出演者として呼んだんだから、まっつの「声」を演出の手段として使えばいいのに、演出家の意志なのかトドの意志なのか、それはまったくナシ。
トド様の声とまっつの声がどんなふうに響き合うのか、体験したかったんだけどなあ。や、声量では明らかにまっつが敗北しますが(笑)。
マイクボリュームの寂しいコーラスのみで、一緒にいようがいまいが「トド様の声しかまともに聞こえない……(笑)」状態だったので、まっつ的に「姿」勝負になってる感じも、また愉快。
あんなに「型」にこだわって踊ってるまつださん、すごくね??
トド様の背景でひとり踊る場面があったんだが、これがもーすごい力みっぷりで。
ぴしっぱしっと音が聞こえてきそうだった。
折り目がしっかりついてるっていうか、ゆるい部分皆無っていうか。
きれいになめらかに踊ってるんだけど、表面のつややかさと反対に、角をきちっと押さえてますっていうか。オセロで四隅をまず押さえてから、真ん中取りに行きますっていうか。
いやそのまず、肩パッド入れすぎ(笑)、とか、思っちゃったけどね。強く書き込んだ気合いの眉といい、トド様の存在感に負けまいと、すげー「男役」ぶりだった(笑)。
まっつの「声」がいちばんきれいに響いてたのは、最後の陰コーラス。
……て、「陰」かよ、出てこないのかよ?! と、ツッコミで終わったのも、オチとしてアリか(笑)。
相棒のいちかちゃんもまた、すばらしい腕前だった。
トド様と彼専用演出舞台で、「脇」として出演するのは、なかなかどうして難しいのだと思う。
なにもできない若手ならともかく、キャリアのある中堅としては。
なにをどこまでするか。
どう「存在」するか。
空気を読み、読んだ位置を「実践」する。
それは技術だろう。
いちかちゃんの舞台での「在り方」が、すばらしかった。
他の舞台ではなく、あくまでも今この舞台で求められている役割を、過不足なく果たしていた。
「娘役」というのはまぎれもなく「技術」であり、軽んじていいものではないと、改めて思ったよ。
小柄なトド様と並んで絵になる小柄さ、こんなに小柄なのに美しいスタイル。
得難い魅力のある人だ。
そして、まっつ×一花カップルスキーにはたまらない、デュエット・ダンス。
ミニマムで端正、しかも空気感のぴったり合った姿が小気味いい。
よく見知ったふたりの、別の角度の姿というか。
他組に特出したりしたら、やっぱりこれくらい緊張感ある姿を拝むことになるのかな。や、いつもがゆるんでるという意味ではなく。
チガウ空気のなかでのふたり、というか。
わたしがいちばん好きなのは、やはり「物語」なんだなあと思う。
ダンスではまったくないし、実のところ歌でもない。
コンサートでもっともたのしめるのは、「ドラマ」があるところなんだよなー。
つーことで、でも、いちばんわくわくしたのは「百万本のバラ」でした。
トド様がかっこいい。
繊細な青年なの。
派手なアクションなしで、物語が伝わってくる。
無造作に椅子に坐ったところとか、すげーかっこいい。
固めきっていない髪とか薄目の化粧とか、男役として作りきっていない姿なのに、彼はもうたしかに「彼」なの。物語の中の青年なの。
彼があこがれるバレリーナ@いちか。
彼女がまた、美しい。
トド様と絡むことはないんだが、背景で無言で踊るだけで、説得力。この女性に恋し、青年が愁えているのだと。
彼女が美しく神聖な女性でなければ、彼の恋が空々しくなる。曲の美しさ、せつなさに相応しい美女ぶりをいちかが表現している。
ただ「歌」を歌うだけでなく、そこに「物語」を表現してくれる人が好き。
歌手でなく役者のディナーショーであるということ。
恋に悩むトド様を見て、「トドの恋愛モノが見てえぇぇ!!」と、心底思った。
恋するトド様って、ほとんど見たことないじゃん? 女は添えモノでしかない英雄モノばかりでさ。『オクラホマ!』が恋愛モノに分類されるかもしれないけど、アレはわたし的にノーカウントなんで(笑)、もっと本気で恋愛に主題を置いた作品が見たいっすよ。
客席降りでトド様が何回か横を通ってくれたんだが、ほんとにきれいな人だ……。
トド様のDSに参加するのは実はこれで2回目だが、前のDSは超絶隅っこ席で、トド様はそばを通ってなんかくれなかったさ……。
はじめて、近くでトドを見た。すぐそばで、立ち止まって歌ってくれたさ。
たしかにカラダはちっちゃいが(笑)、んなこたぁどーでもいいくらい美しいさ。
曲名とかはネットの海のどこぞにUPされてるだろーから、ここで書く気ナシ(笑)。教養がないので、どの曲がどうとか語るすべもナシ。
HHIでのDSは初参加だったんだが、宝ホよりはホテル・スタッフの数が多く、飲み物を注文しやすかった。わたしは人一倍水分を必要とするイキモノなので、これは重要なポイント。オリジナル・カクテルがあるのはいいよな。(トド様の絵をイメージしたカクテルだそーな。ええわたし、ちゃんとトド様の個展も行きましたよ、これでもファンですから・笑)
食事は宝ホと同じくフルコースではなかった。料理の数が少ない……けど、今のディナーってこれがふつーなのかな? びんぼー人なんで判断できないや、そんなの日常で食べ慣れないから。
あ、DSのおたのしみだと思っているプログラム表は、とってもちゃちぃものでした。宝ホと同レベル。……新阪急だけなの? あんなに豪華なのは??
トド様、まっつ、いちかと、好きな人たちしかステージにいない、なんかすごい確率で存在したDSだった。
行って良かった。……びんぼーに拍車が掛かったがなー(笑)。
トド様と、花組ふたり、お化粧違い過ぎ(笑)。
いちかは女の子なのでまだ比較しにくいんだけど、トド様とまっつは笑えるくらい別世界でした。
トド様はえらくラフな、フェミニンな薄化粧で、リップカラーだけ濃くててらてら浮いている感じ。
一方まっつときたら、これでもかってな本気の「男役仕様」。
「トド様の倍ぐらい眉毛あったね(笑)」
と、同行の友人たちに突っ込まれるほどに。
いやあ、まっつの力みっぷりがいいねっ。なんかすげー本気だねっ、手加減ナシだねっ、融通きかないねっ(笑)。
まっつの「仕事」ぶりがオトコマエでした。
自分の役割をきちんと見据え、全霊をあげて誇りにかけて、必要な仕事をしている感じが、「大人の男」って感じでかっこよかったっす。
まっつの職人ぶりを堪能。自分に求められていることをちゃんと判断して、成果をあげられる人なんだなあ、と。
トド様との「距離感」がすげえなと(笑)。
「間合い」と言ってもいいかな。
武芸者同士が持つ、あの感じ。ここまではいいけど、こっから先に半歩でも入ったらアウトっていう。でも離れすぎたら立ち会いにならないぞっていう。
まっつがすげー気合いで、その間合いを守っているのが、おもしろかった。
せっかく歌える人を出演者として呼んだんだから、まっつの「声」を演出の手段として使えばいいのに、演出家の意志なのかトドの意志なのか、それはまったくナシ。
トド様の声とまっつの声がどんなふうに響き合うのか、体験したかったんだけどなあ。や、声量では明らかにまっつが敗北しますが(笑)。
マイクボリュームの寂しいコーラスのみで、一緒にいようがいまいが「トド様の声しかまともに聞こえない……(笑)」状態だったので、まっつ的に「姿」勝負になってる感じも、また愉快。
あんなに「型」にこだわって踊ってるまつださん、すごくね??
トド様の背景でひとり踊る場面があったんだが、これがもーすごい力みっぷりで。
ぴしっぱしっと音が聞こえてきそうだった。
折り目がしっかりついてるっていうか、ゆるい部分皆無っていうか。
きれいになめらかに踊ってるんだけど、表面のつややかさと反対に、角をきちっと押さえてますっていうか。オセロで四隅をまず押さえてから、真ん中取りに行きますっていうか。
いやそのまず、肩パッド入れすぎ(笑)、とか、思っちゃったけどね。強く書き込んだ気合いの眉といい、トド様の存在感に負けまいと、すげー「男役」ぶりだった(笑)。
まっつの「声」がいちばんきれいに響いてたのは、最後の陰コーラス。
……て、「陰」かよ、出てこないのかよ?! と、ツッコミで終わったのも、オチとしてアリか(笑)。
相棒のいちかちゃんもまた、すばらしい腕前だった。
トド様と彼専用演出舞台で、「脇」として出演するのは、なかなかどうして難しいのだと思う。
なにもできない若手ならともかく、キャリアのある中堅としては。
なにをどこまでするか。
どう「存在」するか。
空気を読み、読んだ位置を「実践」する。
それは技術だろう。
いちかちゃんの舞台での「在り方」が、すばらしかった。
他の舞台ではなく、あくまでも今この舞台で求められている役割を、過不足なく果たしていた。
「娘役」というのはまぎれもなく「技術」であり、軽んじていいものではないと、改めて思ったよ。
小柄なトド様と並んで絵になる小柄さ、こんなに小柄なのに美しいスタイル。
得難い魅力のある人だ。
そして、まっつ×一花カップルスキーにはたまらない、デュエット・ダンス。
ミニマムで端正、しかも空気感のぴったり合った姿が小気味いい。
よく見知ったふたりの、別の角度の姿というか。
他組に特出したりしたら、やっぱりこれくらい緊張感ある姿を拝むことになるのかな。や、いつもがゆるんでるという意味ではなく。
チガウ空気のなかでのふたり、というか。
わたしがいちばん好きなのは、やはり「物語」なんだなあと思う。
ダンスではまったくないし、実のところ歌でもない。
コンサートでもっともたのしめるのは、「ドラマ」があるところなんだよなー。
つーことで、でも、いちばんわくわくしたのは「百万本のバラ」でした。
トド様がかっこいい。
繊細な青年なの。
派手なアクションなしで、物語が伝わってくる。
無造作に椅子に坐ったところとか、すげーかっこいい。
固めきっていない髪とか薄目の化粧とか、男役として作りきっていない姿なのに、彼はもうたしかに「彼」なの。物語の中の青年なの。
彼があこがれるバレリーナ@いちか。
彼女がまた、美しい。
トド様と絡むことはないんだが、背景で無言で踊るだけで、説得力。この女性に恋し、青年が愁えているのだと。
彼女が美しく神聖な女性でなければ、彼の恋が空々しくなる。曲の美しさ、せつなさに相応しい美女ぶりをいちかが表現している。
ただ「歌」を歌うだけでなく、そこに「物語」を表現してくれる人が好き。
歌手でなく役者のディナーショーであるということ。
恋に悩むトド様を見て、「トドの恋愛モノが見てえぇぇ!!」と、心底思った。
恋するトド様って、ほとんど見たことないじゃん? 女は添えモノでしかない英雄モノばかりでさ。『オクラホマ!』が恋愛モノに分類されるかもしれないけど、アレはわたし的にノーカウントなんで(笑)、もっと本気で恋愛に主題を置いた作品が見たいっすよ。
客席降りでトド様が何回か横を通ってくれたんだが、ほんとにきれいな人だ……。
トド様のDSに参加するのは実はこれで2回目だが、前のDSは超絶隅っこ席で、トド様はそばを通ってなんかくれなかったさ……。
はじめて、近くでトドを見た。すぐそばで、立ち止まって歌ってくれたさ。
たしかにカラダはちっちゃいが(笑)、んなこたぁどーでもいいくらい美しいさ。
曲名とかはネットの海のどこぞにUPされてるだろーから、ここで書く気ナシ(笑)。教養がないので、どの曲がどうとか語るすべもナシ。
HHIでのDSは初参加だったんだが、宝ホよりはホテル・スタッフの数が多く、飲み物を注文しやすかった。わたしは人一倍水分を必要とするイキモノなので、これは重要なポイント。オリジナル・カクテルがあるのはいいよな。(トド様の絵をイメージしたカクテルだそーな。ええわたし、ちゃんとトド様の個展も行きましたよ、これでもファンですから・笑)
食事は宝ホと同じくフルコースではなかった。料理の数が少ない……けど、今のディナーってこれがふつーなのかな? びんぼー人なんで判断できないや、そんなの日常で食べ慣れないから。
あ、DSのおたのしみだと思っているプログラム表は、とってもちゃちぃものでした。宝ホと同レベル。……新阪急だけなの? あんなに豪華なのは??
トド様、まっつ、いちかと、好きな人たちしかステージにいない、なんかすごい確率で存在したDSだった。
行って良かった。……びんぼーに拍車が掛かったがなー(笑)。
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