物語のはじまりは。@外伝 ベルサイユのばら-ベルナール編-
2008年11月16日 タカラヅカ なんかすでに記憶が怪しくなっている、『外伝 ベルサイユのばら-ベルナール編-』感想あれこれ。
幕が上がるなり、「いつものオープニング」で、花組のアレ(=暗い暗いまとぶひとり芝居プロローグ)はなんだったのかとかなしくなる。……が、ソレはもう言っても仕方がない。
それより金髪おかっぱさんたちを楽しまなきゃ! あかしのおかっぱよね、ここは! ……と、気を取り直してオペラグラスを上げたその視界に。
にしきさんがいた。
にしき愛、1986年初舞台、研23、中卒ではないので、トドロキ御大より確実に年上。
そんな方が、おかっぱカツラで、小公子をやってます。
…………いかん、瞬間アタマが真っ白になった。
目を疑い、二度見して、たしかにあれはにしきさん、いやしかしにしきさんが何故?!
と、やっているうちにオープニングは終わってしまった。……気がする。あんまし、他の子見られなかった……そりゃトウアスしいすずは見たけど、それ以外を眺める精神的余裕はぶっとんだよ、にしきさん。
研11で小公子なまっつどころの話ぢゃないな……(笑)。
まっつはおかっぱ役は一瞬で、すぐに軍服に着替えてしまうんだけど、にしきさんは最下級生男役と同じ扱いで、最初から最後までおかっぱでした。いやその、美人だからいいっちゃーいいんだが……あああ、フェアリーってのは大変な職業だな。
『ベルナール編』といっても、なにをどうするつもりなのかは、なにも知らないままだった。つか、直前に観た『アラン編』があまりにひどかったので、アタマが考えることを拒否していたんだと思う。
不思議なほど、なにも考えていなかった。
だからオープニングのあと、ドレスの貴婦人ズが歌い踊る舞踏会シーンになり、「こんな場面があるんだ!」と、とても素直に驚いた。『ベルばら』なんだから、ドレスは必要だけど、そうか、ベルナールって黒い騎士だから、舞踏会シーンもできるんだー、とか、すげー今さらなことに驚く。
あ、正確にはオープニングのあとはカーテン前でベルナール@トウコの、書き下ろし主題歌熱唱があった気がする。初日1回観ただけ(それ以外チケット取れなかった)で、相変わらずプログラム買ってないんで記憶違いがあるかもしれんが、まあ、わたしのアタマにはこんなふーに残ってる、つーことで。
オープニングは全組共通、歌も衣装もダンスもみんな同じ。「役」として出ているわけではない。だからその直後に出てきた地味目だが十分キラキラのついたきれーな衣装を着た男が「ベルナール」なのか、「オープニングの男」なのか、判断に迷った。
たぶんベルナールだろう。オベリスクがどーたらこーたらという歌は、トウコのドラマティック・ヴォイスと相まって心地よい。
ここでだらだら主題歌一発、よりは、ベルナールが舞踏会へ潜入するのだとわからせる演出をすればいいのに。
歌いながら黒い仮面を付け、マントを身につけるとか。「黒い騎士」という記号姿になってくれれば、物語の導入になるのに、ただきれーな服できれーに歌うだけ。ドラマティックなのはトウコの功績であって、演出家はナニもしていない。
それはともかくとして、舞踏会。
貴婦人たちがきーきー騒ぐあれこれは、はっきり言って無駄。無意味に長すぎる。
が。
植爺ムカつく、植爺キライ、植爺撲滅、と思う気持ちとは別に、星組だなあ(笑)と、たのしくなる。
貴婦人たちのうるささ、無意味なのに力の入りまくった演技っぷりが、いかにも「星組」で。
これがなきゃ星組ぢゃないよな、と思い、柚長、きんさん、ももさり等、彼女たちのうるささを愛でながら「これって組ファンサービス?」と思う。
別の席で観ている星担友人kineさんも、絶対この場面よろこんで観ているわ(笑)、と。
オスカル@すずみんが出て、さらにまだ貴婦人たちがぎゃーぎゃーやって、ええっと、ソレで黒い騎士いつ出てくるの? もっと前にいくらでも出て来てしかるべき大仰なタイミングはあったのに、なかなか出てこない。
暗転時に「いかにも黒い騎士」な姿でマントひるがえして舞台横断するとか、「活躍」を描けるだろーに。
出てこないなー、ナニやってんだかなー、と思っていたら、グラパンが登場した。
いやその、チガウけど。でも、誰もがグラパン@『スカーレット・ピンパーネル』を想像したはず。客席も明らかにソレで笑っている。
着ぶくれしたいかにも「下に衣装着てます」という格好で、ベルナールさん登場。
出てきてナニをするかというと、わざわざ兵隊さんたちに絡んでます。わかりやすく怪しいです。
でもって、オスカルに正体を見抜かれます。
ナニしに出てきたんだ、ベルナール?!
歌舞伎調にもったいつけて出てきたのはいいが、出てきた理由がわからない。
黙って逃げればいいのに、自分から兵士たちに絡むんだもんよ。注目を集めるんだもんよ。
ソレで正体ばれて捕まるって、ただのアホじゃん。
……わかってるよ、植爺だから。すべては、植爺だからですとも。わかってますけど。
『スカピン』がウケたから、パクりたかっただよね? 受けたモノをそのままやったら、自分ももてはやされると思ってるんだよね? 『天使の季節』でもそうだが、パクリを悪いことだとは思ってないらしいし。
つーことで、ベルナールにわざわざ無意味に変装させて、わざわざ兵士とコントをさせて、それで捕まる、と。
着ぶくれ変装トウコを見て、グラパンを連想して笑うのが組ファンならば、次のジャルジェ家場面にて、マロングラッセ@みきちぐを見て笑うのも組ファン。
初日初回だからかな。他の会場でもグラパン、マロングラッセ、ロベスピエールは登場時に笑いが起こったのだろーか?
ベルナールとロザリー@あすかの場面がかわいいこと、オスカル様がめちゃくちゃ美しくてかっこいーことは、全世界の常識だから置くとして。
かわいかったのは、ジャルジェパパ@チャルさん。
オスカルが危険なパリへ視察へ行った、なんで止めなかったんだとじたばた。
いやー、かわいい。
地団駄踏むチャルさんが、地団駄踏むほどかわいいっ。
叱られるのはアンドレ@しいちゃんと、マロングラッセという、同期プレイ。
アンドレとばあやは同期コントをするための配役だよね? 組ファンサービスだよね、コレ。
つか、大きさの差がいいよなあ。
おっと、文字数切れ、続く。
幕が上がるなり、「いつものオープニング」で、花組のアレ(=暗い暗いまとぶひとり芝居プロローグ)はなんだったのかとかなしくなる。……が、ソレはもう言っても仕方がない。
それより金髪おかっぱさんたちを楽しまなきゃ! あかしのおかっぱよね、ここは! ……と、気を取り直してオペラグラスを上げたその視界に。
にしきさんがいた。
にしき愛、1986年初舞台、研23、中卒ではないので、トドロキ御大より確実に年上。
そんな方が、おかっぱカツラで、小公子をやってます。
…………いかん、瞬間アタマが真っ白になった。
目を疑い、二度見して、たしかにあれはにしきさん、いやしかしにしきさんが何故?!
と、やっているうちにオープニングは終わってしまった。……気がする。あんまし、他の子見られなかった……そりゃトウアスしいすずは見たけど、それ以外を眺める精神的余裕はぶっとんだよ、にしきさん。
研11で小公子なまっつどころの話ぢゃないな……(笑)。
まっつはおかっぱ役は一瞬で、すぐに軍服に着替えてしまうんだけど、にしきさんは最下級生男役と同じ扱いで、最初から最後までおかっぱでした。いやその、美人だからいいっちゃーいいんだが……あああ、フェアリーってのは大変な職業だな。
『ベルナール編』といっても、なにをどうするつもりなのかは、なにも知らないままだった。つか、直前に観た『アラン編』があまりにひどかったので、アタマが考えることを拒否していたんだと思う。
不思議なほど、なにも考えていなかった。
だからオープニングのあと、ドレスの貴婦人ズが歌い踊る舞踏会シーンになり、「こんな場面があるんだ!」と、とても素直に驚いた。『ベルばら』なんだから、ドレスは必要だけど、そうか、ベルナールって黒い騎士だから、舞踏会シーンもできるんだー、とか、すげー今さらなことに驚く。
あ、正確にはオープニングのあとはカーテン前でベルナール@トウコの、書き下ろし主題歌熱唱があった気がする。初日1回観ただけ(それ以外チケット取れなかった)で、相変わらずプログラム買ってないんで記憶違いがあるかもしれんが、まあ、わたしのアタマにはこんなふーに残ってる、つーことで。
オープニングは全組共通、歌も衣装もダンスもみんな同じ。「役」として出ているわけではない。だからその直後に出てきた地味目だが十分キラキラのついたきれーな衣装を着た男が「ベルナール」なのか、「オープニングの男」なのか、判断に迷った。
たぶんベルナールだろう。オベリスクがどーたらこーたらという歌は、トウコのドラマティック・ヴォイスと相まって心地よい。
ここでだらだら主題歌一発、よりは、ベルナールが舞踏会へ潜入するのだとわからせる演出をすればいいのに。
歌いながら黒い仮面を付け、マントを身につけるとか。「黒い騎士」という記号姿になってくれれば、物語の導入になるのに、ただきれーな服できれーに歌うだけ。ドラマティックなのはトウコの功績であって、演出家はナニもしていない。
それはともかくとして、舞踏会。
貴婦人たちがきーきー騒ぐあれこれは、はっきり言って無駄。無意味に長すぎる。
が。
植爺ムカつく、植爺キライ、植爺撲滅、と思う気持ちとは別に、星組だなあ(笑)と、たのしくなる。
貴婦人たちのうるささ、無意味なのに力の入りまくった演技っぷりが、いかにも「星組」で。
これがなきゃ星組ぢゃないよな、と思い、柚長、きんさん、ももさり等、彼女たちのうるささを愛でながら「これって組ファンサービス?」と思う。
別の席で観ている星担友人kineさんも、絶対この場面よろこんで観ているわ(笑)、と。
オスカル@すずみんが出て、さらにまだ貴婦人たちがぎゃーぎゃーやって、ええっと、ソレで黒い騎士いつ出てくるの? もっと前にいくらでも出て来てしかるべき大仰なタイミングはあったのに、なかなか出てこない。
暗転時に「いかにも黒い騎士」な姿でマントひるがえして舞台横断するとか、「活躍」を描けるだろーに。
出てこないなー、ナニやってんだかなー、と思っていたら、グラパンが登場した。
いやその、チガウけど。でも、誰もがグラパン@『スカーレット・ピンパーネル』を想像したはず。客席も明らかにソレで笑っている。
着ぶくれしたいかにも「下に衣装着てます」という格好で、ベルナールさん登場。
出てきてナニをするかというと、わざわざ兵隊さんたちに絡んでます。わかりやすく怪しいです。
でもって、オスカルに正体を見抜かれます。
ナニしに出てきたんだ、ベルナール?!
歌舞伎調にもったいつけて出てきたのはいいが、出てきた理由がわからない。
黙って逃げればいいのに、自分から兵士たちに絡むんだもんよ。注目を集めるんだもんよ。
ソレで正体ばれて捕まるって、ただのアホじゃん。
……わかってるよ、植爺だから。すべては、植爺だからですとも。わかってますけど。
『スカピン』がウケたから、パクりたかっただよね? 受けたモノをそのままやったら、自分ももてはやされると思ってるんだよね? 『天使の季節』でもそうだが、パクリを悪いことだとは思ってないらしいし。
つーことで、ベルナールにわざわざ無意味に変装させて、わざわざ兵士とコントをさせて、それで捕まる、と。
着ぶくれ変装トウコを見て、グラパンを連想して笑うのが組ファンならば、次のジャルジェ家場面にて、マロングラッセ@みきちぐを見て笑うのも組ファン。
初日初回だからかな。他の会場でもグラパン、マロングラッセ、ロベスピエールは登場時に笑いが起こったのだろーか?
ベルナールとロザリー@あすかの場面がかわいいこと、オスカル様がめちゃくちゃ美しくてかっこいーことは、全世界の常識だから置くとして。
かわいかったのは、ジャルジェパパ@チャルさん。
オスカルが危険なパリへ視察へ行った、なんで止めなかったんだとじたばた。
いやー、かわいい。
地団駄踏むチャルさんが、地団駄踏むほどかわいいっ。
叱られるのはアンドレ@しいちゃんと、マロングラッセという、同期プレイ。
アンドレとばあやは同期コントをするための配役だよね? 組ファンサービスだよね、コレ。
つか、大きさの差がいいよなあ。
おっと、文字数切れ、続く。
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