新しい制度がまたひとつ、発表になった。
2009/01/08

宝塚大劇場 星組公演(3月8日15時、9日13時)の当日券発売について

宝塚大劇場 星組公演『My dear New Orleans(マイ ディア ニューオリンズ)』『ア ビヤント』の下記サヨナラショー実施公演の当日券は、抽選による発売とさせていただきます。
また、3月9日(月)13時公演は、エスプリホールにおいて当日の公演の舞台映像をスクリーンにてご鑑賞いただける「エスプリホール映像鑑賞券」も、当日券と同様に抽選にて発売いたします。

・抽選後、宝塚大劇場チケットカウンターにおいて「ご購入整理券」に記載の整理番号順にお一人様1枚、「当日B席」「立見券」を含む当日券をご購入いただけます。
 注・千秋楽は「ご購入整理券」で選べる範囲に「エスプリホール映像鑑賞券」が追加される。
 

 今年から席種区分と価格が変更になり、年間スケジュールも大きく変わった。
 それにともない、チケット発売方法が変わった。

 コレがけっこう、とまどいの元で。

 なのにとまどっているのはわたしひとり? 周囲の誰も興味なさそうで、言っても「え、そうなの?」とか「変わったの? てゆーか前はどうだったの? どっちにしろ知らなかった」程度で、温度差があった。

 みんな興味ないのかなあ。

 立見券の発売方法なんて。

 わたしは立見ダイスキだから、通常から立見券の動向に興味があった。
 なんで立見が好きかってそりゃ答えはひとつ、びんぼーだからだ。
 わたしが億万長者なら立見なんかしないやい。びんぼーなくせに分不相応な趣味を持ってしまったがため、びんぼー人らしくみみっちい観劇ライフを送ってるんじゃないか。

「値段だけが問題なら、当日B券があるじゃない」
 だから立見券なんて気にしなくても、と言う人もいる。

 びんぼーなわたしは、もちろん当日B券もダイスキだ。立ち見より安い2000円だもの!

 でも当日Bは発売数が圧倒的に少ないの。
 42席のみだっけ。
 人気無し公演ならそこそこの時間に行けば手に入るが、人気公演だと朝から行って並ばないと手に入らない。S席、A席が山ほど売っていても、当日Bだけは即完売大人気。

 たった42席、手に入るかどうか怪しい、当日までわからないチケットに、望みは掛けられない。

 それよりも「安全」なのが立見券。

 何故ならば立見券は、発売枚数が多いのよ。

 昔は200枚くらい発売していたっけ。
 消防法の関係で、今は数が減らされているけれど、当日Bよりははるかに多い。
 それに、立見は敬遠する人も多い。
 発売枚数は多いのに、ライバルは少ない。って、すげーありがたいんですけど?

  
 そして当日Bとちがって立見は前売りされていた。

 あらかじめ、手に入れておくことが出来たんだ。
 安く気軽に観られ、そのうえ前もって入手できる。って、すげー便利なんですけど?
 手に入るかどうか、観劇できるかどうかわからない状態で、あの田舎村まではるばる行くよりも、「観ることが出来る」とわかったうえで予定を立てられる。って、すげー便利なんですけど?

 TCAとかサヨナラショー付き公演とか、チケ難必至のときに、前売りで発売されるチケット枚数が「+100枚」であるっていうのは、ありがたいじゃん?
 チケぴのみ取り扱いのTCAはともかく、本公演はネット・電話・店頭発売に比べダフ屋が少ないムラでの早朝抽選販売のみ取り扱いだったので、ほんとのファンの手に入りやすかったし。

 また、タカラヅカに「会」という制度があり、FC会員さんたちには会による公演チケットの取り次ぎというものがある。だが申し込んだからといって、100%会からチケットを取ってもらえるわけじゃない。
 観劇日の数日前にチケットの取り次ぎがOKか、お断りかの回答が出る。
 どうしても見たい公演は、この「お断り」時の保険として自分でもチケットを用意しておく。お金に余裕のある人や、お断りされる可能性の方が高い人はそこそこの座席チケットを用意しておくかもしれないが、「どうせ捨てることを前提」にする保険チケットだ、高い座席券ではなく立見券を選ぶことも多い。

 わたしは会に入っていないので、わたしに関係があるのはこの「保険チケット放出」時。
 1週間から数日前に、チケット掲示板に立見券がわらわら出はじめる。
 これも当日Bとちがって、前もって手に入るわけだから、ありがたいさ。

 
 そうやって長年、立見チケットとつきあってきた。
 不況になるに従って立見が出る回数は減り、このブログをはじめた当初は「初日は立見で観る」ことをモットーとしていたのに、「初日に立見は出ない」ものになり、楽に近くなっても立見が出ないことが当たり前になってしまったけれど。

 さらに、タニちゃんお披露目とかまとぶんお披露目とか、「座席は完売していないのに、立見を発売」とか謎な状況になったりし、「この立見発売方式、おかしくね?」と首を傾げることにもなったけれど。

 2009年の大幅改正から、立見券が「当日のみ」の取り扱いになった。

 今までのように、前売りで座席券が売り切れたら、それに続けて立見券を発売したりしない。
 もう前もって、手に入らない。
 かわりに、ぴあその他で座席券が余っているのに、ムラで発売初日に一旦座席券が完売したからと立見券を発売することもない。

 
 これはけっこー大きな変化なんだが、わたしの周囲は誰も興味持ってなくて。
 『太王四神記』初日、わたしは立見で観劇したかったんだが、立見が前売されていない。これまでの公演なら先に買えていたチケットが、今は買えない。

 じれじれしたなあ。

 改正が発表になったとき、不便になった、と嘆息したが、実は唯一希望も持ったんだ。

 トウコちゃんの、サヨナラショー付き公演のチケットについて。

 今までの方式ならば、立見券約100枚も、一般発売時に販売していた。
 ムラの並びが無くなり、今まで通り立見券も前売りする状態でぴあなどに丸投げした場合、立見券までダフ屋に持っていかれることになる。
 が、立見が当日のみになれば、ダフ屋が絡んでこない。

 サヨナラショー付き公演は当日抽選になるだろうから、先着順でもない。

 つまり。
 従来は当日B席42枚しか、アタリがなかった。
 当日抽選に何千人並んでいたとしても、アタリは42枚。

 だがそこに、立見券100枚が加われば。

 アタリは、3倍になる。 

 トウコちゃんのサヨナラショーを観られる確率が、3倍になったわけだ。

 いやその、3000人の分の42、だった確率が、3000人分の142になっただけで、結局当たらないのがふつーだと思うけど。3000人よりもっと並びに来るかもしれないし。

 でも、この「3倍」ってのは、夢のある話だよ。

 去年、チケット前売り方法が改正されたとき、「トップサヨナラ公演の当日券、どうなるの?」と思った、その答えがようやく正式発表された。
 やれやれ、長かった。

                ☆
 
 以前は公式HPに発表されたニュースを転記したりすることはなかったんだが、最近は考えを改めた。
 ブログはじめて7年、さすがに書いてきたモノと時間が多くなるとあとから見て混乱する。

 あとから振り返ることを前提に、時事性のあるネタはなんの話をしているのかわかるよーにしておこうと思う。

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