しあわせになるために。@柚希礼音、夢咲ねね次期星組トップスター決定発表
2009年1月22日 タカラヅカ 長年ヅカに浸って、ぬるく浅くファンしてきた年寄りの「タカラヅカ」というものに対してのこだわりは。
1.トップスターがいる。
2.組がある。
3.組が、トップを頂点としたピラミッドになっている。
4.トップスターはいずれその栄光の座を退き、次世代へ移り変わる。
5.トップ誕生からその卒業までが一区切り、また次のトップ誕生から新たな時代がはじまり、卒業までが一区切りと、終わることなく続いていく。
未婚の女性ばかりの劇団で、男役があって娘役があって、ということは前提なので言うまでもないとして。
その上での決まりごとっていうか。
別に明文化されたルールじゃないから、歌劇団がなにをどうしようと勝手だろうが、わたしが「タカラヅカ」を知ったときにはそーゆーもんだったし、ファンになってからも概ねそーゆーもんだった。
95年の歴史からすりゃー、わたしのファン期間なんてたかが5分の1でしかないんだから、なんの判断基準にもならんだろうが、わたしはわたしの希望で一方的にこだわる。
タカラヅカには、「トップスター」がいて欲しい。
わたしはあえて一度も「主演男役」とかゆー妙な言葉は使わない。マスコミは依然「トップスター」と表記し、劇団もソレを許している。商売的に「トップスター」の方が正しいとわかっていて、なんらかの内部事情で「主演」という言葉を使っている不透明さを否定する意味で、わたしはトップスターと言い続ける。
トップスターあってのタカラヅカ。
そしてこの「トップスター」ってのには、「トップ・コンビ」という意味が含まれる。
男役単体じゃない。娘役とふたり揃ってこそ、組の顔。組のトップスター。
ヅカを担うのは男役スターであることは確かだが、それは娘役あってのことだ。
公演ごとにオーディションで寄せ集められた、個人的に口をきいたこともない人たちではなく、同じ釜の飯を食う一蓮托生の家族のような仲間たち。
良く知り合うモノ同士だからこその呼吸で作り上げられる、舞台。
団員を生徒と呼び、上級生、下級生と呼ぶ。
学校のように先輩は後輩を導き、面倒を見、後輩は先輩を敬い、従う。
組の頂点に立つトップスターを中心に、2番手、3番手などポジションがあり、いずれトップが卒業すると2番手がそのあとを引き継ぐ。
共有する、世界。
去る者も、あとを担うものも、共に同じ組で、同じ舞台を作り続けてきた。
ファンは組全体の成長を、時の流れを見守り、トップ交代を時代の一区切りとし、また新たな世代を見守り続ける。
共有する、世界。
自分自身の人生と同じように、タカラヅカという虚構の中にも、出会いと別れを繰り返す。
それを当たり前と眺めてきて、最近不安ばかりが先に立つようになった。
トップ娘役は、なくなるのではないか。
組はなくなるのではないか。
トップスターがなくなり、組がなくなったらソレはもう「タカラヅカ」じゃない。
この変貌流転激しい世の中で、ヅカが生き残ってこられたのは「この世でただひとつ」のものがあったからだろう。
他にはない、代えがない、だから生き残ってこられた。……まあ、ひとつあれば十分、大してニーズはないんだから、とも言えるが(笑)。
次々とトップスター退団の報が発表される中、先行きに不安を感じていたのだが。
トップ娘役は、なくならない。
つまり、「トップスター」がなくならないということだ。制度がなくならないということだ。
そして、2番手からの昇格。
現トップスターと何年も一緒に舞台を作り上げてきた人が、次の時代を継ぐ。
つまり、「組」がなくならないということだ。制度がなくならないということだ。
よかった。
本当に、よかった。
最近の劇団には、不安と危機感しかなかったもの。
おめでとう、れおんくん、ねねちゃん。ビッグ・カップル誕生っすね。
長身で華やかなトップ・コンビで、あの濃くてにぎやかでお祭り好きの星組を盛り立てていってください。
次期体制がわかると、なんかほっとする。
ラスト・スパートに集中できるっていうか。
サヨナラ公演の前にわかってよかった。
同時に、組替え発表もあった。
なんていうか、足元が崩れる感じ。この子はこうで、こう応援する、と決まったスタンスが根底から覆される感じで。
テルキタ解散が、かなしいっす。
あのふたりの並びが、ほんと好きなんだよ。劇団は同期萌えを許さないよなあ、いつだって解散させるもんよ。
かなめくん、ちぎくん、あまちゃき、みんな新天地での活躍を期待しているよ。
どんな人事異動も、よい方向へ行くために、しあわせになるためにあるのだと、願っているから。
……タカラヅカは、新陳代謝を繰り返す。
今のトップが辞めなければ次の人はトップになれない。
シビアだけど、これが現実。
あの人のトップスター姿をずっとずっと眺めていたいけれど、それでは2番手の彼のジェンヌ人生が終わってしまう。旬が過ぎてしまう。
トップの彼に辞めて欲しくない。でも、2番手の彼にもトップになって欲しい。
どーしよーもないジレンマを抱え、「今がずっと続けばいいのに」と思う、そんなことはありえない、偽善でも虚構でもいいから、みんなみんなしあわせになればいいのにと願う、光を恋いながら闇を抱える。
美しい夢の世界は、たしかに現実の痛みを伴っている。
だからこそ、こんなにも魅力的なのだと思う。
昇格する人も、組替えする人も、そして、組替えしない現状維持?なポジションの人も、どうかどうかみんな、その人にとっていちばんいい結果にたどり着きますように。
わたしが納得するしないとか好みが理想がとかとは関係なく、ジェンヌさんたちがいちばんしあわせになる結果になりますように。
1.トップスターがいる。
2.組がある。
3.組が、トップを頂点としたピラミッドになっている。
4.トップスターはいずれその栄光の座を退き、次世代へ移り変わる。
5.トップ誕生からその卒業までが一区切り、また次のトップ誕生から新たな時代がはじまり、卒業までが一区切りと、終わることなく続いていく。
未婚の女性ばかりの劇団で、男役があって娘役があって、ということは前提なので言うまでもないとして。
その上での決まりごとっていうか。
別に明文化されたルールじゃないから、歌劇団がなにをどうしようと勝手だろうが、わたしが「タカラヅカ」を知ったときにはそーゆーもんだったし、ファンになってからも概ねそーゆーもんだった。
95年の歴史からすりゃー、わたしのファン期間なんてたかが5分の1でしかないんだから、なんの判断基準にもならんだろうが、わたしはわたしの希望で一方的にこだわる。
タカラヅカには、「トップスター」がいて欲しい。
わたしはあえて一度も「主演男役」とかゆー妙な言葉は使わない。マスコミは依然「トップスター」と表記し、劇団もソレを許している。商売的に「トップスター」の方が正しいとわかっていて、なんらかの内部事情で「主演」という言葉を使っている不透明さを否定する意味で、わたしはトップスターと言い続ける。
トップスターあってのタカラヅカ。
そしてこの「トップスター」ってのには、「トップ・コンビ」という意味が含まれる。
男役単体じゃない。娘役とふたり揃ってこそ、組の顔。組のトップスター。
ヅカを担うのは男役スターであることは確かだが、それは娘役あってのことだ。
公演ごとにオーディションで寄せ集められた、個人的に口をきいたこともない人たちではなく、同じ釜の飯を食う一蓮托生の家族のような仲間たち。
良く知り合うモノ同士だからこその呼吸で作り上げられる、舞台。
団員を生徒と呼び、上級生、下級生と呼ぶ。
学校のように先輩は後輩を導き、面倒を見、後輩は先輩を敬い、従う。
組の頂点に立つトップスターを中心に、2番手、3番手などポジションがあり、いずれトップが卒業すると2番手がそのあとを引き継ぐ。
共有する、世界。
去る者も、あとを担うものも、共に同じ組で、同じ舞台を作り続けてきた。
ファンは組全体の成長を、時の流れを見守り、トップ交代を時代の一区切りとし、また新たな世代を見守り続ける。
共有する、世界。
自分自身の人生と同じように、タカラヅカという虚構の中にも、出会いと別れを繰り返す。
それを当たり前と眺めてきて、最近不安ばかりが先に立つようになった。
トップ娘役は、なくなるのではないか。
組はなくなるのではないか。
トップスターがなくなり、組がなくなったらソレはもう「タカラヅカ」じゃない。
この変貌流転激しい世の中で、ヅカが生き残ってこられたのは「この世でただひとつ」のものがあったからだろう。
他にはない、代えがない、だから生き残ってこられた。……まあ、ひとつあれば十分、大してニーズはないんだから、とも言えるが(笑)。
次々とトップスター退団の報が発表される中、先行きに不安を感じていたのだが。
2009/01/22この発表で、心からほっとした。
次期星組主演男役・娘役について
この度、次期星組主演男役に柚希 礼音(星組)、次期星組主演娘役に夢咲 ねね(星組)が決定致しましたので、お知らせ致します。
トップ娘役は、なくならない。
つまり、「トップスター」がなくならないということだ。制度がなくならないということだ。
そして、2番手からの昇格。
現トップスターと何年も一緒に舞台を作り上げてきた人が、次の時代を継ぐ。
つまり、「組」がなくならないということだ。制度がなくならないということだ。
よかった。
本当に、よかった。
最近の劇団には、不安と危機感しかなかったもの。
おめでとう、れおんくん、ねねちゃん。ビッグ・カップル誕生っすね。
長身で華やかなトップ・コンビで、あの濃くてにぎやかでお祭り好きの星組を盛り立てていってください。
次期体制がわかると、なんかほっとする。
ラスト・スパートに集中できるっていうか。
サヨナラ公演の前にわかってよかった。
同時に、組替え発表もあった。
2009/01/22退団とはまた別の意味で、組替えはショックだ。
組替えについて
この度、下記の通り、組替えが決定致しましたのでお知らせ致します。
【雪組】
凰稀 かなめ・・・4月14日付で星組へ
※宝塚大劇場公演『風の錦絵』『ZORRO 仮面のメサイア』千秋楽後に異動(東京宝塚劇場公演には出演致しません)。
【宙組】
早霧 せいな・・・2月24日付で雪組へ
天咲 千華・・・2月24日付で花組へ
※上記二名は中日劇場公演『外伝ベルサイユのばら-アンドレ編-』『ダンシング・フォー・ユー』千秋楽後に異動。
※早霧せいなは雪組東京宝塚劇場公演『風の錦絵』『ZORRO 仮面のメサイア』より出演致します。
なんていうか、足元が崩れる感じ。この子はこうで、こう応援する、と決まったスタンスが根底から覆される感じで。
テルキタ解散が、かなしいっす。
あのふたりの並びが、ほんと好きなんだよ。劇団は同期萌えを許さないよなあ、いつだって解散させるもんよ。
かなめくん、ちぎくん、あまちゃき、みんな新天地での活躍を期待しているよ。
どんな人事異動も、よい方向へ行くために、しあわせになるためにあるのだと、願っているから。
……タカラヅカは、新陳代謝を繰り返す。
今のトップが辞めなければ次の人はトップになれない。
シビアだけど、これが現実。
あの人のトップスター姿をずっとずっと眺めていたいけれど、それでは2番手の彼のジェンヌ人生が終わってしまう。旬が過ぎてしまう。
トップの彼に辞めて欲しくない。でも、2番手の彼にもトップになって欲しい。
どーしよーもないジレンマを抱え、「今がずっと続けばいいのに」と思う、そんなことはありえない、偽善でも虚構でもいいから、みんなみんなしあわせになればいいのにと願う、光を恋いながら闇を抱える。
美しい夢の世界は、たしかに現実の痛みを伴っている。
だからこそ、こんなにも魅力的なのだと思う。
昇格する人も、組替えする人も、そして、組替えしない現状維持?なポジションの人も、どうかどうかみんな、その人にとっていちばんいい結果にたどり着きますように。
わたしが納得するしないとか好みが理想がとかとは関係なく、ジェンヌさんたちがいちばんしあわせになる結果になりますように。
コメント