チームワーク必須だから。@新人公演『太王四神記』
2009年1月24日 タカラヅカ 新人公演『太王四神記』の感想、これでラスト。
『Red Hot Sea』の走っていく女の子役を見て、のびやかな肢体という言葉が浮かんだハルちゃん。
南国ドレスに身を包み、長い手足と凹凸のあるリアルな肉付きがみょーになまめかしくて、あのカラダを「男役だから」と今まで隠していたのか、そりゃもったいない、見せつけて娘役にもなりたかろうなあ、と思ったもんだった。
そのハルちゃんが、女隊長カクダン役。
なんつーか……えっちな女隊長さんだなあ。
いやそのべつに、具体的に彼女がナニかしたっつーわけじゃないんだが、あのボンキュッボンなカラダを見せつけて男装している美女っつーのは、やらしいよなあ、と。
ドレス着たり肌見せたりしているより、鎧でかためて露出無しで武装している方がさらに禁忌を煽ってるってゆーか。
よりアニメ的っていうか。アニメの女軍人でいるよな、こーゆー真面目に軍人してるだけなのに、やたら女っぽくてやらしーおねーさん。
客の目には薬なので、ありがたくいただきます。
ただし、タムドクの目には毒だと思うよ、このおねーさんは。
やたら肉感的で、ストイックな言動とは無関係にえっちくさい年上の美女、なんて、子どもの教育によくないってば(笑)。
こんなしたたる肢体のおねーさんを前にして「ちっとも女らしくない連中だ」と言い切ってしまうタムドク@だいもんのこどもっぽさが栄える。
子ども過ぎてタムちゃんにはまだ、大人の女の魅力がわかってないんだ。女の子っていうのは、ドレスを着てしとやかにしているだけだと思ってるんだ。
本公のカクダン@りせは、まさに「女らしくない」女性で(笑)。カラダもぺったんこで、少年のよう。たしかにこの女隊長になら、若いタムドク@まとぶんも特に女を感じることはなかろう、と思ったさ。
本公のタムドクの年齢設定だと、ハルちゃんのよーな色っぽいカクダンはまずいと思うが、新公の「子ども」であるタムドクにはちょうどいい。
元アニヲタとしては、このハルちゃん女隊長のビジュアルが、すげー好みだ。『ガンダム』とかでモビルスーツ操縦してそう(笑)。
あ、アフロディアっぽいのか。……て、わかる人いるのか?(余談だが、故シオザワカネト氏の声ではテレビ版のマリン役がいちばん色っぽいと思ってるっす。喘ぎ声とか絶品だから!)
とまあ、今回は女の子の話から。
肉感的で色っぽいカクダンが、女近衛兵たちに守られて混戦の場内を横切っていくところに、ドキドキしたわ(笑)。本公でもあの場面好きなの。
……女近衛兵の仙名さんが、いつ見ても同じ顔だったのは、たまたまかなぁ。いやその、彼女はどこにいても目に付くんだが、新公ではいつもにも増してこわかった気がする、顔。
パソン@ゆまちゃんが、かわいすぎる。
あの美貌で剣振り回して、素敵すぎる。
歌もダンスもイケてる彼女、何故に路線扱いされないんだろう? 博多座『マラケシュ』ではその棒読みっぷりに全世界が震撼したが、そっからどんどんうまくなったじゃん! ナニが不満なんだ、歌劇団!
本公演に引き続き子役の、姫花ちゃんとイブちゃん。
タムドク@姫花、ヨン・ホゲ@イブ。
姫花ちゃんのあの舌っ足らずな風情の棒読みは、すごくリアルに「子ども」だ。
子どもに感情がないと言っているのではなく、どれだけいろんなことを感じていようと、表に出てくる声や台詞は一本調子なことが多い、幼い子は。まだ表現することの経験値が低いために。
姫花ちゃんの棒読みは、すごく子どもらしさが出ている。
プロの女優さんが舞台で演じる子役や、プロの声優さんが演じるアニメや洋画吹き替えの子ども役は、すごく過剰に「演技」してるんだよね。棒読みではなく、そこに大人であるゆえの技術を織り込んでいる。
どれだけ技術のあるプロが演じる子どもより、ほんとうの子どもを使った方が、子どもらしさが出る、ということがある。子どもはただ台詞を棒読みしているだけなんだけど、とにかく「あ、子どもだ」とわかる強さ。
キハだろうとタムドクだろうと、姫花ちゃんに感じるのはソレ。
子役だからソレだけでいいし、なにしろ姿はたまらなく美しいので十分なんだが……えーと、大人役はできるんだろうか?
イブちゃんは「演技」している。
懸命に「少年」であろうとがんばっている。本役のヒョンゴのイメージがあるからかなあ、こうやって「男の子」を演じていると、まっつに似ている気がする(笑)。もちろん、まっつよりずっと華やかなんだけど。(ヲイ)
少年タムドクと少年ヨン・ホゲは、本公演でもののすみ演じる「自然な子ども」とれみちゃん演じる「一生懸命男の子の演技をしている女の子」というバランスなので、新公でも同じことになっているのは、ちょっとびっくりした。
姫花ちゃんは演技しているのかしていないのかよくわかんない風情なんだが、とりあえずリアルに子どもで、イブちゃんはすごーくがんばってるけど、女の子、なんだよなあ。
遊女たちはみなあでやかでかわいーが、誰が誰だかわかんない……しょぼん。
本公演ではココ、まっつしか見てないから、真ん中でナニが起こっているのか、記憶にないので、新公ではここぞとばかりに見ていたんだが。
トラジ@萌子が鼻息荒かったことぐらいしか……(笑)。
しかし、女の子役がほんと少ないんだなあ。
で、他の男の子たちをちろっと書いて終わる。
ヒョンミョン@大河くん、かわいくてうまかった。本役もヒョンミョンは少年ぽく演じているから、若い子が演じやすいタイプの役とはいえ、溌剌とよくやっていた。
てゆーか大河くん、研2で中卒? まだ10代ですか……つか、確実に平成生まれ? 若っ。
イルス役って、わたし的にすげーいい役だと思ってたんだ。初日から、マメに釘付けだったし!
だから新公イルス@輝良まさとだと知ってわくわくしていたんだが……あれえ? それほどおいしく見えない……。
この役をおいしく見せていたのは、マメの力技だったのか。
ポンファ通りの人々がえらいことになってましたな。
てゆーかヒゲ率高すぎ!(笑)
ナニかやらないと気が済まないのか、花っこたち!(笑)
そして、みちるタンのやる気っぷりに涙。二の線は完全に捨てるんだな? マメのあとを継ぐんだな? 心意気やヨシ! がんばれ。
挨拶込みで2時間と、ちょい長めの新公でした。
がんばって短くしてあったよ。生田せんせー、短縮するのうまくなったね。
そして、本公演まんまだとしても、舞台人口密度がやたら高く、装置使いがものすごいことになっているわけだから、短縮して変更された分さらにえーらいこっちゃだろうに、みんなよく演じた、仕事した。
ひとりまちがっても大混乱必至な大所帯で、武道会やら騎馬と楯の群舞やら、大人数の立ち回りやら、よくやったよ。すごいチームワークだ、一致団結だ。
そのことにも、感動した。
新公プログラムの活字の詰まり方、ものすごいよ。開けた途端、「黒っ!」と思うくらい、隙間なく活字ぎっしり。紙面に配役が書ききれない勢い(笑)。
みんながんばったね。
『Red Hot Sea』の走っていく女の子役を見て、のびやかな肢体という言葉が浮かんだハルちゃん。
南国ドレスに身を包み、長い手足と凹凸のあるリアルな肉付きがみょーになまめかしくて、あのカラダを「男役だから」と今まで隠していたのか、そりゃもったいない、見せつけて娘役にもなりたかろうなあ、と思ったもんだった。
そのハルちゃんが、女隊長カクダン役。
なんつーか……えっちな女隊長さんだなあ。
いやそのべつに、具体的に彼女がナニかしたっつーわけじゃないんだが、あのボンキュッボンなカラダを見せつけて男装している美女っつーのは、やらしいよなあ、と。
ドレス着たり肌見せたりしているより、鎧でかためて露出無しで武装している方がさらに禁忌を煽ってるってゆーか。
よりアニメ的っていうか。アニメの女軍人でいるよな、こーゆー真面目に軍人してるだけなのに、やたら女っぽくてやらしーおねーさん。
客の目には薬なので、ありがたくいただきます。
ただし、タムドクの目には毒だと思うよ、このおねーさんは。
やたら肉感的で、ストイックな言動とは無関係にえっちくさい年上の美女、なんて、子どもの教育によくないってば(笑)。
こんなしたたる肢体のおねーさんを前にして「ちっとも女らしくない連中だ」と言い切ってしまうタムドク@だいもんのこどもっぽさが栄える。
子ども過ぎてタムちゃんにはまだ、大人の女の魅力がわかってないんだ。女の子っていうのは、ドレスを着てしとやかにしているだけだと思ってるんだ。
本公のカクダン@りせは、まさに「女らしくない」女性で(笑)。カラダもぺったんこで、少年のよう。たしかにこの女隊長になら、若いタムドク@まとぶんも特に女を感じることはなかろう、と思ったさ。
本公のタムドクの年齢設定だと、ハルちゃんのよーな色っぽいカクダンはまずいと思うが、新公の「子ども」であるタムドクにはちょうどいい。
元アニヲタとしては、このハルちゃん女隊長のビジュアルが、すげー好みだ。『ガンダム』とかでモビルスーツ操縦してそう(笑)。
あ、アフロディアっぽいのか。……て、わかる人いるのか?(余談だが、故シオザワカネト氏の声ではテレビ版のマリン役がいちばん色っぽいと思ってるっす。喘ぎ声とか絶品だから!)
とまあ、今回は女の子の話から。
肉感的で色っぽいカクダンが、女近衛兵たちに守られて混戦の場内を横切っていくところに、ドキドキしたわ(笑)。本公でもあの場面好きなの。
……女近衛兵の仙名さんが、いつ見ても同じ顔だったのは、たまたまかなぁ。いやその、彼女はどこにいても目に付くんだが、新公ではいつもにも増してこわかった気がする、顔。
パソン@ゆまちゃんが、かわいすぎる。
あの美貌で剣振り回して、素敵すぎる。
歌もダンスもイケてる彼女、何故に路線扱いされないんだろう? 博多座『マラケシュ』ではその棒読みっぷりに全世界が震撼したが、そっからどんどんうまくなったじゃん! ナニが不満なんだ、歌劇団!
本公演に引き続き子役の、姫花ちゃんとイブちゃん。
タムドク@姫花、ヨン・ホゲ@イブ。
姫花ちゃんのあの舌っ足らずな風情の棒読みは、すごくリアルに「子ども」だ。
子どもに感情がないと言っているのではなく、どれだけいろんなことを感じていようと、表に出てくる声や台詞は一本調子なことが多い、幼い子は。まだ表現することの経験値が低いために。
姫花ちゃんの棒読みは、すごく子どもらしさが出ている。
プロの女優さんが舞台で演じる子役や、プロの声優さんが演じるアニメや洋画吹き替えの子ども役は、すごく過剰に「演技」してるんだよね。棒読みではなく、そこに大人であるゆえの技術を織り込んでいる。
どれだけ技術のあるプロが演じる子どもより、ほんとうの子どもを使った方が、子どもらしさが出る、ということがある。子どもはただ台詞を棒読みしているだけなんだけど、とにかく「あ、子どもだ」とわかる強さ。
キハだろうとタムドクだろうと、姫花ちゃんに感じるのはソレ。
子役だからソレだけでいいし、なにしろ姿はたまらなく美しいので十分なんだが……えーと、大人役はできるんだろうか?
イブちゃんは「演技」している。
懸命に「少年」であろうとがんばっている。本役のヒョンゴのイメージがあるからかなあ、こうやって「男の子」を演じていると、まっつに似ている気がする(笑)。もちろん、まっつよりずっと華やかなんだけど。(ヲイ)
少年タムドクと少年ヨン・ホゲは、本公演でもののすみ演じる「自然な子ども」とれみちゃん演じる「一生懸命男の子の演技をしている女の子」というバランスなので、新公でも同じことになっているのは、ちょっとびっくりした。
姫花ちゃんは演技しているのかしていないのかよくわかんない風情なんだが、とりあえずリアルに子どもで、イブちゃんはすごーくがんばってるけど、女の子、なんだよなあ。
遊女たちはみなあでやかでかわいーが、誰が誰だかわかんない……しょぼん。
本公演ではココ、まっつしか見てないから、真ん中でナニが起こっているのか、記憶にないので、新公ではここぞとばかりに見ていたんだが。
トラジ@萌子が鼻息荒かったことぐらいしか……(笑)。
しかし、女の子役がほんと少ないんだなあ。
で、他の男の子たちをちろっと書いて終わる。
ヒョンミョン@大河くん、かわいくてうまかった。本役もヒョンミョンは少年ぽく演じているから、若い子が演じやすいタイプの役とはいえ、溌剌とよくやっていた。
てゆーか大河くん、研2で中卒? まだ10代ですか……つか、確実に平成生まれ? 若っ。
イルス役って、わたし的にすげーいい役だと思ってたんだ。初日から、マメに釘付けだったし!
だから新公イルス@輝良まさとだと知ってわくわくしていたんだが……あれえ? それほどおいしく見えない……。
この役をおいしく見せていたのは、マメの力技だったのか。
ポンファ通りの人々がえらいことになってましたな。
てゆーかヒゲ率高すぎ!(笑)
ナニかやらないと気が済まないのか、花っこたち!(笑)
そして、みちるタンのやる気っぷりに涙。二の線は完全に捨てるんだな? マメのあとを継ぐんだな? 心意気やヨシ! がんばれ。
挨拶込みで2時間と、ちょい長めの新公でした。
がんばって短くしてあったよ。生田せんせー、短縮するのうまくなったね。
そして、本公演まんまだとしても、舞台人口密度がやたら高く、装置使いがものすごいことになっているわけだから、短縮して変更された分さらにえーらいこっちゃだろうに、みんなよく演じた、仕事した。
ひとりまちがっても大混乱必至な大所帯で、武道会やら騎馬と楯の群舞やら、大人数の立ち回りやら、よくやったよ。すごいチームワークだ、一致団結だ。
そのことにも、感動した。
新公プログラムの活字の詰まり方、ものすごいよ。開けた途端、「黒っ!」と思うくらい、隙間なく活字ぎっしり。紙面に配役が書ききれない勢い(笑)。
みんながんばったね。
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