正塚芝居は観客にやさしくない(笑)。@第95期宝塚音楽学校文化祭
2009年2月28日 タカラヅカ 『第95期宝塚音楽学校文化祭』、第2部は芝居、短編ストレートプレイ。
プログラムには、出演者23名の名前が、役名と共に列記されている。
最初にプログラムを開いたときに、「うわ、今年も酷いな」とは思った。
シャイ、テルテル、エニイ、レイニー……名前だけ見ても男なのか女なのかもわからない。
ただの「音の羅列」が23個。
そんなもんが載っていても、誰がどんな役なのか、さっぱりわからない。
文化祭ってのはたしかに「勉強の披露の場」ではあるわけだけど、宝塚歌劇予備軍として、お金を取って一般観客を入れているんだけどなあ。そして宝塚歌劇が作品ではなく人を、スターを観に行くカンパニーである以上、「キャストを個別認識させる」ことは、必要だと思うんだけどなあ。
配役表ではただの音の羅列でも、実際に芝居を見てみると「ああ、この名前が主役だったのね」とわかる。
少なくとも、過去3回の正塚文化祭作品ではそうだった。
作中で主要な役は何度も名前を呼ばれるからな。
プログラムを見た段階で「酷いな」と苦笑いしたけれど、そこは「見てみるまでわかんないよな」と思っていたんだよ。
が。
予想を吹っ飛ばす勢いで、酷かった(笑)。
正塚、役名表記なんとかしろ!と、大きい字で書いておく(笑)。
芝居中で、役名で呼び合うことは、一度もなかった。。
23個の音の羅列は、ほんとーにただ羅列されているだけで、なんの意味もなかったの。
舞台で芝居をしている人たちが誰なのか、どの役なのか、主役が誰なのかすら、わかんないの。
いっそ、「役名無し」で、出演者名23人書いてあるだけでヨシって感じ。
シャイ、テルテル、エニイ、レイニーって横文字名前なのに、舞台上で実際に呼ばれた名前はイワシミズさんだけなの!!
イワシミズトモコだっけ? 名前の方はちょっともう忘れちゃったけど、名字はたしかイワシミズだった。ひとりだけ日本人がいたってわけでなく、ふつーに登場人物のひとりだった……って、日本が舞台なの?!
舞台が日本で、登場人物みんな日本人なら、配役表の横文字名前はナニ?! 舞台上の人物が即興で演じた役の名前だから、というにしても、横文字文化の劇団の人がなんで日本人を突然演じるの? 脈絡無さ過ぎ。
物語中に存在しない、物語中は別の名前なら、最初から役名いらないじゃん? モチベーションの問題のみ?
主役というほどちゃんと主役がいるわけじゃない、なにしろ「稽古場モノ」なのでみんなでわいわいやっているだけなんだけど。
それにしても、ずっと舞台にはいるけど脇でがやがやしているだけの子と、センターでがんがん台詞言って芝居している子とは、チガウわけでしょ? 配役表でわかるようにしてくれないと、結局全部印象に残らなくなってしまう。
正塚は23人全部顔の見分けが付いているのかもしれないけど、初見ではわかんないってばよ……日舞やダンスをやる都合上、みんな髪型ほぼ一緒だし。
意味のない音ではなく、「役割」を表記してくれればいいのに。
犯人とかマスターとかウエイトレスとか。
役割は役じゃない、そんな既成概念に囚われてはろくな演技が出来ない、そんな型にはまった目線で観劇して欲しくない、とかゆーのかしら、正塚せんせ。
せんせのこだわりより、未来のスターたちと観客にやさしい作りにしてほしいわ。
シャイ、テルテル、エニイ、レイニーとか、名前の後ろに(犯人)(マスター)とか付けるだけでいいのに。普段はシャイという名前の劇団員の役なんだけど、このシャイくんが稽古場で犯人の役をやっているんだなってわかるのに。
や、シャイくんは犯人役ではないけども。
配役表の表記がちがっていたらおぼえられただろう子たちもいたのに、ただの音の羅列でしかないため、「あの台詞を言った子、どの子かしら」程度の興味では個別認識に至らず。
舞台は、どこかの劇団の、稽古場。
ひとりずつセンターに出てなにかしら「エピソード」を話す、という趣向。
他愛ない日常の出来事を他人にわかりやすく、みんなの前で話すという訓練は、ふつーの会社でもやってるとこあるよねー。
劇団なので、ただ話すだけではなく、それを芝居として表現する、という課題に取り組んでいるらしい。
最初は女の子ひとりが「ある喫茶店での出来事」を語るんだけど、ひとりだとうまく表現できないっていうんで、友だちに語ることにすればいいんじゃない、と対面式でやったり、喫茶店らしい雰囲気を作ればもっと自然になるんじゃない、と他の人たちも参加して舞台を急遽喫茶店に見立てたり、と。
ひとりの語りだったはずが、いつの間にかそこは彼女が語っていた「ある喫茶店での出来事」そのままの芝居に発展し……。
喫茶店が舞台なので、人はたくさん舞台にいる。
ふつーの喫茶店の風景だったのに、そこに銃を持った銀行強盗が逃げ込んできて、警察をやり過ごすために従業員・客たち全員に「貸切パーティをしている演技をしろ」と脅す。
やって来た警官が「楽しそうなパーティですな」と間抜けたことを言っている間に、ナニも知らない新しい客が入ってきたり、辻褄が合わなくなったりでてんやわいや。
なにしろ文化祭なので、やはり娘役と男役では仕上がりに隔たりがある。娘役は成長の早い子ならある程度の体裁は整っているが、男役は学芸会。女の子まんまの声で喋り、女の子の男装の域を出ない。
そのため、男役で成長の遅い子は特に目立つなー。
警官のツッコミ役の子とか、レポーター女子にくっついてる男の子とか、台詞が多い分、女の子まんまなのはつらい。どっちもきれいな子だから、成長に期待。
オデコくんは芝居もまずまず。にしても、あのオデコは目立つ……(笑)。助かります、個別認識できて。
イワシミズさんも眼鏡っ子かわいかったし、ちっこい人質役の彼女もかわいかった。あの人質役はメドレーでソロ歌った娘役だよね?
最初に台詞言ってた女の子は、うまい、んだろうな? 難しい役だから、あまりものすごくうまいとは思えなかった……や、難しいよな絶対。ひとりで最初にセンターに立ち、えんえんひとり芝居って。
「清く…」のソロを歌ってた子? チガウかな、ふつーに美人さんなんでよくわかんない。
あと、マスター役の男の子がかっこよかった。
でもって、この話の主役ポジ?の、強盗犯、これがまた……。
続く。
プログラムには、出演者23名の名前が、役名と共に列記されている。
最初にプログラムを開いたときに、「うわ、今年も酷いな」とは思った。
シャイ、テルテル、エニイ、レイニー……名前だけ見ても男なのか女なのかもわからない。
ただの「音の羅列」が23個。
そんなもんが載っていても、誰がどんな役なのか、さっぱりわからない。
文化祭ってのはたしかに「勉強の披露の場」ではあるわけだけど、宝塚歌劇予備軍として、お金を取って一般観客を入れているんだけどなあ。そして宝塚歌劇が作品ではなく人を、スターを観に行くカンパニーである以上、「キャストを個別認識させる」ことは、必要だと思うんだけどなあ。
配役表ではただの音の羅列でも、実際に芝居を見てみると「ああ、この名前が主役だったのね」とわかる。
少なくとも、過去3回の正塚文化祭作品ではそうだった。
作中で主要な役は何度も名前を呼ばれるからな。
プログラムを見た段階で「酷いな」と苦笑いしたけれど、そこは「見てみるまでわかんないよな」と思っていたんだよ。
が。
予想を吹っ飛ばす勢いで、酷かった(笑)。
正塚、役名表記なんとかしろ!と、大きい字で書いておく(笑)。
芝居中で、役名で呼び合うことは、一度もなかった。。
23個の音の羅列は、ほんとーにただ羅列されているだけで、なんの意味もなかったの。
舞台で芝居をしている人たちが誰なのか、どの役なのか、主役が誰なのかすら、わかんないの。
いっそ、「役名無し」で、出演者名23人書いてあるだけでヨシって感じ。
シャイ、テルテル、エニイ、レイニーって横文字名前なのに、舞台上で実際に呼ばれた名前はイワシミズさんだけなの!!
イワシミズトモコだっけ? 名前の方はちょっともう忘れちゃったけど、名字はたしかイワシミズだった。ひとりだけ日本人がいたってわけでなく、ふつーに登場人物のひとりだった……って、日本が舞台なの?!
舞台が日本で、登場人物みんな日本人なら、配役表の横文字名前はナニ?! 舞台上の人物が即興で演じた役の名前だから、というにしても、横文字文化の劇団の人がなんで日本人を突然演じるの? 脈絡無さ過ぎ。
物語中に存在しない、物語中は別の名前なら、最初から役名いらないじゃん? モチベーションの問題のみ?
主役というほどちゃんと主役がいるわけじゃない、なにしろ「稽古場モノ」なのでみんなでわいわいやっているだけなんだけど。
それにしても、ずっと舞台にはいるけど脇でがやがやしているだけの子と、センターでがんがん台詞言って芝居している子とは、チガウわけでしょ? 配役表でわかるようにしてくれないと、結局全部印象に残らなくなってしまう。
正塚は23人全部顔の見分けが付いているのかもしれないけど、初見ではわかんないってばよ……日舞やダンスをやる都合上、みんな髪型ほぼ一緒だし。
意味のない音ではなく、「役割」を表記してくれればいいのに。
犯人とかマスターとかウエイトレスとか。
役割は役じゃない、そんな既成概念に囚われてはろくな演技が出来ない、そんな型にはまった目線で観劇して欲しくない、とかゆーのかしら、正塚せんせ。
せんせのこだわりより、未来のスターたちと観客にやさしい作りにしてほしいわ。
シャイ、テルテル、エニイ、レイニーとか、名前の後ろに(犯人)(マスター)とか付けるだけでいいのに。普段はシャイという名前の劇団員の役なんだけど、このシャイくんが稽古場で犯人の役をやっているんだなってわかるのに。
や、シャイくんは犯人役ではないけども。
配役表の表記がちがっていたらおぼえられただろう子たちもいたのに、ただの音の羅列でしかないため、「あの台詞を言った子、どの子かしら」程度の興味では個別認識に至らず。
舞台は、どこかの劇団の、稽古場。
ひとりずつセンターに出てなにかしら「エピソード」を話す、という趣向。
他愛ない日常の出来事を他人にわかりやすく、みんなの前で話すという訓練は、ふつーの会社でもやってるとこあるよねー。
劇団なので、ただ話すだけではなく、それを芝居として表現する、という課題に取り組んでいるらしい。
最初は女の子ひとりが「ある喫茶店での出来事」を語るんだけど、ひとりだとうまく表現できないっていうんで、友だちに語ることにすればいいんじゃない、と対面式でやったり、喫茶店らしい雰囲気を作ればもっと自然になるんじゃない、と他の人たちも参加して舞台を急遽喫茶店に見立てたり、と。
ひとりの語りだったはずが、いつの間にかそこは彼女が語っていた「ある喫茶店での出来事」そのままの芝居に発展し……。
喫茶店が舞台なので、人はたくさん舞台にいる。
ふつーの喫茶店の風景だったのに、そこに銃を持った銀行強盗が逃げ込んできて、警察をやり過ごすために従業員・客たち全員に「貸切パーティをしている演技をしろ」と脅す。
やって来た警官が「楽しそうなパーティですな」と間抜けたことを言っている間に、ナニも知らない新しい客が入ってきたり、辻褄が合わなくなったりでてんやわいや。
なにしろ文化祭なので、やはり娘役と男役では仕上がりに隔たりがある。娘役は成長の早い子ならある程度の体裁は整っているが、男役は学芸会。女の子まんまの声で喋り、女の子の男装の域を出ない。
そのため、男役で成長の遅い子は特に目立つなー。
警官のツッコミ役の子とか、レポーター女子にくっついてる男の子とか、台詞が多い分、女の子まんまなのはつらい。どっちもきれいな子だから、成長に期待。
オデコくんは芝居もまずまず。にしても、あのオデコは目立つ……(笑)。助かります、個別認識できて。
イワシミズさんも眼鏡っ子かわいかったし、ちっこい人質役の彼女もかわいかった。あの人質役はメドレーでソロ歌った娘役だよね?
最初に台詞言ってた女の子は、うまい、んだろうな? 難しい役だから、あまりものすごくうまいとは思えなかった……や、難しいよな絶対。ひとりで最初にセンターに立ち、えんえんひとり芝居って。
「清く…」のソロを歌ってた子? チガウかな、ふつーに美人さんなんでよくわかんない。
あと、マスター役の男の子がかっこよかった。
でもって、この話の主役ポジ?の、強盗犯、これがまた……。
続く。
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