個性イロイロ花イロイロ、未来に期待。@第95期宝塚音楽学校文化祭
2009年3月1日 タカラヅカ 『第95期宝塚音楽学校文化祭』感想、ええっとこれで4回目? 芝居感想の続き。
「稽古場モノ」で出演者全員に台詞と見せ場を! というコンセプトの芝居なので、特に「主役」は決まっていないと思う。
それでも娘役の主役ポジションは、最初のひとり芝居の子だろうし、男役は犯人役の子だろうと思う。他の役に比べ、あきらかに「芝居」としての比重が高いので。
でもってこの、犯人役の男の子。
「ディーン」の子だああっ。
間違えようがない、個性的な顔立ち(笑)。
キャスト全員が去ったあと舞台でひとり佇み、振り返りで歌い出す、という「トップスター仕様」でソロを歌った男役。
ほんと優秀な子なんだね。メドレーでソロもらって、他の歌でもいいポジで歌って、さらに演劇の主役って。
あとから知ったが、有名人の娘さんらしい。
そっかぁ、いろいろ兼ね備えているのはいいねえ……えっと、その、美貌以外?
や、顔はこれからきれいになればいいんだし。ジェンヌは舞台で経験積むとみんなきれいにあか抜けていくし。
美人さんの多いこの95期で、チガウ意味で目立つこのディーンくんは、なかなかどーして思い切りのイイ芝居をする人でした。
たしかに、美形とは言い難い顔立ちだ。
でもそこに、とびきり濃い、てらいのない表情を浮かべる。
てゆーか、ここまでカオ崩していいの?!と、ジェンヌ人生の未来を心配してしまうくらい、本気ですごい表情をする。
手配書のイラストは、12時チーム、16時チーム共通なの? 12時チームのディーンくんそっくりだったんですが(笑)。16時チームは首席の美形くんが犯人役だよね?
すごい形相の手配書イラストと、同じ表情をするディーンくんが、すごい(笑)。16時の美形犯人も同じ表情をしたんだろうか……?
ディーンくんの芝居の良さで、全体的に成長の遅い男役たちをなんとかまとめていた感じ。
娘役では、レポーター役の女の子が、やたらめったら巧かった。正塚文化祭芝居定番のお騒がせ女だけど、いつもすごく巧い子がやるよねえ?
クラシック・ヴォーカルのソロ歌った子であってる? 声も整っていて、聴きやすかった。
芝居の配役表が意味を成さなくてがっかり、したまま、最後は第3部のダンス・コンサート。
ダンスはこれまた文化祭の特徴であるが、男役が男役でいられない。「踊ること」が中心だから、そこに男役スキルを載せるのが難しいのな。
ダンス自体はきっとみんなうまいんだろうけど、「タカラヅカ」ではないという……や、この子たちが入団して経験を積んで「タカラヅカ」になっていくんだ。
性別分化前の若者たちをたのしむ。
そんななか、クラシック・ヴォーカルのソロを歌った長身の男役が現れたとき、すげーほっとした。
女子校の文化祭テイストの「男装した女の子」たちの中、この長身くんは「男役」らしいんだよね。タカラヅカの。
ああ、この子はタカラヅカだ、と、なんかすごくほっとした。
この子はわたしが見た12時の芝居には出ていないんだ。たぶん、マスター役だったのに。あああ、この子の芝居しているところを見てみたかったよ。
他にも、「お化粧失敗してるけど、小顔でスタイルよくきれい、きっと美形なはず!(りせとかゆかり系のカオじゃん!)」な子とか、「なんかそらくん系目ヂカラ美形がいますよ!」とか「本名が某ハナフサマリ様で、舞台でとてもきれいな男役」とか、「首席で有名人の娘さんで美形の彼」とか、まっつ似の小柄くんとか、とにかくみんなみんな16時の部なんだよな、芝居。
彼らの演技しているとこ、見てみたかった……。しょぼん。
芝居に出ていないと、ダンスですごくひさしぶりに見た気になる。
されどダンスはとにかく大勢でわーーっと出てきて、わーーっと踊って、わーーっと去っていくので、個別認識しにくい。
じっとしていないから、カオなんかじっくり見ている場合じゃない(笑)。
そんななか、やっぱり前述の長身くんは目に付く。ダンスの実力は知らないが、「男役」らしい彼の存在は、心地よく目に映るんだよな。
去年の文化祭で、ソフトスーツの着こなしの汚さにアゴを落とした記憶があるんで(誰がではなく、全体に)、文化祭ってのはそーゆーもんだと覚悟して見ていたんだが、絶句するほど汚い着方はしてなかったので、胸を撫で下ろした。
やっぱ去年は衣装が良くなかったのかな。あのライトカラーのソフトスーツをきれいに着て、さらに踊りまくるのはスキルが必要だったんだよ。ひよっこたちに着せていい衣装じゃなかったんだろうな。
95期生たちはスーツもかっこよく着ていました。
ダンスの目玉、今年は「ダッタン人の踊り」? ストーリーのある場面として、それぞれ役の衣装を付けて踊り、見応えがあった。
主役の美形くんが首席の彼だが、うーん、わたしの記憶にはあまり残っていない。
ジャズダンス、バレエ、モダン・バレエ、モダン・ダンスが入れ替わり立ち替わり、そして最後はお約束のタップ・ダンスで発散して幕!
3部のダンス・コンサートはほんとたのしい。
洋楽ヴォーカル入り曲では、まるで歌っているかのようなパフォーマンス有りで、耳に安心(笑)、目に楽しい。
もっと見ていたいが、踊っている彼らは限界ぎりぎりの運動量なんだろうなあ。若いって素晴らしい。
95周年に初舞台を踏む彼ら。
タカラヅカはどんどん変わっていき、明日の保証なんかなんにもないけれど、「清く正しく美しく」過去と未来をつなげていって欲しいと、心から思う。
みんなみんな、がんばってくれ。
まったり見守っていくよ。
で。
家に帰ってから、「そうだ、たしか『学校へ行こう』に出てたあたりが、今回の文化祭出演学年ぢゃね?」と気づいて、昔のDVDデータを引っ張り出してみた。
うわ。
ヴォーカルソロの長身男役くん、まさにその『学校へ行こう』で受験していた高校3年がけっぷち組の子だ。カラダが堅くて苦しんでいるところしか映ってないから、身長だけで合格した技術の低い子かと勝手に思っていたけど……なんだよ、実力者じゃん!! ごめんよぅ。
ソロを歌っていなくても、とにかく目に付く「男役」としてのスキルのある子。
たのしみだなー。
んで。
ついでに、スカステの古いニュースも引っ張り出してみた。
まっつ似の彼とか、あの濃い顔の美形くんとか、入学当時はどんなもんだろ、と。
濃い顔の彼、名前の読み方が独特で巻き戻しして2回聞いちゃったよ。あの漢字で「レイ」って読むの?? そう呼ばれていたよーな……。いやたしかに英語でその漢字はレイだけどさ……?
そしてまっつの似の彼。
娘役で、びびった。
て、転向したのか、娘から男に??
「稽古場モノ」で出演者全員に台詞と見せ場を! というコンセプトの芝居なので、特に「主役」は決まっていないと思う。
それでも娘役の主役ポジションは、最初のひとり芝居の子だろうし、男役は犯人役の子だろうと思う。他の役に比べ、あきらかに「芝居」としての比重が高いので。
でもってこの、犯人役の男の子。
「ディーン」の子だああっ。
間違えようがない、個性的な顔立ち(笑)。
キャスト全員が去ったあと舞台でひとり佇み、振り返りで歌い出す、という「トップスター仕様」でソロを歌った男役。
ほんと優秀な子なんだね。メドレーでソロもらって、他の歌でもいいポジで歌って、さらに演劇の主役って。
あとから知ったが、有名人の娘さんらしい。
そっかぁ、いろいろ兼ね備えているのはいいねえ……えっと、その、美貌以外?
や、顔はこれからきれいになればいいんだし。ジェンヌは舞台で経験積むとみんなきれいにあか抜けていくし。
美人さんの多いこの95期で、チガウ意味で目立つこのディーンくんは、なかなかどーして思い切りのイイ芝居をする人でした。
たしかに、美形とは言い難い顔立ちだ。
でもそこに、とびきり濃い、てらいのない表情を浮かべる。
てゆーか、ここまでカオ崩していいの?!と、ジェンヌ人生の未来を心配してしまうくらい、本気ですごい表情をする。
手配書のイラストは、12時チーム、16時チーム共通なの? 12時チームのディーンくんそっくりだったんですが(笑)。16時チームは首席の美形くんが犯人役だよね?
すごい形相の手配書イラストと、同じ表情をするディーンくんが、すごい(笑)。16時の美形犯人も同じ表情をしたんだろうか……?
ディーンくんの芝居の良さで、全体的に成長の遅い男役たちをなんとかまとめていた感じ。
娘役では、レポーター役の女の子が、やたらめったら巧かった。正塚文化祭芝居定番のお騒がせ女だけど、いつもすごく巧い子がやるよねえ?
クラシック・ヴォーカルのソロ歌った子であってる? 声も整っていて、聴きやすかった。
芝居の配役表が意味を成さなくてがっかり、したまま、最後は第3部のダンス・コンサート。
ダンスはこれまた文化祭の特徴であるが、男役が男役でいられない。「踊ること」が中心だから、そこに男役スキルを載せるのが難しいのな。
ダンス自体はきっとみんなうまいんだろうけど、「タカラヅカ」ではないという……や、この子たちが入団して経験を積んで「タカラヅカ」になっていくんだ。
性別分化前の若者たちをたのしむ。
そんななか、クラシック・ヴォーカルのソロを歌った長身の男役が現れたとき、すげーほっとした。
女子校の文化祭テイストの「男装した女の子」たちの中、この長身くんは「男役」らしいんだよね。タカラヅカの。
ああ、この子はタカラヅカだ、と、なんかすごくほっとした。
この子はわたしが見た12時の芝居には出ていないんだ。たぶん、マスター役だったのに。あああ、この子の芝居しているところを見てみたかったよ。
他にも、「お化粧失敗してるけど、小顔でスタイルよくきれい、きっと美形なはず!(りせとかゆかり系のカオじゃん!)」な子とか、「なんかそらくん系目ヂカラ美形がいますよ!」とか「本名が某ハナフサマリ様で、舞台でとてもきれいな男役」とか、「首席で有名人の娘さんで美形の彼」とか、まっつ似の小柄くんとか、とにかくみんなみんな16時の部なんだよな、芝居。
彼らの演技しているとこ、見てみたかった……。しょぼん。
芝居に出ていないと、ダンスですごくひさしぶりに見た気になる。
されどダンスはとにかく大勢でわーーっと出てきて、わーーっと踊って、わーーっと去っていくので、個別認識しにくい。
じっとしていないから、カオなんかじっくり見ている場合じゃない(笑)。
そんななか、やっぱり前述の長身くんは目に付く。ダンスの実力は知らないが、「男役」らしい彼の存在は、心地よく目に映るんだよな。
去年の文化祭で、ソフトスーツの着こなしの汚さにアゴを落とした記憶があるんで(誰がではなく、全体に)、文化祭ってのはそーゆーもんだと覚悟して見ていたんだが、絶句するほど汚い着方はしてなかったので、胸を撫で下ろした。
やっぱ去年は衣装が良くなかったのかな。あのライトカラーのソフトスーツをきれいに着て、さらに踊りまくるのはスキルが必要だったんだよ。ひよっこたちに着せていい衣装じゃなかったんだろうな。
95期生たちはスーツもかっこよく着ていました。
ダンスの目玉、今年は「ダッタン人の踊り」? ストーリーのある場面として、それぞれ役の衣装を付けて踊り、見応えがあった。
主役の美形くんが首席の彼だが、うーん、わたしの記憶にはあまり残っていない。
ジャズダンス、バレエ、モダン・バレエ、モダン・ダンスが入れ替わり立ち替わり、そして最後はお約束のタップ・ダンスで発散して幕!
3部のダンス・コンサートはほんとたのしい。
洋楽ヴォーカル入り曲では、まるで歌っているかのようなパフォーマンス有りで、耳に安心(笑)、目に楽しい。
もっと見ていたいが、踊っている彼らは限界ぎりぎりの運動量なんだろうなあ。若いって素晴らしい。
95周年に初舞台を踏む彼ら。
タカラヅカはどんどん変わっていき、明日の保証なんかなんにもないけれど、「清く正しく美しく」過去と未来をつなげていって欲しいと、心から思う。
みんなみんな、がんばってくれ。
まったり見守っていくよ。
で。
家に帰ってから、「そうだ、たしか『学校へ行こう』に出てたあたりが、今回の文化祭出演学年ぢゃね?」と気づいて、昔のDVDデータを引っ張り出してみた。
うわ。
ヴォーカルソロの長身男役くん、まさにその『学校へ行こう』で受験していた高校3年がけっぷち組の子だ。カラダが堅くて苦しんでいるところしか映ってないから、身長だけで合格した技術の低い子かと勝手に思っていたけど……なんだよ、実力者じゃん!! ごめんよぅ。
ソロを歌っていなくても、とにかく目に付く「男役」としてのスキルのある子。
たのしみだなー。
んで。
ついでに、スカステの古いニュースも引っ張り出してみた。
まっつ似の彼とか、あの濃い顔の美形くんとか、入学当時はどんなもんだろ、と。
濃い顔の彼、名前の読み方が独特で巻き戻しして2回聞いちゃったよ。あの漢字で「レイ」って読むの?? そう呼ばれていたよーな……。いやたしかに英語でその漢字はレイだけどさ……?
そしてまっつの似の彼。
娘役で、びびった。
て、転向したのか、娘から男に??
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