団歌って、初舞台生が歌うアレじゃん!!

 95期生お披露目口上を観て、今さらながらのおどろき(笑)。

 いやその、つい先日タカラヅカを卒業された立樹遥様がね、ムラ最後のお茶会で歌っておられましたのよ。
「団歌ってゆーのがあるんですよ、みなさんご存じないでしょ?」と、わざわざ断って。
 ええ、たしかに断りを入れてましたよ、しい様。「みんな知らないよね~~」って感じに。

 初舞台生が毎回歌う曲なら、知ってるってふつう。

 前置きされての歌唱だったのに、聞き覚えどころか「歌えるわコレ」てくらい既知の曲だったのは、イベントその他で使う曲だったからだ。なんのイベントかわからなくてももトップクラスの人たちが歌っているのを見た記憶があるから。
 だから「団歌」を聴いたのは、おぼえているのは、TCAなどのイベントもので聴いたためだろうと思った。しいちゃんの「みんな知らないよね?」っていう、特別な物言いといい。

 しかし、初舞台生が毎年1ヶ月以上毎日毎回歌い続けている曲なら、いつ、なんのかわからないイベントより、初舞台生公演で耳に馴染んでいたんだろうな。
 てゆーかしいちゃん、団歌の説明をするならまずその話をするべきじゃないのか?
「団歌っていうのがあるんですよ、初舞台生が口上のあと袴姿で全員で歌うのが、その団歌です」
 って。
 しいちゃん、初舞台生にはまったく触れなかったぞ?
 
 
 ともかく。

 しいちゃんがムラの最後のお茶会で歌ったのは、初舞台生の歌ですよ。
 79期生のしいちゃんが伴奏もなくアカペラで歌った歌を、95期生が袴姿で合唱していますよ。しいちゃんが別れの餞に歌った歌を、スタートの希望の歌として、初舞台生が歌っていますよ。

 タカラヅカってやっぱ、すごいところだよね。

 袴姿で「我が宝塚 栄えある歴史ここにあり」と歌うところからスタートして、同じ姿で卒業していく。
 そうやって95年続いてきた。
 そりゃほんとのとこ、キレイゴトだけではないいろんなことがあるんだろうけど、「清く正しく美しく」あるべき姿をわたしたちに見せて、端正に去っていく。

 感謝の言葉と共に。

 つい先日、同じ袴姿で旅立っていった人たちを思いつつ、同じ姿ではじまる若者たちの姿に感傷的になってますよ(笑)。
 あのひとたちが卒業した年に、新たに舞台を踏む若者たち、彼らのタカラヅカ人生が豊かなものであることを望む。

 
 ……95期生の初舞台お披露目公演であるのだから、初日を観てみたかった。
 何期生であるかではなく、ヅカファンとしてイベント好きとして、初舞台生の初日が好きなんだ。
 彼女たちの緊張を感じ息を飲み、まるで親のよーに見守り、拍手する。

 でも今年は初日、観に行けなかったからなー。しょぼん。

 どーせ初日に行けないならば、と、愛希れいかちゃんの口上の日をチョイス。
 ええ、文化祭のとき吠えていた、まっつ似の彼です。

 文化祭の演劇はWキャストなので、わたしは彼が芝居をして声を出しているところを観ていないのだ。
 スカステで文化祭の放送があるからそれに期待していたんだが……れいかちゃん、映ってねえ。
 芝居は出演者全員に台詞と見せ場がなにかしらあるもんなんだが、れいかちゃんの喋るところはカットされていた……。顔もまともに映らない……。

 そりゃま、彼はダンサーらしいので、そのあとのバレエでがんがん映っていたけれど、そーぢゃなくて、「タカラヅカ男役」としての姿が見たかったんだってば。文化祭のダンスはまだ「タカラヅカ」になってない、ただダンスをうまく踊る場だからさ。
  いちばん「タカラヅカ男役」な姿を確認できるのは、芝居なんだよ。
 そこで映してもらえないってことは……。

 ひょっとしたら、と思ったら、思った通り。

 口上の声は、女の子まんまでした……。

 男役娘役以前に、ふつーの女の子だろコレ(笑)。

 なにしろ小柄で華奢で、芸名も女の子っぽいし、娘役への転向も視野に入れているんだろうか? 顔だって、まっつっぽいってことはめっちゃかわいいってことだしな。娘役もアリだよな。

 新公で役はつくんだろうか……男役として動いて喋っているところを見たいんだが、その機会はいつ訪れるだろう。下級生のほとんどは、なかなかそんな機会に恵まれないもんだからなー。

 
 文化祭の放送で改めて、芝居の輝月ゆうまくんに、ときめいた(笑)。
 ナマ見てないのに! 所詮映像でしかないのに! うわ、この子かっこええ、と思ったわ。
 あの肩から背中、すげー好みです。ナマで見たかったよ、芝居。コメディだから、映像では空気感がわかりにくいんだよなー。
 
 わたしが見た芝居の主役だった、ひろ香祐くん。なにしろ顔立ちが個性的で、どこにいてもわかる人なんだが、芝居では彼の似顔絵が使われており、それに合わせてすげー表情して見せたんだよね、彼。
 そこまで顔崩しますか!って、とことんものすごい変顔をして見せたんだ。もちろん客席は大爆笑。
 わたしも笑ったけれど、内心首を傾げていた。ジェンヌがこんな顔するべきだろうか、お笑い芸人じゃないのに? と。
 そして、Wキャストのもうひとりの主役は、首席の美少年・礼真琴くん。あの美形くんも、こんな変顔をして笑いを取るんだろうか?

 スカステの放送は、わたしが観た日ではなく、翌日の収録だった。
 そしたら、その似顔絵場面にて、ひろ香くんは変顔をしなくなっていた。ふつーにすごむだけだった。
 ……やっぱり、やりすぎだったんだ、あの変顔。夢のフェアリーがするべき表情じゃなかったもんな(笑)。

 しかし、同じ役の礼真琴くんなんか、似顔絵自体違ったんですけど、ソレってどうなの? 真琴くんはそれほど容赦ないイラストではなかったよ? ひろ香くんの立場は?!(笑)

 真琴くんはハンサムだし、首席なだけあって文武両道武芸百般なんだろーけど(表現チガウ)、ふつーになにもかも持っているせいか、わたしにはあまり区別がついていません。

 お披露目口上にロケット、真琴くんはよくわかんないのに、ひろ香くんは、どこにいてもわかる。ひとめでわかる。
 これは、武器かもなあ。

 文化祭でも、そしてスカステ放送でもステキで目を引いたゆうまくんも、ちゃんと探せます。でかいし(笑)。

 あとはなんつっても柚香光くんですな、すげー美貌。目立ちまくり。
 文化祭で目を引いた男の子たち、今回は見分けられる子がけっこーいてうれしい。麗奈ゆうくんは顔でわかる、凰津りさくんはデコでわかる(笑)。水美舞斗くんと月城かなとくんがわたし的に間違えやすい……月城くんは芝居がけっこううまかったので記憶に残っている。

 ロケットは衣装も瑞々しくてかわいい。90周年の90期が気の毒すぎたので(アタマに90円玉)心配したが、ちゃんとかわいい衣装でよかった。

 しかし口上のときの並びはなんだアレ? 身長順になっていないから、でこぼこしまくりで見苦しい。なにか横槍でも入ったの? 身長順に直してほしいなあ。ダメなのかなあ。

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