守山遠征日記。@哀しみのコルドバ/Red Hot Sea II
2009年5月29日 タカラヅカ
花組全ツ『哀しみのコルドバ』『Red Hot Sea II』を追いかけて、守山へ。
「守山ってどこ?」
「さあ?」
……というわたしは、日本地図を書けない地理音痴です。中1のときだったかな、あるイベントで「日本地図パズルに挑戦」というのがあって、意気揚々とチャレンジしたら、見事に敗退したという……。んで、小学生だった弟が悠々勝ち進み、姉の権威は地に落ちたという……。それから何年も、姉弟ケンカで負けそうになると弟は「**県の県庁所在地は?」とか「**県の東の県の名前は?」とかケンカ内容とはぜんぜん関係ない質問をしてきて「こんなこともわからないヤツに言われたくない」と鼻で笑うよーになったという……。トラウマだよなこれは。
あのころから、たぶんわたしの地理音痴ぶりは変わっていない。
大阪から滋賀県守山市へ向かうのに、ごくふつーに神戸方面の電車に乗りかけましたから。
「神戸(西)へ行ってどうする、滋賀は京都(東)の向こうだ」……乗る電車を聞いただけなのに、またしても弟に冷笑される。や、アタマではわかってたんだけど、電車の路線図見るとわかんなくなったのよっ。
そんなこんなでひとり旅。まっつのためならエンヤコラ。
守山市民ホールは、思いの外、近かったです、大阪から行くにあたって。
ふつーに家を出て1時間ほどで着くから、阪急で宝塚ムラへ行くのとそれほど時間的には変わらなかった。どんだけ阪急電車が遅いのかって話だな。しかし、交通費は在来線使用なのにおよそ3倍かかったから、どんだけJRは運賃高いかって話だな。
勝手に「ものすごく遠くへ行く」と思い込んでいて、新快速の中で爆睡していたら、守山到着していてあせった。あわや乗り過ごすとこだった。
もりやま、と放送を聞いたような気がして覚醒したら、あれほど女性であふれていた車内にわずかな人数のおっさんたちしか乗っていない……状態。確認する間もなく鞄ひっつかんで降りたわ。
ホームは女性だらけで、改札口には「花組全国ツアー会場 守山市民ホール行き 臨時バス乗り場→」と書いた紙を掲げた男の人が立ってるし、同じ電車を降りた女性たちはみんなそろってそっちへ行くし、駅の階段降りたところには前述と同じ紙を持った人のところに長蛇の列ができてるし。なにか考えるとか駅前探索するとか、なにもできずにふらふらと最後尾に並ぶ。
わたし、駅から全ツ会場までは歩くのが基本の人なんですが。30分くらいならふつーに徒歩範囲だから。もちろん今回もそうするつもりで、地図は持ってないが向かう方角と交差点の名前だけはチェックしてきたのに(それだけわかりゃあ歩けるだろ、と)。
そんなわたしがついうっかりバスに乗ってしまう、ほどの完璧なコース案内。徒歩時間を見て到着していたもんだから、会場に早く着きすぎてこまった(笑)。
守山市民ホールは、前回の全ツで行った三重ほど「とんでもない」気はしなかった。
あんときは、はてしなくなにもない広大な空間に、これまたやたら壮大な施設がどかんどかんと設置され、大阪市内の人口密度・建物密集度との差に感動したもんだ。
守山市民ホールは施設の規模が大きくないためか、わりと「ふつー」な感じ。よくあるふつーの市民ホール。
玄関入れば広いわけでもないロビーに、身も蓋もないホワイトボードが置いてあり、「本日の行事案内」が走り書きされている。
そ、そうか……「練習室」や「リハーサル室」も花組が使ってるのね……。楽屋に入りきれない下級生とか、そんな部屋に押し込まれたりするんだろうか。
しかし、このテのホールの宿命なのか、小さな喫茶店がひとつあるだけで、周囲に商業施設は皆無、昼夜Wヘッダーする人は食事で困る、と。これはもお、お約束?
市民ホールの出し物に、わざわざ遠征してきたり、同じ出し物を1日で続けて観たりする変人はいない、という前提でしか施設が作られていないんだよね。
だから開場までや公演と公演の間、ロビーの椅子はまったく足りないわ、体力のないお年寄りが壁際に坐り込んでいるわ、開演1時間前からトイレが長蛇の列だったりしてるんだよなー。いやあ、居場所がなくて困りますなー。
サバキはどこでやってたんだろう?
まったくナイなんてことはないと思うんだが、ざっと見た感じではわからなかった。
まあ、サバキなんてなくても当日券が山ほ……ゲフンゲフン。
大阪から1時間の場所だから、さぞやムラと同じよーな客層だろうと思っていたが、彼女たちが手にしているチケットを見ると、ご当地発券の見たことない様式の大判サイズばかり、友会やチケぴなどのチケットを持っている人が少なくておどろいた。
いちお、ふつーに地方公演なんだ、と考えを改める。
平日昼間だからか女性客が圧倒的で、ある意味ムラより男性率が低かった。夜は少し男性率は上がったが……やはりすごく少ない。ムラは観光としての認知もあるから、団体客とかで年輩男性が一定数いるからなー。
上演中に、鳴りまくる携帯電話、おしゃべりのやまない客席。うーん、さすが全国ツアー?
わたしの少し後ろの席にいた年輩おばさまグループは、ずっとたのしそーに喋り続けていたけれど(目に映るもの、心に浮かんだことを全部そのまま口にしないといけない人たちらしい)、とくにショーで妖精さん@みわっちが出てきたときは反応が大きかった。出てくるたびに彼女たちグループがわきたっているのがわかる(笑)。幼い孫の映っているホームビデオを見ている感じで、いろんな擬音を発してはころころと笑い続けていた。すげえなみわっち、幼児語でいっぱい話しかけられていたぞ?(笑)
まあそれらもまるっと含めて「旅気分」なので、とくに不快でもない。たのしんでいる様子が伝わってくるし。
滋賀だからっつーことで、アドリブはひこにゃん。……そうか、守山って滋賀なんだ(アタマでわかっていても、実感として、いまいちわかっていない)。バスの中にゆるキャラフィーチャーした広告が出てたっけ。しまさこにゃんとか。
帰りは現地集合した木ノ実さんと一緒に、出待ちなんぞをしてみる。
全ツの出待ちなんて、カリンチョさん主演の『ベルサイユのばらーオスカルとアンドレ編ー』の福岡以来だわ。(いつの話だよソレ)
ホールを出れば「臨時バス乗り場」の紙を持った男の人がいるし、便利だなあ。
が、出待ち目的のわたしたちは、バス乗り場には行かず、ホールの駐車場出口にスタンバイ。
会の人たちの後ろからギャラリーするわけですよ。
福岡のとき(だから何年前だよソレ)は、会場に横付けしたバスやタクシーに乗り込む姿を見られたんだが、守山では大型バスにすでに乗ったあとでした、ジェンヌさんたちの姿を見ることが出来たのは。
まっつはわかんなかったけど、ゆーひさんはわかった。ので、満足(笑)。
あれほど臨時バス出してがんばっていたバス会社だが、出待ち終了後はバスも終了していた。
バス利用するうちの何割かは確実に遠征してきたディープなヅカファンで、出待ちまでが公演なんだから、そこまでフォローしなきゃだわ、詰めが甘いわ(笑)。
や、わたしは地元民の木ノ実さんに駅まで車で送ってもらうことになっていたので、バスの終了時刻を気にせずに済むから、出待ちしてみたわけだが。
結局1日、雨は降ったり止んだり。
降水確率は大きかったし、大雨だと言われていたのに、わたしが屋外にいるときは何故か止んでくれた。折りたたみ傘はずっと鞄の中。ラッキー。
「守山、近いでしょ? ね、ムラより近いんじゃないの?」
と、木ノ実さんは繰り返す。
うん、たしかにすごく近いよ。ムラよりはさすがに遠いというか運賃高いから大変だけど、それにしたって旅とか言っててごめん。なにしろわたし、地理音痴だから。
これから全ツの観劇範囲としてふつーにチェックするわ。今まで大阪から日帰りで行った全ツ会場すべての中で、いちばん近いわ。
……ところで、あの空席ぶりは平日の全ツのデフォルトよね? 昔ゆーひくん追っかけて行った彦根の会場でも、2階席は数人しか人がいなかったし。水しぇん追っかけた津も後方席は選びたい放題だったし。
日帰りできてチケットレートが低いとすごく助かるんで、これからもチェックするっす。
「守山ってどこ?」
「さあ?」
……というわたしは、日本地図を書けない地理音痴です。中1のときだったかな、あるイベントで「日本地図パズルに挑戦」というのがあって、意気揚々とチャレンジしたら、見事に敗退したという……。んで、小学生だった弟が悠々勝ち進み、姉の権威は地に落ちたという……。それから何年も、姉弟ケンカで負けそうになると弟は「**県の県庁所在地は?」とか「**県の東の県の名前は?」とかケンカ内容とはぜんぜん関係ない質問をしてきて「こんなこともわからないヤツに言われたくない」と鼻で笑うよーになったという……。トラウマだよなこれは。
あのころから、たぶんわたしの地理音痴ぶりは変わっていない。
大阪から滋賀県守山市へ向かうのに、ごくふつーに神戸方面の電車に乗りかけましたから。
「神戸(西)へ行ってどうする、滋賀は京都(東)の向こうだ」……乗る電車を聞いただけなのに、またしても弟に冷笑される。や、アタマではわかってたんだけど、電車の路線図見るとわかんなくなったのよっ。
そんなこんなでひとり旅。まっつのためならエンヤコラ。
守山市民ホールは、思いの外、近かったです、大阪から行くにあたって。
ふつーに家を出て1時間ほどで着くから、阪急で宝塚ムラへ行くのとそれほど時間的には変わらなかった。どんだけ阪急電車が遅いのかって話だな。しかし、交通費は在来線使用なのにおよそ3倍かかったから、どんだけJRは運賃高いかって話だな。
勝手に「ものすごく遠くへ行く」と思い込んでいて、新快速の中で爆睡していたら、守山到着していてあせった。あわや乗り過ごすとこだった。
もりやま、と放送を聞いたような気がして覚醒したら、あれほど女性であふれていた車内にわずかな人数のおっさんたちしか乗っていない……状態。確認する間もなく鞄ひっつかんで降りたわ。
ホームは女性だらけで、改札口には「花組全国ツアー会場 守山市民ホール行き 臨時バス乗り場→」と書いた紙を掲げた男の人が立ってるし、同じ電車を降りた女性たちはみんなそろってそっちへ行くし、駅の階段降りたところには前述と同じ紙を持った人のところに長蛇の列ができてるし。なにか考えるとか駅前探索するとか、なにもできずにふらふらと最後尾に並ぶ。
わたし、駅から全ツ会場までは歩くのが基本の人なんですが。30分くらいならふつーに徒歩範囲だから。もちろん今回もそうするつもりで、地図は持ってないが向かう方角と交差点の名前だけはチェックしてきたのに(それだけわかりゃあ歩けるだろ、と)。
そんなわたしがついうっかりバスに乗ってしまう、ほどの完璧なコース案内。徒歩時間を見て到着していたもんだから、会場に早く着きすぎてこまった(笑)。
守山市民ホールは、前回の全ツで行った三重ほど「とんでもない」気はしなかった。
あんときは、はてしなくなにもない広大な空間に、これまたやたら壮大な施設がどかんどかんと設置され、大阪市内の人口密度・建物密集度との差に感動したもんだ。
守山市民ホールは施設の規模が大きくないためか、わりと「ふつー」な感じ。よくあるふつーの市民ホール。
玄関入れば広いわけでもないロビーに、身も蓋もないホワイトボードが置いてあり、「本日の行事案内」が走り書きされている。
そ、そうか……「練習室」や「リハーサル室」も花組が使ってるのね……。楽屋に入りきれない下級生とか、そんな部屋に押し込まれたりするんだろうか。
しかし、このテのホールの宿命なのか、小さな喫茶店がひとつあるだけで、周囲に商業施設は皆無、昼夜Wヘッダーする人は食事で困る、と。これはもお、お約束?
市民ホールの出し物に、わざわざ遠征してきたり、同じ出し物を1日で続けて観たりする変人はいない、という前提でしか施設が作られていないんだよね。
だから開場までや公演と公演の間、ロビーの椅子はまったく足りないわ、体力のないお年寄りが壁際に坐り込んでいるわ、開演1時間前からトイレが長蛇の列だったりしてるんだよなー。いやあ、居場所がなくて困りますなー。
サバキはどこでやってたんだろう?
まったくナイなんてことはないと思うんだが、ざっと見た感じではわからなかった。
まあ、サバキなんてなくても当日券が山ほ……ゲフンゲフン。
大阪から1時間の場所だから、さぞやムラと同じよーな客層だろうと思っていたが、彼女たちが手にしているチケットを見ると、ご当地発券の見たことない様式の大判サイズばかり、友会やチケぴなどのチケットを持っている人が少なくておどろいた。
いちお、ふつーに地方公演なんだ、と考えを改める。
平日昼間だからか女性客が圧倒的で、ある意味ムラより男性率が低かった。夜は少し男性率は上がったが……やはりすごく少ない。ムラは観光としての認知もあるから、団体客とかで年輩男性が一定数いるからなー。
上演中に、鳴りまくる携帯電話、おしゃべりのやまない客席。うーん、さすが全国ツアー?
わたしの少し後ろの席にいた年輩おばさまグループは、ずっとたのしそーに喋り続けていたけれど(目に映るもの、心に浮かんだことを全部そのまま口にしないといけない人たちらしい)、とくにショーで妖精さん@みわっちが出てきたときは反応が大きかった。出てくるたびに彼女たちグループがわきたっているのがわかる(笑)。幼い孫の映っているホームビデオを見ている感じで、いろんな擬音を発してはころころと笑い続けていた。すげえなみわっち、幼児語でいっぱい話しかけられていたぞ?(笑)
まあそれらもまるっと含めて「旅気分」なので、とくに不快でもない。たのしんでいる様子が伝わってくるし。
滋賀だからっつーことで、アドリブはひこにゃん。……そうか、守山って滋賀なんだ(アタマでわかっていても、実感として、いまいちわかっていない)。バスの中にゆるキャラフィーチャーした広告が出てたっけ。しまさこにゃんとか。
帰りは現地集合した木ノ実さんと一緒に、出待ちなんぞをしてみる。
全ツの出待ちなんて、カリンチョさん主演の『ベルサイユのばらーオスカルとアンドレ編ー』の福岡以来だわ。(いつの話だよソレ)
ホールを出れば「臨時バス乗り場」の紙を持った男の人がいるし、便利だなあ。
が、出待ち目的のわたしたちは、バス乗り場には行かず、ホールの駐車場出口にスタンバイ。
会の人たちの後ろからギャラリーするわけですよ。
福岡のとき(だから何年前だよソレ)は、会場に横付けしたバスやタクシーに乗り込む姿を見られたんだが、守山では大型バスにすでに乗ったあとでした、ジェンヌさんたちの姿を見ることが出来たのは。
まっつはわかんなかったけど、ゆーひさんはわかった。ので、満足(笑)。
あれほど臨時バス出してがんばっていたバス会社だが、出待ち終了後はバスも終了していた。
バス利用するうちの何割かは確実に遠征してきたディープなヅカファンで、出待ちまでが公演なんだから、そこまでフォローしなきゃだわ、詰めが甘いわ(笑)。
や、わたしは地元民の木ノ実さんに駅まで車で送ってもらうことになっていたので、バスの終了時刻を気にせずに済むから、出待ちしてみたわけだが。
結局1日、雨は降ったり止んだり。
降水確率は大きかったし、大雨だと言われていたのに、わたしが屋外にいるときは何故か止んでくれた。折りたたみ傘はずっと鞄の中。ラッキー。
「守山、近いでしょ? ね、ムラより近いんじゃないの?」
と、木ノ実さんは繰り返す。
うん、たしかにすごく近いよ。ムラよりはさすがに遠いというか運賃高いから大変だけど、それにしたって旅とか言っててごめん。なにしろわたし、地理音痴だから。
これから全ツの観劇範囲としてふつーにチェックするわ。今まで大阪から日帰りで行った全ツ会場すべての中で、いちばん近いわ。
……ところで、あの空席ぶりは平日の全ツのデフォルトよね? 昔ゆーひくん追っかけて行った彦根の会場でも、2階席は数人しか人がいなかったし。水しぇん追っかけた津も後方席は選びたい放題だったし。
日帰りできてチケットレートが低いとすごく助かるんで、これからもチェックするっす。
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