なんかいろいろこねくり回してほざいていますがよーするに。

 這いつくばって慟哭するラストシーンのアルバロさんが好きだ。

 ということに尽きます、はい。

 全ツ再々演『哀しみのコルドバ』のアルバロ@まっつ。

 舞台暗いし、ライトあたらないし、所詮背景的な扱いで、そのつもりで見ないとどれがアルバロかもわかんないよーな状態なんで、ファン以外見ていないと思うけど。
 ファンだからこそ、シルエットだけで「あれってまっつだよね?」と見分けてガン見して、その嘆きの深さにびびるわけですよ。お笑い担当のチャラ男、とはかけ離れた「まっつっぷり」に(笑)。や、「オレってモテモテ☆」とポーズ決めてるより、こっちの方が似合ってますから(笑)。

 苦痛に歪んだ顔が好み過ぎます。
 身をふたつに折って、大の男が地面に這いつくばって慟哭するんですよ? どんだけの哀しみですかソレ?
 あんな嘆き方をする男だからこそ、普段とのギャップについていろいろいろいろ妄想しちゃいますよ。

 ラストシーンのアルバロさんを見るためだけに、最前列坐りたいなあ(笑)。
 センターのちょい下手寄り。下手に振りすぎると顔が見えなくなりそうだから、やっぱセンターでないとなあ。
 ライトが当たらないから、後方席だと光が届かなくて顔が見えにくいの。演出意図としては這いつくばるシルエットさえ見えればいいんであって(背景だから・笑)、顔や表情はどーでもいいんですよ。や、エリオ@まとぶんの物語で、主人公が絶命するドラマティック場面なんだから、それを盛り上げる背景としてはソレでいいのよ。美しい演出だと思いますよ。
 ただわたしはまっつファンなので、まっつ渾身の泣き演技を見たいのよ。
 舞台の光源が視界に届くあたりの座席で、まっつの表情が闇に沈んでしまわない位置で、その演技を、顔を、ガン見したいのー。
 舞台奥でやられていたらまったく見えなかっただろうけど、ありがたいことにいちばん手前でやってくれてるしね。

 あ、まっつがどれかわからない人のために、見つけ方。
 ロメロ@ゆーひさんの最終ポジション(上手から歩いて登場するよね、彼)の斜め前にいます、まっつ。
 ゆーひさんガン見しているみなさま、彼の足元に這いつくばっている男がまっつです(笑)。
 後方からオペラで見る場合、ゆーひくんとまっつをひとつのフレームに収めることが可能だった。
 ゆーひさんにはライト当たってるけど、まっつにはナイ。

 
 まっつの演技には物足りないところがあるにしろ(ヲイ)、「アルバロ」という役自体は相当好みです。
 まっつよりも、もっと暑苦しい、スタンドプレイ好きな人が演じた方が栄えただろうなと思う。

 今回の公演では、まっつが最初の「エリオ万歳ソング」歌ってるじゃないですか。
 アレをアルバロが歌っているのだと考えれば、ますます愉快なことになるわけですよ。

 エリオがどんだけすごいかを語り、周りの者たちが追従する様を上から目線で受け止める。自分こそが語り部、エリオの理解者のように。なにもかもいちばん知っているかのように。
 まっつ的スカシきった顔で「ふふふ、エリオはこんなにすごいんだぞ」「そうか、みんなそんなにエリオが好きか、よしよし」とやってるのが、「アルバロ」ならば、とんでもなく興味深いです。

 ……同じ職場の仲間に対して、ですよ。普段はふつーにタメ口きいてる相手のことを、本人いないとこでは「オレのエリオってすげえだろ」と自慢しまくってるって、どーゆーことですか。

 
 とゆーことで、アルバロさん像を考える。

 闘牛士だけど花形ではまったくなく、パーティで紹介されるときも形容詞はナシ(笑)。でも、パーティに呼んでもらえる立場ではあるらしい。
 女に手が早い軽薄なプレイボーイ設定、らしい。
 チームの若手たちからは「兄貴」と呼ばれ、まさに兄貴風を吹かしてはいい気になっている。
 なにしろ赤い水玉のブラウス着て踊っちゃうよーな、愉快にピエロポジだ。や、あの衣装はアルバロの責任じゃないかもしんないけど、「アントン・チームのその他大勢の真ん中」つーだけで「真ん中はやっぱ赤だよね」ってだけのことだとは思うけど、それにしてもすごくトホホなセンスだし。

 そんなどーしよーもない感じの男なのに。
 エリオが闘牛士を辞めると言い出したときには糾弾側に立ち、立ってはいるが、裏切られたショックを表しているだけで、他の者たちとは違い直接的にエリオを責めることはせず、決闘の介添人をして出生の秘密と大愁嘆場に居合わせ、最後は膝を折って号泣。 
 
 まっつがどうこうとは切り離しても、アルバロさんの役回りは実に愉快だ。

 脚本上にあることだけ取り出しても、浮かび上がってくる「アルバロ」像は。

 「エリオを愛してる場合」と、逆に「憎んでいる場合」が考えられる(笑)。

 
 文字数が半端だから、翌日欄へ続く。

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