よかった。
よかった、宙組、『ベルばら』ぢゃないっ。
前回のラインアップ発表で、花組が『外伝 ベルサイユのばら-アンドレ編-』だとわかり、まだ発表されていない宙組に望みを託した。
キモチは、「俺の屍を越えて行け」だ。
『ベルばら』って、みんな大嫌いぢゃないですか。宝塚歌劇団がある限り上演され続けられる、決してなくなることはない悪夢、天災じゃないですか。誰もが自分の贔屓の組には当たってほしくないと願う最悪作品じゃないですか。
いやその、「みんな」って言ったら言い過ぎかもしんない、世界中の人の嗜好を聞いたわけじゃないから。
でもわたしの周囲、とても狭い範囲ではありますが、わたしが知る限りの「みんな」は、嫌っています。
自組に当たったら嘆き悲しみ、他組に当たるとお悔やみの言葉をかける、そーゆー位置づけ。
わたしも今回、友人たちから同情や励ましの言葉をいただきました。
植爺と『ベルばら』は、天災である以上、絶対になくなることはなく、誰かが犠牲になる。これはもう、仕方ないこと。
それならせめて、被害は出来るだけ少ない方がいい。
人間として、そう思うのはふつうでしょう。
「不幸なのはわたしだけでいい、お願い、みんなは不幸にならないで」と、泣きながら顔を上げてつぶやく、そのノリです。
「オレの死を無駄にせず、この屍を超えて未来を掴んでくれ……(ばたり)」てなノリです。
これで宙組まで植爺だったら、救いがない。泣く人が増えるだけじゃないかっ、そんな世の中間違ってるよママン!!
てなキモチだったので(いろんな方面に失礼な物言い)、宙組が『ベルばら』でなくて、心から喜びました。
そしてさらに、最悪の事態におびえていただけに、この演目に小躍りしてまつ。
あああ、かっこいいゆーひくんが見られるんだー。
原作付きだし、20時間超えを2時間半にまとめるわけでもないし、ふつーに期待できそうぢゃないですか。(原作付きでないもの、原作があっても長すぎてほぼオリジナル化しないと無理なものに対しての、イケコへの不信感ときたら・笑)
わたしはほんとのところ、小池先生の作品は好きになれないことが多いのだけど、それでも「小池演出・新作の大作ミュージカル(有名原作付き)」となると、俄然楽しみに思えるので、やっぱ演出家としての小池せんせはすごいよなあ。
名前聞くだけで嫌悪と絶望で気が遠くなるほど苦手な演出家もいるわけだから、「こーゆーとこが好きになれないんだよな」てな部分を抱えていても、それを払拭するほどの美点を持つ演出家は貴重だ。
そして、その嘆き悲しんだ(笑)『外伝 ベルサイユのばら-アンドレ編-』、一部配役とポスターが出ました。
……宙組中日作品の再演だから、この配役になるのはわかっている。
問題は、こうやって発表してポスターまで出してしまったってことは、他組からの特出はナイってこと。
わたしの記憶にある限り、本公演で1幕モノの『ベルばら』をやったことはないので、特出してまで大騒ぎしなくてもいいか、てなもんなのかもしれない。
が、わたしの記憶にある限り、本公演で特出も役替わりもない『ベルばら』は観たことがないし、初演の宙中日でオスカルが役替わりだったので、今後発表があるのかなと思う。
宙中日の番手で当てはめると、3番手=フェルゼン、4・5番手役替わり=オスカルになると思うが……花組にまんま当てはまるとも思えないし。
や、今までの番手で持ち上がるとすれば、3番手みわっち、4番手まっつと続くことになるけど、まっつがそのまま持ち上がるとは、残念ながら思っていない。
てゆーか、その法則で行くと、まっつがオスカルになるから、ありえない(笑)。
みわさんのオスカルはもうおなかいっぱいなので、頼むから別の役がいいっす。や、オスカルがというより、女役がもういいっす。フェルゼンでもジェローデルでもベルナールでも、みわさんならさぞや濃くクラシカルに演じてくれますよ。
どうかどうか、男役オンリーでお願いしますだ。
めおみつバウ『フィフティ・フィフティ』の配役が発表になったけれど、……わ、わからん。ヒロインは誰?
て、その「ヒロインは誰?」と思えることに、花組の娘役豊作ぶりを思う。
きらりちゃんでもれみちゃんでもあまちゃきでも、みんなヒロイン即OK!だもんな。
研3の菜那くららちゃんだって、93期入団次席、娘役ではトップの期待の星じゃん、抜擢なのかもしれないし。
花盛りだなあ、花組。
もひとつ、『逆転裁判2』の配役発表。
ミツルギ@ともちんキターーッ!!
いやはや、まずミツルギが出ることから、トピックだった。七帆くんがあまりにハマリ役だったため、永久欠番かと思ってた。
ともちんに今になって二枚目役が回ってくること、しかもソレが内外から注目度の高いミツルギ役だということ、いろんな意味でテンション上がった。
や、大変だと思うけどね、あれだけのハマリ役の、あとを受けるのは。
でもうれしいな。2番手のともちんもうれしいし、らんとむと絡んでくれるのもうれしい。観たことなかったもんよ。
せーこちゃんがヒロインだとわかったときも、うれしかったんですけどね。せーこちゃんはヅカのヒロインにはちょっと線が太いんだけど、漢らんとむなら全部まるっと受け止めてくれそうだし!
『逆転裁判』は主要キャラにしか見せ場がなく、下級生は背景扱い、そして主要キャラだって結局は主役以外芝居というよりキャラ見せ程度で終わっていて、「人を観る」タカラヅカの趣旨からははずれているんだよね。
だから芝居として、下級生が活躍できるはずの小劇場公演としてはおいしくないのかもしれないけれど、話題作なことはたしかだから、ヅカファン以外の人にも注目されるチャンス。チガウ客層の中で舞台に立ち、さらにスキルアップしてくれることだろう。
てゆーかチケット取れるんだろーか……。
よかった、宙組、『ベルばら』ぢゃないっ。
2009/06/11
2009年 公演ラインアップ【宝塚大劇場、東京宝塚劇場】<11月~2010年2月予定・宙組『カサブランカ』>
6月11日(木)、2009年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、宝塚大劇場、東京宝塚劇場<11月~2010年2月予定・宙組>の上演作品が決定いたしましたのでお知らせいたします。
宙組
■主演・・・(宙組)大空 祐飛、野々 すみ花
NTT東日本・NTT西日本フレッツシアター
ミュージカル
『カサブランカ』
CASABLANCA and all related characters and elements are
trademarks of and (c)Turner Entertainment Co. (s09)
脚本・演出/小池修一郎
前回のラインアップ発表で、花組が『外伝 ベルサイユのばら-アンドレ編-』だとわかり、まだ発表されていない宙組に望みを託した。
キモチは、「俺の屍を越えて行け」だ。
『ベルばら』って、みんな大嫌いぢゃないですか。宝塚歌劇団がある限り上演され続けられる、決してなくなることはない悪夢、天災じゃないですか。誰もが自分の贔屓の組には当たってほしくないと願う最悪作品じゃないですか。
いやその、「みんな」って言ったら言い過ぎかもしんない、世界中の人の嗜好を聞いたわけじゃないから。
でもわたしの周囲、とても狭い範囲ではありますが、わたしが知る限りの「みんな」は、嫌っています。
自組に当たったら嘆き悲しみ、他組に当たるとお悔やみの言葉をかける、そーゆー位置づけ。
わたしも今回、友人たちから同情や励ましの言葉をいただきました。
植爺と『ベルばら』は、天災である以上、絶対になくなることはなく、誰かが犠牲になる。これはもう、仕方ないこと。
それならせめて、被害は出来るだけ少ない方がいい。
人間として、そう思うのはふつうでしょう。
「不幸なのはわたしだけでいい、お願い、みんなは不幸にならないで」と、泣きながら顔を上げてつぶやく、そのノリです。
「オレの死を無駄にせず、この屍を超えて未来を掴んでくれ……(ばたり)」てなノリです。
これで宙組まで植爺だったら、救いがない。泣く人が増えるだけじゃないかっ、そんな世の中間違ってるよママン!!
てなキモチだったので(いろんな方面に失礼な物言い)、宙組が『ベルばら』でなくて、心から喜びました。
そしてさらに、最悪の事態におびえていただけに、この演目に小躍りしてまつ。
あああ、かっこいいゆーひくんが見られるんだー。
原作付きだし、20時間超えを2時間半にまとめるわけでもないし、ふつーに期待できそうぢゃないですか。(原作付きでないもの、原作があっても長すぎてほぼオリジナル化しないと無理なものに対しての、イケコへの不信感ときたら・笑)
わたしはほんとのところ、小池先生の作品は好きになれないことが多いのだけど、それでも「小池演出・新作の大作ミュージカル(有名原作付き)」となると、俄然楽しみに思えるので、やっぱ演出家としての小池せんせはすごいよなあ。
名前聞くだけで嫌悪と絶望で気が遠くなるほど苦手な演出家もいるわけだから、「こーゆーとこが好きになれないんだよな」てな部分を抱えていても、それを払拭するほどの美点を持つ演出家は貴重だ。
そして、その嘆き悲しんだ(笑)『外伝 ベルサイユのばら-アンドレ編-』、一部配役とポスターが出ました。
アンドレ 真飛 聖
マリーズ 桜乃 彩音
アラン 壮 一帆
……宙組中日作品の再演だから、この配役になるのはわかっている。
問題は、こうやって発表してポスターまで出してしまったってことは、他組からの特出はナイってこと。
わたしの記憶にある限り、本公演で1幕モノの『ベルばら』をやったことはないので、特出してまで大騒ぎしなくてもいいか、てなもんなのかもしれない。
が、わたしの記憶にある限り、本公演で特出も役替わりもない『ベルばら』は観たことがないし、初演の宙中日でオスカルが役替わりだったので、今後発表があるのかなと思う。
宙中日の番手で当てはめると、3番手=フェルゼン、4・5番手役替わり=オスカルになると思うが……花組にまんま当てはまるとも思えないし。
や、今までの番手で持ち上がるとすれば、3番手みわっち、4番手まっつと続くことになるけど、まっつがそのまま持ち上がるとは、残念ながら思っていない。
てゆーか、その法則で行くと、まっつがオスカルになるから、ありえない(笑)。
みわさんのオスカルはもうおなかいっぱいなので、頼むから別の役がいいっす。や、オスカルがというより、女役がもういいっす。フェルゼンでもジェローデルでもベルナールでも、みわさんならさぞや濃くクラシカルに演じてくれますよ。
どうかどうか、男役オンリーでお願いしますだ。
めおみつバウ『フィフティ・フィフティ』の配役が発表になったけれど、……わ、わからん。ヒロインは誰?
て、その「ヒロインは誰?」と思えることに、花組の娘役豊作ぶりを思う。
きらりちゃんでもれみちゃんでもあまちゃきでも、みんなヒロイン即OK!だもんな。
研3の菜那くららちゃんだって、93期入団次席、娘役ではトップの期待の星じゃん、抜擢なのかもしれないし。
花盛りだなあ、花組。
もひとつ、『逆転裁判2』の配役発表。
ミツルギ@ともちんキターーッ!!
いやはや、まずミツルギが出ることから、トピックだった。七帆くんがあまりにハマリ役だったため、永久欠番かと思ってた。
ともちんに今になって二枚目役が回ってくること、しかもソレが内外から注目度の高いミツルギ役だということ、いろんな意味でテンション上がった。
や、大変だと思うけどね、あれだけのハマリ役の、あとを受けるのは。
でもうれしいな。2番手のともちんもうれしいし、らんとむと絡んでくれるのもうれしい。観たことなかったもんよ。
せーこちゃんがヒロインだとわかったときも、うれしかったんですけどね。せーこちゃんはヅカのヒロインにはちょっと線が太いんだけど、漢らんとむなら全部まるっと受け止めてくれそうだし!
『逆転裁判』は主要キャラにしか見せ場がなく、下級生は背景扱い、そして主要キャラだって結局は主役以外芝居というよりキャラ見せ程度で終わっていて、「人を観る」タカラヅカの趣旨からははずれているんだよね。
だから芝居として、下級生が活躍できるはずの小劇場公演としてはおいしくないのかもしれないけれど、話題作なことはたしかだから、ヅカファン以外の人にも注目されるチャンス。チガウ客層の中で舞台に立ち、さらにスキルアップしてくれることだろう。
てゆーかチケット取れるんだろーか……。
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