強く、かっこよく。@太王四神記 Ver.II
2009年6月29日 タカラヅカ さて、『太王四神記 Ver.II』だらだら感想行きます。
花組版で客電消えたら上手セリをオペラでガン見、の癖が付いている(笑)ため、ヒョンゴがせり上がってこないことにまずびっくり。
ヒョンゴはいないが、ナレーションはヒョンゴ@組長。カーテンをスクリーンにして、朝鮮半島地図が映し出され、物語の解説がスタート。
阿沸蘭寺、とか、火天会、とか。漢字で書かれてます。それらがナレーションの「あぶるらんざ」とか「ふぁちょんかい」だとわかるかどうかは謎。
スクリーンが透けるとそこは、秘密組織火天会の秘密基地阿沸蘭寺。夜露四苦。
じじいプルキル@すずみんが世界征服の野望を語り、幼いキハ@誰だっけ、プログラム買ってないからわからん、が捕らえられていて、彼女がどこぞの国の姫だとか朱雀の守り主だとか台詞で説明しつつ、「記憶を封じてやる~~」と肩へ烙印。
最初のこの場面でもう「チュシンの夜」から10年経っているらしい。記憶を封じたキハを天地神堂の巫女へしようとしているわけだ。
サリャン@ともみんは最初からキハびいき。やさしい人らしい、と伏線。あ、姫抱っこ付きなので、やはりサリャンはナニ気にともみんアテ書きかも?(笑)
この朱雀の守り主だの封印だの烙印だのの説明過程にて、わかりやすくキハの超能力爆発、じじいプルキルは青年プルキルへ変身。
ヒゲ無しプルキルが拝めるのはここだけ。あ、眉は二股になってません。
プルキルもノリノリで悪役振付だが、彼のお取り巻きコーラストリオ@毬乃・梅園・花愛がこわすぎ。(誉めてます)
プルキルよりこわいっつーか、目に付く……。
そして顔の見えない火天会下っ端@アクロバット・ダンサーズ。
すげえなヲイ、と思っていたら、あとでチラ見したプログラムによるとここは、星組きってのダンサー・身体能力の高い人たちをまるっと投入している。
顔が見えないのに、豪華な顔ぶれですよ。能力優先になると顔を出せないという不思議(笑)。
高句麗宮廷では、現在の王@組長が死期を悟り、次代の王を選定しようとしている。
天地神堂の大神官@柚長が託宣を……歌うのか? 柚長にあの歌を歌わせる気かイケコ?! と思っていたら、彼女は解説するだけで、歌はコロちゃんだった(笑)。
神懸かりコロちゃんがまたこわいこわい。(誉めてます)
花組版でツッコミどころだった、「タムドク@まとぶん、ホゲ@ゆーひが生まれた日、すでにキハは姫花だった」という謎の年齢設定。
すでに姫花……ってことは、タムドクとキハって、キハの方が10歳くらい年上? いや、もっと上か? なにしろ姫花だし! まとぶはともかく、ゆーひより彩音が10歳以上年上って……?!(白目)
が、星組版ではその辺が誤魔化されている。
少女である子役キハに対し、プルキルが「チュシンの王は今10歳」とゆー話をするのみなので、ふたりの年の差はわからない。漠然と「同じくらいかな」と思わせる。
この天地神堂の次期王託宣場面でも、巫女になるために連れてこられた少女キハと、ヤン王(まだ王じゃないけど)@一樹さんに連れてこられた少年タムドク@ちゃきが一瞬出会うのだが、どちらも子役ということで余計に「同じくらいの年かな」と思わせる。
うんうん、「まとぶとゆーひが生まれたときに、彩音はすでに姫花だった」というのは衝撃的過ぎるというか、原作はどうあれタカラヅカではマイナスでしかないことなので、星組版では改訂されていてうれしい。
タムドクがチュシンの夜に生まれ、神様が「タムドクこそがチュシンの王」だと言った……と、ここですでに周知の事実となる。
少年は、思い宿命を背負うことになるんだ。
運命の直中へ足を踏み入れた少年の儚い背中に、逞しい青年となったタムドク@れおんの背中が重なる。
せり上がりで時を止めて登場ですよ。
トップスター登場。なかなかどーして長かった、登場まで(笑)。
引きが長かった分、満場の拍手で迎えられて。
タムドク様が銀橋で彼のテーマソングを歌う後ろ、本舞台ではヤン王が少年タムドクに「アホのふりをしろ」と言い聞かせているんだが。
えーと?
「チュシンの王であることはナイショ」だった花組版なら、アホのふりをするのもわかるが、「神に選ばれたチュシンの王」だと宣言された星組版では、んな必要はないのでは? むしろ、「神様が選んだのにアホってどーゆーこと? 神様が間違えた?」→パターン1「神様はもう信じられない、宗教革命だー!」→「国がめちゃくちゃ」、パターン2「神様は絶対だ、だから間違っているのはアホのタムドク、タムドクを殺して賢い王様を神様に選び直してもらおう」→「タムドク終了」とかになっちゃわないか?
神様に選ばれたんだから、それに相応しく立派な王子様として振る舞わないと。国が乱れるもとじゃん?
で、実際、タムドクがアホのふりをしているために、国は乱れるのだ。
タムドクは王宮で大切に大切に過保護に育ち、ライバルのホゲ@かなめは戦争に出かけたりして実績を上げる。
タムドクがふつーに優秀で戦争もできます強いです、非の打ち所はございませんな王子様だとすべての人が知っていたら、ホゲを王に、という声もヨン家の局地的私欲で終わったろうに。
変なことするよなー。
タムドクが王宮で隠されるよーにして育ったのは、どっから見ても強そうだから、隠すしかなかったのではなかろーか。
いくら「アホでよわよわです」と噂を流しても、姿を見れば「あの体育会系筋肉むちむち男子が虚弱体質? 女以下の腕っ節?」と噂が嘘と丸わかりになってしまう。
だからタムドクはヒミツの花園の王子様。男たちの目に触れさせるわけにはいかないのだ、限られた女性兵士のみに守られて隠されていたのだ。
で、タムドク側近の、女ばかりの近衛隊。
カクダン@まりも、かっけー!!
てか、マジ、強そうだ。
女戦士、という感じ。男装の麗人とかでは、まったくない。骨太で硬質、かつ、肉の厚みがリアルな女性ソルジャー。対戦格闘ゲームにいそうだ。
正直、男役のりせ@花組カクダンより、はるかに強そう……(笑)。
このカクダンの強さと体格の良さに反し、他の近衛兵たちは、ちょっと残念だった。
ふつーの女の子たちだ……イケメンぢゃない……。
小柄だし、強そうでもストイックでもない……。
こんなかわいらしい女の子たち相手に、ナニをやっていたんだ、タムドク?
タムドクはふつーに強そうで王様ちっくで傲慢な快活さがあるので、近衛隊の女の子たちは戦闘訓練だけでない部分でも、なにかしら勉強相手、練習相手だったのではないかと邪推(笑)。
でも、カクダンではないな、相手(笑)。他の4人のうちの誰か、あるいは4人とも?
でもって、コ将軍@あかし、かっけー!!
コ将軍はナニ気に儲け役。めぐむもかっこよかったが、あかしもまたいい男だ。顔の大きさがリアル男性っぽい。
かっこいい役がいっぱい、かっこいい人たちがいっぱい登場するのが『太王四神記』という作品のわくわくするところ。
続く~~。
花組版で客電消えたら上手セリをオペラでガン見、の癖が付いている(笑)ため、ヒョンゴがせり上がってこないことにまずびっくり。
ヒョンゴはいないが、ナレーションはヒョンゴ@組長。カーテンをスクリーンにして、朝鮮半島地図が映し出され、物語の解説がスタート。
阿沸蘭寺、とか、火天会、とか。漢字で書かれてます。それらがナレーションの「あぶるらんざ」とか「ふぁちょんかい」だとわかるかどうかは謎。
スクリーンが透けるとそこは、秘密組織火天会の秘密基地阿沸蘭寺。夜露四苦。
じじいプルキル@すずみんが世界征服の野望を語り、幼いキハ@誰だっけ、プログラム買ってないからわからん、が捕らえられていて、彼女がどこぞの国の姫だとか朱雀の守り主だとか台詞で説明しつつ、「記憶を封じてやる~~」と肩へ烙印。
最初のこの場面でもう「チュシンの夜」から10年経っているらしい。記憶を封じたキハを天地神堂の巫女へしようとしているわけだ。
サリャン@ともみんは最初からキハびいき。やさしい人らしい、と伏線。あ、姫抱っこ付きなので、やはりサリャンはナニ気にともみんアテ書きかも?(笑)
この朱雀の守り主だの封印だの烙印だのの説明過程にて、わかりやすくキハの超能力爆発、じじいプルキルは青年プルキルへ変身。
ヒゲ無しプルキルが拝めるのはここだけ。あ、眉は二股になってません。
プルキルもノリノリで悪役振付だが、彼のお取り巻きコーラストリオ@毬乃・梅園・花愛がこわすぎ。(誉めてます)
プルキルよりこわいっつーか、目に付く……。
そして顔の見えない火天会下っ端@アクロバット・ダンサーズ。
すげえなヲイ、と思っていたら、あとでチラ見したプログラムによるとここは、星組きってのダンサー・身体能力の高い人たちをまるっと投入している。
顔が見えないのに、豪華な顔ぶれですよ。能力優先になると顔を出せないという不思議(笑)。
高句麗宮廷では、現在の王@組長が死期を悟り、次代の王を選定しようとしている。
天地神堂の大神官@柚長が託宣を……歌うのか? 柚長にあの歌を歌わせる気かイケコ?! と思っていたら、彼女は解説するだけで、歌はコロちゃんだった(笑)。
神懸かりコロちゃんがまたこわいこわい。(誉めてます)
花組版でツッコミどころだった、「タムドク@まとぶん、ホゲ@ゆーひが生まれた日、すでにキハは姫花だった」という謎の年齢設定。
すでに姫花……ってことは、タムドクとキハって、キハの方が10歳くらい年上? いや、もっと上か? なにしろ姫花だし! まとぶはともかく、ゆーひより彩音が10歳以上年上って……?!(白目)
が、星組版ではその辺が誤魔化されている。
少女である子役キハに対し、プルキルが「チュシンの王は今10歳」とゆー話をするのみなので、ふたりの年の差はわからない。漠然と「同じくらいかな」と思わせる。
この天地神堂の次期王託宣場面でも、巫女になるために連れてこられた少女キハと、ヤン王(まだ王じゃないけど)@一樹さんに連れてこられた少年タムドク@ちゃきが一瞬出会うのだが、どちらも子役ということで余計に「同じくらいの年かな」と思わせる。
うんうん、「まとぶとゆーひが生まれたときに、彩音はすでに姫花だった」というのは衝撃的過ぎるというか、原作はどうあれタカラヅカではマイナスでしかないことなので、星組版では改訂されていてうれしい。
タムドクがチュシンの夜に生まれ、神様が「タムドクこそがチュシンの王」だと言った……と、ここですでに周知の事実となる。
少年は、思い宿命を背負うことになるんだ。
運命の直中へ足を踏み入れた少年の儚い背中に、逞しい青年となったタムドク@れおんの背中が重なる。
せり上がりで時を止めて登場ですよ。
トップスター登場。なかなかどーして長かった、登場まで(笑)。
引きが長かった分、満場の拍手で迎えられて。
タムドク様が銀橋で彼のテーマソングを歌う後ろ、本舞台ではヤン王が少年タムドクに「アホのふりをしろ」と言い聞かせているんだが。
えーと?
「チュシンの王であることはナイショ」だった花組版なら、アホのふりをするのもわかるが、「神に選ばれたチュシンの王」だと宣言された星組版では、んな必要はないのでは? むしろ、「神様が選んだのにアホってどーゆーこと? 神様が間違えた?」→パターン1「神様はもう信じられない、宗教革命だー!」→「国がめちゃくちゃ」、パターン2「神様は絶対だ、だから間違っているのはアホのタムドク、タムドクを殺して賢い王様を神様に選び直してもらおう」→「タムドク終了」とかになっちゃわないか?
神様に選ばれたんだから、それに相応しく立派な王子様として振る舞わないと。国が乱れるもとじゃん?
で、実際、タムドクがアホのふりをしているために、国は乱れるのだ。
タムドクは王宮で大切に大切に過保護に育ち、ライバルのホゲ@かなめは戦争に出かけたりして実績を上げる。
タムドクがふつーに優秀で戦争もできます強いです、非の打ち所はございませんな王子様だとすべての人が知っていたら、ホゲを王に、という声もヨン家の局地的私欲で終わったろうに。
変なことするよなー。
タムドクが王宮で隠されるよーにして育ったのは、どっから見ても強そうだから、隠すしかなかったのではなかろーか。
いくら「アホでよわよわです」と噂を流しても、姿を見れば「あの体育会系筋肉むちむち男子が虚弱体質? 女以下の腕っ節?」と噂が嘘と丸わかりになってしまう。
だからタムドクはヒミツの花園の王子様。男たちの目に触れさせるわけにはいかないのだ、限られた女性兵士のみに守られて隠されていたのだ。
で、タムドク側近の、女ばかりの近衛隊。
カクダン@まりも、かっけー!!
てか、マジ、強そうだ。
女戦士、という感じ。男装の麗人とかでは、まったくない。骨太で硬質、かつ、肉の厚みがリアルな女性ソルジャー。対戦格闘ゲームにいそうだ。
正直、男役のりせ@花組カクダンより、はるかに強そう……(笑)。
このカクダンの強さと体格の良さに反し、他の近衛兵たちは、ちょっと残念だった。
ふつーの女の子たちだ……イケメンぢゃない……。
小柄だし、強そうでもストイックでもない……。
こんなかわいらしい女の子たち相手に、ナニをやっていたんだ、タムドク?
タムドクはふつーに強そうで王様ちっくで傲慢な快活さがあるので、近衛隊の女の子たちは戦闘訓練だけでない部分でも、なにかしら勉強相手、練習相手だったのではないかと邪推(笑)。
でも、カクダンではないな、相手(笑)。他の4人のうちの誰か、あるいは4人とも?
でもって、コ将軍@あかし、かっけー!!
コ将軍はナニ気に儲け役。めぐむもかっこよかったが、あかしもまたいい男だ。顔の大きさがリアル男性っぽい。
かっこいい役がいっぱい、かっこいい人たちがいっぱい登場するのが『太王四神記』という作品のわくわくするところ。
続く~~。
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