チャラ男とベッド師。@フィフティ・フィフティ
2009年7月21日 タカラヅカ 良かったねヤス、大部屋卒業できたんだね。てゆーか、橘とW主演なんてすごいじゃん!
……と、思ってしまうくらいには、イシダせんせはいったんアテ書きしたら、そのイメージ固定なんでしょーか。
まりんも王子もらいもアーサーも、方向性はチガウがだいもんも、結局のところ似たよーなキャラクタ。二枚目は皆無。ここはタカラヅカなのにね。
そしてなにより、あまちゃき、組が違っても同じ役?!
『殉情』で同じ役やってましたよ、あまちゃき。おっさんとふたりでカーテン前で、テーマを1から10まで台詞で解説する若者役。イシダ作品のお約束キャラ。いかにもな現代っ子役。
2作連続同じ役って、どんだけ……。
とまあ、イシダせんせのイシダらしさに眩暈。ほんとに勘弁してくれ、なことはてんこ盛りだが、イシダな部分には目をつぶり、キャスト感想。
みつめおが、かっこいい。
なんでこんな作品でこんなにかっこいいのか、理不尽さにふと悲しくなったりするくらい、とにかくステキにかっこいい。
作品のひっかかるところを、彼らが力尽くで、そしてその美貌で誤魔化してしまうのが心地いい。あー、タカラヅカっていいわねぇ。
めおくんは、チャラ男を演じさせたらヅカ1だね。(真顔で誉め言葉)
いい人を演じてもどこか胡散臭いという、ステキ持ち味を開花した彼は、プレイボーイの結婚詐欺師役、つーのを実に楽しく演じてくれた。
おもしろいからこの個性で突っ走って欲しい(笑)。
ヴィクター@めおくんは彼の魅力を活かす役で、最後のオチも含めてラブリーだ。
でも、作品の肝部分はジョナサン@みつるが担っているあたり、役の比重は『銀ちゃんの恋』に引き続き、ヤス、橘の順なのかなと思ってみたり。
W主演ものといっても、大抵どちらかがより主役っぽくて、どちらかは2番手っぽくなる。
芸風がシリアスである分、みつるの方が物語を回す役が似合うんだろう。
だがめおくんの、シリアスにならない持ち味は、タカラヅカ的だと思う。重くリアルになりがちなみつるの横で、地に足の着いていない夢世界の夢キャラであれるのって、武器だよ(笑)。
イケ行けめおくん、このまま行っちゃえ! できないことはやらなくてイイ、武器を磨いて突き進め!
そして。
みつるのベッド芝居はピカイチだね。(真顔で誉め言葉)
『舞姫』でもベッドで泣かせてくれたけど。
今回もまた、ベッドですよ。
……ベッドって、ただの眠るための場所、であって、色っぽい意味ではまったくないんだが(笑)、ベッドの中のみつるがやたらいい男で困ります。
彼はいい役者だ。リアルに胸に迫る芝居をする。
ジョナサンの抱えている鬱屈で、見ている方も息苦しくなる、胸が痛くなる。
みつるはもともと美形だけど、彼がもっとも美しく見えるのは、じっくりと内面芝居しているときだと思う。
いやあ、いいよなこのふたり。
持ち味がまったくかぶらなくて。
共に美形で、キラキラしていて。
逃避行中のホモカップルぶりも、たのしく眺めました。
つか、当たり前にヴィクターが女役なのがいいよな。でかいくせに。ジョナサンは咄嗟にオネエ言葉を話せるよーなタイプぢゃないから、ここでヴィクターなのは、正しい。正しいけど、でかい方がオネエというのは、見た目は正しくない……というか、ヴィクターって攻だよね?(真顔で誉め言葉)
攻だからこそ、咄嗟にネコの振りできるんだろうなあ。しみじみ。
それぞれの相手役、パメラ@きらりとクララ@れみも「アテ書きだよな」と納得させるハマりっぷり。
きらりは『銀ちゃんの恋』の引き続き、イシダに信頼されてるんだなあと思う。いい仕事してるよほんと。
華やかで、存在感あって。最後のオチまで含め、納得させてくれる肉厚ぶり。
れみちゃんもなあ、なんつーんだあの「不幸」「薄幸」の似合いっぷりというか(笑)……男に騙されて捨てられて、だけど傷心を抱いたまま明るく笑って健気に生きようとしている……ところがまた、すげーれみちゃん!!な感じ。
等身大の一生懸命な女の子ぶりが、いじらしい。ジョナサンとお似合いですよ。
イシダ作品のお約束、テーマを台詞でえんえんナレーションする年配者@まりんと、それを素直に聞いて一緒に台詞でえんえんナレーションする若者@あまちゃきも、さすがのうまさ。
なにしろ解説者だから、下手な人がやると自爆するのよね。
だからまりえったとかみやたんとかきみつんとか、うまい人にしかやらせないのよね。だから今回もまりんなのよね。
この役をやるのが2回目のあまちゃきは、すでにコツは飲み込めています、な感じ。役割を理解して、さらに自分の魅力を振りまきながら演じている。
てゆーか、『殉情』のときもそうだったけど、ほんとかわいーなあ。このイマドキな女の子っぷりがたまらん。
でもってイシダせんせ。
だいもんに、まともな役をやらせて下さい。
なまじうまいから、なんでもやっちゃうし、出来ちゃう子だけど。
新公主演した若手スターを売り出すのも、座付き作家の仕事でしょう。大劇場では人数の関係でろくに出番をもらえない、次世代スターをオイシク売り込むことも、考えて下さいよ。
1回だけならなんとも思わんが、短期間で2回連続イロモノお笑いキャラっつーのはなあ。
イロモノはたまにやるからオイシイんであって、毎回になると首を傾げてしまう。この演出家は、この生徒を活かす役がこんなキャラだと思い込んでいるの?と。
お笑いキャラは、だいもんの魅力をもっとも引き出す役だと思っているの? 魅力を引き出してはじめて「アテ書き」ってゆーのよ?
といっても、主役以外、まともな役がないんだから、だいもんがどうとかいう問題じゃないんだがな。
おてもやんで10円ハゲで青洟垂らしてないだけマシと思えってか。
なんにせよ、だいもんはやっぱりうまくて、かわいく熱演していた。あのものすげーリーゼントは、『スカウト』を思い出したわ……(笑)。
でもってイシダせんせ。
らいらいに、まともな役をやらせて下さい。
らいの普段の役付きからすれば、ちゃんとストーリーに絡む役があるっつーだけでありがたいことなのかもしれないが。
しかし、彼もまた前回と同じタイプ、1回だけならなんとも思わんが、短期間で2回連続イロモノお笑いキャラっつーのはなあ。
イシダせんせは気弱なオタク、ヘタレなボクちゃんキャラが、らいの魅力をもっとも引き出す役だと思っているの?
なんにせよ、さらさらストレートヘアでめがねっこのらいは、とてもプリチーでした。
前半の銀行員コス(コス言うな)がいちばんステキです(笑)。
ビリー@らいの部屋は、日本のアニメ尽くしにするべきだと思ったわ。アメコミはなんか違和感。舞台がどこであれ、ヲタク分野でジャパニメーションは世界を席巻しているのでは?
……と、思ってしまうくらいには、イシダせんせはいったんアテ書きしたら、そのイメージ固定なんでしょーか。
まりんも王子もらいもアーサーも、方向性はチガウがだいもんも、結局のところ似たよーなキャラクタ。二枚目は皆無。ここはタカラヅカなのにね。
そしてなにより、あまちゃき、組が違っても同じ役?!
『殉情』で同じ役やってましたよ、あまちゃき。おっさんとふたりでカーテン前で、テーマを1から10まで台詞で解説する若者役。イシダ作品のお約束キャラ。いかにもな現代っ子役。
2作連続同じ役って、どんだけ……。
とまあ、イシダせんせのイシダらしさに眩暈。ほんとに勘弁してくれ、なことはてんこ盛りだが、イシダな部分には目をつぶり、キャスト感想。
みつめおが、かっこいい。
なんでこんな作品でこんなにかっこいいのか、理不尽さにふと悲しくなったりするくらい、とにかくステキにかっこいい。
作品のひっかかるところを、彼らが力尽くで、そしてその美貌で誤魔化してしまうのが心地いい。あー、タカラヅカっていいわねぇ。
めおくんは、チャラ男を演じさせたらヅカ1だね。(真顔で誉め言葉)
いい人を演じてもどこか胡散臭いという、ステキ持ち味を開花した彼は、プレイボーイの結婚詐欺師役、つーのを実に楽しく演じてくれた。
おもしろいからこの個性で突っ走って欲しい(笑)。
ヴィクター@めおくんは彼の魅力を活かす役で、最後のオチも含めてラブリーだ。
でも、作品の肝部分はジョナサン@みつるが担っているあたり、役の比重は『銀ちゃんの恋』に引き続き、ヤス、橘の順なのかなと思ってみたり。
W主演ものといっても、大抵どちらかがより主役っぽくて、どちらかは2番手っぽくなる。
芸風がシリアスである分、みつるの方が物語を回す役が似合うんだろう。
だがめおくんの、シリアスにならない持ち味は、タカラヅカ的だと思う。重くリアルになりがちなみつるの横で、地に足の着いていない夢世界の夢キャラであれるのって、武器だよ(笑)。
イケ行けめおくん、このまま行っちゃえ! できないことはやらなくてイイ、武器を磨いて突き進め!
そして。
みつるのベッド芝居はピカイチだね。(真顔で誉め言葉)
『舞姫』でもベッドで泣かせてくれたけど。
今回もまた、ベッドですよ。
……ベッドって、ただの眠るための場所、であって、色っぽい意味ではまったくないんだが(笑)、ベッドの中のみつるがやたらいい男で困ります。
彼はいい役者だ。リアルに胸に迫る芝居をする。
ジョナサンの抱えている鬱屈で、見ている方も息苦しくなる、胸が痛くなる。
みつるはもともと美形だけど、彼がもっとも美しく見えるのは、じっくりと内面芝居しているときだと思う。
いやあ、いいよなこのふたり。
持ち味がまったくかぶらなくて。
共に美形で、キラキラしていて。
逃避行中のホモカップルぶりも、たのしく眺めました。
つか、当たり前にヴィクターが女役なのがいいよな。でかいくせに。ジョナサンは咄嗟にオネエ言葉を話せるよーなタイプぢゃないから、ここでヴィクターなのは、正しい。正しいけど、でかい方がオネエというのは、見た目は正しくない……というか、ヴィクターって攻だよね?(真顔で誉め言葉)
攻だからこそ、咄嗟にネコの振りできるんだろうなあ。しみじみ。
それぞれの相手役、パメラ@きらりとクララ@れみも「アテ書きだよな」と納得させるハマりっぷり。
きらりは『銀ちゃんの恋』の引き続き、イシダに信頼されてるんだなあと思う。いい仕事してるよほんと。
華やかで、存在感あって。最後のオチまで含め、納得させてくれる肉厚ぶり。
れみちゃんもなあ、なんつーんだあの「不幸」「薄幸」の似合いっぷりというか(笑)……男に騙されて捨てられて、だけど傷心を抱いたまま明るく笑って健気に生きようとしている……ところがまた、すげーれみちゃん!!な感じ。
等身大の一生懸命な女の子ぶりが、いじらしい。ジョナサンとお似合いですよ。
イシダ作品のお約束、テーマを台詞でえんえんナレーションする年配者@まりんと、それを素直に聞いて一緒に台詞でえんえんナレーションする若者@あまちゃきも、さすがのうまさ。
なにしろ解説者だから、下手な人がやると自爆するのよね。
だからまりえったとかみやたんとかきみつんとか、うまい人にしかやらせないのよね。だから今回もまりんなのよね。
この役をやるのが2回目のあまちゃきは、すでにコツは飲み込めています、な感じ。役割を理解して、さらに自分の魅力を振りまきながら演じている。
てゆーか、『殉情』のときもそうだったけど、ほんとかわいーなあ。このイマドキな女の子っぷりがたまらん。
でもってイシダせんせ。
だいもんに、まともな役をやらせて下さい。
なまじうまいから、なんでもやっちゃうし、出来ちゃう子だけど。
新公主演した若手スターを売り出すのも、座付き作家の仕事でしょう。大劇場では人数の関係でろくに出番をもらえない、次世代スターをオイシク売り込むことも、考えて下さいよ。
1回だけならなんとも思わんが、短期間で2回連続イロモノお笑いキャラっつーのはなあ。
イロモノはたまにやるからオイシイんであって、毎回になると首を傾げてしまう。この演出家は、この生徒を活かす役がこんなキャラだと思い込んでいるの?と。
お笑いキャラは、だいもんの魅力をもっとも引き出す役だと思っているの? 魅力を引き出してはじめて「アテ書き」ってゆーのよ?
といっても、主役以外、まともな役がないんだから、だいもんがどうとかいう問題じゃないんだがな。
おてもやんで10円ハゲで青洟垂らしてないだけマシと思えってか。
なんにせよ、だいもんはやっぱりうまくて、かわいく熱演していた。あのものすげーリーゼントは、『スカウト』を思い出したわ……(笑)。
でもってイシダせんせ。
らいらいに、まともな役をやらせて下さい。
らいの普段の役付きからすれば、ちゃんとストーリーに絡む役があるっつーだけでありがたいことなのかもしれないが。
しかし、彼もまた前回と同じタイプ、1回だけならなんとも思わんが、短期間で2回連続イロモノお笑いキャラっつーのはなあ。
イシダせんせは気弱なオタク、ヘタレなボクちゃんキャラが、らいの魅力をもっとも引き出す役だと思っているの?
なんにせよ、さらさらストレートヘアでめがねっこのらいは、とてもプリチーでした。
前半の銀行員コス(コス言うな)がいちばんステキです(笑)。
ビリー@らいの部屋は、日本のアニメ尽くしにするべきだと思ったわ。アメコミはなんか違和感。舞台がどこであれ、ヲタク分野でジャパニメーションは世界を席巻しているのでは?
コメント