残念だと思ううちが、救い。
2009年7月5日 タカラヅカ もう劇団は、関西で『ラストディ』の中継をしてくれないのだろうか。
宝塚歌劇団は、関西に拠点を置く95年の歴史を持つカンパニーだ。
従って日本中でも特に関西人に認知度が高く、ファンの数が多いと思う。
この認識は間違っているのだろうか。
なのに何故か、トップスター退団最後の日の舞台中継を、関西ではほとんど行わない、ということになった。
今までもそうならば「そーゆーもんなんだ」と思えるが、それまでは関西でも何カ所かの会場で中継をしていたのに、突然やらなくなった。
日本の首都は東京だから、東京中心。
自分の地元で中継がない、と文句を言うのはただの自己中発言。……かもしれないが、先に語った通り、そもそもタカラヅカが関西中心社会であり、また今までやっていたのだから、「あった」ものを「なくした」のはおかしい、という話。
イベントの『百年への道』もそうだったが、これはまだ本拠地宝塚大劇場でのイベントだったので、関西での中継箇所が少なくても仕方ないかと思う。
や、ぶっちゃけ特殊なイベントだから観客は全国から駆けつけているのであって、関西開催であることは理由にならないとわかっているが、百歩譲って言い訳にすることはできる。
しかし、東京で開催している公演の中継を、東京でばかり何箇所も行い、関西が西宮の小さな映画館1個ってのはどうなのよ。
トウコちゃんの『ラストディ』中継が西宮1軒だけだとわかったときは、唖然としたもの。
や、信じてなかったの。どーせ途中で数が増えるに違いない。だってどう考えたって、足りないもの。トウコファンの数をナメてんのか、と。
ワタさんだってコムちゃんだってオサ様だって、はるかにたくさんの会場でやったでしょう? トウコちゃんだって彼らクラスの動員はしちゃいますよ? と。
ところがどっこい、会場の数は増えないままで。
おかげで、そのたった1軒の中継チケットが、数万円するという事態に。
中継なのに。本人いないのに。
劇団になんの得があるんだろう。
ファンを悲しませて、ダフ屋を儲けさせて。
そして今回、タニちゃんの『ラストディ』でも、状況は改善されなかった。
東京ではチケットが余り、掲示板に定価や割引で出回っているのに、関西のチケットはナシ。
東京で余らせているくらいなら、そっちのハコを減らして、関西で増やせばいいのに。
大人の事情が絡んでいるのはわかるが、こーゆーところにも劇団の誠意の無さが見えて、嫌だ。
商売優先で、ファンなんかどーでもいい、という本心が透けて見える。
中継はサービスでやっているのであって、「放っておいても客が入る」手持ちの東宝映画館でやりたくないんだろう、と思う。
大阪にある東宝シネマは、場所がいいこともあって客入りがいいからな。映画館に来る客を捨ててまで、ヅカの中継に1日潰したくないんだろう。
だから唯一、もともと客入りの悪い西宮のみを中継に利用する。絶対に損はしない、ヅカのためなんかに、という姿勢。
オサ様以前の中継は、手持ち映画館ではなく、他の会場をレンタルしていた。
他社物件より、手持ち物件の方が安く上がるから、今の方式に変更(オサ様はテストだったので両者併用、しかもドル箱映画館利用)した。
と、勝手に思ってんだが、どうだろう。
あくまでも商売のため、儲けがなくちゃヅカだってなくなっちゃうんだよ? というのは、わかる。
経費を最低限に抑えた結果が、今の方式なんだろうさ。
しかし。
わたしは大阪人で、わたしの利害が絡んでいるので憤っているのだが(笑)、それを抜きにしてもおかしな話ではないか?
片方に沢山中継劇場を作り余らせて、片方では1箇所しかなくてチケ難というのは。
「商売」ならば、売れるところで売ればいいのに。何故、みすみす販売チャンスを自ら棒に振るのだろう。
完売するのはわかっているのだから、損をしない価格を設定すれば済むことだ、1館だけの問題ではなく全国の経費を合わせて。
それすらしない、ヅカファンのために努力なんかする気はない、という姿勢が見ていてつらい。
サービスでやっているんだ、手間ばかりかかって儲けはほとんど無いんだ、文句言うならもう一切やめるぞ? な、上から目線ってゆーか。
これから先も、関西ではトップスター退団の『ラストディ』中継は見られない、と考えるしかないのか。
バウホールより席数が少ないという、小さなハコのチケットを奪い合うしかないのか。
「ファンなら中継を見るために、東京まで行けば? もしくは定価以上出して関西の中継チケットを手に入れれば? それをしないってことは、大してファンでもないんだろ」……と言われれば、その通りなんだが。
だけど、「そこまでしない人は、ファンではない」「そこまでしない人は、見なくていい」と、高みにいてやっていける時代と状態なんだろうか、歌劇団は。
世の中は平等ではない。
できることと、できないことがある。
手に入るモノと、そうではないものがある。
物理的、金銭的なことに留まらず、精神的なことにおいても。
ようするに、それだけのことだ。
わたしはタニちゃんやウメちゃんの『ラストディ』中継は見られなかった。
ひょっとしたら今後も、いろんなトップスターさんの『ラストディ』を見られないのかもしれない。
特別な努力や財力を注ぎ込む気がない程度の、ライトなファン、軽い「好き」になんか、なんの力もない。なんの意味もない。劇団がそう意思表示している。
たとえ今までのトップスターさんの中継は、それくらいのライトな人間でも、見ることが出来たとしても。今後は、ありえない。
世の中は平等ではないのだから。
それだけのことだ。
そして。
「それだけのこと」と、どーでもよくなってしまう日が来るかもしれないことが、こわい。
宝塚歌劇団は、関西に拠点を置く95年の歴史を持つカンパニーだ。
従って日本中でも特に関西人に認知度が高く、ファンの数が多いと思う。
この認識は間違っているのだろうか。
なのに何故か、トップスター退団最後の日の舞台中継を、関西ではほとんど行わない、ということになった。
今までもそうならば「そーゆーもんなんだ」と思えるが、それまでは関西でも何カ所かの会場で中継をしていたのに、突然やらなくなった。
日本の首都は東京だから、東京中心。
自分の地元で中継がない、と文句を言うのはただの自己中発言。……かもしれないが、先に語った通り、そもそもタカラヅカが関西中心社会であり、また今までやっていたのだから、「あった」ものを「なくした」のはおかしい、という話。
イベントの『百年への道』もそうだったが、これはまだ本拠地宝塚大劇場でのイベントだったので、関西での中継箇所が少なくても仕方ないかと思う。
や、ぶっちゃけ特殊なイベントだから観客は全国から駆けつけているのであって、関西開催であることは理由にならないとわかっているが、百歩譲って言い訳にすることはできる。
しかし、東京で開催している公演の中継を、東京でばかり何箇所も行い、関西が西宮の小さな映画館1個ってのはどうなのよ。
トウコちゃんの『ラストディ』中継が西宮1軒だけだとわかったときは、唖然としたもの。
や、信じてなかったの。どーせ途中で数が増えるに違いない。だってどう考えたって、足りないもの。トウコファンの数をナメてんのか、と。
ワタさんだってコムちゃんだってオサ様だって、はるかにたくさんの会場でやったでしょう? トウコちゃんだって彼らクラスの動員はしちゃいますよ? と。
ところがどっこい、会場の数は増えないままで。
おかげで、そのたった1軒の中継チケットが、数万円するという事態に。
中継なのに。本人いないのに。
劇団になんの得があるんだろう。
ファンを悲しませて、ダフ屋を儲けさせて。
そして今回、タニちゃんの『ラストディ』でも、状況は改善されなかった。
東京ではチケットが余り、掲示板に定価や割引で出回っているのに、関西のチケットはナシ。
東京で余らせているくらいなら、そっちのハコを減らして、関西で増やせばいいのに。
大人の事情が絡んでいるのはわかるが、こーゆーところにも劇団の誠意の無さが見えて、嫌だ。
商売優先で、ファンなんかどーでもいい、という本心が透けて見える。
中継はサービスでやっているのであって、「放っておいても客が入る」手持ちの東宝映画館でやりたくないんだろう、と思う。
大阪にある東宝シネマは、場所がいいこともあって客入りがいいからな。映画館に来る客を捨ててまで、ヅカの中継に1日潰したくないんだろう。
だから唯一、もともと客入りの悪い西宮のみを中継に利用する。絶対に損はしない、ヅカのためなんかに、という姿勢。
オサ様以前の中継は、手持ち映画館ではなく、他の会場をレンタルしていた。
他社物件より、手持ち物件の方が安く上がるから、今の方式に変更(オサ様はテストだったので両者併用、しかもドル箱映画館利用)した。
と、勝手に思ってんだが、どうだろう。
あくまでも商売のため、儲けがなくちゃヅカだってなくなっちゃうんだよ? というのは、わかる。
経費を最低限に抑えた結果が、今の方式なんだろうさ。
しかし。
わたしは大阪人で、わたしの利害が絡んでいるので憤っているのだが(笑)、それを抜きにしてもおかしな話ではないか?
片方に沢山中継劇場を作り余らせて、片方では1箇所しかなくてチケ難というのは。
「商売」ならば、売れるところで売ればいいのに。何故、みすみす販売チャンスを自ら棒に振るのだろう。
完売するのはわかっているのだから、損をしない価格を設定すれば済むことだ、1館だけの問題ではなく全国の経費を合わせて。
それすらしない、ヅカファンのために努力なんかする気はない、という姿勢が見ていてつらい。
サービスでやっているんだ、手間ばかりかかって儲けはほとんど無いんだ、文句言うならもう一切やめるぞ? な、上から目線ってゆーか。
これから先も、関西ではトップスター退団の『ラストディ』中継は見られない、と考えるしかないのか。
バウホールより席数が少ないという、小さなハコのチケットを奪い合うしかないのか。
「ファンなら中継を見るために、東京まで行けば? もしくは定価以上出して関西の中継チケットを手に入れれば? それをしないってことは、大してファンでもないんだろ」……と言われれば、その通りなんだが。
だけど、「そこまでしない人は、ファンではない」「そこまでしない人は、見なくていい」と、高みにいてやっていける時代と状態なんだろうか、歌劇団は。
世の中は平等ではない。
できることと、できないことがある。
手に入るモノと、そうではないものがある。
物理的、金銭的なことに留まらず、精神的なことにおいても。
ようするに、それだけのことだ。
わたしはタニちゃんやウメちゃんの『ラストディ』中継は見られなかった。
ひょっとしたら今後も、いろんなトップスターさんの『ラストディ』を見られないのかもしれない。
特別な努力や財力を注ぎ込む気がない程度の、ライトなファン、軽い「好き」になんか、なんの力もない。なんの意味もない。劇団がそう意思表示している。
たとえ今までのトップスターさんの中継は、それくらいのライトな人間でも、見ることが出来たとしても。今後は、ありえない。
世の中は平等ではないのだから。
それだけのことだ。
そして。
「それだけのこと」と、どーでもよくなってしまう日が来るかもしれないことが、こわい。
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