コメディ・コメディ♪@新人公演『ロシアン・ブルー』
2009年8月18日 タカラヅカ「花組新公より、たのしんでるんじゃない?」
と、いつもの店でいつものゆみこファンに言われてしまった、雪組新人公演『ロシアン・ブルー』観劇後。
「新公プログラムで、キャストのチェックをしているのはめずらしいから」
……いやその、花組はプログラム開いてえんえん眺めなくても、ある程度下級生がわかるから、友だちと一緒の貴重な時間を割いて眺めたりしないだけですよ。
「あずりんとれのくんに役が付いてるから、それだけで楽しい新公なんじゃないの?(にやり)」
いやそのなんつーか、ええぶっちゃけ、もんのすげー、楽しみでした、新公っ!!
配役発表になったときもね「あずりんがヲヅキの役だ! つか、あずりんに役ついてる!!」と、ひとり大喜びしてました。ほんっと役付かなかったからな。
で、実際、本公演初日を観てみたら。
ヲヅキ、めちゃくちゃカッコイイし!
あのカッコイイ役を、あずりんが?? 今までろくに役も見せ場も台詞ももらったことナイあずりんが??
うひょーーっ、盆と正月が一緒に来たよ!!(小躍り)
てことで、最初から気合い入ってました。
チケットも「端でもなんでもいいから、とにかくできるだけ前方席」と思って探したし(笑)。今まで新公って、立見とかだったのに。なんて現金。
そーやって迎えた、新公日。
えっと。
……あずりん……キャラ、チガウ……。
ユーリ先輩@あずりんは、本役のヲヅキさんと役作り違ってます。
や、あずりんがどうというより、新公自体が、別物になっている。
新公担当演出家は、大野先生本人でした。
『夢の浮橋』新公もそうだった。本公も新公も自身でメガホンを取り、自身でオリジナル演出しちゃう人なんだ。
演出助手に丸投げして、本公演のコピーをそのまま上演する気、ナイんだ。
つーことで、新公『ロシアン・ブルー』は、ドタバタ・コメディになってました。
キャラは全体的にお笑い度アップ、ヲタクうんちくではない、展開についての解説が入ったり、コントをやって「なんでやねん!」のツッコミ(アクション付き)が身も蓋もなく入っていたり、敷居が低くなった印象。
てゆーか。
同志ニコライ・エジェフさん@がおりくんが、ふつーに2番手やってました。
番手変わってる……。
ニコライさんがいわゆる「美形悪役」として、準主役をがっつり務めているので、ユーリ先輩は、唯一無二の二枚目キャラぢゃなくなっている……。
「二枚目」ポジションをニコライさんに取られてますがな。
二枚目がニコライさんで、押し出しの良さでももちろんニコライさんで、ユーリ先輩が、ひたすら地味だ……。
その上で、ユーリ先輩は微妙にノリのいい、愉快な人になってます。
稽古場で、ピエロ・トリオと一緒に踊ってる……!
芸人さんたちのラインダンスに混ざる以前に、ペトルーシュカたちと一緒におちゃめに遊んでるんですよ。本公演のユーリ先輩ではありえない……っ。
遊んじゃったあとで、「いやいや、ナニやってんだオレは」って感じに立ち戻るんだけど、遊んじゃったんだからもう遅い、アナタ場の雰囲気で悪乗りするキャラってことぢゃん。
壁際でひとりで立っているときも、無表情だけではなく、「やれやれ」って顔してたり、なんかふつーにキャラあるし。
ユーリ先輩が、ふつーの人だ……。それほど二枚目でも、クールでもない……。
や、あずりんはがんばっていたと思います。初の大役だ、がんばってないはずがない。
しかし、スーツの着こなしがなんとももったりしているし、渋くキメよーとしてダークに抑えたお化粧が、なんかすごく地味な感じになっていた。本公演のスキー男(役名わかってない・笑)のときのよーな、キラキラ感がナイ。
しかし、こんなに喋っているあずりんはじめて見た……。
ユーリ先輩自体は出番も台詞も少ないのに、それでも「こんなに喋っているあずりんはじめて」と思えるくらい、新公でもバウでも台詞もらってないよね?
で、ユーリ先輩の相手役(え?)、青年将校の……えーっと役名なんだっけ、本役がそらくんの役! 新公で誰なのか、じつはわかっていないまま観劇、だって役名わかんないと新公プログラム眺めてもなにがなんやら。
顔見てはじめて知った、みうとかよ!
や、オサ様水しぇん顔スキーなわたしは、もれなくみうとくんの顔も好きです。
役名難しいな……エフゲニイ?
このエフさんも、ドタバタ・コメディらしくお笑いキャラになってまして。
猫のロシアン・ブルーを探して一儲け?しようと、前の場面(アルバート@キングとイリーナ@あゆちゃんの屋台デート)から引き継ぎ、猫探しをしているときにユーリ先輩と再会する、という。
エフくんとその後輩が、お笑いコンビになっている……。(白目)
こんなキャラ設定で、ユーリが二枚目一直線なわけないじゃん。
本公演ほど「過去になにかあった」という重苦しさはなく、ふつーに世間話っぽく「ドロップアウトした同僚に再会したよ」って感じに声を掛けてくるんですよ、エフくん。
エフくんの方に含みがないと、「昔の同僚と後輩」にそそくさと背を向けるユーリが、すごく後ろ暗い感じに見えて、ここでも二枚目度ダウン。
正しく陽のあたる道を歩いているエフくんが、脱落者ユーリくんに気持ちのこもっていない様子で話しかけ、「会いたくなかった」と顔に書いてあるユーリがそそくさを背を向け、逃げ出す図。
に、見えた。
がーーん。
エフくんに、愛がないっ。
新公エフくん、ユーリのこと愛してないっ。これじゃ相手役ちゃうやん!
と、思ってたんだけどね。
ラストにどんでん返しがあるんだわ。
ニコライさんを告発するためにエフくんの力を借りた、ユーリくん。
そのことで礼を言うユーリくんに対し、エフくんが、相好を崩す。
「いい、うれしいんだ」だっけ、いきなり、それまでとは態度を変え、ユーリくんへの愛情を吐露。
えええ。
エフくん、ツンデレ?!
あの「あー、そーいやこんな奴前に同じ職場にいたな、久しぶり、今ナニしてんの?(アンタのことなんて気にしてないんだからね、忘れてたんだからね!)」な態度は、ツンデレゆえ?!
実はユーリのこと好きだったん?!
でもってユーリも、なんかクールでもハードでもない、ふつーなキャラになってるし。
最後のキメ台詞、「革命がオレを裏切ったとしても、オレは革命を裏切らない」で、笑うし。
そりゃーもー、すがすがしく、「オレ、やったよ!(達成感)」て感じに。
……受? このユーリ、受なの?
本役は、ユーリ先輩ぶっちぎりで攻キャラなんですが?!
本役では、エフくんの爆裂片想い、ユーリさんは難攻不落で誰にも落とせそうにないですが、新公ユーリなら、エフくん落とせそうだよ? つか、みうと×あずりん?? えええっ?! あずりんって攻男だと思ってた!!(落ち着け)
新公のユーリくんが、その、クールでハードな二枚目に見えない理由は、演出も含めいろいろあるけどさ。
あずりん自身がいろいろとね、その、足りてなくてね。はじめての大役だから、仕方ないんだけどね。
この、最後のキメ台詞で、いわば最大の見せ場で。
胸のピンマイクがはずれて、おなかの上あたりにぶらさがってまっつ。
……あずりん……。
い、いや、あずりんのマイクは胸ではなくて、おなかあたりについていたのよ、もともと。はずれてたんじゃなくて、最初からあそこについてたんだよ、きっと。うん。
いやその、たのしかったです。ほんと、いろいろと(笑)。
と、いつもの店でいつものゆみこファンに言われてしまった、雪組新人公演『ロシアン・ブルー』観劇後。
「新公プログラムで、キャストのチェックをしているのはめずらしいから」
……いやその、花組はプログラム開いてえんえん眺めなくても、ある程度下級生がわかるから、友だちと一緒の貴重な時間を割いて眺めたりしないだけですよ。
「あずりんとれのくんに役が付いてるから、それだけで楽しい新公なんじゃないの?(にやり)」
いやそのなんつーか、ええぶっちゃけ、もんのすげー、楽しみでした、新公っ!!
配役発表になったときもね「あずりんがヲヅキの役だ! つか、あずりんに役ついてる!!」と、ひとり大喜びしてました。ほんっと役付かなかったからな。
で、実際、本公演初日を観てみたら。
ヲヅキ、めちゃくちゃカッコイイし!
あのカッコイイ役を、あずりんが?? 今までろくに役も見せ場も台詞ももらったことナイあずりんが??
うひょーーっ、盆と正月が一緒に来たよ!!(小躍り)
てことで、最初から気合い入ってました。
チケットも「端でもなんでもいいから、とにかくできるだけ前方席」と思って探したし(笑)。今まで新公って、立見とかだったのに。なんて現金。
そーやって迎えた、新公日。
えっと。
……あずりん……キャラ、チガウ……。
ユーリ先輩@あずりんは、本役のヲヅキさんと役作り違ってます。
や、あずりんがどうというより、新公自体が、別物になっている。
新公担当演出家は、大野先生本人でした。
『夢の浮橋』新公もそうだった。本公も新公も自身でメガホンを取り、自身でオリジナル演出しちゃう人なんだ。
演出助手に丸投げして、本公演のコピーをそのまま上演する気、ナイんだ。
つーことで、新公『ロシアン・ブルー』は、ドタバタ・コメディになってました。
キャラは全体的にお笑い度アップ、ヲタクうんちくではない、展開についての解説が入ったり、コントをやって「なんでやねん!」のツッコミ(アクション付き)が身も蓋もなく入っていたり、敷居が低くなった印象。
てゆーか。
同志ニコライ・エジェフさん@がおりくんが、ふつーに2番手やってました。
番手変わってる……。
ニコライさんがいわゆる「美形悪役」として、準主役をがっつり務めているので、ユーリ先輩は、唯一無二の二枚目キャラぢゃなくなっている……。
「二枚目」ポジションをニコライさんに取られてますがな。
二枚目がニコライさんで、押し出しの良さでももちろんニコライさんで、ユーリ先輩が、ひたすら地味だ……。
その上で、ユーリ先輩は微妙にノリのいい、愉快な人になってます。
稽古場で、ピエロ・トリオと一緒に踊ってる……!
芸人さんたちのラインダンスに混ざる以前に、ペトルーシュカたちと一緒におちゃめに遊んでるんですよ。本公演のユーリ先輩ではありえない……っ。
遊んじゃったあとで、「いやいや、ナニやってんだオレは」って感じに立ち戻るんだけど、遊んじゃったんだからもう遅い、アナタ場の雰囲気で悪乗りするキャラってことぢゃん。
壁際でひとりで立っているときも、無表情だけではなく、「やれやれ」って顔してたり、なんかふつーにキャラあるし。
ユーリ先輩が、ふつーの人だ……。それほど二枚目でも、クールでもない……。
や、あずりんはがんばっていたと思います。初の大役だ、がんばってないはずがない。
しかし、スーツの着こなしがなんとももったりしているし、渋くキメよーとしてダークに抑えたお化粧が、なんかすごく地味な感じになっていた。本公演のスキー男(役名わかってない・笑)のときのよーな、キラキラ感がナイ。
しかし、こんなに喋っているあずりんはじめて見た……。
ユーリ先輩自体は出番も台詞も少ないのに、それでも「こんなに喋っているあずりんはじめて」と思えるくらい、新公でもバウでも台詞もらってないよね?
で、ユーリ先輩の相手役(え?)、青年将校の……えーっと役名なんだっけ、本役がそらくんの役! 新公で誰なのか、じつはわかっていないまま観劇、だって役名わかんないと新公プログラム眺めてもなにがなんやら。
顔見てはじめて知った、みうとかよ!
や、オサ様水しぇん顔スキーなわたしは、もれなくみうとくんの顔も好きです。
役名難しいな……エフゲニイ?
このエフさんも、ドタバタ・コメディらしくお笑いキャラになってまして。
猫のロシアン・ブルーを探して一儲け?しようと、前の場面(アルバート@キングとイリーナ@あゆちゃんの屋台デート)から引き継ぎ、猫探しをしているときにユーリ先輩と再会する、という。
エフくんとその後輩が、お笑いコンビになっている……。(白目)
こんなキャラ設定で、ユーリが二枚目一直線なわけないじゃん。
本公演ほど「過去になにかあった」という重苦しさはなく、ふつーに世間話っぽく「ドロップアウトした同僚に再会したよ」って感じに声を掛けてくるんですよ、エフくん。
エフくんの方に含みがないと、「昔の同僚と後輩」にそそくさと背を向けるユーリが、すごく後ろ暗い感じに見えて、ここでも二枚目度ダウン。
正しく陽のあたる道を歩いているエフくんが、脱落者ユーリくんに気持ちのこもっていない様子で話しかけ、「会いたくなかった」と顔に書いてあるユーリがそそくさを背を向け、逃げ出す図。
に、見えた。
がーーん。
エフくんに、愛がないっ。
新公エフくん、ユーリのこと愛してないっ。これじゃ相手役ちゃうやん!
と、思ってたんだけどね。
ラストにどんでん返しがあるんだわ。
ニコライさんを告発するためにエフくんの力を借りた、ユーリくん。
そのことで礼を言うユーリくんに対し、エフくんが、相好を崩す。
「いい、うれしいんだ」だっけ、いきなり、それまでとは態度を変え、ユーリくんへの愛情を吐露。
えええ。
エフくん、ツンデレ?!
あの「あー、そーいやこんな奴前に同じ職場にいたな、久しぶり、今ナニしてんの?(アンタのことなんて気にしてないんだからね、忘れてたんだからね!)」な態度は、ツンデレゆえ?!
実はユーリのこと好きだったん?!
でもってユーリも、なんかクールでもハードでもない、ふつーなキャラになってるし。
最後のキメ台詞、「革命がオレを裏切ったとしても、オレは革命を裏切らない」で、笑うし。
そりゃーもー、すがすがしく、「オレ、やったよ!(達成感)」て感じに。
……受? このユーリ、受なの?
本役は、ユーリ先輩ぶっちぎりで攻キャラなんですが?!
本役では、エフくんの爆裂片想い、ユーリさんは難攻不落で誰にも落とせそうにないですが、新公ユーリなら、エフくん落とせそうだよ? つか、みうと×あずりん?? えええっ?! あずりんって攻男だと思ってた!!(落ち着け)
新公のユーリくんが、その、クールでハードな二枚目に見えない理由は、演出も含めいろいろあるけどさ。
あずりん自身がいろいろとね、その、足りてなくてね。はじめての大役だから、仕方ないんだけどね。
この、最後のキメ台詞で、いわば最大の見せ場で。
胸のピンマイクがはずれて、おなかの上あたりにぶらさがってまっつ。
……あずりん……。
い、いや、あずりんのマイクは胸ではなくて、おなかあたりについていたのよ、もともと。はずれてたんじゃなくて、最初からあそこについてたんだよ、きっと。うん。
いやその、たのしかったです。ほんと、いろいろと(笑)。
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