そして少年は、扉を開く。@新人公演『ラスト プレイ』
2009年10月29日 タカラヅカ 鮮烈なデビューを果たし、終演後は彼の話題で持ちきり、「うまい」「おっさん」「好み」とはみんな口々に言うのに、誰も「きれい」「かっこいい」とは言わない珠城くん……。
顔立ちは個性的だよねえ、かなり。
おかげで一度おぼえたら最後、どこにいてもわかるけどさ。
それは舞台人として大きな武器だろう。美貌はこれから磨けばいいんだし。わたしは好きだ、彼(笑)。
さて、新人公演『ラスト プレイ』、研2の小僧っこがのびのび芝居できたのは、なんといっても芝居の相棒の、主人公役が経験豊かなスターだったから。
主演・アリステア@みりおくん。
この脚本ってムーア主役? と思わせるくらいなのに、それでもがっつり「主演」として踏み止まってくれるのは、彼の力。
しどころのない役で大変だったと思うけど、さすがの安定感。
なんにもしない、なに考えてるかわかんない役なのに、その清冽な輝きで説得力を持たせた。
アリステアが前向きになったときの輝きと、愛らしさが半端ナイ。
ムーア@珠城くんと出会い、彼についていくことになった場面。なんでも自由にしていいんだと自覚した瞬間の、あの輝きっぷりったら。
ああ、この子好きだ。と、思った。なんの含みもなく、素直に。
この子好き、この子かわいい。この子の成長を見守りたい、この子の物語を見たい。そう思わせる、素直な愛らしさ。
そしてラストシーン、トラウマを克服して旅立っていくときの、まっすぐな輝き。
心から、「よかったね、行っておいで」と手を振れる。
あさこちゃんはやっぱ退団という悲しさが見ているこちらにもあるが、みりおくんの場合は別れではなく飛翔だと思える。
彼がこれからさらに羽ばたくのだ、という期待に満ちた終わり方なんだわ。
少年成長物語はありきたりだけど、ありきたりになるほど多くの人に求められている物語だ。
心正しい少年が挫折して、苦難の末正しく立ち上がり、正しく未来へ向かって羽ばたいていく……これはもお、みんなが求める、心地よい物語なんだ。
みりおくんはこの「心地よい物語の、心地よい主人公」を物語や役割が求めるまんまに表現してくれる。
彼の「正しい光」が心地いい。
みりおくんはこれで最後の新公だよね、89期。
……できれば今回は脇に回って、誰かキャリアのない下級生に主演を譲って欲しかった。
そしてみりおくんは、おじさんとか悪役とか、普段本公演ではできない役をやって、芸幅を更に広げて欲しかった。
みりおくんに限らず、ひとりっこ政策には疑問を持っているので、新公主演独占は勘弁してくれと思っている。
あー、ムーア役のみりお、見てみたかったなああ。
どんだけかっこよかったろう……。て、みりおくんが演じると青年になってしまうのかな? なんにせよ、彼の基本スキルにない役を見てみたかったな、せっかくの新公だから。
それでも、みりおくんという揺るがない柱があったゆえに、研2の無名の新人を2番手……というか、相手役に抜擢できたのだから、それでいいのか。
新人を育てるためには、ベテランと組ませる必要があるからなあ。(主役も相棒も新人だったら、ふたりして大変なことに……遠い目)
まんちゃんに役がついていることに、個人的にとーーっても注目していたわけですが。
ヴィクトール@そのかの役だもんなあ。
……演技なのか素なのか、よくわかんないあたり、本役を踏襲というか。
ヴィクトール@まんちゃんは出オチに近い勢いで、出た瞬間から笑いを取ってましたが、……わ、わかんねー。うまいの、彼?
でもってその相方、ジークムント@ゆりやくん。
なんつーかもー……この子……。
終始泣きべそかいているよーな芸風はいったい?!
前回の新公にて、「ゆりやくんは、まっつに似ている」と多方向から言われ、いちいち否定していたわたしですが、なんかもお、否定するのも難しくなってきました。
新公プログラムではじめて知ったんだけど、ジークムントって「裏社会の男」なんだ!! そんな解説付けられてるんだ! 本役があひくんなんで、そんなこと、夢にも思わなかったけど。
新公のゆりやくんも、もお……。
どこが「裏社会の男」なんだ、あの泣き顔ですごんでるヘタレ男!!(笑)
まっつとは別に似ていないんだけど、得意分野はちがうんだけど、苦手分野というかみょーなとこが似ている……。
あのヘタレ感が、めちゃくちゃかわいい。
ちっとも強そうに見えない……どころか完璧に弱そうで、代わりに人が善さそうでまぬけでヘタレな甘い雰囲気のかわいこちゃん。
このアホかわいいハンサムくんが、アホかわいい動物系のまんちゃんとふたりで終始出オチのダメコントを繰り広げている様は……。
かわいい。地団駄踏む勢いで、可愛いっ。
や、ふたりともぜんぜんうまくないんだけど……つか、ゆりやくんは『二人の貴公子』よりも『エリザベート』よりもヘタになったんぢゃないかとか……ゲフンゲフン、いやそのきっとコントは苦手なんだね、ヨシモト芸人じゃなくタカラヂェンヌなんだからコント苦手でも無問題、かわいいからもおいいよなキモチ。
なんてかわいいイキモノなんだこいつら。
昔のまっつに似ている、かな。
今のまっつには似てないと思う。ああしかし、かわいい……(笑)。
ゆりやくんとまんちゃんって同期だよね。
このふたり、普段どんな会話してるんだろう……あのテンポの合わないコントは、どこをどうしてあんなことに……(笑)。
や、そのズレっぷりもまた「自爆!」系のコントとして成り立っていたんだけど。
このまま真っ直ぐ成長して下さい。たのしみですほんと(笑)。
顔立ちは個性的だよねえ、かなり。
おかげで一度おぼえたら最後、どこにいてもわかるけどさ。
それは舞台人として大きな武器だろう。美貌はこれから磨けばいいんだし。わたしは好きだ、彼(笑)。
さて、新人公演『ラスト プレイ』、研2の小僧っこがのびのび芝居できたのは、なんといっても芝居の相棒の、主人公役が経験豊かなスターだったから。
主演・アリステア@みりおくん。
この脚本ってムーア主役? と思わせるくらいなのに、それでもがっつり「主演」として踏み止まってくれるのは、彼の力。
しどころのない役で大変だったと思うけど、さすがの安定感。
なんにもしない、なに考えてるかわかんない役なのに、その清冽な輝きで説得力を持たせた。
アリステアが前向きになったときの輝きと、愛らしさが半端ナイ。
ムーア@珠城くんと出会い、彼についていくことになった場面。なんでも自由にしていいんだと自覚した瞬間の、あの輝きっぷりったら。
ああ、この子好きだ。と、思った。なんの含みもなく、素直に。
この子好き、この子かわいい。この子の成長を見守りたい、この子の物語を見たい。そう思わせる、素直な愛らしさ。
そしてラストシーン、トラウマを克服して旅立っていくときの、まっすぐな輝き。
心から、「よかったね、行っておいで」と手を振れる。
あさこちゃんはやっぱ退団という悲しさが見ているこちらにもあるが、みりおくんの場合は別れではなく飛翔だと思える。
彼がこれからさらに羽ばたくのだ、という期待に満ちた終わり方なんだわ。
少年成長物語はありきたりだけど、ありきたりになるほど多くの人に求められている物語だ。
心正しい少年が挫折して、苦難の末正しく立ち上がり、正しく未来へ向かって羽ばたいていく……これはもお、みんなが求める、心地よい物語なんだ。
みりおくんはこの「心地よい物語の、心地よい主人公」を物語や役割が求めるまんまに表現してくれる。
彼の「正しい光」が心地いい。
みりおくんはこれで最後の新公だよね、89期。
……できれば今回は脇に回って、誰かキャリアのない下級生に主演を譲って欲しかった。
そしてみりおくんは、おじさんとか悪役とか、普段本公演ではできない役をやって、芸幅を更に広げて欲しかった。
みりおくんに限らず、ひとりっこ政策には疑問を持っているので、新公主演独占は勘弁してくれと思っている。
あー、ムーア役のみりお、見てみたかったなああ。
どんだけかっこよかったろう……。て、みりおくんが演じると青年になってしまうのかな? なんにせよ、彼の基本スキルにない役を見てみたかったな、せっかくの新公だから。
それでも、みりおくんという揺るがない柱があったゆえに、研2の無名の新人を2番手……というか、相手役に抜擢できたのだから、それでいいのか。
新人を育てるためには、ベテランと組ませる必要があるからなあ。(主役も相棒も新人だったら、ふたりして大変なことに……遠い目)
まんちゃんに役がついていることに、個人的にとーーっても注目していたわけですが。
ヴィクトール@そのかの役だもんなあ。
……演技なのか素なのか、よくわかんないあたり、本役を踏襲というか。
ヴィクトール@まんちゃんは出オチに近い勢いで、出た瞬間から笑いを取ってましたが、……わ、わかんねー。うまいの、彼?
でもってその相方、ジークムント@ゆりやくん。
なんつーかもー……この子……。
終始泣きべそかいているよーな芸風はいったい?!
前回の新公にて、「ゆりやくんは、まっつに似ている」と多方向から言われ、いちいち否定していたわたしですが、なんかもお、否定するのも難しくなってきました。
新公プログラムではじめて知ったんだけど、ジークムントって「裏社会の男」なんだ!! そんな解説付けられてるんだ! 本役があひくんなんで、そんなこと、夢にも思わなかったけど。
新公のゆりやくんも、もお……。
どこが「裏社会の男」なんだ、あの泣き顔ですごんでるヘタレ男!!(笑)
まっつとは別に似ていないんだけど、得意分野はちがうんだけど、苦手分野というかみょーなとこが似ている……。
あのヘタレ感が、めちゃくちゃかわいい。
ちっとも強そうに見えない……どころか完璧に弱そうで、代わりに人が善さそうでまぬけでヘタレな甘い雰囲気のかわいこちゃん。
このアホかわいいハンサムくんが、アホかわいい動物系のまんちゃんとふたりで終始出オチのダメコントを繰り広げている様は……。
かわいい。地団駄踏む勢いで、可愛いっ。
や、ふたりともぜんぜんうまくないんだけど……つか、ゆりやくんは『二人の貴公子』よりも『エリザベート』よりもヘタになったんぢゃないかとか……ゲフンゲフン、いやそのきっとコントは苦手なんだね、ヨシモト芸人じゃなくタカラヂェンヌなんだからコント苦手でも無問題、かわいいからもおいいよなキモチ。
なんてかわいいイキモノなんだこいつら。
昔のまっつに似ている、かな。
今のまっつには似てないと思う。ああしかし、かわいい……(笑)。
ゆりやくんとまんちゃんって同期だよね。
このふたり、普段どんな会話してるんだろう……あのテンポの合わないコントは、どこをどうしてあんなことに……(笑)。
や、そのズレっぷりもまた「自爆!」系のコントとして成り立っていたんだけど。
このまま真っ直ぐ成長して下さい。たのしみですほんと(笑)。
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