神のいない世界で。@ソウル・オブ・シバ!!
2009年11月2日 タカラヅカ れおんくんは今まさに、上昇気流に乗っているのだなと思った。
星組全ツ『ソウル・オブ・シバ!!』。
ダンサーを夢見る若者役のれおんくんは、目を惹くまぶしい輝きがある。
今まで彼の持つ「若さ」は「拙さ」でもあった。若いから足りていない、まあこれからだよな、と俯瞰して、今はワタさんとかトウコちゃんとかすでに「出来上がった」魅力のスターを楽しんできた。
それが今、彼の「若さ」は「現在形の期待」になっている。
今、若い。
そして、今、なにかがはじまりそうで、わくわくして目が離せない。
無冠の若者がサクセスしていくこの『ソウル・オブ・シバ!!』は、れおんくんの今の魅力を発揮するのに相応しい演目だった。
いやあ、たのしい。
もおたのしくてたのしくて、たまらない。
『ソウル・オブ・シバ!!』、やっぱいいよなあ、好きだなあ(笑)。
そしてあちこち、なつかしかった。
初演は通ったし、再演は全ツだから回数は見られなかったけれど、しいちゃん2番手に大喜びしていたなあ。
れおんくんは順調にトップ街道を歩いているというか、もともと王者として生まれ育った人だからブレることなくトップやっているとわたしの目には映る……が。
こちらもいずれトップになるために大切に育てられてきた人、かなめくん。れおんくんほどの抜擢に次ぐ抜擢の特別コースは歩んでいないものの、十分路線ど真ん中な人なのに。
かなめくんの、儚さはいったい……(笑)。
2番手役であるプロデューサー役は、できなかった。
なので番外のシバ神役となった。
シバ神はドラマで言うと「キャスト名(特別出演)」と( )付きで表記されるような役。重要で目立つオイシイ役だけど、主役ではない。
( )付きで特別出演しちゃうよーな俳優は、そこにいるだけで存在感があり、「えっ、この役者がやってるからには、この役すげー重要よね?」と思わせてしまう。
ところがかなめくんには、ソレがない。
まだ彼は(特別出演)には足りていない。
どれだけ金ぴかの派手な衣装を着ていても、物語世界を超えた位置にいる「神」には見えないんだ。
『ソロモンの指輪』の天使あたり? 主役の後ろで花を添える役目止まり。
少ない出番でどーんと印象づけることができない、空気を変えることが出来ないもんで、なんかなさけない出番を増やされてた。
主人公のお着替えを手伝いに現れるシバ神って……。
シバ神、安っ。
神様なのに、タイトルロールなのに、その扱いの安さにウケました(笑)。
大変やな、いろいろと……。
や、きれいだよ? もちろん、ものごっつー、美しいさ。
がんばれかなめくん。それでも雪組にいたときより、確実に大きくなっているのだから。
今はこんな安い扱いがやっとでも、いつかはきっと登場するだけで劇場の空気を変えられるスターになるよね。
で、シバ神の出番を安直に増やしたからって、プロデューサーが2番手役、準主役なのは変えようがない。
フジイくんってほんと、骨組みからリメイクすることできないんだね。表面をいじるだけで精一杯。
とゆーことで。
あかしが、2番手。
いやその、今までも新公主演していない別格スターが2番手役で全ツを回ることはあった。ケロとかちー坊とか。
でもソレは、他に若い路線スターしか出演していなかったためだ。
路線スターに力がなくて、男役芝居ができなかったり1場面センターを任せられなかったり。事情があって、とりあえずベテランの別格スターが2番手役を担うことはある。
だけど今回、組の正式2番手が出演しているのに。
なのに、あかしが2番手って(笑)。
この現実に大ウケしました。すげーすげーすげー。
フジイくんが、ちゃんと出演者に合わせて書き直せる人なら、こんなことにはならなかったんだけどねえ。
表面だけのお茶濁しだから。
でもおかげで、まさかのあかし2番手姿を拝めました。
ブラボー!!
プロデューサー、胡散臭い。違和感なし!!(笑)
だけど歌は、ひどい(笑)。
もともとあかしくんは歌は苦手。それはわかってる。
でも最近はけっこーマシになってき……てないっ、ぜんぜんなってないじゃん、ヲイ。
単にあんまし歌ってないからボロが出なかったってこと? 最後の新公とか、思ったより歌えてたはずなのに。
いやあ、あかしダイスキだけど、色男だと思っているけど、それにしたって「ジェラシー」は椅子から転げ落ちるかと思った。
つか、わたしは勝手に、歌わないと思い込んでた。あの歌は初演のトウコだから歌えたのであって、再演のしいちゃんでもかなり苦しかった。なのに、歌がアレだとわかっているあかしに、あの難曲を歌わせるなんて、アテ書きのフジイくんがするわけないわと思っていて……歌ったから、驚いた。
歌わせるのかよっ?! なんでっ? 他に表現方法いくらでもあるじゃん!!
…………チャレンジャーだなあ。
まあ、タニちゃん無き今、椅子から転げ落ちる歌を歌うスターはあまりいなくなった。
なつかしい経験、かもしれない。
タニちゃんの歌で椅子から転げ落ちるのも楽しみのひとつだったので(そのタニちゃんも後年は転げ落ちるほどでもなくなっていたから)、あかしのものすげーヘタっぷりもまた、なんだか楽しかった。
おもしろいから、いいよ(笑)。
ねねちゃんは……大女優には見え……ゲフンゲフン。
アイドルの女の子なら、アリだと思うが。
そう思うと、トップお披露目で同じ役をやったとなみちゃんの姫っぷりはすごかったんだなあ、と。
ねねちゃんは姫より、お嬢ちゃんの方が似合っている、今のところ。
美しいし、スタイルも良くてステキなんだけど……大女優(つまり、それなりのキャリアのある大人)とか、シバの女王とかは、なんかチガウ気が……。
ねねちゃんの弱さもまた、この再々演のパワーバランスを崩す要因のひとつではある(笑)。
神と人間と、世界はくっきり分けられていたのに……神様が存在感をなくしてしまい、人間界の物語のみが進行している感じ。
んで、なんかやたら目に付くしーらん。野心がきらきらきらきらしてて、可愛くて仕方ない。
クラブでプロデューサー@あかしに売り込みかけてるよね? ね?
それと、これまたなんかうれしそうで楽しそうな、水輝涼。
なんか久しぶりに、ちゃんと歌っている彼を見た。……や、歌「声」だけなら、『ア ビヤント』の陰ソロとかあったけど、舞台でノリノリで歌う姿を見るのはいつぶりやら。
相変わらず厚みのある歌声と、姿(笑)だ。
どいちゃんはあいかわらずのかわいさと美しさだし、すっかりおねーさんになったコトコトも、すでにおねーさんやマダムすら通り過ぎたももさりも目も奪うが。
なかなかどーしてショックだったのは、タコ足ドレス姿の組長だったりする……だってエトワールまでするし……。
他の誰かぢゃあかんかったんか、エト……(笑)。
星組全ツ『ソウル・オブ・シバ!!』。
ダンサーを夢見る若者役のれおんくんは、目を惹くまぶしい輝きがある。
今まで彼の持つ「若さ」は「拙さ」でもあった。若いから足りていない、まあこれからだよな、と俯瞰して、今はワタさんとかトウコちゃんとかすでに「出来上がった」魅力のスターを楽しんできた。
それが今、彼の「若さ」は「現在形の期待」になっている。
今、若い。
そして、今、なにかがはじまりそうで、わくわくして目が離せない。
無冠の若者がサクセスしていくこの『ソウル・オブ・シバ!!』は、れおんくんの今の魅力を発揮するのに相応しい演目だった。
いやあ、たのしい。
もおたのしくてたのしくて、たまらない。
『ソウル・オブ・シバ!!』、やっぱいいよなあ、好きだなあ(笑)。
そしてあちこち、なつかしかった。
初演は通ったし、再演は全ツだから回数は見られなかったけれど、しいちゃん2番手に大喜びしていたなあ。
れおんくんは順調にトップ街道を歩いているというか、もともと王者として生まれ育った人だからブレることなくトップやっているとわたしの目には映る……が。
こちらもいずれトップになるために大切に育てられてきた人、かなめくん。れおんくんほどの抜擢に次ぐ抜擢の特別コースは歩んでいないものの、十分路線ど真ん中な人なのに。
かなめくんの、儚さはいったい……(笑)。
2番手役であるプロデューサー役は、できなかった。
なので番外のシバ神役となった。
シバ神はドラマで言うと「キャスト名(特別出演)」と( )付きで表記されるような役。重要で目立つオイシイ役だけど、主役ではない。
( )付きで特別出演しちゃうよーな俳優は、そこにいるだけで存在感があり、「えっ、この役者がやってるからには、この役すげー重要よね?」と思わせてしまう。
ところがかなめくんには、ソレがない。
まだ彼は(特別出演)には足りていない。
どれだけ金ぴかの派手な衣装を着ていても、物語世界を超えた位置にいる「神」には見えないんだ。
『ソロモンの指輪』の天使あたり? 主役の後ろで花を添える役目止まり。
少ない出番でどーんと印象づけることができない、空気を変えることが出来ないもんで、なんかなさけない出番を増やされてた。
主人公のお着替えを手伝いに現れるシバ神って……。
シバ神、安っ。
神様なのに、タイトルロールなのに、その扱いの安さにウケました(笑)。
大変やな、いろいろと……。
や、きれいだよ? もちろん、ものごっつー、美しいさ。
がんばれかなめくん。それでも雪組にいたときより、確実に大きくなっているのだから。
今はこんな安い扱いがやっとでも、いつかはきっと登場するだけで劇場の空気を変えられるスターになるよね。
で、シバ神の出番を安直に増やしたからって、プロデューサーが2番手役、準主役なのは変えようがない。
フジイくんってほんと、骨組みからリメイクすることできないんだね。表面をいじるだけで精一杯。
とゆーことで。
あかしが、2番手。
いやその、今までも新公主演していない別格スターが2番手役で全ツを回ることはあった。ケロとかちー坊とか。
でもソレは、他に若い路線スターしか出演していなかったためだ。
路線スターに力がなくて、男役芝居ができなかったり1場面センターを任せられなかったり。事情があって、とりあえずベテランの別格スターが2番手役を担うことはある。
だけど今回、組の正式2番手が出演しているのに。
なのに、あかしが2番手って(笑)。
この現実に大ウケしました。すげーすげーすげー。
フジイくんが、ちゃんと出演者に合わせて書き直せる人なら、こんなことにはならなかったんだけどねえ。
表面だけのお茶濁しだから。
でもおかげで、まさかのあかし2番手姿を拝めました。
ブラボー!!
プロデューサー、胡散臭い。違和感なし!!(笑)
だけど歌は、ひどい(笑)。
もともとあかしくんは歌は苦手。それはわかってる。
でも最近はけっこーマシになってき……てないっ、ぜんぜんなってないじゃん、ヲイ。
単にあんまし歌ってないからボロが出なかったってこと? 最後の新公とか、思ったより歌えてたはずなのに。
いやあ、あかしダイスキだけど、色男だと思っているけど、それにしたって「ジェラシー」は椅子から転げ落ちるかと思った。
つか、わたしは勝手に、歌わないと思い込んでた。あの歌は初演のトウコだから歌えたのであって、再演のしいちゃんでもかなり苦しかった。なのに、歌がアレだとわかっているあかしに、あの難曲を歌わせるなんて、アテ書きのフジイくんがするわけないわと思っていて……歌ったから、驚いた。
歌わせるのかよっ?! なんでっ? 他に表現方法いくらでもあるじゃん!!
…………チャレンジャーだなあ。
まあ、タニちゃん無き今、椅子から転げ落ちる歌を歌うスターはあまりいなくなった。
なつかしい経験、かもしれない。
タニちゃんの歌で椅子から転げ落ちるのも楽しみのひとつだったので(そのタニちゃんも後年は転げ落ちるほどでもなくなっていたから)、あかしのものすげーヘタっぷりもまた、なんだか楽しかった。
おもしろいから、いいよ(笑)。
ねねちゃんは……大女優には見え……ゲフンゲフン。
アイドルの女の子なら、アリだと思うが。
そう思うと、トップお披露目で同じ役をやったとなみちゃんの姫っぷりはすごかったんだなあ、と。
ねねちゃんは姫より、お嬢ちゃんの方が似合っている、今のところ。
美しいし、スタイルも良くてステキなんだけど……大女優(つまり、それなりのキャリアのある大人)とか、シバの女王とかは、なんかチガウ気が……。
ねねちゃんの弱さもまた、この再々演のパワーバランスを崩す要因のひとつではある(笑)。
神と人間と、世界はくっきり分けられていたのに……神様が存在感をなくしてしまい、人間界の物語のみが進行している感じ。
んで、なんかやたら目に付くしーらん。野心がきらきらきらきらしてて、可愛くて仕方ない。
クラブでプロデューサー@あかしに売り込みかけてるよね? ね?
それと、これまたなんかうれしそうで楽しそうな、水輝涼。
なんか久しぶりに、ちゃんと歌っている彼を見た。……や、歌「声」だけなら、『ア ビヤント』の陰ソロとかあったけど、舞台でノリノリで歌う姿を見るのはいつぶりやら。
相変わらず厚みのある歌声と、姿(笑)だ。
どいちゃんはあいかわらずのかわいさと美しさだし、すっかりおねーさんになったコトコトも、すでにおねーさんやマダムすら通り過ぎたももさりも目も奪うが。
なかなかどーしてショックだったのは、タコ足ドレス姿の組長だったりする……だってエトワールまでするし……。
他の誰かぢゃあかんかったんか、エト……(笑)。
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