びっくりした。

2009/11/25

花組トップ娘役・桜乃彩音 退団会見のお知らせ


花組トップ娘役・桜乃彩音が、2010年5月30日の東京宝塚劇場花組公演『虞美人』-新たなる伝説-の千秋楽をもって退団することとなり、2009年11月26日に記者会見を行います。

なお、会見の模様は当ホームページでもお知らせ致します。

 退団の予感はあっても、発表が今日だとは思っていなくて、モバタカからメールを受け取って驚いた。
 となみちゃんの例があるので、退団発表があるならば発表はDC楽後かなあ、と漠然と思っていた。

 娘役の旬は短く、就任・任期にもタイミングやら運やら、目に見えない要素が山ほどある。
 そんななか彩音ちゃんは、若くしてトップになり円熟期まで過ごすことができた人だと思う。

 クラシカルで品のある、「タカラヅカ」の正統派タイプの美しい娘役トップスターだ。
 大作タイトルロールでの退団は、「有限の楽園」タカラヅカを卒業するに相応しいだろう。

 出来ないこともいろいろあったし、足りないともどかしく思うところもいろいろあったけれど、それでも彩音ちゃんだから見られた、彩音ちゃんだからときめいた役がたくさんある。
 オサファンとして、包容力や魔性を感じさせる役を演じたときの彩音ちゃんにどんだけときめき、また癒されたか。聖少女の清らかさと、妖女の毒を無意識に併せ持つ魅力があったんだよなあ。
 キハとか緑川夫人とか、娘役ではなく「女役」スキルの活きる役がステキだったのはたしかだが、わたしは聖少女役にこそときめいたな。
 クリスティーヌやマリー、ジャズの女の無垢な微笑みと知能や年齢とは無関係な包容力が、どんだけ萌えだったか……。

 だからまあ、キムシンが彩音ちゃんにアテ書きした『黒蜥蜴』はあんなことになっちゃったわけだけど。や、良くも悪くも的確ですよ、アテ書きっぷり。戦争なんてなかったら良かったのにね、お兄ちゃん。
 そのキムシンの『虞美人』で、どんな彩音ちゃんに会えるのかを楽しみにしている。
 その前の『相棒』ポスターのコケティッシュさもステキだしさ。

 
 彩音ちゃんもトップになってからもう丸3年以上、つか、退団時には丸4年以上、5年目に入ってるんだねええ。
 そんなに経つのか……時の流れは速い……。
 いつか別れは来るし、4年というのは区切りになりうる期間だと思うけれど、別れはやっぱりさみしいね。

 過去を振り返ってしみじみしちゃうよ。
 『TUXEDO JAZZ』もう一度見たいなあ、あのまんまのキャストで。あのまんまの光と闇と混沌で。

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