クラスチェンジの果てにある。@紫子
2010年2月16日 タカラヅカ マギーがどんどんいい男になっている。
いや、マギーは昔からいい男で、今さらどうこう言うものでもないだろう。でもさ、今回の『紫子』では、さらにイイ感じになっているなあと。
マギーの役は、悪役・外記。いい人のふりをしている悪い人、時代劇に必須の悪家老。
出てきた瞬間から、「あ、こいつ悪だ!」とわかる、お約束の存在。
マギーの悪役というと『大坂侍』があるけれど、あのときから比べてなんてありがたい成長をしているんだろうと、手を合わせたくなったよ(笑)。
『大坂侍』のときは、なんつーか、自分の役割を納得していないように見えたから。
なまじ華も実力もあるわけで、やればいくらでも「主役」な演技ができる。てゆーか、そもそもの持ち味が主役系というか、「スタンドプレイ上等」「チームプレイってナニ?」な人だったので、新公ではひとりやり過ぎて浮いていた。……新公だから、そのやり過ぎっぷりを楽しく愛でていたが。平均点や減点法しか考えられない人たちの中、すげー鼻息でやり過ぎちゃってる若手は愛しいさ。
が、バウホールという少人数舞台でソレをやられると、なんともおさまりが悪かった。キミがすごーくできる人だってことはわかってる、でも力押しだけが芝居じゃないよ? 引くことも、空気を読むこともおぼえようよ。
貪欲な舞台魂は、真ん中に立つことを求めている。舞台人たるもの、その心意気やヨシ!
しかし、劇団はマギーを真ん中に立たせる気はない。
劇団が真ん中に立たせたがっている人たちに、マギーが華や実力で負けているとは思えない。むしろ彼の方が押し出しがあるだろう。
でも、劇団がマギーをガチ路線として真ん中に置かないキモチは、わかるんだ。
マギーは……チガウよなあ。
美しくて派手で巧くて押し出しがイイのはわかるけど。でもタカラヅカの路線スターって、なんかチガウんだよなあ。
まさおが路線向きで、マギーが路線向きでないことは、彼らが共に新公でろくに役が付かないころから、なんとなく感じていた。
まさおが路線扱いされはじめたときは「遅いよ!」と思ったくらいだが、マギーが新公主演したときはふつーにおどろいた。主演するとは思ってなかったので。や、ひとりっ子政策反対だし「新公主演=将来のトップスター」とは思っていないので、単純に「マギーの真ん中が観られる、うれしー!」と喜びましたが。
でもチガウと思うの。マギーは素晴らしいスターさんだけど、どこかチガウの。
どこか……どこが?
うまく説明できないんだけど。
わたし個人は、チガウ、と思っていた。
そして、タカラヅカは真ん中だけじゃない。
もちろんトップスターに優る存在はないが、それだけじゃない。わたしは脇スキー(真ん中寄りの脇が、わたしのど真ん中)なので余計にそう思っている。
マギーは、真ん中にはもったいない逸材だと思う。
トップ路線の枠に収まらないキャラクタとして、活躍できる人だと思う。
それが今回の外記@『紫子』だ。
外記はラスボスである。
出番や衣装以前に、その他のキャラクタとの差別化が直感的に客席に伝わらなければならない。
存在感が必要なわけだが、存在感ならなんでもいいわけじゃない。
たとえば思いっきり上級生とか専科さんとか、世代とかビジュアルからして「他の若い子たちとはチガウわね」という存在感じゃないんだ。
華と美しさが、必要。
されどその華と美しさは、路線スターの「美形悪役やっちゃいました」的なモノでもダメ。
美形悪役なんてハンパなものではなく、悪家老は絶対脇役、斬られて終了。オイシイ役ではないし、主役側を食ってしまうなんてことはあってはならない。
でもでも、ただの脇役なおじさんがやっていい役じゃないの。エロさやクドさがなくちゃダメなの。
文章力がないために、別の組で例を挙げる。
外記は、ハマコが演じてもいいけど、ナガさんは演じないで欲しいの。や、ナガさんは三太夫でお願い。老け役かどうかではなく、キャラクタの持つ華とエロ気ゆえに。
『大坂侍』のときはやり過ぎちゃって周囲見てなかった人が、『紫子』でちゃんとエロ気のある重要な脇役を演じている。
なんてかっこいいんだ、マギー!!
悪役専科という言葉はあるけれど、マギーには是非ラスボス専科を目指して欲しい。
悪役あたりならできる人がいろいろいるけれど、ラスボスというとそうそういない。
だって、ラスボスたるものふつーではいけないんだもの。
新公主演経験者がクラスチェンジする、ひとつの究極のカタチだよなと思う。
そのキャリアがあるからこそ出せる芳香ってあるよ。
とまあ。
外記@マギーがかっこよすぎて。
役割をきちっとこなしている姿に、ときめいて。
ストイックな姿を見たあとで、ショーで「スターですとも!!」と華全開にしているところが、またドキドキで。
いいなあ。好きだなあ。
越リュウがいて、マギーがいる月組って、すげえよ。ラスボス役者がふたりもいるって、どんだけ!!
外記が素敵な悪役だったために、いろいろ萌えですよ。丹波@そのかが好みど真ん中だったこともあり、この鬼畜なエロ男どもでトキメキ(妄想ともいう・笑)が止まりませんわ。
いや、マギーは昔からいい男で、今さらどうこう言うものでもないだろう。でもさ、今回の『紫子』では、さらにイイ感じになっているなあと。
マギーの役は、悪役・外記。いい人のふりをしている悪い人、時代劇に必須の悪家老。
出てきた瞬間から、「あ、こいつ悪だ!」とわかる、お約束の存在。
マギーの悪役というと『大坂侍』があるけれど、あのときから比べてなんてありがたい成長をしているんだろうと、手を合わせたくなったよ(笑)。
『大坂侍』のときは、なんつーか、自分の役割を納得していないように見えたから。
なまじ華も実力もあるわけで、やればいくらでも「主役」な演技ができる。てゆーか、そもそもの持ち味が主役系というか、「スタンドプレイ上等」「チームプレイってナニ?」な人だったので、新公ではひとりやり過ぎて浮いていた。……新公だから、そのやり過ぎっぷりを楽しく愛でていたが。平均点や減点法しか考えられない人たちの中、すげー鼻息でやり過ぎちゃってる若手は愛しいさ。
が、バウホールという少人数舞台でソレをやられると、なんともおさまりが悪かった。キミがすごーくできる人だってことはわかってる、でも力押しだけが芝居じゃないよ? 引くことも、空気を読むこともおぼえようよ。
貪欲な舞台魂は、真ん中に立つことを求めている。舞台人たるもの、その心意気やヨシ!
しかし、劇団はマギーを真ん中に立たせる気はない。
劇団が真ん中に立たせたがっている人たちに、マギーが華や実力で負けているとは思えない。むしろ彼の方が押し出しがあるだろう。
でも、劇団がマギーをガチ路線として真ん中に置かないキモチは、わかるんだ。
マギーは……チガウよなあ。
美しくて派手で巧くて押し出しがイイのはわかるけど。でもタカラヅカの路線スターって、なんかチガウんだよなあ。
まさおが路線向きで、マギーが路線向きでないことは、彼らが共に新公でろくに役が付かないころから、なんとなく感じていた。
まさおが路線扱いされはじめたときは「遅いよ!」と思ったくらいだが、マギーが新公主演したときはふつーにおどろいた。主演するとは思ってなかったので。や、ひとりっ子政策反対だし「新公主演=将来のトップスター」とは思っていないので、単純に「マギーの真ん中が観られる、うれしー!」と喜びましたが。
でもチガウと思うの。マギーは素晴らしいスターさんだけど、どこかチガウの。
どこか……どこが?
うまく説明できないんだけど。
わたし個人は、チガウ、と思っていた。
そして、タカラヅカは真ん中だけじゃない。
もちろんトップスターに優る存在はないが、それだけじゃない。わたしは脇スキー(真ん中寄りの脇が、わたしのど真ん中)なので余計にそう思っている。
マギーは、真ん中にはもったいない逸材だと思う。
トップ路線の枠に収まらないキャラクタとして、活躍できる人だと思う。
それが今回の外記@『紫子』だ。
外記はラスボスである。
出番や衣装以前に、その他のキャラクタとの差別化が直感的に客席に伝わらなければならない。
存在感が必要なわけだが、存在感ならなんでもいいわけじゃない。
たとえば思いっきり上級生とか専科さんとか、世代とかビジュアルからして「他の若い子たちとはチガウわね」という存在感じゃないんだ。
華と美しさが、必要。
されどその華と美しさは、路線スターの「美形悪役やっちゃいました」的なモノでもダメ。
美形悪役なんてハンパなものではなく、悪家老は絶対脇役、斬られて終了。オイシイ役ではないし、主役側を食ってしまうなんてことはあってはならない。
でもでも、ただの脇役なおじさんがやっていい役じゃないの。エロさやクドさがなくちゃダメなの。
文章力がないために、別の組で例を挙げる。
外記は、ハマコが演じてもいいけど、ナガさんは演じないで欲しいの。や、ナガさんは三太夫でお願い。老け役かどうかではなく、キャラクタの持つ華とエロ気ゆえに。
『大坂侍』のときはやり過ぎちゃって周囲見てなかった人が、『紫子』でちゃんとエロ気のある重要な脇役を演じている。
なんてかっこいいんだ、マギー!!
悪役専科という言葉はあるけれど、マギーには是非ラスボス専科を目指して欲しい。
悪役あたりならできる人がいろいろいるけれど、ラスボスというとそうそういない。
だって、ラスボスたるものふつーではいけないんだもの。
新公主演経験者がクラスチェンジする、ひとつの究極のカタチだよなと思う。
そのキャリアがあるからこそ出せる芳香ってあるよ。
とまあ。
外記@マギーがかっこよすぎて。
役割をきちっとこなしている姿に、ときめいて。
ストイックな姿を見たあとで、ショーで「スターですとも!!」と華全開にしているところが、またドキドキで。
いいなあ。好きだなあ。
越リュウがいて、マギーがいる月組って、すげえよ。ラスボス役者がふたりもいるって、どんだけ!!
外記が素敵な悪役だったために、いろいろ萌えですよ。丹波@そのかが好みど真ん中だったこともあり、この鬼畜なエロ男どもでトキメキ(妄想ともいう・笑)が止まりませんわ。
コメント