ヒゲ+白衣ですから!@新人公演『ソルフェリーノの夜明け』
2010年2月23日 タカラヅカ 本公演というか、その「作品」への興味が新人公演の客足を決める、面はあると思う。
『エリザベート』『スカーレット・ピンパーネル』など、大作の新公はチケ難になるもの。
「この作品を好きだから、別キャストだとどうなるのか知りたい」と思うのかな。
雪組新人公演『ソルフェリーノの夜明け』は、その点でとても分が悪かった、と思う。
初日に芝居を観たとき、「新公観る気がしない話だな」と溜息をついた。
それはわたしだけではないらしく、終演後合流した友人も同じことを言っていたし。
同じようにひどい作品でも、とりあえず『ベルばら』まで行くと、すでにアレは商標だから、作品の出来云々ではなく「オスカルはどうだろう」「アンドレはどうだろう」と客足も動くんだろうけど。
まったく無名の新作で、中身がコレだと、役者を好きでないとわざわざ観ないよなあ。
つまり本公演は、ほんとに水くんはじめキャストの力で支えてるんだよなあ。
これでキャストが無名の新人抜擢! とかならまた、話題にもなるかもしんないけど、初主演の咲奈くんは学年は若くても、すでに3番手、2番手と順調にこなしているもんで、シンデレラストーリー好きのライト層にもアピール弱いんだよなあ。
忙しかったり体調がイマイチだったりで、けっこー心くじかれていたんだが、それでも重い腰を上げてムラまではるばる行ってきた。
……当日券売り切れてなかった……ずらりと並んだサバキは叩き売り状態だった……近年めずらしい状況だ、新公でコレって。
植爺だとこんなところまで影響するんだなあ。溜息。
それでも、とにもかくにも。
あずりん眺めてました。
配役が発表になったとき、いちおー期待したんだ。
あずりんが、マヤさんの役!って。
マヤさんはどの作品に出ても、主役以外でいちばんオイシイ役だったりするじゃないですか。
さらに、専科さん偏愛気質の植爺だと、半端な路線役より専科さんの方がイイ役だったりするじゃないですか。
まあ実際、ハーベルマン先生@マヤさんは、やたら出番と台詞があり、いつものマヤさんらしい比重の役でした。
が、なにしろ植爺なので、出番と台詞が多い人ほどウザいという難点もあった(笑)。
台詞の行数が多いことでしか役の比重を上げられない植爺なので、ハーベルマン先生の台詞の無駄なこと。1行で済むことを10行くらいかけて、えんえん同じことを言うからなー。
それでもっ、あずりんだから!(笑)
ハーベルマン@あずりん、やたらオトコマエでした。
ビジュアルの話っす。
ヒゲっ、あずりんの、ヒゲっ。
ぶっといモミアゲ、ぐるりとアゴ一周ヒゲっ。
ワイルドなんですけど? セクスィなんですけど?(笑)←笑うのか。
ビジュアルからして、本役さんとまったくチガウのでウケました。
年齢設定いくつ? マヤさんだと「殺された娘」は成人した、アンリエットと同じくらいの年齢の女性のイメージだけど、あずりんだと娘はツインテールの幼女だなー。就学年齢前の幼子を目の前で殺されたんだったら、そりゃおとーさんコワレちゃうわな、てな。
あずりんは懸命にマヤさんをコピってました。
喋り方から、動き、立ち方まで。
てゆーかハーベルマンせんせーって、かなり不審者。
マヤさんだから気にならなかったけれど、あんなにゆらゆら変な動きと体勢で、芝居している人たちの画面に入り込んでいると、ウザいわー(笑)。←ウザいのか。
植爺芝居のアレな部分を、改めて見せつけられた気がしました。
マヤさんもやり過ぎていると思うし、そのマヤさんの芝居をまんまコピって生真面目に演じているあずりんも、それでいいのかどうかわかんないけれど、とりあえず、わたしが愉快だったので無問題。
ええ、わたしが(笑)。
あんなに喋ってるあずりん、はじめて見た。
彼、こんな声だった?
はじめて声聞くみたいな、新鮮さ。
がんばってマヤさん風の胡散臭さを出そうとしているんだけど、なにしろ見た目から違いすぎるので違和感バリバリ。
だってあずりん、ワイルドな若めのおじさん、トウの立ったにーちゃんなんだもん。
まだまだ人生現役で、そのへんの兵隊さんより強そうで、なのにナニを甘えたこと言ってんだ、て感じ。
じーさん寄りのおっさんが逃避して飲んだくれてるのとは、ワケがチガウわー。キリキリ働けっつの(笑)。
そして、マヤさんの老練さを感じさせる、死んだ娘の話をしたあとの退場シーン。
またおちゃらけた様子で歌いながら去るんだけど、そこに彼のかなしみが集約されていて、観客を背中で泣かせるところね。
……なんかふつーに退場しちゃいましたよ、あずりん!! あんまりふつーにすっと建物に入ってしまって、びびった。ええっ、ソレでいいの?!と。
マヤさんをコピるのなら、そここそをコピってほしかったっす……。
とまあ、気になるところ、拍子抜けしたところはあるにしろ。
ビジュアルが、好みすぎる。
顔を眺めているだけで、シアワセでした。
おかげでもお、彼の顔ばっか見てた(笑)。
ヒゲのおかけで、唇が強調されている気がした。
わたしの大好きな、あの厚めの唇~~。
横顔が美しいなあ。
やっぱヒゲが似合う男はいいっすよ。
最後の病人積んだ荷車の前で、片膝突いているのが大層かっこよかったっす。
でもってこの最後の場面はハーベルマンせんせ改心後、かつ命懸けだったりするから、すげーきりっとした強い表情しているのー。ちょっとびびっていたりもするんだけど、それでも「信念!」って引き締め直したりしてるのー。
美しいあずりんを、ごちそうさまでした。
新公観に行ってよかったっす。
『エリザベート』『スカーレット・ピンパーネル』など、大作の新公はチケ難になるもの。
「この作品を好きだから、別キャストだとどうなるのか知りたい」と思うのかな。
雪組新人公演『ソルフェリーノの夜明け』は、その点でとても分が悪かった、と思う。
初日に芝居を観たとき、「新公観る気がしない話だな」と溜息をついた。
それはわたしだけではないらしく、終演後合流した友人も同じことを言っていたし。
同じようにひどい作品でも、とりあえず『ベルばら』まで行くと、すでにアレは商標だから、作品の出来云々ではなく「オスカルはどうだろう」「アンドレはどうだろう」と客足も動くんだろうけど。
まったく無名の新作で、中身がコレだと、役者を好きでないとわざわざ観ないよなあ。
つまり本公演は、ほんとに水くんはじめキャストの力で支えてるんだよなあ。
これでキャストが無名の新人抜擢! とかならまた、話題にもなるかもしんないけど、初主演の咲奈くんは学年は若くても、すでに3番手、2番手と順調にこなしているもんで、シンデレラストーリー好きのライト層にもアピール弱いんだよなあ。
忙しかったり体調がイマイチだったりで、けっこー心くじかれていたんだが、それでも重い腰を上げてムラまではるばる行ってきた。
……当日券売り切れてなかった……ずらりと並んだサバキは叩き売り状態だった……近年めずらしい状況だ、新公でコレって。
植爺だとこんなところまで影響するんだなあ。溜息。
それでも、とにもかくにも。
あずりん眺めてました。
配役が発表になったとき、いちおー期待したんだ。
あずりんが、マヤさんの役!って。
マヤさんはどの作品に出ても、主役以外でいちばんオイシイ役だったりするじゃないですか。
さらに、専科さん偏愛気質の植爺だと、半端な路線役より専科さんの方がイイ役だったりするじゃないですか。
まあ実際、ハーベルマン先生@マヤさんは、やたら出番と台詞があり、いつものマヤさんらしい比重の役でした。
が、なにしろ植爺なので、出番と台詞が多い人ほどウザいという難点もあった(笑)。
台詞の行数が多いことでしか役の比重を上げられない植爺なので、ハーベルマン先生の台詞の無駄なこと。1行で済むことを10行くらいかけて、えんえん同じことを言うからなー。
それでもっ、あずりんだから!(笑)
ハーベルマン@あずりん、やたらオトコマエでした。
ビジュアルの話っす。
ヒゲっ、あずりんの、ヒゲっ。
ぶっといモミアゲ、ぐるりとアゴ一周ヒゲっ。
ワイルドなんですけど? セクスィなんですけど?(笑)←笑うのか。
ビジュアルからして、本役さんとまったくチガウのでウケました。
年齢設定いくつ? マヤさんだと「殺された娘」は成人した、アンリエットと同じくらいの年齢の女性のイメージだけど、あずりんだと娘はツインテールの幼女だなー。就学年齢前の幼子を目の前で殺されたんだったら、そりゃおとーさんコワレちゃうわな、てな。
あずりんは懸命にマヤさんをコピってました。
喋り方から、動き、立ち方まで。
てゆーかハーベルマンせんせーって、かなり不審者。
マヤさんだから気にならなかったけれど、あんなにゆらゆら変な動きと体勢で、芝居している人たちの画面に入り込んでいると、ウザいわー(笑)。←ウザいのか。
植爺芝居のアレな部分を、改めて見せつけられた気がしました。
マヤさんもやり過ぎていると思うし、そのマヤさんの芝居をまんまコピって生真面目に演じているあずりんも、それでいいのかどうかわかんないけれど、とりあえず、わたしが愉快だったので無問題。
ええ、わたしが(笑)。
あんなに喋ってるあずりん、はじめて見た。
彼、こんな声だった?
はじめて声聞くみたいな、新鮮さ。
がんばってマヤさん風の胡散臭さを出そうとしているんだけど、なにしろ見た目から違いすぎるので違和感バリバリ。
だってあずりん、ワイルドな若めのおじさん、トウの立ったにーちゃんなんだもん。
まだまだ人生現役で、そのへんの兵隊さんより強そうで、なのにナニを甘えたこと言ってんだ、て感じ。
じーさん寄りのおっさんが逃避して飲んだくれてるのとは、ワケがチガウわー。キリキリ働けっつの(笑)。
そして、マヤさんの老練さを感じさせる、死んだ娘の話をしたあとの退場シーン。
またおちゃらけた様子で歌いながら去るんだけど、そこに彼のかなしみが集約されていて、観客を背中で泣かせるところね。
……なんかふつーに退場しちゃいましたよ、あずりん!! あんまりふつーにすっと建物に入ってしまって、びびった。ええっ、ソレでいいの?!と。
マヤさんをコピるのなら、そここそをコピってほしかったっす……。
とまあ、気になるところ、拍子抜けしたところはあるにしろ。
ビジュアルが、好みすぎる。
顔を眺めているだけで、シアワセでした。
おかげでもお、彼の顔ばっか見てた(笑)。
ヒゲのおかけで、唇が強調されている気がした。
わたしの大好きな、あの厚めの唇~~。
横顔が美しいなあ。
やっぱヒゲが似合う男はいいっすよ。
最後の病人積んだ荷車の前で、片膝突いているのが大層かっこよかったっす。
でもってこの最後の場面はハーベルマンせんせ改心後、かつ命懸けだったりするから、すげーきりっとした強い表情しているのー。ちょっとびびっていたりもするんだけど、それでも「信念!」って引き締め直したりしてるのー。
美しいあずりんを、ごちそうさまでした。
新公観に行ってよかったっす。
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