清浄な光が照らす。@虞美人
2010年3月12日 タカラヅカ ぜんぜん日記が追いついてないけど、花担である以上、初日ははずせない! なんやかんやで終電で、帰宅したのが日付変わってからでいろいろくたくたなんだけど、とりあえず走り書きだけでも。
『虞美人』観劇。
項羽と劉邦、そのあたりの知識皆無、中国モノは特に苦手分野分類(名前おぼえられん)、予備知識特になし。
でも、ストーリー的には大丈夫、ちゃんとわかりまつ。今回もまっつ先生いっぱい説明解説台詞淡々と語ってくれてるし!(笑)
彩音ちゃんの、退団公演。タイトルロール。
クリスティーヌ@『ファントム』で大劇場でトップ娘役披露した彩音ちゃんが、「お兄ちゃん……」とか、神懸かり巫女とか飲んだくれとかいろいろいろいろ演じてきて、最後に演じるのがこの虞姫であるということ。
原点に、たどり着いたんだね。
彩音ちゃんはなんでもできるスターさんではなく、足りないと思うところも多々あった。正直、歯がゆいこともあった。
それでも、彼女はそんな足りない部分を補って余りある魅力を持った、押しも押されもせぬトップスターだ。
「桜乃彩音」のなにが好きか。
正統派娘役スターとしての清潔感や気品、美貌、声……それらも魅力ではあるが、わたしの中で彩音ちゃんの最大の魅力は、包容力だ。
か弱い少女であり、男の背中で守られているだけの、なにもできない存在でありながら。
美しいだけのお人形さんのように見える、自我のないつまらない女のようでありながら。
ほんとうは、彼女こそが、その男を守っている。救っている。
聖・少女。
抱いているのは彼女であり、抱かれているのが男の方なんだ。
彼女の清らかな光で、無私の愛で、男を救っているんだ。
虞美人の出番自体は大してナイと思うし、歴史物である以上女性キャラがどーんと物語を動かすこともない。
出てくるたび、項羽@まとぶんといちゃいちゃしているだけの存在(笑)。
でも。
その「いちゃいちゃ」以外に仕事がなさそうな虞が、それゆえにこそ、光を放ちはじめる。
マリー@『うたかたの恋』が、破滅していくルドルフ@オサ様を守っていたように。その心を救っていたように。
虞美人の揺るがない魂が、救いになる。
項羽の……ううん、観ている、わたしの。観客の。
荒れた世界。裏切りと、奸計と、欲と、暴力と。
そんななかに、光が射す。
虞美人という、光。
癒しの光に守られて、すさんだ心に涙が染み渡る。
彼女が、救いだ。
この痛みに満ちた世界。苦しい人生。
この光があるから、顔を上げてまた、歩き出せる。
……そーゆー光。
わたしは彼女に愛された項羽ではないけれど、項羽が救われたように、わたしも救われた……気がする。
いやまあ、プロローグの呂@じゅりあ、劉邦@壮くんのやりとりは、蛇足っちゅーかやりすぎだとは思うけど。虞と項羽に対比させてるのはわかるが。
あざとさはあるものの、癒しの光を照らす「虞美人」は、たしかにタイトルロールであり、この物語の根幹、テーマなんだろうな。
とりあえず、まっつがかっこよくて、良かった(笑)。
美青年です、ヒゲなしです!!←重要
最初、えんえんえんえん出てこなくて、「今で何分経ったんだろう……1幕出番ナイのか??」とアセりましたが(1幕が全部で14場、まっつ登場は7場)、登場してからは万遍なく出たり入ったりしていたかと。
張良@まっつ、相手役は劉邦@えりたん……だと思っていたんですが、ある意味范増先生@はっちさんで、びびりました(笑)。
クールでドSな張良さんがもっとも感情的になる場面が、范増先生との別れって……!
ドS全開に劉邦を追いつめ、望みの答えを引き出す張良と、決断させられてしまうヘタレ劉邦が、たまりません。ジオラモ×モーリス@『アデュー・マルセイユ』再び……!!(笑)
項羽@まとぶんは、マジかっこいいっす。最後の総髪とか反則やわ、あの美しさ。両刀なのがまたかっこいい。え、剣の話です、もちろん。両手使いなのー。
まとぶんの持つ誠実さが、なにがどうあれずーーっと出ているんだ、項羽の人生が過酷でも冷酷でも。
劉邦@壮くんはなつかしいですよ、挫折専科と呼ばれた彼が、復活しています(笑)。そーだよなー、膝を折って慟哭してこそ壮一帆だよなっ。
つか、キムシンってほんと壮くん好きだよな。キャラが素敵過ぎてたまらん。
個人的に、最初の方で奥さん@じゅりあに「宴会に行かれるのですか」と言われ、ギクッとするところが、ツボっす。ほんとに今、「ギクッ」て擬音が見えた(笑)。
韓信@みわっち、すげー包容力。なんか久々に、本気で「いい男モード」のみわさんを見た気がする……!
だいもんが、女の子だ。
桃娘@だいもん、マジ女の子だ。違和感なく女の子だ。ふつーに娘役でなんの違和感も遜色もなく、なんなのあの化けっぷり!!
桃娘はいい役なんだが、それでも男役がやるべき役だとは思わなかった……男装するったって、アレ、男装やなくて、ただの子役やん……。ふつーに娘役がやるべきっしょ……。
だいもんがものごっつーかわいくて萌えだったこととは、まったく別に。
で。
桃娘を男役がやる意味が、とか言いながらも。
桃娘がだいもんだから、ものごっつードキドキしたっ。……という部分がある。
衛布@みつる!!
悪役! 悪いヤツ! 黒いヤツ!
こいつがもー、もー!! かっこいーー!!
この悪い男がだよ、か弱いだいもんを無理矢理……!
桃娘が男役だから、だいもんだから、一気に体温上がりましたね(笑)。や、びっくりした。
みつる×だいもんっすよ! 濃すぎるっしょ!!
いかん、衛布×桃娘でSS書けるわ……めっさ好みだ、このふたり。
めぐむとふみかのおいしさときたら(笑)。
めぐむなんかもお、死んだと思ったらすぐさま飲んで騒いでるし。どこを見てもいるし。客席登場、わたしのすぐ横の方で「どこだ!」って騒いでいて、うわー、だったし。
ふみかは、どさくさまぎれの銀橋センター(笑)。なにあのスポットライト(笑)。めっちゃ楽しそうなんですが、あの人!
ひとりずつ語り出すと文字数ぜんぜん足りない。
翌日欄へ続く。
『虞美人』観劇。
項羽と劉邦、そのあたりの知識皆無、中国モノは特に苦手分野分類(名前おぼえられん)、予備知識特になし。
でも、ストーリー的には大丈夫、ちゃんとわかりまつ。今回もまっつ先生いっぱい説明解説台詞淡々と語ってくれてるし!(笑)
彩音ちゃんの、退団公演。タイトルロール。
クリスティーヌ@『ファントム』で大劇場でトップ娘役披露した彩音ちゃんが、「お兄ちゃん……」とか、神懸かり巫女とか飲んだくれとかいろいろいろいろ演じてきて、最後に演じるのがこの虞姫であるということ。
原点に、たどり着いたんだね。
彩音ちゃんはなんでもできるスターさんではなく、足りないと思うところも多々あった。正直、歯がゆいこともあった。
それでも、彼女はそんな足りない部分を補って余りある魅力を持った、押しも押されもせぬトップスターだ。
「桜乃彩音」のなにが好きか。
正統派娘役スターとしての清潔感や気品、美貌、声……それらも魅力ではあるが、わたしの中で彩音ちゃんの最大の魅力は、包容力だ。
か弱い少女であり、男の背中で守られているだけの、なにもできない存在でありながら。
美しいだけのお人形さんのように見える、自我のないつまらない女のようでありながら。
ほんとうは、彼女こそが、その男を守っている。救っている。
聖・少女。
抱いているのは彼女であり、抱かれているのが男の方なんだ。
彼女の清らかな光で、無私の愛で、男を救っているんだ。
虞美人の出番自体は大してナイと思うし、歴史物である以上女性キャラがどーんと物語を動かすこともない。
出てくるたび、項羽@まとぶんといちゃいちゃしているだけの存在(笑)。
でも。
その「いちゃいちゃ」以外に仕事がなさそうな虞が、それゆえにこそ、光を放ちはじめる。
マリー@『うたかたの恋』が、破滅していくルドルフ@オサ様を守っていたように。その心を救っていたように。
虞美人の揺るがない魂が、救いになる。
項羽の……ううん、観ている、わたしの。観客の。
荒れた世界。裏切りと、奸計と、欲と、暴力と。
そんななかに、光が射す。
虞美人という、光。
癒しの光に守られて、すさんだ心に涙が染み渡る。
彼女が、救いだ。
この痛みに満ちた世界。苦しい人生。
この光があるから、顔を上げてまた、歩き出せる。
……そーゆー光。
わたしは彼女に愛された項羽ではないけれど、項羽が救われたように、わたしも救われた……気がする。
いやまあ、プロローグの呂@じゅりあ、劉邦@壮くんのやりとりは、蛇足っちゅーかやりすぎだとは思うけど。虞と項羽に対比させてるのはわかるが。
あざとさはあるものの、癒しの光を照らす「虞美人」は、たしかにタイトルロールであり、この物語の根幹、テーマなんだろうな。
とりあえず、まっつがかっこよくて、良かった(笑)。
美青年です、ヒゲなしです!!←重要
最初、えんえんえんえん出てこなくて、「今で何分経ったんだろう……1幕出番ナイのか??」とアセりましたが(1幕が全部で14場、まっつ登場は7場)、登場してからは万遍なく出たり入ったりしていたかと。
張良@まっつ、相手役は劉邦@えりたん……だと思っていたんですが、ある意味范増先生@はっちさんで、びびりました(笑)。
クールでドSな張良さんがもっとも感情的になる場面が、范増先生との別れって……!
ドS全開に劉邦を追いつめ、望みの答えを引き出す張良と、決断させられてしまうヘタレ劉邦が、たまりません。ジオラモ×モーリス@『アデュー・マルセイユ』再び……!!(笑)
項羽@まとぶんは、マジかっこいいっす。最後の総髪とか反則やわ、あの美しさ。両刀なのがまたかっこいい。え、剣の話です、もちろん。両手使いなのー。
まとぶんの持つ誠実さが、なにがどうあれずーーっと出ているんだ、項羽の人生が過酷でも冷酷でも。
劉邦@壮くんはなつかしいですよ、挫折専科と呼ばれた彼が、復活しています(笑)。そーだよなー、膝を折って慟哭してこそ壮一帆だよなっ。
つか、キムシンってほんと壮くん好きだよな。キャラが素敵過ぎてたまらん。
個人的に、最初の方で奥さん@じゅりあに「宴会に行かれるのですか」と言われ、ギクッとするところが、ツボっす。ほんとに今、「ギクッ」て擬音が見えた(笑)。
韓信@みわっち、すげー包容力。なんか久々に、本気で「いい男モード」のみわさんを見た気がする……!
だいもんが、女の子だ。
桃娘@だいもん、マジ女の子だ。違和感なく女の子だ。ふつーに娘役でなんの違和感も遜色もなく、なんなのあの化けっぷり!!
桃娘はいい役なんだが、それでも男役がやるべき役だとは思わなかった……男装するったって、アレ、男装やなくて、ただの子役やん……。ふつーに娘役がやるべきっしょ……。
だいもんがものごっつーかわいくて萌えだったこととは、まったく別に。
で。
桃娘を男役がやる意味が、とか言いながらも。
桃娘がだいもんだから、ものごっつードキドキしたっ。……という部分がある。
衛布@みつる!!
悪役! 悪いヤツ! 黒いヤツ!
こいつがもー、もー!! かっこいーー!!
この悪い男がだよ、か弱いだいもんを無理矢理……!
桃娘が男役だから、だいもんだから、一気に体温上がりましたね(笑)。や、びっくりした。
みつる×だいもんっすよ! 濃すぎるっしょ!!
いかん、衛布×桃娘でSS書けるわ……めっさ好みだ、このふたり。
めぐむとふみかのおいしさときたら(笑)。
めぐむなんかもお、死んだと思ったらすぐさま飲んで騒いでるし。どこを見てもいるし。客席登場、わたしのすぐ横の方で「どこだ!」って騒いでいて、うわー、だったし。
ふみかは、どさくさまぎれの銀橋センター(笑)。なにあのスポットライト(笑)。めっちゃ楽しそうなんですが、あの人!
ひとりずつ語り出すと文字数ぜんぜん足りない。
翌日欄へ続く。
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