続・紅ゆずるの謎。@立樹遥トーク&ステージ
 その昔、なーんにも考えず、「紅ゆずるの謎」というタイトルでブログ記事を書いた。
 彼はまったく無名の下級生で、そうやってタイトルにしたところでなんの反響もない。星の数ほどあるヅカブログの、こんな辺境の地でナニを書いても、流れていってソレで終わり。

 そのときはソレで済んだ。

 が。
 それから3年も経ってからだ。そのタイトルが検索に引っかかりまくり、アタマを抱えることになるのは(笑)。

 『スカーレット・ピンパーネル』新公主演で、まさかのブレイク!!

 ちょお待て、待ってくれ。わたしはたしかにベニー好きで、まったり眺めていたりチャチャ入れ感想書いたりしてきているけれど、それはその「紅ゆずるの謎」というタイトルの記事以降のことであって、その記事自体にはベニーに関して有益な情報はナニも載っていないのよ?!

 なのになのに、検索に引っかかるのは「中身はナイです」なその記事ばかり。どーせ読むなら『龍星』とか『ヘイズ・コード』とかにしてよおお。ベニーのことちょろっとだけだが書いてるわよお。あとは各新公感想ね。つか、まずは『スカーレット・ピンパーネル』新公感想にたどり着いてくれよ。
 なのに、タイトルに名前を書いてしまったのが運の尽き。検索でやってきた人はもれなくその記事にだけ行く。でもってこのDiaryNoteの検索機能はあってなきがごとし、読みたい記事にたどり着くのは至難の業。

 檀ちゃんの太股記事と並んで、わたしの痛恨記憶です(笑)。
 なにも考えずタイトルにジェンヌ名を書いてしまったがために、以来その名前の検索はすべてそこにのみ行き着くという。
 書いたときは世間的に無名だから、とっても油断していたんだけど、そのあとでブレイクして不特定多数の目にさらされる。書いた瞬間ならいいけど、何年も経ってからという、その時差が痛い。
 いやその、檀ちゃんはトップだったけど、やっぱり娘役さんはそれほど検索来ないので。……辞めたあと某CMでブレイクして、検索が来まくったんだよ……「檀れい エ/ロ」「檀れい 太/股」で(笑)。

 これに懲りて、タイトルに無闇にジェンヌ名は入れなくなった(笑)。

 
 さて、過去に何度も書いているが、わたしにとっての紅ゆずる、ベニーのファースト・インプレッションは、まず名前。

 タカラヅカではないところで、「宝塚歌劇団星組 紅ゆずる」という名を、まず文字で目にした。

 しいちゃんの外部出演舞台の初日。
 他の人たちがみーんな「**期一同」で演出家の先生へお花を送り、しいちゃん個人には送っていなかった。きっとなにかしらルールがあって、あえてしいちゃんへは見えるカタチでお花を送っていなかったんだろう。
 それがわかりすぎる中で。

 たったひとり、空気読めないヤツがいた。

 「宝塚歌劇団星組 紅ゆずる」。

 ひとりで堂々と、しいちゃん宛にお花を送っていた下級生。

 見つけて、仲間内で大受けした。その空気読めないところと、細かいことは気にせず愛を叫んでいるところとに。

 それゆえに書いたんだ、「紅ゆずるの謎」という記事を。

 『タック』で、「名前」と出会ったのが2005年1月。
 『それでも船は行く』で「舞台姿」と出会ったのが、同年3月。
 『ソウル・オブ・シバ!!』の倉庫番で、仲間内で「ベニー」と勝手に命名、同年5月。(この作品はみんな芸名にちなんだ役名があるので、それに倣って)

 まさかプレイクするとは思わないじゃないか、路線に乗るとは思わないじゃないか(笑)、『スカピン』2008年6月。

 しいちゃんへの愛を叫んでいた謎の下級生は、しいちゃんの最後のムラお茶会に「しぃ様LOVE」と手書きされたタスキを身につけ、乗り込んできた、2009年。

 一貫してるね、ブレないね、紅ゆずる(笑)。
 しいちゃんを好きか、そうか。心の握手、わたしもそうだよ! しぃ様LOVE!!

 しいちゃんを好きだからこそ出会った、紅ゆずる。
 なんかズレてるよーな気がしなくもないが、たったひとりででもしいちゃんへの愛を叫ぶその姿勢に感動した。

 しいちゃんはヅカを卒業し、舞台でその姿を見ることは叶わなくなった。
 女優さんになったりという、いわゆる芸能活動はしないっぽい。そんなしいちゃんの、トーク・イベントが大阪であった。

 もちろんわたしは駆けつけた。
 キタ生まれのキタ育ち、阪急沿線育ちゆえ、右も左もわからない南大阪、駅を降りてからしっかり道に迷ったさ(笑)。←調べてから行けよ

 そーやってひとりぼっちでたどり着いた会場で。ピュアしいちゃんファンのサトリちゃんと合流、ふたりして見つけるわけだ。

 「宝塚歌劇団星組 紅ゆずる」という名前を。

 芸能活動もしていないヅカOGの、舞台ではない、チャリティ的な、手作り感あふれるトーク・イベント。
 連名・グループ名・法人名で綴られる花の中に。

 ありましたよ、ひとりだけ。
 
 ひとりだけで、堂々と花を送っている、紅ゆずる。たったひとりで、愛を叫んでいる、紅ゆずる。

 空気読めてない、浮いている、そんなこんな。

 大受けした。
 サトリちゃんとふたり、大笑いした。その昔、博品館の狭いロビーで大受けしたように。

 ベニー! またか!! そう言って笑った。

 そして。

 うれしかった。

 今も変わらずにいてくれるベニーに。
 この微妙なイベント(笑)に、堂々とひとりで「宝塚歌劇団星組 紅ゆずる」と花を送るベニーに。

 泣けるくらい、うれしかった。
 その昔、博品館のロビーで感じたように。

 2010年3月。
 紅ゆずるの謎は続く。

 
 真っ当なしいちゃんのトーク・イベントについては翌日欄へ(笑)。

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