花は太陽に向かって咲く・その1。@立樹遥トーク&ステージ
2010年3月7日 タカラヅカ 1年ぶりに、しいちゃんに会いました。
会うことが、できました。
ステージの上にいるしいちゃんを、まったりと眺められました。
『立樹遥トーク&ステージ「夢を追い続けること~障がいを乗り越えて~」』、大阪市立矢田人権文化センターにて、入場無料、先着順。
えー、微妙なイベントでした(笑)。
なにが微妙かというと、「どの客層に向けての催しか不明」なところ。
タイトルにあるように、人権関係のイベントなわけです。 障がいを乗り越えて、つーのが、ただの元ジェンを呼んでのイベントとはチガウところ。なにしろ手話による同時通訳付き。
タカラジェンヌという、華やかな成功を得た彼女は、幼少時に重い病気を抱えとても苦労していました。それを乗り越えて、こんなにも素晴らしい女性になったのです。みんなもつらいことに負けず、夢を持って生きましょう。
というのが、本来の企画意図だったと思うんです。
チラシには「立樹さんは、子どもの頃に心臓の病を患い、長い入院生活を体験しました。同室の同じ病の友達の死を体験しながらも、自ら病と闘いました。退院後に見た宝塚の舞台。それに魅せられ、入学の為の猛レッスンに励みました。再発の恐怖と闘いながらも見事合格。夢を実現させたのです。」と書いてあるし。
しかし、メインであるはずの闘病関連の話がぐだぐだで。
いつ、どんな病気だったのか説明がほとんどなく、どのへんで回復して、どんな体調でどんな運動をしても良くなったのか、過酷なレッスンをできるよーになったのか、再発するような病気だったのか。
そのあたりがさっぱりわからない。
基礎を押さえてくれないため、どこに立ち位置を持って話を聞けばいいのかさっぱりわからなかったのですね。
大意はわかるけれど、明言されないので、聞いている側が「こういうことかな?」と想像で補いつつ聞く、というか。デリケートな部分だと思うので、曖昧にして想像させるよりは、かえってはっきり教えてくれた方が誤解がなくていいのになあと。
ピアノ伴奏の方も難病を抱えておられる方だったんだけど、こちらは明確に説明してもらえたので無知なわたしでも誤解の入り込む余地なし。頭が下がります。
で、「障がいを乗り越えて」な部分は早々に終了し、あとはいわゆる「タカラヅカOGによる、昔話」。つまり、ファンへのトーク。
タカラヅカのことも立樹遥というスターのことも、「知っている」前提に進むエピソード。や、わたしたちはわかるからいいけど、しいちゃんだからではなく人権関連で来館した人にはいいのか、このトーク内容??
実際会場にいた大半はしいちゃん個人のファンだし、しいちゃんにもタカラヅカにもなんの予備知識もない人は少なかったと思う。でも、あくまでも今回は、テーマが決まっていたのだから、それに沿うべきだったんじゃないかなあ。
ファンがたくさん来てくれるから、と気を使ってファン向けトークをメインにしてくれたのかもしれないけど、大丈夫、ファンならばどんな話でも聞きますし、受け入れますよ。
でもって、こんなところに来るファンは、しいちゃんが子どもの頃長い間入院していた経験があるって、知ってるし。わたしですら、聞いたことある、その話。ファンなら知ってるけど、公にはしてこなかった(よな?)話を退団した今だから語れる、というなら、ファンはよろこんで聞き入りますよ。
同じ病気や同じようにつらい思いを抱えている人たちの勇気になるように、きちんと話してくれてもよかったよ。重い話になってしまうのは、しいちゃんの本意ではなく、それゆえにぼやかしたらあんなことになった、のかもしれないが。
どんなに重くても、今のしいちゃんの笑顔があれば救われるよ。
「このトーク、なにを目指してどこに着地するつもりなんだ?」と首を傾げまくったが、ぶっちゃけそんなぐだぐだなところも含めて(笑)、しいちゃんに会えてうれしい。
しいちゃんは、変わってなかった。
記憶にあるまんま。
ええ、女子にも、カタギにもなってない(笑)。
男役時代となんら変わらぬパンツ・スーツ姿、派手な茶髪。髪はちょっと伸びているけれど、襟足だけで全体イメージは変わらず。
坐って喋っているときはなんとも思わないのに、いざ立ち上がると「うわっ」と思う。
背ェ高っ、スタイル良いっ、押し出しすげっ。
……一般人ではあり得ないの、いろんなところが。
トークの合間に歌ってくれたんだが、歌い出すと「ザ・男役」。
女子ぢゃない、女子の歌声ぢゃない~~(笑)。
闘病時代~音楽学校の話題からの流れで、1曲目は「上を向いて歩こう」。
多分この曲は、「ヅカファン以外の人も来るイベント」に考慮した選曲ぢゃないかなあ。ぴっちぴちのローティーンが、「つらいときはこの歌を歌ってました」というには、渋すぎる……。ふつーにそのときの流行アーティストの励ましソングを歌いそうだよな、現代の女の子なら。
しかし、しいちゃんがバリ男役声で気迫を込めて歌う「上を向いて歩こう」の、いたたまれなさってば!(笑)
彼女が歌い出すなり、ステージに飾ってある花がひとつ、ぼたりと落ちたのが忘れられない。思わずオペラグラスで確認した、今目の端にナニか落下したけど、ナニっ?!って。
そしたら、上手にどーんと飾られていた花のうち、白い百合が1輪、花部分のみまるっと落ちていた。
ただの偶然だろうけど、歌い出すなりボタッって。そのタイミングの良さに人知れずウケる。
で、次がやはり自身の励ましソングだったという、「負けないで」。
……チガウ、わたしが知ってる「負けないで」とぜんぜんチガウ~~!! ナニこのどすこいアルトの「負けないで」?! ヅカ的なコブシの入り方って?!
元歌と別物っぷりがすごい。
なんか変なところでツボに入り過ぎる(笑)。
や、たんに久しぶりのしいちゃんに過剰反応してしまっているんだと思う。
しいちゃんだしいちゃんだとがっつきすぎて、彼女がナニを言い、ナニをしてもウケまくるという。
一挙手一投足、声の高低、相づちに至るまで、なんでもかんでも「しいちゃんだ!!」と喜ぶ。
文字数の関係で、翌日欄に続く。
会うことが、できました。
ステージの上にいるしいちゃんを、まったりと眺められました。
『立樹遥トーク&ステージ「夢を追い続けること~障がいを乗り越えて~」』、大阪市立矢田人権文化センターにて、入場無料、先着順。
えー、微妙なイベントでした(笑)。
なにが微妙かというと、「どの客層に向けての催しか不明」なところ。
タイトルにあるように、人権関係のイベントなわけです。 障がいを乗り越えて、つーのが、ただの元ジェンを呼んでのイベントとはチガウところ。なにしろ手話による同時通訳付き。
タカラジェンヌという、華やかな成功を得た彼女は、幼少時に重い病気を抱えとても苦労していました。それを乗り越えて、こんなにも素晴らしい女性になったのです。みんなもつらいことに負けず、夢を持って生きましょう。
というのが、本来の企画意図だったと思うんです。
チラシには「立樹さんは、子どもの頃に心臓の病を患い、長い入院生活を体験しました。同室の同じ病の友達の死を体験しながらも、自ら病と闘いました。退院後に見た宝塚の舞台。それに魅せられ、入学の為の猛レッスンに励みました。再発の恐怖と闘いながらも見事合格。夢を実現させたのです。」と書いてあるし。
しかし、メインであるはずの闘病関連の話がぐだぐだで。
いつ、どんな病気だったのか説明がほとんどなく、どのへんで回復して、どんな体調でどんな運動をしても良くなったのか、過酷なレッスンをできるよーになったのか、再発するような病気だったのか。
そのあたりがさっぱりわからない。
基礎を押さえてくれないため、どこに立ち位置を持って話を聞けばいいのかさっぱりわからなかったのですね。
大意はわかるけれど、明言されないので、聞いている側が「こういうことかな?」と想像で補いつつ聞く、というか。デリケートな部分だと思うので、曖昧にして想像させるよりは、かえってはっきり教えてくれた方が誤解がなくていいのになあと。
ピアノ伴奏の方も難病を抱えておられる方だったんだけど、こちらは明確に説明してもらえたので無知なわたしでも誤解の入り込む余地なし。頭が下がります。
で、「障がいを乗り越えて」な部分は早々に終了し、あとはいわゆる「タカラヅカOGによる、昔話」。つまり、ファンへのトーク。
タカラヅカのことも立樹遥というスターのことも、「知っている」前提に進むエピソード。や、わたしたちはわかるからいいけど、しいちゃんだからではなく人権関連で来館した人にはいいのか、このトーク内容??
実際会場にいた大半はしいちゃん個人のファンだし、しいちゃんにもタカラヅカにもなんの予備知識もない人は少なかったと思う。でも、あくまでも今回は、テーマが決まっていたのだから、それに沿うべきだったんじゃないかなあ。
ファンがたくさん来てくれるから、と気を使ってファン向けトークをメインにしてくれたのかもしれないけど、大丈夫、ファンならばどんな話でも聞きますし、受け入れますよ。
でもって、こんなところに来るファンは、しいちゃんが子どもの頃長い間入院していた経験があるって、知ってるし。わたしですら、聞いたことある、その話。ファンなら知ってるけど、公にはしてこなかった(よな?)話を退団した今だから語れる、というなら、ファンはよろこんで聞き入りますよ。
同じ病気や同じようにつらい思いを抱えている人たちの勇気になるように、きちんと話してくれてもよかったよ。重い話になってしまうのは、しいちゃんの本意ではなく、それゆえにぼやかしたらあんなことになった、のかもしれないが。
どんなに重くても、今のしいちゃんの笑顔があれば救われるよ。
「このトーク、なにを目指してどこに着地するつもりなんだ?」と首を傾げまくったが、ぶっちゃけそんなぐだぐだなところも含めて(笑)、しいちゃんに会えてうれしい。
しいちゃんは、変わってなかった。
記憶にあるまんま。
ええ、女子にも、カタギにもなってない(笑)。
男役時代となんら変わらぬパンツ・スーツ姿、派手な茶髪。髪はちょっと伸びているけれど、襟足だけで全体イメージは変わらず。
坐って喋っているときはなんとも思わないのに、いざ立ち上がると「うわっ」と思う。
背ェ高っ、スタイル良いっ、押し出しすげっ。
……一般人ではあり得ないの、いろんなところが。
トークの合間に歌ってくれたんだが、歌い出すと「ザ・男役」。
女子ぢゃない、女子の歌声ぢゃない~~(笑)。
闘病時代~音楽学校の話題からの流れで、1曲目は「上を向いて歩こう」。
多分この曲は、「ヅカファン以外の人も来るイベント」に考慮した選曲ぢゃないかなあ。ぴっちぴちのローティーンが、「つらいときはこの歌を歌ってました」というには、渋すぎる……。ふつーにそのときの流行アーティストの励ましソングを歌いそうだよな、現代の女の子なら。
しかし、しいちゃんがバリ男役声で気迫を込めて歌う「上を向いて歩こう」の、いたたまれなさってば!(笑)
彼女が歌い出すなり、ステージに飾ってある花がひとつ、ぼたりと落ちたのが忘れられない。思わずオペラグラスで確認した、今目の端にナニか落下したけど、ナニっ?!って。
そしたら、上手にどーんと飾られていた花のうち、白い百合が1輪、花部分のみまるっと落ちていた。
ただの偶然だろうけど、歌い出すなりボタッって。そのタイミングの良さに人知れずウケる。
で、次がやはり自身の励ましソングだったという、「負けないで」。
……チガウ、わたしが知ってる「負けないで」とぜんぜんチガウ~~!! ナニこのどすこいアルトの「負けないで」?! ヅカ的なコブシの入り方って?!
元歌と別物っぷりがすごい。
なんか変なところでツボに入り過ぎる(笑)。
や、たんに久しぶりのしいちゃんに過剰反応してしまっているんだと思う。
しいちゃんだしいちゃんだとがっつきすぎて、彼女がナニを言い、ナニをしてもウケまくるという。
一挙手一投足、声の高低、相づちに至るまで、なんでもかんでも「しいちゃんだ!!」と喜ぶ。
文字数の関係で、翌日欄に続く。
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