子どもの王国。@シャングリラ-水之城-
2010年3月16日 タカラヅカ 『シャングリラ-水之城-』にて、とりあえず、アイス@ともちんに食いついておきます(笑)。
や、ともちんスキーとして! 基本事項なので!(笑)
とりあえず、と言ってしまうのは、アイスさんがとってもステキにトホホさを持っているため。いやその、アイスさんだけじゃなく、この作品の人々はみんななにかしらトホホなんですけどね(笑)。
えーと、シャングリラの影の支配者。コドモばっかの王国でラスボス気取ってる恥ずかしいオトナ(笑)。
もともと孤児を拾って託児所経営していたようだが、彼の子育ては間違いまくっていたらしい。自分が育てた子どもだけで夢の王国作って、自分が君臨って、どこの黒トカゲ様@『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴』だ。黒トカゲ様はものすごい人数の孤児を変な格好で踊らせていたけど、アイスさんたらたった4人だよ、子ども。そのスケールのミクロさにかえって感心する。
子どもだから唯一のオトナのことを信じ従ってきたけど、年齢がアイスさんに一番近かったらしいソラ@ゆーひさんは、他の子たちより先にオトナになったので、分別がつくなり即脱走。そりゃそーやろ。
あの警備も皆無、誰でも自由に入れます暴れられます、な謎の秘密基地(笑)で、巨大な大人が王様ごっこやってるんじゃあなあ。
かっこいいんですよ、ともち。
あの体格、あの厚み、わざとらしい(笑)ロン毛。アニメのお約束全部踏襲した感じが、ミツルギ@『逆転裁判2』に続いて演じるのに良いキャラクタかと。や、あそこでついたファンを逃がさない意味で(笑)。
そして、ともちの美点だと思っている、あの温度。
クールビューティにはなれないですね、彼。
ソラ@ゆーひがクール過ぎて愉快なことになっているのに、アイス@ともちはホット過ぎて愉快なことに。……こいつら、面白すぎる。
すべてはアイスの陰謀だった! 自分に逆らったソラを、アイスは抹殺しようとしたんだ! ……てな話の運びの中で、ソラが「てことになってるけど、実はアイス、オレのこと逃がそうとしたよね?」と突っ込んだときの、アイスの、バツの悪そうな顔!(笑)
脚本上では、ホットな主人公とクールな悪役の会話なのに! クールな悪の意外な一面、それを理解しているイカス主人公の場面なのに!
主人公のツッコミがクールで、悪がハートフルで、ナニ、この漂うトホホ感!!
そして、ソラの容赦ない冷たいコトバのヤイバで、アイスが寂しがり屋の構ってちゃんだと暴露される。
自分の言葉しか信じないよう育てた自分の子どもたち、自分だけの王国。
誰も彼を傷つけない、彼だけに都合の良い子どもの城。そこで君臨する裸の王様アイスは、利己的な暴君ではなく、まさしく「子どもの心」でしか生きられなかった男。
「199X年、世界は核の炎に包まれた。だが人類は死滅していなかった」……という、日本一有名な(笑)フレーズの作品に登場するサウザー様と同じ設定ですな。子どもばかりの王国でふんぞり返っていた王様は、実は誰よりも愛情深いがゆえに、そーゆー歪んだ王国を作っていた、という。
大好きなおもちゃだけで囲んだ、「ボクのお城」。ボクを絶対に傷つけないモノだけだったはずなのに、人形のひとつが逆らった。だから城の外へ放り投げる。……でも、大好きな人形だから、壊れてしまわないよう、気を付けて。
結局彼は、自分も自分のお人形もお城も、なにひとつ傷つけるだけの気概も覚悟もなかったんだ。
ママにおねだりして買ってもらえず「ママのバカ、しんでやる~~!」と泣く子どもが、ただ泣くだけで自分のカラダに傷ひとつつけるはずがないように。
そーゆー恥ずかしいハートを持った、誰より巨大な大人のアイス。
アイス自身、「恥ずかしいよなオレ」と内心思ってはいたんだろう。自覚があるからこそ余計頑強に殻に閉じこもって、攻撃的になって。コンプレックスを隠すために、無意識は幾重にも発動する。
いや、作者は「ピュアな心」と思って書いているのかもしれない。お約束だから(笑)。サウザー様だって、「誰よりも愛深きゆえに!」なわけだし。「本当はいい人」だけど、時代とか対外的なモノが理由で道を誤ってしまった可哀想な人、というお約束のラスボス。
だからアイスはツンツンツン、心の鎧でツンツンツン。
それを、我らがクールビューティ主人公は、めっちゃバッサリ突いてくる。
ちょっとソラ、少しは気を遣ってやってよ、ソレ言っちゃオシマイだから! 「べ、別にアンタのためにやったんぢゃないんだからね!(赤面)」てのがアイスの信条なんだってば、ツンデレに余計なツッコミはしないのがお約束っつーか、優しさってもんでしょう? なんでそークールなのよアンタは(笑)。
「本当はいい人」というか、「寂しがりさん(はぁと)」だと暴露されてしまったアイスは、自暴自棄になってホットなハートのいい人さを全開に、みんなのためにお亡くなりになりました。
……ソラが追いつめなければ、あんなことにならなかったのに(笑)。
主人公と悪役の魂温度がまちがっているために、せっかくのクライマックスで笑いツボ直撃されて困りました。
いやはや、大好きです、クールなゆーひさん、そしてホットなともち。
素直にわたしは、ソラ×アイス派です。逆ぢゃないですよ、右側はアイスです(笑)。ただし彼の片想い。ソラさんはいいS具合だと思いますよ。無意識というか、他人に興味ないまま、ピュアハートのアイスさんをびしばし傷つけて下さい。言葉責めがスタンダード、標準装備ですね。
楽しいですね、『シャングリラ-水之城-』。
や、ともちんスキーとして! 基本事項なので!(笑)
とりあえず、と言ってしまうのは、アイスさんがとってもステキにトホホさを持っているため。いやその、アイスさんだけじゃなく、この作品の人々はみんななにかしらトホホなんですけどね(笑)。
えーと、シャングリラの影の支配者。コドモばっかの王国でラスボス気取ってる恥ずかしいオトナ(笑)。
もともと孤児を拾って託児所経営していたようだが、彼の子育ては間違いまくっていたらしい。自分が育てた子どもだけで夢の王国作って、自分が君臨って、どこの黒トカゲ様@『明智小五郎の事件簿―黒蜥蜴』だ。黒トカゲ様はものすごい人数の孤児を変な格好で踊らせていたけど、アイスさんたらたった4人だよ、子ども。そのスケールのミクロさにかえって感心する。
子どもだから唯一のオトナのことを信じ従ってきたけど、年齢がアイスさんに一番近かったらしいソラ@ゆーひさんは、他の子たちより先にオトナになったので、分別がつくなり即脱走。そりゃそーやろ。
あの警備も皆無、誰でも自由に入れます暴れられます、な謎の秘密基地(笑)で、巨大な大人が王様ごっこやってるんじゃあなあ。
かっこいいんですよ、ともち。
あの体格、あの厚み、わざとらしい(笑)ロン毛。アニメのお約束全部踏襲した感じが、ミツルギ@『逆転裁判2』に続いて演じるのに良いキャラクタかと。や、あそこでついたファンを逃がさない意味で(笑)。
そして、ともちの美点だと思っている、あの温度。
クールビューティにはなれないですね、彼。
ソラ@ゆーひがクール過ぎて愉快なことになっているのに、アイス@ともちはホット過ぎて愉快なことに。……こいつら、面白すぎる。
すべてはアイスの陰謀だった! 自分に逆らったソラを、アイスは抹殺しようとしたんだ! ……てな話の運びの中で、ソラが「てことになってるけど、実はアイス、オレのこと逃がそうとしたよね?」と突っ込んだときの、アイスの、バツの悪そうな顔!(笑)
脚本上では、ホットな主人公とクールな悪役の会話なのに! クールな悪の意外な一面、それを理解しているイカス主人公の場面なのに!
主人公のツッコミがクールで、悪がハートフルで、ナニ、この漂うトホホ感!!
そして、ソラの容赦ない冷たいコトバのヤイバで、アイスが寂しがり屋の構ってちゃんだと暴露される。
自分の言葉しか信じないよう育てた自分の子どもたち、自分だけの王国。
誰も彼を傷つけない、彼だけに都合の良い子どもの城。そこで君臨する裸の王様アイスは、利己的な暴君ではなく、まさしく「子どもの心」でしか生きられなかった男。
「199X年、世界は核の炎に包まれた。だが人類は死滅していなかった」……という、日本一有名な(笑)フレーズの作品に登場するサウザー様と同じ設定ですな。子どもばかりの王国でふんぞり返っていた王様は、実は誰よりも愛情深いがゆえに、そーゆー歪んだ王国を作っていた、という。
大好きなおもちゃだけで囲んだ、「ボクのお城」。ボクを絶対に傷つけないモノだけだったはずなのに、人形のひとつが逆らった。だから城の外へ放り投げる。……でも、大好きな人形だから、壊れてしまわないよう、気を付けて。
結局彼は、自分も自分のお人形もお城も、なにひとつ傷つけるだけの気概も覚悟もなかったんだ。
ママにおねだりして買ってもらえず「ママのバカ、しんでやる~~!」と泣く子どもが、ただ泣くだけで自分のカラダに傷ひとつつけるはずがないように。
そーゆー恥ずかしいハートを持った、誰より巨大な大人のアイス。
アイス自身、「恥ずかしいよなオレ」と内心思ってはいたんだろう。自覚があるからこそ余計頑強に殻に閉じこもって、攻撃的になって。コンプレックスを隠すために、無意識は幾重にも発動する。
いや、作者は「ピュアな心」と思って書いているのかもしれない。お約束だから(笑)。サウザー様だって、「誰よりも愛深きゆえに!」なわけだし。「本当はいい人」だけど、時代とか対外的なモノが理由で道を誤ってしまった可哀想な人、というお約束のラスボス。
だからアイスはツンツンツン、心の鎧でツンツンツン。
それを、我らがクールビューティ主人公は、めっちゃバッサリ突いてくる。
ちょっとソラ、少しは気を遣ってやってよ、ソレ言っちゃオシマイだから! 「べ、別にアンタのためにやったんぢゃないんだからね!(赤面)」てのがアイスの信条なんだってば、ツンデレに余計なツッコミはしないのがお約束っつーか、優しさってもんでしょう? なんでそークールなのよアンタは(笑)。
「本当はいい人」というか、「寂しがりさん(はぁと)」だと暴露されてしまったアイスは、自暴自棄になってホットなハートのいい人さを全開に、みんなのためにお亡くなりになりました。
……ソラが追いつめなければ、あんなことにならなかったのに(笑)。
主人公と悪役の魂温度がまちがっているために、せっかくのクライマックスで笑いツボ直撃されて困りました。
いやはや、大好きです、クールなゆーひさん、そしてホットなともち。
素直にわたしは、ソラ×アイス派です。逆ぢゃないですよ、右側はアイスです(笑)。ただし彼の片想い。ソラさんはいいS具合だと思いますよ。無意識というか、他人に興味ないまま、ピュアハートのアイスさんをびしばし傷つけて下さい。言葉責めがスタンダード、標準装備ですね。
楽しいですね、『シャングリラ-水之城-』。
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