まさかの再演。@2010年公演ラインアップ
2010年3月25日 タカラヅカ ひとがキューピーを抱いて挨拶する項羽様を見ているうちに、なんつー発表をするんだ。
えーと、つまりコレはだ、
「植爺作品を観たくないから、花組公演は観ないことにするわ。ショーは素敵みたいだから残念だけど、ショーだけにお金出せないし」
と言っていた人たちに、観に来てもらうための企画?
たしかに『EXCITER!!』は良いショーだったよ。わたしは大好きだ。
しかし。
ショーの再演をされる、ということが、これほどショックな出来事だとは思わなかった。
思わなかったのも、当然だ。
ヅカファンやってたかが20年だけど、その20年間でこんな事態には一度も遭遇していなかったんだもの。
想定外だ。
で、思いもしなかったことが現実として差し出され、「そうか、こんなに凹むもんなんだ」と身を持って知った。
「次の花組公演どんな作品かしら、わくわくっ。今回1本モノだから、次こそはショー作品よね、わくわくっ」という楽しみを、1年先送りされてしまうのね。
2009年11月に上演した作品を2010年7月に、たった半年ちょい後に、同じ組でほぼ同じメンバーで、同じ衣装で同じセットで同じ曲を同じ振付で、東西合わせて2ヶ月やるんだー。スゴイナーミナサンハクシュハクシュ。
『EXCITER!!』は好きだったけれど、前回の千秋楽からたった7ヶ月後に本公演で再演しなければならない、20年に1度の超絶名作だとは、まーーったく思わない。
よくある「ふつー」の佳作だ。フジイくんらしいぐたぐたな作りになっているし、仕事が立て込んでいたためか焼き直しと使い回し感の目立つ、粗い作りのショーだった。
それでもフジイくんの長所はよく生かされていたので、勢いでわーっと楽しめるパワーがあった。
……勢いで、だ。じっくり味わったら、粗がさらに目立つってばよ。
名作には至らないふつーの「評判が良かった」レベルのショーをそのまま間を置かずに再演する、ってのは、ネガティブな想像をしてしまう。
つまり……劇団に、新作を上演する経済的余裕がなくなってきている、とか。
経営がかなり苦しくなっている、とか。
不安になるわ。
少なくともこの20年はなかったことだし。
20年やらなくて済んだことを、今ここでやる意味は?
……なくならないでね、歌劇団。
せめてタイトルに『2』と入っていれば、救いもあったのになあ。
フジイせんせが全面リニューアルしてくれればいいんだけど……それならタイトルに『2』って入るよなあ。ついこの間の『Apasionado!!』だって『2』と入っていたって、ろくに変更もされずいびつなカタチで再演されていたし、完全な安心材料にはならないけど、それでも『2』なら素直にわくわくできた。
名作ではなくても「評判の良かった」ショーを踏襲して、新しいモノを差し出す姿勢として、前向きに受け止められた。
オープニングと中詰めとフィナーレのパレード以外、全取っ替えしてくれてもいいんだけどなあ。
つまり『EXCITER!!』という主題歌部分のみ残して、あとは新作に……ダメかなあ。
少なくともミスターYUは勘弁して欲しいっす……。
『EXCITER!!』を好きなことと、7ヶ月後に再演されることの是非とはまったく別、なだけです。
しょぼん。
でもまあ、好きなショーだったことは事実なので、最悪な事態ではないと、自分に言い聞かせる。
アレとかアレとかアレとかを、贔屓組で再演されるよりマシだ、と思うんだ、前向きに、前向きに。
あとは芝居が楽しいことを祈ります。
原作がどうというより、中村Aである、ということが重要。
スゴイデスネーキタイデキマスネー。
奇跡が起こらないとは誰にも断言できないのだから、わたしは奇跡を信じる。中村Aだって、突然紙芝居以外の演出に目覚めるかもしれないじゃないか!
たとえ地球が明日滅びようとも、君は今日林檎の木を植える……そう、わたしはあきらめない。
脚本がどうあれ、演出がどうあれ、きっと花組ならばすばらしい公演を見せてくれるさ!!
宙組全ツ演目も、どうかと思います……名作かもしれんが、ヅカでやらんでもええタイトルを、さらに地方に持っていくのはどうかと……ヅカらしいショー付きで大きな羽根背負って夢の世界でええやん……。
せめて月組は平和に、よい作品になりますように。中村Bショーは安全牌っすよ。谷芝居は『CAN-CAN』になりますように、『愛と死のアラビア』にはなりませんように。なむなむ。
2010/03/25
2010年 公演ラインアップ【宝塚大劇場、東京宝塚劇場】
花組
■主演…(花組)真飛 聖、蘭乃 はな
◆宝塚大劇場:2010年7月30日(金)~8月30日(月)
<一般前売:2010年6月26日(土)>
◆東京宝塚劇場:2010年9月17日(金)~10月17日(日)
<一般前売:2010年8月15日(日)>
ミュージカル
『麗しのサブリナ』
脚本・演出/中村 暁
サミュエル・テイラーの戯曲「サブリナ・フェア」が1954年にビリー・ワイルダー監督により映画化された「麗しのサブリナ」は、オードリー・ヘップバーン主演のロマンティック・コメディ。「ローマの休日」に続くオードリー・ヘップバーンのヒット作で、ハンフリー・ボガート、ウィリアム・ホールデンが共演。映画の中でオードリーが身に着けていた細身のパンツは、「サブリナパンツ」と呼ばれ、1950年代当時、爆発的な流行を見せ、ファッション文化を生む出したことでも有名です。大富豪ララビー家に仕える運転手の娘サブリナを巡り、ララビー家の長男ライナスとその弟ディヴィットとが繰り広げるロマンチックでコミカルな三角関係が、ミュージカル・ナンバーに乗って、おしゃれに繰り広げられます。
スパークリング・ショー
『EXCITER!!』
作・演出/藤井大介
2009年に同組で上演し好評を博した作品の再演。刺激、熱狂、興奮をもたらす者“EXCITER”。ありふれた人生も、ちょっとした刺激、スパイスでバラ色に輝く。“音の革命”“美の革命”“男の革命”…。愛と夢を現代社会に送り届ける宝塚こそ“EXCITER”であるという軸の上に、究極に格好良い場面で構成された現代的でエネルギッシュなショー作品。真飛聖と新トップ娘役・蘭乃はなを中心に作り出す『EXCITER!!』にご期待下さい。
えーと、つまりコレはだ、
「植爺作品を観たくないから、花組公演は観ないことにするわ。ショーは素敵みたいだから残念だけど、ショーだけにお金出せないし」
と言っていた人たちに、観に来てもらうための企画?
たしかに『EXCITER!!』は良いショーだったよ。わたしは大好きだ。
しかし。
ショーの再演をされる、ということが、これほどショックな出来事だとは思わなかった。
思わなかったのも、当然だ。
ヅカファンやってたかが20年だけど、その20年間でこんな事態には一度も遭遇していなかったんだもの。
想定外だ。
で、思いもしなかったことが現実として差し出され、「そうか、こんなに凹むもんなんだ」と身を持って知った。
「次の花組公演どんな作品かしら、わくわくっ。今回1本モノだから、次こそはショー作品よね、わくわくっ」という楽しみを、1年先送りされてしまうのね。
2009年11月に上演した作品を2010年7月に、たった半年ちょい後に、同じ組でほぼ同じメンバーで、同じ衣装で同じセットで同じ曲を同じ振付で、東西合わせて2ヶ月やるんだー。スゴイナーミナサンハクシュハクシュ。
『EXCITER!!』は好きだったけれど、前回の千秋楽からたった7ヶ月後に本公演で再演しなければならない、20年に1度の超絶名作だとは、まーーったく思わない。
よくある「ふつー」の佳作だ。フジイくんらしいぐたぐたな作りになっているし、仕事が立て込んでいたためか焼き直しと使い回し感の目立つ、粗い作りのショーだった。
それでもフジイくんの長所はよく生かされていたので、勢いでわーっと楽しめるパワーがあった。
……勢いで、だ。じっくり味わったら、粗がさらに目立つってばよ。
名作には至らないふつーの「評判が良かった」レベルのショーをそのまま間を置かずに再演する、ってのは、ネガティブな想像をしてしまう。
つまり……劇団に、新作を上演する経済的余裕がなくなってきている、とか。
経営がかなり苦しくなっている、とか。
不安になるわ。
少なくともこの20年はなかったことだし。
20年やらなくて済んだことを、今ここでやる意味は?
……なくならないでね、歌劇団。
せめてタイトルに『2』と入っていれば、救いもあったのになあ。
フジイせんせが全面リニューアルしてくれればいいんだけど……それならタイトルに『2』って入るよなあ。ついこの間の『Apasionado!!』だって『2』と入っていたって、ろくに変更もされずいびつなカタチで再演されていたし、完全な安心材料にはならないけど、それでも『2』なら素直にわくわくできた。
名作ではなくても「評判の良かった」ショーを踏襲して、新しいモノを差し出す姿勢として、前向きに受け止められた。
オープニングと中詰めとフィナーレのパレード以外、全取っ替えしてくれてもいいんだけどなあ。
つまり『EXCITER!!』という主題歌部分のみ残して、あとは新作に……ダメかなあ。
少なくともミスターYUは勘弁して欲しいっす……。
『EXCITER!!』を好きなことと、7ヶ月後に再演されることの是非とはまったく別、なだけです。
しょぼん。
でもまあ、好きなショーだったことは事実なので、最悪な事態ではないと、自分に言い聞かせる。
アレとかアレとかアレとかを、贔屓組で再演されるよりマシだ、と思うんだ、前向きに、前向きに。
あとは芝居が楽しいことを祈ります。
原作がどうというより、中村Aである、ということが重要。
スゴイデスネーキタイデキマスネー。
奇跡が起こらないとは誰にも断言できないのだから、わたしは奇跡を信じる。中村Aだって、突然紙芝居以外の演出に目覚めるかもしれないじゃないか!
たとえ地球が明日滅びようとも、君は今日林檎の木を植える……そう、わたしはあきらめない。
脚本がどうあれ、演出がどうあれ、きっと花組ならばすばらしい公演を見せてくれるさ!!
宙組全ツ演目も、どうかと思います……名作かもしれんが、ヅカでやらんでもええタイトルを、さらに地方に持っていくのはどうかと……ヅカらしいショー付きで大きな羽根背負って夢の世界でええやん……。
せめて月組は平和に、よい作品になりますように。中村Bショーは安全牌っすよ。谷芝居は『CAN-CAN』になりますように、『愛と死のアラビア』にはなりませんように。なむなむ。
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