身軽。

2010年5月25日 タカラヅカ
 星組全ツが終わったあと。
 ちょっとショックだった。

 これでもう、チケットがない。

 ご贔屓のネーム入り(笑)チケットケースをここ数年利用しているんだが、全ツが終わるともうそこにチケットが1枚もなかったんだ。

 今までのわたしは、バカみたいにたくさんのチケットを持ち歩いていた。
 数ヶ月後までの公演の、観劇予定が手帳にはびっしり。

 だったのになー。

 手帳にはいちおー観劇予定がびっちりだったりする。
 でもそれは、チケットをすでに持っている「観劇予定」ではない。この日にこの公演を観に行く「つもり」でしかない。
 他のスケジュールとの兼ね合いで、この日にコレを観ておかないと他日じゃ無理だわ、とか、この日からこの日の間にこの公演かこの公演に行く、とか。
 流動的。
 ぶっちゃけ、「気が乗らなかったら、行くのやめた」もアリ。

 前売り券を持っていたら、「絶対に行く」ことを前提に立てる予定も、今はかなりアバウト。

 複数の前売りチケットを持っているのが、わたし的デフォルト状態だったのに。
「こあらちゃん、何枚チケット持ってるの」
 と、あきれられるくらい、分厚いチケットケースを持っていたんだけど。

 最近はもう、前もってチケットを買うことはなくなってしまった。

 店頭販売がなくなったことがいちばん大きいな。
 梅田でチケット発売があったころは、全公演発売日の朝から並んで、とりあえず買えるだけ買ってたからなー。や、抽選に当たったら、だけど。
 並ぶという労力、抽選というレア感、それゆえに「冷静に考えると、別に買わなくてもよかったかも」なチケットまで買っていたりしたし。
 友だちに会えるわけだから、「一緒に観に行こうね」と連番チケットを買ったりもしていた。

 同じ抽選でも、友会はチガウんだよなー。
 友会は「抽選に当たる=購入」だから、友だちと「一緒に行こうね」すらできない。友だちとそれぞれ入力して、ふたりとも当たったらダブってしまうから。
 梅田の前売りは、「抽選に当たる=購入権利がある」だから、当たった段階でいつどのチケットを買うか決められたので、無駄をおそれずに必要なものだけ買うことができた。

 梅田の前売りがなくなって、必要なモノだけ買えないのなら、必要なモノすら買わなくなった。

 前売りチケット、買わなくなったなあ、マジで。
 ムラはいつ行ってもまず「観られない」ということはないし。
 それなら前売りという足かせ無しに、観たいときにふらりと行って観ればいいじゃん、になった。

 わたしがお金持ちならともかく、びんぼーだからなあ。
 ぶっちゃけ、コストパフォーマンスの悪いチケットは欲しくないし。

 ヅカはますます前売り券が売れなくなっているのだと思う。
 ……って、自分ひとりを例にしてもちっぽけすぎて例にもなんないと思うが。ちっぽけらしく、自分中心に(笑)世の中を考えて。

 いつも10~20枚の前売りチケットを持っていた人間が1枚も持ってなくなってるんだから、そりゃ前売りも売れなくなってるよなあ。
 わたしみたいなのが増えてるのかなあ。

 
 ちなみに、去年そこそこ当たっていた友会ですが、今年はさっぱりです(笑)。
 それも相俟って、手元に前売りチケット皆無という。

 あー、しみじみ不景気だ。

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