お茶会の主役は誰?

 それはまぎれもなく、みーちゃんです。

 春風弥里『TRAFALGAR/ファンキー・サンシャイン』お茶会へ行って来ました。
 ムラです、宝塚です、日付見てください、6月19日です。今さら過ぎてなんですが、それでも感想を記します。
 毎度のことですが、わたしにはルポ機能はないので、記録的な価値はなく、すべてわたしの脳内加工済みの偏った「感想」です。

 今回のみーちゃんのお茶会で強く感じたのは、「みーちゃんがお茶会の主役である」ということ。
 お茶会のゲストではないんです。
 彼が主役、彼がホスト。

 わたしたちは、彼の「お客様」なんです。

 想像して下さい、春風さんが正装して「ボクの家へようこそ」って笑顔で迎えてくれる様を。

 …………コワレるでしょ? きゃーきゃーでしょ?

 お茶会の中には、ジェンヌさんは「ゲスト」であり、お茶会に対して前知識や準備がない場合だってある。全部会が取り仕切り、ジェンヌさんは当日やってきて、質問に答えるだけ。司会の人が「次はこうして下さい」とか仕切って、ジェンヌさんは「へえー」ってな感じにそれに従う。
 会の企画力と実行力頼み。ジェンヌさん自身も次になにをするのか、させられるのかわかっていない。
 それが悪いわけじゃないっすよ。単に、そういうお茶会もある、というだけで。ゲームや企画について、「ええー?」と驚く、新鮮な表情も見られるわけだし。
 また、どのジェンヌさんも、会の用意したプログラムに対しもちろん真剣に誠実に応えてくれるので、「ゲスト」であってもなんの問題もなく、わたしたちはわくわく楽しめる。

 ただ、みーちゃんのお茶会は違った。
 みーちゃん自身、企画・進行に関わっている(笑)。

 これからみんなでやるゲームについて、司会者さんの説明がかなりわかりにくくて。客席は「??」状態。でも、原稿を読む以上の説明はしてくれず、そのままゲーム開始って感じの流れに。

 そこでみーちゃんが、自ら解説をはじめた。

 えええ、ゲームを自分で仕切るジェンヌさん、はじめて見た(笑)。
「いいですか、わかりましたか? んじゃ一度練習してみましょう」……って。

 ふつー説明して仕切るのは司会者で、ジェンヌと参加者は「へええ、そんなことするんだー」って従う場合がほとんどなのに。ルールを1回聞いただけでは理解できなかったりして、「え? え?」となっていたりするジェンヌさんを、何人も見た(笑)。
 しかしみーちゃんは、ゲームについて前もってルールと進行を理解している? どんなゲームやりますから、って、打ち合わせしてあるんだ?

 実際のゲーム中でも、みーちゃんがナニ気に仕切っていた。解説入れながら、テンポを調節したりして。(ゲームは「後出しジャンケン」だった。みーちゃんの指示を聞いてから、その通りの手を出さなきゃならない)

 そしてさらに。
 「リュシアン様のお悩み相談室」があり、参加者からの悩みごとにステキ解答をくれるのも、『カサブランカ』お茶会で経験済みとはいえ、「わかった」上でのなめらかな進行。
 いちいち司会者やスタッフに「なにをするの?」「これを私が言うの?」とかをやらないので、みーちゃんの意識は一定してわたしたちへ向けられているの。

 今回のお悩みは2件。
「ミスをした後輩に対しての、効果的な注意の仕方は?」と「『ファンキー・サンシャイン』でステキなみーちゃんを見ているとつい、手拍子がずれてしまうので困っている」。
 これに対してのみーちゃんの解答は。

「ズバリと注意する! 回りくどくしない!」
「ずれて下さい! 周りなんか気にしなくてイイ!」

 という、大変男らしいものでした(笑)。ビバ! みーちゃん!
 わたしもショーで手拍子が遅れがちな人なので、これからは胸を張って遅れたいと思います。
 だって春風氏のお墨付きだもの!!(笑)

 ……てゆーか、「ステキなオレを見て、手拍子が遅れるのはとーぜん、仕方ないことだから、恥じる必要も悩む必要もないっ」という意味かしら……。だとしたら、なおステキ(笑)。

 そしてなんつっても。

 サプライズの振りをした、古畑モノマネ!
 『JURIのやっぱりGOGO5!?』で罰ゲームとして披露した、「古畑任三郎の『ウィ』」をオフの質問コーナーだっけかの流れでここでも披露することになり……。
 一応、台本的には「自然な話の流れ」で、「みんなが見たいって言うから」「予期しないことだったけど」やる、ということになっていたらしい。
 会の方ではやらせるつもりで小道具を用意しているけれど、ジェンヌはナニも知らない、というのはよくあるパターンで、ここでも最初はそのつもりの台本だったっぽいけど。
 みーちゃんが自分でバラしてる、仕込みだってこと。いやあ、やる気満々過ぎ(笑)。

 「お茶会」というものに、真正面から取り組み、楽しもうとしているんだ。
 会にまかせっきりじゃなく、自分でなにかしら、参加者を楽しませようとしているんだ。

 『春風弥里お茶会』ってことは、参加者は春風弥里を見に来るのであって、会いに来るのであって、他の誰でもない。
 だから、春風弥里が、がんばる。もてなす。みーちゃんはゲストではなく、ホストである。お客様をもてなしてくれるんだ。

 ……って。
 なんかすごく、感動したんですが。

 いつだってやる気満々。
 ネタもゲームもお笑いも、前もって用意して、自分が中心になって行う。
 自分が主役であることを知り、楽しそうに、みんなを楽しませる。

 や、みーちゃんが唯一無二ってわけじゃなく、他にもそういうお茶会をやっているジェンヌさんはいる。サービス精神の固まりだったり、積極的に参加者に働きかけてくれたり。
 お茶会に正解はなく、ジェンヌさんの数だけいろんなタイプがあっていいのだし。
 唯一無二でなくても、とにかく今、みーちゃんは「主役」として参加者をもてなすべく、がんばってくれていて。

 お悩み相談にしろ、古畑モノマネにしろ、めーーっちゃ楽しそう!!

 これだけ楽しそうにしてくれると、意気揚々と仕切ってくれると、「来て良かった!」と思うよ。

 想像して下さい、春風さんが正装して「ボクの家へようこそ」って笑顔で迎えてくれる様を。
 「来てくれてうれしい。楽しんでいってね」って、心からもてなしてくれるの。
 「これやったら喜んでくれるかなと思って、実は用意してたんだ。内緒のつもりだったのに、言っちゃった(笑)」とか言われたら、どうよ?

 トキメキませんかっ?!

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