快晴、人間鈴なり、涙予報。@雪組千秋楽
2010年7月29日 タカラヅカ みんなの愛でまさかの快晴、その日の宝塚ムラは丸一日暑かった。
こんなに汗をかいたのは、ひさしぶりだ。
軟弱な生活をしているので、汗をかくよーな事態にならないんだ、いつもは。
それが、入り待ちからはじまって、最後のパレードまで暑くて暑くて大変だった(笑)。
前楽、千秋楽と当日券抽選から参加しての立見観劇なので、並びもギャラリーも観劇も、早朝から夜まで2日間つり革もない満員電車で立ちっぱなしのよーなもんなんだが、それでもなんとか乗り切った。
人間、気力次第でなんとかなるもんだな。
チケットを買って楽屋口に駆けつけたとき、ちょうどあずりんが入るところだった。
スカイフェアリーズをやっている彼の美貌に一目惚れして以来、「カオが好き」「素顔が好き」と言い続けてきたわりに、彼の素顔をナマで見たことがなかったんだ。
当日抽選に参加していると下級生の入りは見られないとあきらめていたんだが、なんとか間に合った。
はじめて見た、あずりん。
背中に「7」と書かれた白いパーカー姿のあずりんは、とてもキュートだった。
うおお、スタイルいい、アタマちっこい。
やっぱあのカオ好き、見ているだけでうれしい。
なんで「7」なのか本気でわからなかったけれど、他の人たちを見ているうちにわかった、退団者たちが背番号付けてるんだ。ちなみに水しぇんが「1」だった。
トップさんと同時退団なら中継があるっつっても、トップさん以外はろくに映像に映らない。あひくんですらそうだったんだから、あずりんが映るはずもないと覚悟を決めて、ナマ観劇に、劇場の中に入ることにこだわった。
最後の男役姿、入魂のシケ一本のオールバック姿を目に焼き付けたよ。モブでも探してオペラで追ったよ。気合いの入ったキメ顔をしていたね。やさしい目で女の子を見ていたね。
最後の、袴姿のパレードにて、あずりんはやたらめったらゆっくり歩いていた。
パレードとはいっても、みんなわりとふつーの速度で歩くから、あずりんの速度にはちょっとびっくりする。
そこに見えているのに、なかなか近づいてこないんだもの(笑)。おかげで、長い間眺めていられたけれど。
ゆっくりと、ゆっくりと。
周囲を見回し、噛みしめるように、歩いていた。
はじめて見るナマあずりんが、最後の姿だなんて。
これからもっともっと活躍してくれる人だと単純に思い込んでたからなあ。長くいてくれれば、ナマ姿を拝める機会もあるだろうと、のんきに構えていた。
最初から最後まで、ずっとずっと好みで、ずっとずっといい男でいてくれた。
雪組を見るたのしみのひとつだったんだ、ありがとう。
舞台で見ると超オトコマエのそらくんは、お茶会に参加したという友人から聞く限り、かなり愉快な人で。えーとその、天然っちゅーか、川原泉の世界的愛らしい美男子というか。
伝え聞くそらくんと、舞台のギャップ……それとまあ、スカステで見るいろいろテンパっている姿などから、彼に対しては心の落としどころがよくわかっていないんだが、それにしたって愛しいキャラだ。
彼の卒業が残念でならない。
『春麗の淡き光に』新公の四天王役で、その美貌に瞠目した。それ以来、ずっと愛でてきた美貌の君。
袴姿のそらくんはもちろん目が覚めるほど美しく……そして、ボケていた。
川原泉のマンガに出てきそうな、あの感じで……。
いやあ、マスコミブースを完スルーして車に乗ろうとしたジェンヌ、はじめて見た。
えー、ムラでのパレードにはマスコミ用の足場がセッティングされており、上下2段にぎっしりカメラマンが詰め込まれています。
そのマスコミブースの真ん前に車が停まっていて、すべての卒業ジェンヌは車に乗る前に、カメラマンたちに写真を撮ってもらうのです。「目線お願いしまーす」とか、「手を振ってくださーい」とか注文つけられながら。
新聞に載っているトップスターの退団記事、車の前で手を振っている写真は、そうやって撮られている。
なにしろ自分が乗る車の真ん前に、工事現場みたいな足場が組まれ、でかいカメラを構えた人々が10数人いるんだよ? 嫌でも目に入るじゃん?
だけどそらくんは、大物だった。
おっきな目を見開いて、沿道を埋め尽くした人々に手を振りながら歩いてきて……ふつーに、車に乗ろうとした。
自分で、ドア開いて。
ちょっと待って、ドア開くの別の人の仕事だし、つか、目の前で君を待っているマスコミの人たちはっ?!
ドアは通常、おとーちゃんと呼ばれる生徒監のおじさんが開けるのかな? わたしはそーゆー風習をよくわかっていないんだが、そんなイメージだ。卒業するジェンヌさんと一緒に歩いて、代表さんは運転席へ、おとーちゃんが助手席のドアを開ける。
なのにそらくんが自分で車に乗ろうとしたから、おとーちゃんもあわてて。
チガウから、まだだから!
カメラマンのみなさんに挨拶して、ほら!
そらくんは、大きな目をぱちくり。
あああかわいい。かわいすぎるっ。
ちゃんと謝ってました、カメラマンさんたちに。
んで、写真撮ってもらって。
おとーちゃんが、「向こう側の人たちにもご挨拶を」と指示する。
するとそらくんは、言われるがままにちょこちょこ歩き出し、車の反対側や、門の外に集まった人たちの方向にも挨拶を……って、ちょっと!
ふつーのジェンヌさんは、「向こう側の人たちにもご挨拶を」と言われたら、車の脇や前で、そちらの方向に向かってお辞儀をしたり手を振ったりするんだ。それですぐに車に乗り込むんだ。
なのにそらくんは、とことこと歩き出し、歩き続け、……おとーちゃんが必死で止める。行き過ぎ、戻って、戻って!!
そらくんは「ぴよ?」というカオで振り返ってました。
あああかわいい。かわいすぎるっ。
止められなかったらきっと、門の外まで行ってたぞアレは……(笑)。
みなこちゃんも歩みはゆっくりだった。
きれいになったねえええ。以前、駅前ですれ違ったときと印象がまったくチガウ……若い娘さんはまたたく間にきれいになるから、見ていてたのしいね。
きれいで礼儀正しくて……そして彼女も「向こう側の人たちにもご挨拶を」と言われたら、行き過ぎちゃっておとーちゃんに止められていた(笑)。
そして、最後が水しぇん。
一般ギャラリーでしかない身なので、奥の方で行われる退団者と会の人たちのイベント……というか、声掛けとかの様子はわからない。
ただ水しぇんはあまりに、ふつーに現れた。
周囲の人たちも、わりと油断してなかったか?
まだまだだよね、拍手とか聞こえるけど、きっとまだまだ姿は見えないよね、って雰囲気があったのに、水しぇんはめっちゃふつーに現れた。
あわてて、周囲のカメラが上がる。
もったいつけることなく、ナニか特別なことがあるわけでなく。
水くんはしゃきしゃき歩いて手を振って、やること全部やって、車に乗った。
しかも車、ふつーだし。
車がセッティングされたときに、残念な声があがったんだ。
トップさんの車って大抵オープンカーだから。
人混みの後ろの人にも、門の外の人にも、その晴れ姿がよーっく見える車だったから。
それを期待していただけに、ふつーの車が出てきて、びっくりした。
わたしたちは歩く水くんが見えるから良いけど、車より後ろや門の外の人たちは、ナマの水くんが見えないんだ……。
「車の屋根に乗ったりしないのかな」
「実は屋根が取れる仕組みなんじゃ?」
そんな人々の期待(いや、ありえねーって)をよそに、水くんはふつーに車に乗り込み、ふつーに行ってしまった。
ああ、そんなところがまた、水夏希らしいのかな、と思ってみたり。
てゆーか。
「大雨を想定していたから、オープンカーは無理だったんじゃね?」
「屋根付いてないとだめだよね、他ならぬ水さんだし」
あああ、なんともまったく、水夏希!!(笑)
もったいぶらず、もったいつけず、きれいな笑顔を残して行ってしまいましたよ。
なんかいまいち、現実感ナイ……。
水しぇん、ほんとに卒業しちゃうの?
こんなに汗をかいたのは、ひさしぶりだ。
軟弱な生活をしているので、汗をかくよーな事態にならないんだ、いつもは。
それが、入り待ちからはじまって、最後のパレードまで暑くて暑くて大変だった(笑)。
前楽、千秋楽と当日券抽選から参加しての立見観劇なので、並びもギャラリーも観劇も、早朝から夜まで2日間つり革もない満員電車で立ちっぱなしのよーなもんなんだが、それでもなんとか乗り切った。
人間、気力次第でなんとかなるもんだな。
チケットを買って楽屋口に駆けつけたとき、ちょうどあずりんが入るところだった。
スカイフェアリーズをやっている彼の美貌に一目惚れして以来、「カオが好き」「素顔が好き」と言い続けてきたわりに、彼の素顔をナマで見たことがなかったんだ。
当日抽選に参加していると下級生の入りは見られないとあきらめていたんだが、なんとか間に合った。
はじめて見た、あずりん。
背中に「7」と書かれた白いパーカー姿のあずりんは、とてもキュートだった。
うおお、スタイルいい、アタマちっこい。
やっぱあのカオ好き、見ているだけでうれしい。
なんで「7」なのか本気でわからなかったけれど、他の人たちを見ているうちにわかった、退団者たちが背番号付けてるんだ。ちなみに水しぇんが「1」だった。
トップさんと同時退団なら中継があるっつっても、トップさん以外はろくに映像に映らない。あひくんですらそうだったんだから、あずりんが映るはずもないと覚悟を決めて、ナマ観劇に、劇場の中に入ることにこだわった。
最後の男役姿、入魂のシケ一本のオールバック姿を目に焼き付けたよ。モブでも探してオペラで追ったよ。気合いの入ったキメ顔をしていたね。やさしい目で女の子を見ていたね。
最後の、袴姿のパレードにて、あずりんはやたらめったらゆっくり歩いていた。
パレードとはいっても、みんなわりとふつーの速度で歩くから、あずりんの速度にはちょっとびっくりする。
そこに見えているのに、なかなか近づいてこないんだもの(笑)。おかげで、長い間眺めていられたけれど。
ゆっくりと、ゆっくりと。
周囲を見回し、噛みしめるように、歩いていた。
はじめて見るナマあずりんが、最後の姿だなんて。
これからもっともっと活躍してくれる人だと単純に思い込んでたからなあ。長くいてくれれば、ナマ姿を拝める機会もあるだろうと、のんきに構えていた。
最初から最後まで、ずっとずっと好みで、ずっとずっといい男でいてくれた。
雪組を見るたのしみのひとつだったんだ、ありがとう。
舞台で見ると超オトコマエのそらくんは、お茶会に参加したという友人から聞く限り、かなり愉快な人で。えーとその、天然っちゅーか、川原泉の世界的愛らしい美男子というか。
伝え聞くそらくんと、舞台のギャップ……それとまあ、スカステで見るいろいろテンパっている姿などから、彼に対しては心の落としどころがよくわかっていないんだが、それにしたって愛しいキャラだ。
彼の卒業が残念でならない。
『春麗の淡き光に』新公の四天王役で、その美貌に瞠目した。それ以来、ずっと愛でてきた美貌の君。
袴姿のそらくんはもちろん目が覚めるほど美しく……そして、ボケていた。
川原泉のマンガに出てきそうな、あの感じで……。
いやあ、マスコミブースを完スルーして車に乗ろうとしたジェンヌ、はじめて見た。
えー、ムラでのパレードにはマスコミ用の足場がセッティングされており、上下2段にぎっしりカメラマンが詰め込まれています。
そのマスコミブースの真ん前に車が停まっていて、すべての卒業ジェンヌは車に乗る前に、カメラマンたちに写真を撮ってもらうのです。「目線お願いしまーす」とか、「手を振ってくださーい」とか注文つけられながら。
新聞に載っているトップスターの退団記事、車の前で手を振っている写真は、そうやって撮られている。
なにしろ自分が乗る車の真ん前に、工事現場みたいな足場が組まれ、でかいカメラを構えた人々が10数人いるんだよ? 嫌でも目に入るじゃん?
だけどそらくんは、大物だった。
おっきな目を見開いて、沿道を埋め尽くした人々に手を振りながら歩いてきて……ふつーに、車に乗ろうとした。
自分で、ドア開いて。
ちょっと待って、ドア開くの別の人の仕事だし、つか、目の前で君を待っているマスコミの人たちはっ?!
ドアは通常、おとーちゃんと呼ばれる生徒監のおじさんが開けるのかな? わたしはそーゆー風習をよくわかっていないんだが、そんなイメージだ。卒業するジェンヌさんと一緒に歩いて、代表さんは運転席へ、おとーちゃんが助手席のドアを開ける。
なのにそらくんが自分で車に乗ろうとしたから、おとーちゃんもあわてて。
チガウから、まだだから!
カメラマンのみなさんに挨拶して、ほら!
そらくんは、大きな目をぱちくり。
あああかわいい。かわいすぎるっ。
ちゃんと謝ってました、カメラマンさんたちに。
んで、写真撮ってもらって。
おとーちゃんが、「向こう側の人たちにもご挨拶を」と指示する。
するとそらくんは、言われるがままにちょこちょこ歩き出し、車の反対側や、門の外に集まった人たちの方向にも挨拶を……って、ちょっと!
ふつーのジェンヌさんは、「向こう側の人たちにもご挨拶を」と言われたら、車の脇や前で、そちらの方向に向かってお辞儀をしたり手を振ったりするんだ。それですぐに車に乗り込むんだ。
なのにそらくんは、とことこと歩き出し、歩き続け、……おとーちゃんが必死で止める。行き過ぎ、戻って、戻って!!
そらくんは「ぴよ?」というカオで振り返ってました。
あああかわいい。かわいすぎるっ。
止められなかったらきっと、門の外まで行ってたぞアレは……(笑)。
みなこちゃんも歩みはゆっくりだった。
きれいになったねえええ。以前、駅前ですれ違ったときと印象がまったくチガウ……若い娘さんはまたたく間にきれいになるから、見ていてたのしいね。
きれいで礼儀正しくて……そして彼女も「向こう側の人たちにもご挨拶を」と言われたら、行き過ぎちゃっておとーちゃんに止められていた(笑)。
そして、最後が水しぇん。
一般ギャラリーでしかない身なので、奥の方で行われる退団者と会の人たちのイベント……というか、声掛けとかの様子はわからない。
ただ水しぇんはあまりに、ふつーに現れた。
周囲の人たちも、わりと油断してなかったか?
まだまだだよね、拍手とか聞こえるけど、きっとまだまだ姿は見えないよね、って雰囲気があったのに、水しぇんはめっちゃふつーに現れた。
あわてて、周囲のカメラが上がる。
もったいつけることなく、ナニか特別なことがあるわけでなく。
水くんはしゃきしゃき歩いて手を振って、やること全部やって、車に乗った。
しかも車、ふつーだし。
車がセッティングされたときに、残念な声があがったんだ。
トップさんの車って大抵オープンカーだから。
人混みの後ろの人にも、門の外の人にも、その晴れ姿がよーっく見える車だったから。
それを期待していただけに、ふつーの車が出てきて、びっくりした。
わたしたちは歩く水くんが見えるから良いけど、車より後ろや門の外の人たちは、ナマの水くんが見えないんだ……。
「車の屋根に乗ったりしないのかな」
「実は屋根が取れる仕組みなんじゃ?」
そんな人々の期待(いや、ありえねーって)をよそに、水くんはふつーに車に乗り込み、ふつーに行ってしまった。
ああ、そんなところがまた、水夏希らしいのかな、と思ってみたり。
てゆーか。
「大雨を想定していたから、オープンカーは無理だったんじゃね?」
「屋根付いてないとだめだよね、他ならぬ水さんだし」
あああ、なんともまったく、水夏希!!(笑)
もったいぶらず、もったいつけず、きれいな笑顔を残して行ってしまいましたよ。
なんかいまいち、現実感ナイ……。
水しぇん、ほんとに卒業しちゃうの?
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