たかだか8ヶ月の時間の合間に。@EXCITER!!
2010年8月2日 タカラヅカ 8ヶ月ぶりの、『EXCITER!!』です。
最後に『EXCITER!!』を観たのが、2009年11月22日。で、今回観たのが2010年7月30日。……1年経ってねええぇ。
そして、彩音ちゃんのサヨナラショーで『EXCITER!!』主題歌部分をムラと東宝で2回観て、彩音ちゃんのMSでムラと東京で3回観て。
あたしいったい何回『EXCITER!!』観てるの?!!
と、がっくり大地に膝を付きたくなります。
過去は忘れる人間なので、何回観劇したのかマジでおぼえてないんですが、『ベルサイユのばら』の3~4倍は観ているはず。大人げないので、芝居観ないでショーだけ観劇に通ったんだよなー。公演時間50分でS席8000円という、やたら高い公演だったわ。びんぼーなんでS席は観劇回数の半分くらいだったけど。(SS? なにソレ、どーやったら買えるの??)
そうやってたかだか8ヶ月前に十何回、2~3ヶ月前に5回観た作品。
なつかしい、というよりは、「あー、はいはい」って感じなのは、どーしよーもない。
あー、はいはい、そうだったわね、そうよね、って。
それでも、さおたさん先頭に男たちが大階段を降りてくるオープニングでは、血がたぎる。
お帰りなさい、さおたさん。でもって、やっぱこのオープニングは秀逸だと再確認。
問答無用で、カッコイイ!!
これぞタカラヅカ、これぞ花組!!
壮くんから歌い継ぎ、まっつのソロまで息を詰める勢いでガン見しているよー(笑)。
で、そのあとの主題歌。
特撮ソングなガチガチバチバチ、ウインク指さしてんこ盛り。これがもお、条件反射で楽しい、テンション上がる。
やっぱたのしいなあ、『EXCITER!!』。
……ただどうしても、その直後の蘭はなちゃんの主題歌はパワーダウン。
や、無理だからふつう、大劇場の真ん中に立ったことのない子にいきなり銀橋センターなんて。新公ヒロやバウヒロ独占してきたお披露目かなみちゃんとか、トップ前には経験少なくてもトップになって4年経ちましたな彩音ちゃんならできることでも、蘭ちゃんには荷が重すぎるでしょー。
ハバナのソロダンスはいいんだけど、オープニングの勢いでセンターを務めなければならないこの場面は、蘭ちゃん試練のときだなと。
や、なにしろここ、ダンスではなく歌だし。
蘭ちゃんの最大のウィークポイント、歌唱力。
『麗しのサブリナ』ではそれほど気にならなかったけれど、『EXCITER!!』主題歌では手に汗握った。声量のなさ、音程のやばさ、発声のあやうさ。うわー、えらいことに(笑)。
この作品は、円熟期に入った娘トップ彩音ちゃんならではの作品だったんだな。
キーとなるオープニングと中詰めがセクシー・ワイルド系だったもんよ。
彩音ちゃんは女豹としての迫力があった。代表作が黒トカゲやキハだったよーに、彼女は妹キャラではなく、大人の女、魔性の女こそが最大の魅力を発揮できるスターだった。
「カッコイイ」女役になれる人だった。
だが今の蘭ちゃんはチガウ。
蘭ちゃんの最大の魅力はマデレーネに代表されるよーな、「小悪魔」だと思っている。あくまでも、今の。将来的には大人になるんだろうけど、今の蘭ちゃんだからこそ持っている魅力、色気。
少女であるがゆえの毒。
なのに、中詰めの黒タキ場面など、彩音ちゃんが演じていた大人のセクシー美女にそのままスライドさせても、残念感が残る。彩音ちゃんは色っぽかったなあ、と。
せっかくの蘭ちゃんお披露目なんだから、蘭ちゃん用にキャラ設定を変えてくれればよかったのに。「Mr.YU」場面の蘭ちゃんのキャラ変更よりも、よっぽど重要だと思うんだがな、フジイくん。
黒タキ場面、セクシードール@蘭ちゃんを小悪魔な少女にしてエキサイター@まとぶんに絡ませたら、同じ場面、同じ振付でもすげー印象変わると思うんだが。
少女に過ぎない蘭ちゃんが、大人の女たちを従え、まとぶんを挑発する……って、想像するだけでぞくぞくするけどなー。
んで、その少女にかしずくよーに、みわっち他の黒タキ男たちが絡む、と。
そーゆー倒錯感あふれる場面、作ってくれないかなぁ。蘭ちゃんが大人になってしまう前に、是非。今の危うい少女の魅力全開に。フジイくんより、三木せんせの方が得意か、そーゆーの?
まあそれでも、大変なことになっているオープニングでは、とりあえず歌詞を変えてました。
彩音ちゃんが女豹なら、蘭ちゃんはシンデレラ。そのへんはうまいなと思うんだけど、なにしろココ、歌が聞こえねえ(笑)。歌詞が、じゃなく、歌とか声とかのレベルで聞こえないので大変っす(笑)。がんばれ蘭ちゃん。
個人的に、彩音ちゃんの女豹サマでさらにガーーッとテンション上がった記憶が新しいので、ココでがくんと盛り下がるのが悲しい。
蘭ちゃんのせいではなく、演出が悪いと思う。蘭ちゃんひとりでなく、歌える娘役スターを両側に付けるだけでぜんぜん違ったのに……蘭ちゃんには要所要所で数小節ソロを歌わせるぐらいで、あとはポーズキメさせておくだけで良かったのに。
お披露目作品のオープニングから弱点をさらけださなくても……。
彩音ちゃん→蘭ちゃんの変更がいちばん大きく感じるとして、他にもやっぱり「いた人が、いない」ことは寂しかった。
や、大劇場で時間をおかずに再演、なんて経験、ヅカファンになってから一度もなかったから、はじめてのことだから。
何年か経っているなら主要メンバー自体が変わっているだろうし、全ツならはじめから人数がチガウ。
まったく同じ劇場と顔ぶれでたった8ヶ月後にやっているから、いなくなった人が目立つ。
覚悟していた目立つ場面ではなく、油断している群舞のときにすごく感じる。
ここに、いたのに。
今は、いない。
いちいち考えるのではなく、無意識に記憶との相違が浮かび上がるから、きつい。切ない。
そして。
そして、どーしても、まっつが、いなくなってしまうということが、悲しい。
ここから、この人たちの間から、まっつがいなくなる。
タカラヅカはひとつだとか新しい組での出会いがとか、そーゆーことは置いておいて、ただもお、大好きな花組からまっつがいなくなってしまうのが寂しい。
ずっとずっと、ここにいると思ってたんだもん。
この組から、卒業していくと思ってたんだもん。
前に『EXCITER!!』を見ていたときは、ここからまっつが消えるなんて夢にも思わず無邪気に楽しんでいたな、なんて考えるとさらに切なくてたまらなくなる。
それでも『EXCITER!!』は楽しい。主題歌が流れると、テンションが上がる。
過去と現在、そして未来、いろんなものが交差して、さらにテンションが上がる。
最後に『EXCITER!!』を観たのが、2009年11月22日。で、今回観たのが2010年7月30日。……1年経ってねええぇ。
そして、彩音ちゃんのサヨナラショーで『EXCITER!!』主題歌部分をムラと東宝で2回観て、彩音ちゃんのMSでムラと東京で3回観て。
あたしいったい何回『EXCITER!!』観てるの?!!
と、がっくり大地に膝を付きたくなります。
過去は忘れる人間なので、何回観劇したのかマジでおぼえてないんですが、『ベルサイユのばら』の3~4倍は観ているはず。大人げないので、芝居観ないでショーだけ観劇に通ったんだよなー。公演時間50分でS席8000円という、やたら高い公演だったわ。びんぼーなんでS席は観劇回数の半分くらいだったけど。(SS? なにソレ、どーやったら買えるの??)
そうやってたかだか8ヶ月前に十何回、2~3ヶ月前に5回観た作品。
なつかしい、というよりは、「あー、はいはい」って感じなのは、どーしよーもない。
あー、はいはい、そうだったわね、そうよね、って。
それでも、さおたさん先頭に男たちが大階段を降りてくるオープニングでは、血がたぎる。
お帰りなさい、さおたさん。でもって、やっぱこのオープニングは秀逸だと再確認。
問答無用で、カッコイイ!!
これぞタカラヅカ、これぞ花組!!
壮くんから歌い継ぎ、まっつのソロまで息を詰める勢いでガン見しているよー(笑)。
で、そのあとの主題歌。
特撮ソングなガチガチバチバチ、ウインク指さしてんこ盛り。これがもお、条件反射で楽しい、テンション上がる。
やっぱたのしいなあ、『EXCITER!!』。
……ただどうしても、その直後の蘭はなちゃんの主題歌はパワーダウン。
や、無理だからふつう、大劇場の真ん中に立ったことのない子にいきなり銀橋センターなんて。新公ヒロやバウヒロ独占してきたお披露目かなみちゃんとか、トップ前には経験少なくてもトップになって4年経ちましたな彩音ちゃんならできることでも、蘭ちゃんには荷が重すぎるでしょー。
ハバナのソロダンスはいいんだけど、オープニングの勢いでセンターを務めなければならないこの場面は、蘭ちゃん試練のときだなと。
や、なにしろここ、ダンスではなく歌だし。
蘭ちゃんの最大のウィークポイント、歌唱力。
『麗しのサブリナ』ではそれほど気にならなかったけれど、『EXCITER!!』主題歌では手に汗握った。声量のなさ、音程のやばさ、発声のあやうさ。うわー、えらいことに(笑)。
この作品は、円熟期に入った娘トップ彩音ちゃんならではの作品だったんだな。
キーとなるオープニングと中詰めがセクシー・ワイルド系だったもんよ。
彩音ちゃんは女豹としての迫力があった。代表作が黒トカゲやキハだったよーに、彼女は妹キャラではなく、大人の女、魔性の女こそが最大の魅力を発揮できるスターだった。
「カッコイイ」女役になれる人だった。
だが今の蘭ちゃんはチガウ。
蘭ちゃんの最大の魅力はマデレーネに代表されるよーな、「小悪魔」だと思っている。あくまでも、今の。将来的には大人になるんだろうけど、今の蘭ちゃんだからこそ持っている魅力、色気。
少女であるがゆえの毒。
なのに、中詰めの黒タキ場面など、彩音ちゃんが演じていた大人のセクシー美女にそのままスライドさせても、残念感が残る。彩音ちゃんは色っぽかったなあ、と。
せっかくの蘭ちゃんお披露目なんだから、蘭ちゃん用にキャラ設定を変えてくれればよかったのに。「Mr.YU」場面の蘭ちゃんのキャラ変更よりも、よっぽど重要だと思うんだがな、フジイくん。
黒タキ場面、セクシードール@蘭ちゃんを小悪魔な少女にしてエキサイター@まとぶんに絡ませたら、同じ場面、同じ振付でもすげー印象変わると思うんだが。
少女に過ぎない蘭ちゃんが、大人の女たちを従え、まとぶんを挑発する……って、想像するだけでぞくぞくするけどなー。
んで、その少女にかしずくよーに、みわっち他の黒タキ男たちが絡む、と。
そーゆー倒錯感あふれる場面、作ってくれないかなぁ。蘭ちゃんが大人になってしまう前に、是非。今の危うい少女の魅力全開に。フジイくんより、三木せんせの方が得意か、そーゆーの?
まあそれでも、大変なことになっているオープニングでは、とりあえず歌詞を変えてました。
彩音ちゃんが女豹なら、蘭ちゃんはシンデレラ。そのへんはうまいなと思うんだけど、なにしろココ、歌が聞こえねえ(笑)。歌詞が、じゃなく、歌とか声とかのレベルで聞こえないので大変っす(笑)。がんばれ蘭ちゃん。
個人的に、彩音ちゃんの女豹サマでさらにガーーッとテンション上がった記憶が新しいので、ココでがくんと盛り下がるのが悲しい。
蘭ちゃんのせいではなく、演出が悪いと思う。蘭ちゃんひとりでなく、歌える娘役スターを両側に付けるだけでぜんぜん違ったのに……蘭ちゃんには要所要所で数小節ソロを歌わせるぐらいで、あとはポーズキメさせておくだけで良かったのに。
お披露目作品のオープニングから弱点をさらけださなくても……。
彩音ちゃん→蘭ちゃんの変更がいちばん大きく感じるとして、他にもやっぱり「いた人が、いない」ことは寂しかった。
や、大劇場で時間をおかずに再演、なんて経験、ヅカファンになってから一度もなかったから、はじめてのことだから。
何年か経っているなら主要メンバー自体が変わっているだろうし、全ツならはじめから人数がチガウ。
まったく同じ劇場と顔ぶれでたった8ヶ月後にやっているから、いなくなった人が目立つ。
覚悟していた目立つ場面ではなく、油断している群舞のときにすごく感じる。
ここに、いたのに。
今は、いない。
いちいち考えるのではなく、無意識に記憶との相違が浮かび上がるから、きつい。切ない。
そして。
そして、どーしても、まっつが、いなくなってしまうということが、悲しい。
ここから、この人たちの間から、まっつがいなくなる。
タカラヅカはひとつだとか新しい組での出会いがとか、そーゆーことは置いておいて、ただもお、大好きな花組からまっつがいなくなってしまうのが寂しい。
ずっとずっと、ここにいると思ってたんだもん。
この組から、卒業していくと思ってたんだもん。
前に『EXCITER!!』を見ていたときは、ここからまっつが消えるなんて夢にも思わず無邪気に楽しんでいたな、なんて考えるとさらに切なくてたまらなくなる。
それでも『EXCITER!!』は楽しい。主題歌が流れると、テンションが上がる。
過去と現在、そして未来、いろんなものが交差して、さらにテンションが上がる。
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