なんの役にも立たない発見ですが(笑)。@EXCITER!!
2010年8月3日 タカラヅカ 『EXCITER!!』再演による大発見。
みちるタソと姫花は、似ている。
新しくなった場面、ハワイにてチェンジBOXが活躍するわけなんだが、今回はミセスファット@ちあきさんが変身するわけじゃない。
ミセスファットは最初からスリムな美女。前回のチェンジBOXで美しく変身したままだ。
変身するのはハワイのおでぶおばさん@みちるタソだ。
堂々たる横幅顔幅の美声おばさんで、いかにも「いるいる、ハワイにいる!」てな迫力のある女性。
その女性がミセスファットの太鼓判のもと、チェンジBOXに入ると……。
ああら不思議、出てきたのは姫花だ!!
すげえ、横幅顔幅、なにもかもミニマムになってる!
だけど歌声は変わらず美声。どすこいアルト。
えーと。
みちるタソが、姫花に。
ありえないことなんだが、なんか納得してしまうのは、ふたりの顔立ちが決してかけ離れてはいない……むしろ同系統なのだという、事実。似ている、わけじゃないけど、変身して出てくるのに納得してしまう部分があるという、真実。(口ぽかーん)
タソだって、顔立ちはかわいいんだよ。ただ、お肉に埋もれてしまっているだけで。
声が良くて歌が上手くて芝居ができて。彼にないのは美貌……というか、ジェンヌらしいスリムな顔とカラダだけ。
そして姫花といえば。
百花繚乱の花娘たちの間でも一際輝く美貌の娘役。フィギュアのようなプロポーションの美少女。彼女にないのは、きれいな声と歌唱力と演技力。
正反対の92期、このふたりを「使用前」「使用後」に使うなんて……!!
そして実は、裏表のように、なんか共通点のある顔立ちだったなんて……!!
フジイダイスケ、おそるべし!
そんな真実にたどりつくなんて。
前回より5分上演時間が延びた『EXCITER!!』、新しい場面が増えるのではなく、それぞれの場面が間延びしてました……。とくに「Mr.YU」のミュージカル場面の間延びっぷりはどうかと思う。前回でも大概だったんだが(笑)。いや、1回観るだけの一見さんにはいいのかもしれないけどなー……フタ桁観るのはテンポの悪さがなー……。
でもって、物語が思いっきり「前回の続編」。……いいのか?
チェリーちゃんが結婚退職した、とかいうのが続編だからどうこうと言っているわけじゃない。たしかにそこも続編な部分だけど、そーゆーことじゃなくて。
フィットネス商品を開発している会社の話だということが、説明されてないのよ。よく聞くとそれらしきことは言ってるんだろうけど、ごめん、そんなこと1回観ただけじゃわかんないよ、聞き取れないよ。
ダメリーマンが何故かハワイでいきなりチェンジBOXになってるよ。
チェンジBOXがなにかの説明もない。なんでハワイで?
あくまでも「前回のオフィスでのやりとりを知っている人向け」に作られている。なのに、前回イケメンに変身したはずのMr.YUはダメ男のまま。
前回そのままでもないし、続編でもない。前回を知って観ている人にとって変だし、はじめて観る人には不親切。
フジイくんの「物語をたたむ能力欠如」がこんなところでも発揮されている(笑)。作っていて、途中でわけわかんなくなるんだろーなぁ。
んで、前回「せっかくイケメンに変身したMr.YUの活躍の場がない」「こんだけ長々変身ものを描いて、オチがない」と嘆いていた部分を、フジイくん的には改善しようとしたんだと思う。
エキサイターに変身したあと、銀橋でパンダちゃんケータイを出して「クラブ?」と言っているから、そのあとの黒タキ祭りに登場するエキサイターは、Mr.YUだと言っているんでしょう。
……で?
クラブ場面とつなげたところで、なんの解決になってないっつーの。
Mr.YUをバカにした女の子や会社の人たちをあっと言わせてオチになるのに、別世界でブイブイ言わせてもただの外弁慶、「知らない人の間でしかかっこつけられない残念な人」でしかないよ~~!
むしろ、次の場面の邪魔になってるんですが……。
本舞台のカーテンが開いて、黒タキ男たちがかっこよく登場しているのに、銀橋にて音楽に負けじと台詞を言われ、前回の、イケメンに変身!→バーンッとかっこいいシーン! という舞台転換のカタルシスが削がれている。
エキサイターに台詞を言わせて話をつなげるなら、クラブで踊っているのもMr.SO@壮くんとランラン@蘭ちゃんであるべきだ。なのにセクシーガイ@壮くんとセクシードール@蘭ちゃんなんだもの、そこでかっこつけてもMr.YU的にはなんの関係も発展もない。
ただ台詞で「これからクラブに行きますよ」とだけ言わせて、オチを作った気になっている安直さにアゴが落ちました……フジイくんってほんとに「物語」の構成力がナイんやなー……。
そしてこのミュージカル場面からわかった、もうひとつの発見。
フジイダイスケは、可愛い女の子に「変態クン」と言われると萌えるらしい。
初演『EXCITER!!』で、痴漢の冤罪をきせられたMr.YUが憧れのチェリーちゃん@彩音から「変態クン」と罵られる。
痴漢行為と冤罪を笑いにする演出に賛否両論っつーか疑問視する声はかなりあったと思うんだが、今回もそこは改善されず、わざわざ同じことをしていた。
ヒロインから誤解され、罵られる、というシチュエーションがストーリー的に必要なのはわかる。
それだけなら別に痴漢行為でなくてもいいはずだ。鈍くさい大失敗をして秘書@さあやに「この役立たず」と罵られるよーに、ランランちゃんにも「役立たずクン」と言われればそれで済む。
でも、役立たずとかおバカとかではイカンのだろう、フジイくん的に。
あくまでも「変態」と罵られなければならない。譲れないこだわり。
女の子が男を変態呼ばわりするには、ナニがある? 限られた時間でソレを表現するなら、やはり痴漢行為が手っ取り早い。
観ている側からすりゃ、変態でも役立たずでもおバカでも同じよーなもんなんだが、演出家はあくまでも「変態」にこだわった。「変態」と呼ばせたいのだ。
とゆーことで結論。フジイくんは、「変態クン」と罵られるのが萌え。
ツンデレ萌えとかに通じる感じでしょう、あくまでも「可愛い女の子」だから許される、キツい言葉。「こんなコに、こんな言葉を言われるなんて、キュ~~ン☆」な感じ?
フジイダイスケ、おそるべし!
……痴漢行為萌えだとは思いたくないので、そーゆー方向で納得しておきますわ(笑)。
みちるタソと姫花は、似ている。
新しくなった場面、ハワイにてチェンジBOXが活躍するわけなんだが、今回はミセスファット@ちあきさんが変身するわけじゃない。
ミセスファットは最初からスリムな美女。前回のチェンジBOXで美しく変身したままだ。
変身するのはハワイのおでぶおばさん@みちるタソだ。
堂々たる横幅顔幅の美声おばさんで、いかにも「いるいる、ハワイにいる!」てな迫力のある女性。
その女性がミセスファットの太鼓判のもと、チェンジBOXに入ると……。
ああら不思議、出てきたのは姫花だ!!
すげえ、横幅顔幅、なにもかもミニマムになってる!
だけど歌声は変わらず美声。どすこいアルト。
えーと。
みちるタソが、姫花に。
ありえないことなんだが、なんか納得してしまうのは、ふたりの顔立ちが決してかけ離れてはいない……むしろ同系統なのだという、事実。似ている、わけじゃないけど、変身して出てくるのに納得してしまう部分があるという、真実。(口ぽかーん)
タソだって、顔立ちはかわいいんだよ。ただ、お肉に埋もれてしまっているだけで。
声が良くて歌が上手くて芝居ができて。彼にないのは美貌……というか、ジェンヌらしいスリムな顔とカラダだけ。
そして姫花といえば。
百花繚乱の花娘たちの間でも一際輝く美貌の娘役。フィギュアのようなプロポーションの美少女。彼女にないのは、きれいな声と歌唱力と演技力。
正反対の92期、このふたりを「使用前」「使用後」に使うなんて……!!
そして実は、裏表のように、なんか共通点のある顔立ちだったなんて……!!
フジイダイスケ、おそるべし!
そんな真実にたどりつくなんて。
前回より5分上演時間が延びた『EXCITER!!』、新しい場面が増えるのではなく、それぞれの場面が間延びしてました……。とくに「Mr.YU」のミュージカル場面の間延びっぷりはどうかと思う。前回でも大概だったんだが(笑)。いや、1回観るだけの一見さんにはいいのかもしれないけどなー……フタ桁観るのはテンポの悪さがなー……。
でもって、物語が思いっきり「前回の続編」。……いいのか?
チェリーちゃんが結婚退職した、とかいうのが続編だからどうこうと言っているわけじゃない。たしかにそこも続編な部分だけど、そーゆーことじゃなくて。
フィットネス商品を開発している会社の話だということが、説明されてないのよ。よく聞くとそれらしきことは言ってるんだろうけど、ごめん、そんなこと1回観ただけじゃわかんないよ、聞き取れないよ。
ダメリーマンが何故かハワイでいきなりチェンジBOXになってるよ。
チェンジBOXがなにかの説明もない。なんでハワイで?
あくまでも「前回のオフィスでのやりとりを知っている人向け」に作られている。なのに、前回イケメンに変身したはずのMr.YUはダメ男のまま。
前回そのままでもないし、続編でもない。前回を知って観ている人にとって変だし、はじめて観る人には不親切。
フジイくんの「物語をたたむ能力欠如」がこんなところでも発揮されている(笑)。作っていて、途中でわけわかんなくなるんだろーなぁ。
んで、前回「せっかくイケメンに変身したMr.YUの活躍の場がない」「こんだけ長々変身ものを描いて、オチがない」と嘆いていた部分を、フジイくん的には改善しようとしたんだと思う。
エキサイターに変身したあと、銀橋でパンダちゃんケータイを出して「クラブ?」と言っているから、そのあとの黒タキ祭りに登場するエキサイターは、Mr.YUだと言っているんでしょう。
……で?
クラブ場面とつなげたところで、なんの解決になってないっつーの。
Mr.YUをバカにした女の子や会社の人たちをあっと言わせてオチになるのに、別世界でブイブイ言わせてもただの外弁慶、「知らない人の間でしかかっこつけられない残念な人」でしかないよ~~!
むしろ、次の場面の邪魔になってるんですが……。
本舞台のカーテンが開いて、黒タキ男たちがかっこよく登場しているのに、銀橋にて音楽に負けじと台詞を言われ、前回の、イケメンに変身!→バーンッとかっこいいシーン! という舞台転換のカタルシスが削がれている。
エキサイターに台詞を言わせて話をつなげるなら、クラブで踊っているのもMr.SO@壮くんとランラン@蘭ちゃんであるべきだ。なのにセクシーガイ@壮くんとセクシードール@蘭ちゃんなんだもの、そこでかっこつけてもMr.YU的にはなんの関係も発展もない。
ただ台詞で「これからクラブに行きますよ」とだけ言わせて、オチを作った気になっている安直さにアゴが落ちました……フジイくんってほんとに「物語」の構成力がナイんやなー……。
そしてこのミュージカル場面からわかった、もうひとつの発見。
フジイダイスケは、可愛い女の子に「変態クン」と言われると萌えるらしい。
初演『EXCITER!!』で、痴漢の冤罪をきせられたMr.YUが憧れのチェリーちゃん@彩音から「変態クン」と罵られる。
痴漢行為と冤罪を笑いにする演出に賛否両論っつーか疑問視する声はかなりあったと思うんだが、今回もそこは改善されず、わざわざ同じことをしていた。
ヒロインから誤解され、罵られる、というシチュエーションがストーリー的に必要なのはわかる。
それだけなら別に痴漢行為でなくてもいいはずだ。鈍くさい大失敗をして秘書@さあやに「この役立たず」と罵られるよーに、ランランちゃんにも「役立たずクン」と言われればそれで済む。
でも、役立たずとかおバカとかではイカンのだろう、フジイくん的に。
あくまでも「変態」と罵られなければならない。譲れないこだわり。
女の子が男を変態呼ばわりするには、ナニがある? 限られた時間でソレを表現するなら、やはり痴漢行為が手っ取り早い。
観ている側からすりゃ、変態でも役立たずでもおバカでも同じよーなもんなんだが、演出家はあくまでも「変態」にこだわった。「変態」と呼ばせたいのだ。
とゆーことで結論。フジイくんは、「変態クン」と罵られるのが萌え。
ツンデレ萌えとかに通じる感じでしょう、あくまでも「可愛い女の子」だから許される、キツい言葉。「こんなコに、こんな言葉を言われるなんて、キュ~~ン☆」な感じ?
フジイダイスケ、おそるべし!
……痴漢行為萌えだとは思いたくないので、そーゆー方向で納得しておきますわ(笑)。
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