すべては「愛」からはじまる。@麗しのサブリナ
2010年8月5日 タカラヅカ 壮一帆が楽しい。
『麗しのサブリナ』で、いちばんかわいいのは、愛されキャラなのは、実はサブリナ@蘭ちゃんではなく、デイヴィッド@壮くんだ。
本能と感情とそのときの気分だけで生きているナマケモノ。
大金持ちの家に生まれ、優秀な兄がすべてを背負ってくれていて、お金と時間と愛情だけ浪費して生きてきた超お気楽モノ、それがデイヴィッドだ。
悪意のないプレイボーイなえりたん、って、一体何作観てきただろう。どの演出家も壮くんにはそんな役をアテ書きたくなるのか。
いつものえりたんな役で、目新しさはない。
陽気なチャラ男で憎めない二枚目、女の子にモテモテでいつも嬌声をあびている、てのは見飽きたくらいだ。
しかし。
目新しさがなくても見飽きていても、この愛されキャラっぷりには、感動する。
デイヴィッドが何故デイヴィッドなのか。
見ていると、わかるよ。納得するよ。
3回も結婚して離婚して、4回目の結婚(しかも婚約者を無視してサブリナと)をしようかっていう、この半生。
定職に就かず、仲間たちと遊び暮らす毎日。
なんでこんなトンデモナイ男なのか。
その答えがわかる。
その、天使の笑顔。
使用人ズにあきれられたり、パパ@まりんやママ@ちあきさんに叱られたりはしているけれど、それでも見ていればわかる。誰も彼を嫌っていない。結局のところ、愛されている。
傷ついたお尻をさらして横たわる、なんともみっともない姿でなお、ライナスおにーちゃん@まとぶんに甘える姿。
自分の頼みを、おにーちゃんが断るとは思っていない。
彼は疑っていない。
自分が否定されること。拒絶されること。
どんだけ愛されてきたんだ、デイヴィッド。
他人から否定される経験がない30男。(年齢知らんのでえりたん年齢。……って、ジェンヌはフェアリーですってば)
ただ無条件に愛され、与えられてきた。だから彼は疑わない。天使の笑顔でおねだりをする。
パパもママも、そしておにーちゃんも、デイヴィッドを愛しまくり、甘やかしまくってきたんだ。
口先だけできついことを言ったり叱ったりしても、根っこでダダ甘だったんじゃあ、デイヴィッドの性根を鍛えることにはならないって。
そしてデイヴィッドも、家族のそーゆー愛情を一身に受けてすくすくのびのび育ちまくったんだろう。
お金持ちのおぼっちゃまである以上、世間の人たちは勝手に彼を甘やかす。ひざまずく。
さらに美貌の青年である以上、女たちは勝手に彼を甘やかす。寵を争う。
すべての符丁が一致する。
愛されまくって、このデイヴィッドというキャラクタが存在する。
ああ、まったく。
デイヴィッドが、可愛すぎる。
あの愛されまくって当然、望む通りに甘やかされて当然、というカオが、超ムカつく。
ナニこの男、大嫌いっ。地球が自分中心に動くと思い込んでる、なんの悪意も自惚れもなく、自分が愛されると思い込んでる。
他人が自分のために動くことを、当然だと思っている。
ムカつくムカつくムカつく。
大っキライ。
ムカつきまくって腹を立てて、地団駄踏んで、キライキライキライ、もお、大好きっ!!って感じ。
思い出すだけでムカつくわー、ナニあの笑顔。くおおおっ、ムカムカムカ、可愛すぎるんじゃ~~!!
てめー、自分がかわいいと思ってるだろー、くそー、可愛いんじゃー、許せん~~!!(ちゃぶ台返し)
…………壮一帆さんを好きすぎて、どーにかなりそうです(笑)。
デイヴィッドのアテ書きぶりが半端ナイ。あれは壮一帆だ。いかにも壮一帆な破壊力だ。
演じる人によっては、デイヴィッドは嫌な男になると思う。
悪人ではないものの、あまりに無神経で無責任だからだ。
それをえりたんはえりたんならではのフェアリーっぷりで、異次元キャラに昇華している。
ったく、壮一帆パネェよ。
デイヴィッドの笑顔に、彼の半生が見えるんだ。
物語上都合良くそーゆーキャラクタになっているのではなく、家族も周囲のモノも、とりまくものすべて経験してきたことすべてが、透けて見える。
その説得力。
ただの無神経アホボンではないので、彼はちゃんとサブリナとライナスの真意に気づく。愛の在処に気づき、最善の方法を取る。
お金でも名誉でもなく、ただ、愛を選ぶ。
それは彼が、愛されて育った男だからだ。
いちばん大切なモノを、惜しみなく浴びるよーに与えられて育った。
そんな彼だからこそ、いちばん大切なモノを見間違わない。
いざというとき、すべてをひっくり返すのは、「愛」なのだ。
この殺伐とした世の中。
それでもわたしたちは信じる。根底にあるのは愛であり、愛がすべてを救うのだと。
だから物語はハッピーエンドになり、虚構の人々の幸福に、観客は感動するのだと。
そしてそれこそが、「タカラヅカ」であると。
人々が「タカラヅカ」を求める所以であると。
「愛」をバカ正直に大上段に歌い続けるカンパニーが、1世紀近く愛され、必要とされてきたんだと。
ああだから。
いざというとき、すべてをひっくり返すのは「壮一帆」なのだ。
ファンタジーを作り上げる壮くんってのは、「タカラヅカ」まんまな存在だ。
壮くんってほんと、すごい舞台人だなあ……。演技力がある人だとは、ごめん未だに思えないんだが、それにしたって舞台支配能力が異次元だ。
あの感覚芝居人間のオサ様とバッチリ噛み合った人だもんなあ、そりゃ計算ではなく本能で存在するタイプだよなあ。
デイヴィッド@壮くんが大好きだ。
可愛すぎてムカついてたまらん。ムカつき過ぎてハァハァする(笑)。
くそお、キライだこんな男!! 好き過ぎて許せん!!
『麗しのサブリナ』で、いちばんかわいいのは、愛されキャラなのは、実はサブリナ@蘭ちゃんではなく、デイヴィッド@壮くんだ。
本能と感情とそのときの気分だけで生きているナマケモノ。
大金持ちの家に生まれ、優秀な兄がすべてを背負ってくれていて、お金と時間と愛情だけ浪費して生きてきた超お気楽モノ、それがデイヴィッドだ。
悪意のないプレイボーイなえりたん、って、一体何作観てきただろう。どの演出家も壮くんにはそんな役をアテ書きたくなるのか。
いつものえりたんな役で、目新しさはない。
陽気なチャラ男で憎めない二枚目、女の子にモテモテでいつも嬌声をあびている、てのは見飽きたくらいだ。
しかし。
目新しさがなくても見飽きていても、この愛されキャラっぷりには、感動する。
デイヴィッドが何故デイヴィッドなのか。
見ていると、わかるよ。納得するよ。
3回も結婚して離婚して、4回目の結婚(しかも婚約者を無視してサブリナと)をしようかっていう、この半生。
定職に就かず、仲間たちと遊び暮らす毎日。
なんでこんなトンデモナイ男なのか。
その答えがわかる。
その、天使の笑顔。
使用人ズにあきれられたり、パパ@まりんやママ@ちあきさんに叱られたりはしているけれど、それでも見ていればわかる。誰も彼を嫌っていない。結局のところ、愛されている。
傷ついたお尻をさらして横たわる、なんともみっともない姿でなお、ライナスおにーちゃん@まとぶんに甘える姿。
自分の頼みを、おにーちゃんが断るとは思っていない。
彼は疑っていない。
自分が否定されること。拒絶されること。
どんだけ愛されてきたんだ、デイヴィッド。
他人から否定される経験がない30男。(年齢知らんのでえりたん年齢。……って、ジェンヌはフェアリーですってば)
ただ無条件に愛され、与えられてきた。だから彼は疑わない。天使の笑顔でおねだりをする。
パパもママも、そしておにーちゃんも、デイヴィッドを愛しまくり、甘やかしまくってきたんだ。
口先だけできついことを言ったり叱ったりしても、根っこでダダ甘だったんじゃあ、デイヴィッドの性根を鍛えることにはならないって。
そしてデイヴィッドも、家族のそーゆー愛情を一身に受けてすくすくのびのび育ちまくったんだろう。
お金持ちのおぼっちゃまである以上、世間の人たちは勝手に彼を甘やかす。ひざまずく。
さらに美貌の青年である以上、女たちは勝手に彼を甘やかす。寵を争う。
すべての符丁が一致する。
愛されまくって、このデイヴィッドというキャラクタが存在する。
ああ、まったく。
デイヴィッドが、可愛すぎる。
あの愛されまくって当然、望む通りに甘やかされて当然、というカオが、超ムカつく。
ナニこの男、大嫌いっ。地球が自分中心に動くと思い込んでる、なんの悪意も自惚れもなく、自分が愛されると思い込んでる。
他人が自分のために動くことを、当然だと思っている。
ムカつくムカつくムカつく。
大っキライ。
ムカつきまくって腹を立てて、地団駄踏んで、キライキライキライ、もお、大好きっ!!って感じ。
思い出すだけでムカつくわー、ナニあの笑顔。くおおおっ、ムカムカムカ、可愛すぎるんじゃ~~!!
てめー、自分がかわいいと思ってるだろー、くそー、可愛いんじゃー、許せん~~!!(ちゃぶ台返し)
…………壮一帆さんを好きすぎて、どーにかなりそうです(笑)。
デイヴィッドのアテ書きぶりが半端ナイ。あれは壮一帆だ。いかにも壮一帆な破壊力だ。
演じる人によっては、デイヴィッドは嫌な男になると思う。
悪人ではないものの、あまりに無神経で無責任だからだ。
それをえりたんはえりたんならではのフェアリーっぷりで、異次元キャラに昇華している。
ったく、壮一帆パネェよ。
デイヴィッドの笑顔に、彼の半生が見えるんだ。
物語上都合良くそーゆーキャラクタになっているのではなく、家族も周囲のモノも、とりまくものすべて経験してきたことすべてが、透けて見える。
その説得力。
ただの無神経アホボンではないので、彼はちゃんとサブリナとライナスの真意に気づく。愛の在処に気づき、最善の方法を取る。
お金でも名誉でもなく、ただ、愛を選ぶ。
それは彼が、愛されて育った男だからだ。
いちばん大切なモノを、惜しみなく浴びるよーに与えられて育った。
そんな彼だからこそ、いちばん大切なモノを見間違わない。
いざというとき、すべてをひっくり返すのは、「愛」なのだ。
この殺伐とした世の中。
それでもわたしたちは信じる。根底にあるのは愛であり、愛がすべてを救うのだと。
だから物語はハッピーエンドになり、虚構の人々の幸福に、観客は感動するのだと。
そしてそれこそが、「タカラヅカ」であると。
人々が「タカラヅカ」を求める所以であると。
「愛」をバカ正直に大上段に歌い続けるカンパニーが、1世紀近く愛され、必要とされてきたんだと。
ああだから。
いざというとき、すべてをひっくり返すのは「壮一帆」なのだ。
ファンタジーを作り上げる壮くんってのは、「タカラヅカ」まんまな存在だ。
壮くんってほんと、すごい舞台人だなあ……。演技力がある人だとは、ごめん未だに思えないんだが、それにしたって舞台支配能力が異次元だ。
あの感覚芝居人間のオサ様とバッチリ噛み合った人だもんなあ、そりゃ計算ではなく本能で存在するタイプだよなあ。
デイヴィッド@壮くんが大好きだ。
可愛すぎてムカついてたまらん。ムカつき過ぎてハァハァする(笑)。
くそお、キライだこんな男!! 好き過ぎて許せん!!
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