さあみんな、あの夕陽に向かって走るんだっ!!@摩天楼狂詩曲
2010年8月12日 タカラヅカ 『摩天楼狂詩曲』って、どんな話?
スカステで放映している、CMまんまの話(はぁと)。
ともみんがキザりまくってなんか語ってるCM、あれ、まんまの世界観。
本日初日、客席はみんな潔く爆笑していたけれど、たぶん作ってる方はアレ、ウケ狙いじゃないから、ネタじゃないから。
マジだから!!
という、あちこち、いたたまれない話。
いやその、とにかくCM見てみて。あれでくすぐったくならない・マジに「夢を追うってすばらしいわ」と感動できる・ナナメにツッコミ入れない、そーゆー人なら、別の受け取り方があると思う。
でも、CM見てウケまくってあちこちカユくなってツッコミまくった人間には、『摩天楼狂詩曲』はなかなかどーして、腹筋を鍛えられる系の、愛すべきファンアイテムでした。
なにしろタイトルからして『摩天楼狂詩曲、と書いてニューヨークラプソディーと読む、さらに副題-君に歌う愛-』とキタもんだ。
どっから突っ込めと(笑)。
1幕終わったときの、ぽかーん感……。
ストーリーが、ない。
1幕はたった45分で終わったんだが、登場人物紹介のみで終わった。
ストーリーがない。なにもはじまってない。出てくる人たちが名前と立ち位置の説明を順番にしただけで幕が下りた! すげえよ鈴木圭!! これってどこの『逆転裁判』?!
ぶっちゃけ、2幕だけ見れば話はわかります。
出てくる人たちがゲームキャラ並にスキル別になっていて、「剣を持ってるから勇者ね」「三角帽子だから魔法使いね」てなふーにひとめで役割がわかるの。で、役割通りの仕事をするの。つか、それしかナイの、しないの。
だから「登場人物紹介」である1幕を観てなくても、物語のある2幕から観ても、全部わかるよ。
見た通りのキャラが、思った通りのことをして、予想した通りの結末に落ち着く。
裏切らない物語。
よくある話だっつー以前に、既視感ばりばり。
『逆転裁判』で見たわコレ、とか、『THE SECOND LIFE』で見たわコレ、とか。スズキケイ、引き出し少なすぎ……つーか、同じことばかりあえてやるのは、ソレが彼の萌えだからか。
とりあえず、「夢を語る若いふたりの回想シーン」と「フェミニンなスーツやワンピのOLヒロイン」てのはスズキケイのはずせない萌えらしい。また、『逆裁』『SECOND LIFE』でまいらちゃんのアテ書き固定キャラかと思われた「常識的なヒロイン……の親友の、うるさいトラブルメーカー女」は、ジェンヌの問題ではなく、スズキケイの持ちキャラだったらしい。
スズキケイが『逆裁』を演出したのは正しい人選だったんだなあ。
オリジナル書いてもゲームみたいな話になる人なんだ……。
『逆裁』が面白かった人にはOKだと思います。
伝説のロックシンガー・マイケルに憧れる売れないロックバンドのヴォーカル、アンソニー@ともみんはいつまでたっても「オレがてっぺんを取るぜ!」と言うばかり。就職もせずに楽なバイトで食いつなぎ、オーディションにも落ちまくっている。
社長令嬢で母親の会社でOLやっているまともなヒロイン・ナンシー@はるこちゃんは、恋人アンソニーのそんなところが許せない。彼の夢を応援するとは言ったけれど、あれから4年、ナニも変わらないのだ。
しかもアンソニーは、ふたりの記念日を忘れてるし! 愛を誓った思い出の場所で、「ナンシーに捧げる愛の歌」を毎年歌ってくれる約束なのに、ふたりの愛のアニバーサリーなのに!!(この設定すげえ!! スズキケイのオトメンぶりに拍手・笑)
しかもナンシーには、母親お勧めの超美形エリート・ビジネスマン、アイス@みやるりが猛烈アタック開始! 彼はナンシー母の会社の協力者なのだ、会社を立て直してくれちゃう救世主なのだ。なにもかもアンソニーとは正反対、大人で経済力があってやさしく紳士なアイス様。
ナンシーだけでなく、アンソニーもまたアイスを見て揺れ動いてしまう。自分の生き方に疑問を持ってしまう。夢なんか、あきらめるべきなのか……?
えーとえーと、とりあえずともみん素敵。
裏切らないともみんがそこにいる。
想像するままのともみんがいて、力任せに爆走している。いいなあ、ともみん。
んでもって、みやるりが大変。
わたしはみや様がどんなキャラなのかよくわかっていないんだが、彼のノーブルな美貌から、ネタキャラよりはシリアスキャラの方が似合う人だと思っている。
ゲームに出てくる典型的なライバルキャラ、男子マンガに出てくるバラの花をくわえたキザ男(あくまでも、イメージ。そんなシーンはナイ)を演じるみやるりっつーのは、ソレがみやるりであるというだけで、いたたまれなくなる。
ひょっとしたら本人は悪ノリ大好きで『逆裁』のエッジワースのモノマネを大真面目に髪型や衣装まで自作して宴会で披露するタイプだったりするのかもしれないが(あくまでもイメージ、その事実はナイ)、そーゆーキャラには見えない以上、そんなキャラを演じる様はなかなかスリリングだ。
一方、しーらんに関しては上記のネタキャラ全部ノリノリ易々とやってのける人物だと、勝手に安心しているため、「この役をしーらんが役替わりでやるのか」ってことについては、なんの疑問もない。
つか、しーらんならハマるだろうなあ。うまいだろうなあ。ラクラクだろうなあ。……安心出来過ぎて、あまり気にならない。
そして、現在しーらんが演じているヘタレなバーテン・エディー役を、みやるりがあの美貌で演じるのかと思うと、その方がいたたまれなくて、……気になる(笑)。
や、しーらんは完璧です。うまいわかわいいわ……絶妙過ぎ。この役替わり、どっちにしろしーらんの方がハマるんじゃないかなと思う。しーらんなら、安心してトンデモキャラとトンデモ世界観に酔えるもの。いやあ、実にいいキャラクタだ、しーらんって。
てことで、アイス様@みやるり素敵。
……文章のつながりがおかしいですが、キニシナイ! しーらんの方が違和感なくハマると予想しつつも、みやるりアイス様のこそばゆさに乾杯!!
女はべらしてウハウハで指さしダンスで、腰振って回して、バチコーンとウインク決めて。
友人のkineさんが「スーパーアイス様タイム」とか言ってたけど、まさにソレ。アイス様のアイス様のためだけの、素晴らしい見せ場がある。
みやるりやしーらんに興味がある人は、是非彼らがアイス様を演じているときに見に行って欲しい。アレは、一見の価値がある(笑)。
とにかく、作品がどんだけツッコミ満載でも(笑)、ファンアイテムとしてアリだと思うよ。
キャストのファン、星組のファンなら楽しめる!!
スカステで放映している、CMまんまの話(はぁと)。
ともみんがキザりまくってなんか語ってるCM、あれ、まんまの世界観。
本日初日、客席はみんな潔く爆笑していたけれど、たぶん作ってる方はアレ、ウケ狙いじゃないから、ネタじゃないから。
マジだから!!
という、あちこち、いたたまれない話。
いやその、とにかくCM見てみて。あれでくすぐったくならない・マジに「夢を追うってすばらしいわ」と感動できる・ナナメにツッコミ入れない、そーゆー人なら、別の受け取り方があると思う。
でも、CM見てウケまくってあちこちカユくなってツッコミまくった人間には、『摩天楼狂詩曲』はなかなかどーして、腹筋を鍛えられる系の、愛すべきファンアイテムでした。
なにしろタイトルからして『摩天楼狂詩曲、と書いてニューヨークラプソディーと読む、さらに副題-君に歌う愛-』とキタもんだ。
どっから突っ込めと(笑)。
1幕終わったときの、ぽかーん感……。
ストーリーが、ない。
1幕はたった45分で終わったんだが、登場人物紹介のみで終わった。
ストーリーがない。なにもはじまってない。出てくる人たちが名前と立ち位置の説明を順番にしただけで幕が下りた! すげえよ鈴木圭!! これってどこの『逆転裁判』?!
ぶっちゃけ、2幕だけ見れば話はわかります。
出てくる人たちがゲームキャラ並にスキル別になっていて、「剣を持ってるから勇者ね」「三角帽子だから魔法使いね」てなふーにひとめで役割がわかるの。で、役割通りの仕事をするの。つか、それしかナイの、しないの。
だから「登場人物紹介」である1幕を観てなくても、物語のある2幕から観ても、全部わかるよ。
見た通りのキャラが、思った通りのことをして、予想した通りの結末に落ち着く。
裏切らない物語。
よくある話だっつー以前に、既視感ばりばり。
『逆転裁判』で見たわコレ、とか、『THE SECOND LIFE』で見たわコレ、とか。スズキケイ、引き出し少なすぎ……つーか、同じことばかりあえてやるのは、ソレが彼の萌えだからか。
とりあえず、「夢を語る若いふたりの回想シーン」と「フェミニンなスーツやワンピのOLヒロイン」てのはスズキケイのはずせない萌えらしい。また、『逆裁』『SECOND LIFE』でまいらちゃんのアテ書き固定キャラかと思われた「常識的なヒロイン……の親友の、うるさいトラブルメーカー女」は、ジェンヌの問題ではなく、スズキケイの持ちキャラだったらしい。
スズキケイが『逆裁』を演出したのは正しい人選だったんだなあ。
オリジナル書いてもゲームみたいな話になる人なんだ……。
『逆裁』が面白かった人にはOKだと思います。
伝説のロックシンガー・マイケルに憧れる売れないロックバンドのヴォーカル、アンソニー@ともみんはいつまでたっても「オレがてっぺんを取るぜ!」と言うばかり。就職もせずに楽なバイトで食いつなぎ、オーディションにも落ちまくっている。
社長令嬢で母親の会社でOLやっているまともなヒロイン・ナンシー@はるこちゃんは、恋人アンソニーのそんなところが許せない。彼の夢を応援するとは言ったけれど、あれから4年、ナニも変わらないのだ。
しかもアンソニーは、ふたりの記念日を忘れてるし! 愛を誓った思い出の場所で、「ナンシーに捧げる愛の歌」を毎年歌ってくれる約束なのに、ふたりの愛のアニバーサリーなのに!!(この設定すげえ!! スズキケイのオトメンぶりに拍手・笑)
しかもナンシーには、母親お勧めの超美形エリート・ビジネスマン、アイス@みやるりが猛烈アタック開始! 彼はナンシー母の会社の協力者なのだ、会社を立て直してくれちゃう救世主なのだ。なにもかもアンソニーとは正反対、大人で経済力があってやさしく紳士なアイス様。
ナンシーだけでなく、アンソニーもまたアイスを見て揺れ動いてしまう。自分の生き方に疑問を持ってしまう。夢なんか、あきらめるべきなのか……?
えーとえーと、とりあえずともみん素敵。
裏切らないともみんがそこにいる。
想像するままのともみんがいて、力任せに爆走している。いいなあ、ともみん。
んでもって、みやるりが大変。
わたしはみや様がどんなキャラなのかよくわかっていないんだが、彼のノーブルな美貌から、ネタキャラよりはシリアスキャラの方が似合う人だと思っている。
ゲームに出てくる典型的なライバルキャラ、男子マンガに出てくるバラの花をくわえたキザ男(あくまでも、イメージ。そんなシーンはナイ)を演じるみやるりっつーのは、ソレがみやるりであるというだけで、いたたまれなくなる。
ひょっとしたら本人は悪ノリ大好きで『逆裁』のエッジワースのモノマネを大真面目に髪型や衣装まで自作して宴会で披露するタイプだったりするのかもしれないが(あくまでもイメージ、その事実はナイ)、そーゆーキャラには見えない以上、そんなキャラを演じる様はなかなかスリリングだ。
一方、しーらんに関しては上記のネタキャラ全部ノリノリ易々とやってのける人物だと、勝手に安心しているため、「この役をしーらんが役替わりでやるのか」ってことについては、なんの疑問もない。
つか、しーらんならハマるだろうなあ。うまいだろうなあ。ラクラクだろうなあ。……安心出来過ぎて、あまり気にならない。
そして、現在しーらんが演じているヘタレなバーテン・エディー役を、みやるりがあの美貌で演じるのかと思うと、その方がいたたまれなくて、……気になる(笑)。
や、しーらんは完璧です。うまいわかわいいわ……絶妙過ぎ。この役替わり、どっちにしろしーらんの方がハマるんじゃないかなと思う。しーらんなら、安心してトンデモキャラとトンデモ世界観に酔えるもの。いやあ、実にいいキャラクタだ、しーらんって。
てことで、アイス様@みやるり素敵。
……文章のつながりがおかしいですが、キニシナイ! しーらんの方が違和感なくハマると予想しつつも、みやるりアイス様のこそばゆさに乾杯!!
女はべらしてウハウハで指さしダンスで、腰振って回して、バチコーンとウインク決めて。
友人のkineさんが「スーパーアイス様タイム」とか言ってたけど、まさにソレ。アイス様のアイス様のためだけの、素晴らしい見せ場がある。
みやるりやしーらんに興味がある人は、是非彼らがアイス様を演じているときに見に行って欲しい。アレは、一見の価値がある(笑)。
とにかく、作品がどんだけツッコミ満載でも(笑)、ファンアイテムとしてアリだと思うよ。
キャストのファン、星組のファンなら楽しめる!!
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