ノートに14ページ・その3。@宝塚花の踊り絵巻
2010年10月10日 タカラヅカ 『宝塚花の踊り絵巻』、あまりにも舞台が暗いのが気になった。
ライトがぱーっと明るく照らすのが、テルの場面しかない。
あとは、遊女も波もみんな暗い。
場面が変わるたび、「あ、また暗い」「またライト落としてる」と気になった。
オープニングとフィナーレはまだ明るいけれど、記憶にある「日本物ショー」のまばゆさはない。
こんなに暗いショーってええんかいな。
これは「秋の踊り」だから?
秋から春だから、暗くなるのも仕方がない? ほとんどが秋、冬と春は一瞬、一場面。物悲しい秋が舞台のメイン。
波のクライマックスとか、内容的にべつに暗い場面ではなくても、全体のトーンは決して明るくない。
日本物ショーって、「華やかさ」がデフォだと思っていた。日本物といえば「チョンパ」に表される、息をのむあでやかさ。ライトがついた瞬間の豪華さきらびやかさに溜息もれ歓声が上がる、あの感じ。
されどこの『宝塚花の踊り絵巻』に、ソレはない。チョンパではじまるけれど、その世界観はオープニングとフィナーレだけ。あとはひたすら暗い。
谷崎ぢゃないが、「陰翳礼讃」はアリだと思う。
ヅカのショーが全部ソレになっちゃうとやばいが、たまには「華やかさ」よりもわびさびの世界を作るのもいいと思う。
ただ、最近のヅカがあまりに「お金ナイです」を見え見えに興行しているもので、不安になっちゃうのな。
照明代節約が目的なのかな、と。
暗い幽玄の世界を創りたかったから結果として照明代が安くついたのか、照明代を安くするという目的で仕方なく暗くても問題ないテーマにしたのか。明るい照明の下だと安っぽさが見えるちゃちだったり古かったりする着物も、暗い光しかないとそれなりに見えるし。
お金がない、お金を掛けたくない、それゆえの結果がこの「秋」の舞台だったらどうしよう。「春」や「夏」を上演する経費はナイです、だったらどうしよう。
と、余計な心配をしました……。
大人の事情だったとしても、今回の暗い日本物ショーはイイ! と思います。
いやあ、美しいですよ。テーマやモチーフが暗いもんで、わたしの苦手なお笑い場面がないし。ずーっと好きなモノだけ見せてもらえる。
しみじみ、日本っていいな、日本人に生まれて良かったなと思う。こーゆー闇を基調とした世界、好きだわ。
つーことで、劇団の懐事情を心配してしまうこと(笑)以外では、このショー大好物です。
それにしても、れおんくんが孤軍奮闘っつーか、比重高いのなー。
つか、テルの場面って、カーテン前1回だけ? 場面と場面のつなぎっぽい、若手がやってそうなアレだけ?(年齢層高めだったが・笑)
全部で何場面あるのかわかんないけど、マツモト先生の場面以外、全部れおんくんの場面、な勢い。
ふつーなら2番手が受け持つだろう場面も、れおんがひとりで務める。
直近の日本物ショー『風の錦絵』では、マツモト先生のお世話役は2番手のゆみこだった。でも、『宝塚花の踊り絵巻』では3番目のすずみん。
遊女場面の悪役は、登場の仕方からしても2番手でおかしくないのに、ベニーだった。
かなめくんだけをじっくり見る、彼の物語を堪能する場面はナシ。
マツモト先生がかなめくんの出番を奪ってしまったのはあるかもしれないが、それにしても極端な……。
月組のW2番手、あるいは2番手不在?なショーを観たあとに、星組でもそんなショーが続くとは思ってなかった。
ふと、コム姫がトップ就任したばかりのショーを思い出した。
トップと2番手が交互に出てきて場面を務めるのが、かえって不満だったっけ……トップと2番手の絡みが少なすぎて。同じ場面に出してくれよ!とか思った……ってコレなんか最近あったよーな……あ、宙組か。
同じ場面に出ていても、絡んでないから残念さが募るのかな、今回。
唯一ストーリーのある場面はかなめくんいないし、あとは一緒に出ていても脇として踊ってるだけだし。
せっかく美しい並びなのに、星トップと2番手。
れおんくん中心に眺めるには、その美しさを堪能するにしても、彼の比重の高さからしても、満足できるものですが、かなめファン的にはどうなんだろうなあ。
と、いらぬ心配。
あー、遊女の場面、もっぺん観たいなああ。
ライトがぱーっと明るく照らすのが、テルの場面しかない。
あとは、遊女も波もみんな暗い。
場面が変わるたび、「あ、また暗い」「またライト落としてる」と気になった。
オープニングとフィナーレはまだ明るいけれど、記憶にある「日本物ショー」のまばゆさはない。
こんなに暗いショーってええんかいな。
これは「秋の踊り」だから?
秋から春だから、暗くなるのも仕方がない? ほとんどが秋、冬と春は一瞬、一場面。物悲しい秋が舞台のメイン。
波のクライマックスとか、内容的にべつに暗い場面ではなくても、全体のトーンは決して明るくない。
日本物ショーって、「華やかさ」がデフォだと思っていた。日本物といえば「チョンパ」に表される、息をのむあでやかさ。ライトがついた瞬間の豪華さきらびやかさに溜息もれ歓声が上がる、あの感じ。
されどこの『宝塚花の踊り絵巻』に、ソレはない。チョンパではじまるけれど、その世界観はオープニングとフィナーレだけ。あとはひたすら暗い。
谷崎ぢゃないが、「陰翳礼讃」はアリだと思う。
ヅカのショーが全部ソレになっちゃうとやばいが、たまには「華やかさ」よりもわびさびの世界を作るのもいいと思う。
ただ、最近のヅカがあまりに「お金ナイです」を見え見えに興行しているもので、不安になっちゃうのな。
照明代節約が目的なのかな、と。
暗い幽玄の世界を創りたかったから結果として照明代が安くついたのか、照明代を安くするという目的で仕方なく暗くても問題ないテーマにしたのか。明るい照明の下だと安っぽさが見えるちゃちだったり古かったりする着物も、暗い光しかないとそれなりに見えるし。
お金がない、お金を掛けたくない、それゆえの結果がこの「秋」の舞台だったらどうしよう。「春」や「夏」を上演する経費はナイです、だったらどうしよう。
と、余計な心配をしました……。
大人の事情だったとしても、今回の暗い日本物ショーはイイ! と思います。
いやあ、美しいですよ。テーマやモチーフが暗いもんで、わたしの苦手なお笑い場面がないし。ずーっと好きなモノだけ見せてもらえる。
しみじみ、日本っていいな、日本人に生まれて良かったなと思う。こーゆー闇を基調とした世界、好きだわ。
つーことで、劇団の懐事情を心配してしまうこと(笑)以外では、このショー大好物です。
それにしても、れおんくんが孤軍奮闘っつーか、比重高いのなー。
つか、テルの場面って、カーテン前1回だけ? 場面と場面のつなぎっぽい、若手がやってそうなアレだけ?(年齢層高めだったが・笑)
全部で何場面あるのかわかんないけど、マツモト先生の場面以外、全部れおんくんの場面、な勢い。
ふつーなら2番手が受け持つだろう場面も、れおんがひとりで務める。
直近の日本物ショー『風の錦絵』では、マツモト先生のお世話役は2番手のゆみこだった。でも、『宝塚花の踊り絵巻』では3番目のすずみん。
遊女場面の悪役は、登場の仕方からしても2番手でおかしくないのに、ベニーだった。
かなめくんだけをじっくり見る、彼の物語を堪能する場面はナシ。
マツモト先生がかなめくんの出番を奪ってしまったのはあるかもしれないが、それにしても極端な……。
月組のW2番手、あるいは2番手不在?なショーを観たあとに、星組でもそんなショーが続くとは思ってなかった。
ふと、コム姫がトップ就任したばかりのショーを思い出した。
トップと2番手が交互に出てきて場面を務めるのが、かえって不満だったっけ……トップと2番手の絡みが少なすぎて。同じ場面に出してくれよ!とか思った……ってコレなんか最近あったよーな……あ、宙組か。
同じ場面に出ていても、絡んでないから残念さが募るのかな、今回。
唯一ストーリーのある場面はかなめくんいないし、あとは一緒に出ていても脇として踊ってるだけだし。
せっかく美しい並びなのに、星トップと2番手。
れおんくん中心に眺めるには、その美しさを堪能するにしても、彼の比重の高さからしても、満足できるものですが、かなめファン的にはどうなんだろうなあ。
と、いらぬ心配。
あー、遊女の場面、もっぺん観たいなああ。
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