それならあれもこれも、次は変更を(笑)。@2011年ラインアップ発表
2010年11月10日 タカラヅカ 演出家って、替えてイイもんなんだ……。
いったんこの演出家と決まったら、変更してはいけないもんかと思ってた。
だからどんだけ枯渇し、壊れきっていても、『ベルサイユのばら』は植爺が演出し続けるし、柴田作品は平板に紙芝居全開に中村Aが演出し続ける。
植爺のピンチヒッターで谷せんせになったり、イケコ留守に中村Bが演出したりと、スケジュールや体調など仕方ない場合のみ、変更あり。でもこれはイレギュラーっつーか、本来ならば変更せずにオリジナルの演出家がやるつもりだった、仕方なくそうしただけのこと。
替えない、が基本、替えてはならない。
そう思ってきただけに。
『ノバ・ボサ・ノバ』演出が藤井くん! てとこに、反応しました。
99年の再演時は、草野せんせ演出だった。
名作という触れ込みだったので、いったいどんなに素晴らしいショーなのかと思ったら、やっぱりとどのつまりは古くさい作品で、これのどこがとぽかーんとしたが、リピートするうちに楽しみ方もわかった。
それでも、ショーは時代を映すモノなので、芝居以上に古いショー再演はキツイと思ったなああ(笑)。
草野せんせ演出だからどうというより、元の作品が悪いわ、と。当時は名作でも、現代には古い、と。
フィナーレ付けたのが改悪だと、初演ファンから叩かれていたっけな。でもそれは草野のせいじゃない、劇団の企画の問題でしょう。
草野せんせがスケジュール的に体調的に登板できないなら、演出家変更も今までにあったことなので不思議はないが、くさのっち、ふつーに現役ぢゃん。1個前の月組公演演出してるじゃん。
「99年版演出がすばらしい! 神!」だとしたら、あえて変更するわけがないから、ふつーに考えると「99年版がダメダメだった」という話になる。
ダメとまでいかなくても、99年と同じだと意味がない、と劇団に判断されるよーな出来だったのか?
99年版、そんなに悪くなかったと思うけどなー。
初演は知らないので、比べようもありませんが。
初見時はぽかーんだったけど、何度も観るうちに慣れたし。
ショーだと思うからつらいんであって、芝居だと思えばOK。ショーだとしたら、いつも画面同じテイスト同じしかもソレが黒塗り色彩悪趣味昭和テイストで、きつかった(笑)。
芝居なら、舞台が同じなんだから、時代や場所がいきなり変わったりしないから、画面同じ衣装同じも当たり前と耐えられる。
わかった上で観れば、楽しかったよ。
古い作品にありがちな、コテコテの「ヅカ」を楽しめて。芝居よりもわかりやすくコテコテだよねー。
草野演出のナニが悪かったかわからないだけに、変更にびっくり。
変更していいなら、次からあの作品を再演するときは、別の演出家に替えてくれよ……なモノが、みんないろいろいろいろあるんぢゃないか?(笑)
劇団が「再演」をなめまくっていて、「誰がやっても同じ」と思っているだけ、という気がしないでもないが。
藤井くんは草野以上に、「初演を1ミリたりとも変えずに再現する」ことだけを求められている、気もするんだが。
ショーが前ってことは、不評だったフィナーレはカットなわけだし。
再演は再演であって、再現じゃない。今さら40年も前の作品そのまま見せられたって、現代ファンにはぽかーんだし、初演ファンには「再演はキャストも演出も改悪、初演はすべてよかったのに」しか言わないし、リスクばかりなのになあ。
藤井くんが、現代に耐えうる作品へとアレンジしてくれる……してもいい権限を、劇団から与えられていることを祈る。
しかし星組、またショーが前なのか……。
そして、新人演出家が芝居だけでなくフィナーレまで任されるのか……。
や、なんだかんだ言って『ノバ・ボサ・ノバ』は楽しみだし、他もみんなオリジナル作品なので楽しみです。
キムシンは是非キムシンらしい作品を。小柳たんは舞台は18世紀のまま? ならコスプレも楽しみ。『君に恋してラビリンス』も『それでも船は行く』も現代だったし。
あとは草野ショーが黒塗りでないことを祈るばかりです。黒塗りショー続きはいやだー、空気読んでくれー。
2010/11/10
2011年 公演ラインアップ【宝塚大劇場、東京宝塚劇場】<3月~5月・月組『バラの国の王子』『ONE』><4月~7月・星組『ノバ・ボサ・ノバ』『めぐり会いは再び』>
11月10日(水)、2011年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、宝塚大劇場、東京宝塚劇場の上演作品が決定いたしましたのでお知らせいたします。
月組
■主演…(月組)霧矢 大夢、蒼乃 夕妃
ミュージカル
『バラの国の王子』
~ボーモン夫人作「美女と野獣」より~
脚本・演出/木村信司
18世紀半ば、フランスの作家ボーモン夫人によって書かれた寓話「美女と野獣」を原作とし、魔法で野獣に変えられてしまった王子と、心優しい娘とのロマンティックなラブ・ストーリー。
原作となる「美女と野獣」は、詩人ジャン・コクトーが映画化したほか、1955年には宝塚歌劇でも取り上げています。近年ではディズニーのアニメーション映画としても知られていますが、今回の舞台化では、原作の古典精神に立ち返り、単なるお伽噺ではなく人間味あふれる物語として、美貌をたたえた「麗しの魔物」を主人公に展開します。
グラン・ファンタジー
『ONE』-私が愛したものは・・・-
作・演出/草野旦
ものごとの始まりという意味の他、様々な意味が込められた“ONE”という言葉にまつわるイメージをテーマに、華やかで楽しく美しい宝塚ならではのショー。
星組
■主演…(星組)柚希 礼音、夢咲 ねね
※本公演(宝塚大劇場公演)は第97期生の初舞台公演となります。
ミュージカル・ショー
『ノバ・ボサ・ノバ』-盗まれたカルナバル-
作/鴨川清作 演出/藤井大介
1971年に初演し、1976年の再演時には文化庁芸術祭で優秀賞を受賞、1999年に再々演された後も更なる再演の呼び声の高かったショーの傑作を上演。
ロマンティック・ミュージカル
『めぐり会いは再び』-My only shinin’ star-
~マリヴォー作「愛と偶然との戯れ」より~
脚本・演出/小柳奈穂子
18世紀フランスの劇作家マリヴォーが書いた名作喜劇を原作として、結婚しようとする男女が身分を変えて相手を観察することから起こる騒動を、華やかに、かつコミカルに描きます。演出家・小柳奈穂子の宝塚大劇場デビュー作。
いったんこの演出家と決まったら、変更してはいけないもんかと思ってた。
だからどんだけ枯渇し、壊れきっていても、『ベルサイユのばら』は植爺が演出し続けるし、柴田作品は平板に紙芝居全開に中村Aが演出し続ける。
植爺のピンチヒッターで谷せんせになったり、イケコ留守に中村Bが演出したりと、スケジュールや体調など仕方ない場合のみ、変更あり。でもこれはイレギュラーっつーか、本来ならば変更せずにオリジナルの演出家がやるつもりだった、仕方なくそうしただけのこと。
替えない、が基本、替えてはならない。
そう思ってきただけに。
『ノバ・ボサ・ノバ』演出が藤井くん! てとこに、反応しました。
99年の再演時は、草野せんせ演出だった。
名作という触れ込みだったので、いったいどんなに素晴らしいショーなのかと思ったら、やっぱりとどのつまりは古くさい作品で、これのどこがとぽかーんとしたが、リピートするうちに楽しみ方もわかった。
それでも、ショーは時代を映すモノなので、芝居以上に古いショー再演はキツイと思ったなああ(笑)。
草野せんせ演出だからどうというより、元の作品が悪いわ、と。当時は名作でも、現代には古い、と。
フィナーレ付けたのが改悪だと、初演ファンから叩かれていたっけな。でもそれは草野のせいじゃない、劇団の企画の問題でしょう。
草野せんせがスケジュール的に体調的に登板できないなら、演出家変更も今までにあったことなので不思議はないが、くさのっち、ふつーに現役ぢゃん。1個前の月組公演演出してるじゃん。
「99年版演出がすばらしい! 神!」だとしたら、あえて変更するわけがないから、ふつーに考えると「99年版がダメダメだった」という話になる。
ダメとまでいかなくても、99年と同じだと意味がない、と劇団に判断されるよーな出来だったのか?
99年版、そんなに悪くなかったと思うけどなー。
初演は知らないので、比べようもありませんが。
初見時はぽかーんだったけど、何度も観るうちに慣れたし。
ショーだと思うからつらいんであって、芝居だと思えばOK。ショーだとしたら、いつも画面同じテイスト同じしかもソレが黒塗り色彩悪趣味昭和テイストで、きつかった(笑)。
芝居なら、舞台が同じなんだから、時代や場所がいきなり変わったりしないから、画面同じ衣装同じも当たり前と耐えられる。
わかった上で観れば、楽しかったよ。
古い作品にありがちな、コテコテの「ヅカ」を楽しめて。芝居よりもわかりやすくコテコテだよねー。
草野演出のナニが悪かったかわからないだけに、変更にびっくり。
変更していいなら、次からあの作品を再演するときは、別の演出家に替えてくれよ……なモノが、みんないろいろいろいろあるんぢゃないか?(笑)
劇団が「再演」をなめまくっていて、「誰がやっても同じ」と思っているだけ、という気がしないでもないが。
藤井くんは草野以上に、「初演を1ミリたりとも変えずに再現する」ことだけを求められている、気もするんだが。
ショーが前ってことは、不評だったフィナーレはカットなわけだし。
再演は再演であって、再現じゃない。今さら40年も前の作品そのまま見せられたって、現代ファンにはぽかーんだし、初演ファンには「再演はキャストも演出も改悪、初演はすべてよかったのに」しか言わないし、リスクばかりなのになあ。
藤井くんが、現代に耐えうる作品へとアレンジしてくれる……してもいい権限を、劇団から与えられていることを祈る。
しかし星組、またショーが前なのか……。
そして、新人演出家が芝居だけでなくフィナーレまで任されるのか……。
や、なんだかんだ言って『ノバ・ボサ・ノバ』は楽しみだし、他もみんなオリジナル作品なので楽しみです。
キムシンは是非キムシンらしい作品を。小柳たんは舞台は18世紀のまま? ならコスプレも楽しみ。『君に恋してラビリンス』も『それでも船は行く』も現代だったし。
あとは草野ショーが黒塗りでないことを祈るばかりです。黒塗りショー続きはいやだー、空気読んでくれー。
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