照明神話・その1。@麗しのサブリナ
2010年11月6日 タカラヅカ 『麗しのサブリナ』を東宝まで観に行って、演出の変化で残念だったことが、ひとつ。
ウィリスとマカードルに、ライトが当たらない!!
ミニマム秘書コンビ、ウィリス@まっつとマカードル@いちかの最後の出番、ライナス@まとぶんのオフィスにて、愛に駆けだしていくボスを応援し、手を取り合って喜ぶふたり。
重要なのはサブリナ@蘭ちゃんを追いかけてオフィスを飛び出すライナスで、見送るその他大勢ではない。だから、ライナスが銀橋へ異動するに従って、本舞台の照明は消え、暗転する。秘書コンビもその闇に消える。
が。
ムラではその暗転の間際、秘書コンビにもわざわざ照明が当たってたんだ。
デイヴィッド@壮くんにはピンライトが当たっており、暗転とは別に、彼の姿は最後まで見える。そーやって舞台全部が「暗転」しても、主要人物だけは最後の一瞬まで観客の目に残るよう演出してある。完全に真っ暗闇になるその瞬間にピンライトも消えるから、結果としてはたしかに暗転だけど、その他の人はもっと早くから闇に消える。
ムラ初日は秘書コンビも「その他」扱いで早々に闇に飲み込まれていた。肉眼でなら彼らが手を取り合っているのがわかっても、カメラでは「闇」にしかならないだろう。
が、翌日にはふたりにピンライトが当たっていた。デイヴィッドに比べれば控えめな暗めのライトだが、たしかにふたりを照らしている。
秘書コンビはいてもいなくてもかまわない脇役だし、本筋に関係ないから、闇に落として当然なのに、わざわざライトを当ててくれた。だから、かわいいふたりの姿が最後まで見られた。
これって、誰の判断だったんだろう?
とゆーことで、今回は照明さんのことを考えてみる。
勝手に(笑)。
ムラでは千秋楽に退団者だけにピンスポが当たったり、普段からピンスポもらっているところでは輝度の高いものに替えてもらったりしていた、と思う。
てなふーに、その日によって照明がチガウことがままある……んだが、これって誰がやっているの?
ムラの照明さんにはある程度のフリーハンドがある、とわたしは勝手に思っていた。わたしがっつーか、わたしの周りの人たちがそう言っているからそれを信じてきたというか。「退団する**ちゃん、いい照明もらってたね」「照明さんGJ!」みたいな使い方。
演出家がわざわざ「千秋楽は退団する**に、いつもとチガウ照明を当てるように」と個別に指示するとは思えないので。それがすごーくスターだっつーならともかく、微妙な立ち位置のジェンヌだったりすりゃ、なおさら。
毎日現場で舞台を作っている照明さんが、その場の判断でしているのかなと。
根拠はない。ただの思い込みだ。
日々のライトのひとつひとつまで、演出家が全部指示を出して、照明さんにはなんの自由もないもないのかもしれないし。
毎日演出家が舞台を見守り、毎日ダメ出しして毎日舞台を指揮しているのかもしれないし。そのため、なにか変化があったとすれば、それはすべて演出家が指示したことなのかもしれないし。
でも、初日の翌日、ウィリスとマカードルにわざわざライトが当たっているのを見て、わたしは「照明さんGJ!」と思った。演出の中村Aの功績だとは思わなかった(笑)。
だって、演出家指示なら、最初からライト当ててると思うんだ。秘書コンビはたしかに脇役だけど、中の人の学年や立ち位置ゆえに、作中にとってつけたミュージカルシーンを挿入している、しなければならない、という。あのとってつけた感からして、演出家は本筋を描いているとき背景にいるふたりに、注意は払っていないと思う。ゆえに、観客の注意を引くためのライトをふたりに当てるなんて、考えもしない。
幕が上がるまでを作る演出家ではなく、実際に幕が上がってから現場を作り続ける照明さんが、暗転の瞬間まで芝居をしている秘書コンビにライトをくれるよーになったんじゃないかと思ったんだ。
……もちろん、暗転の瞬間まで芝居をしているのは舞台にいる全員がだ。まついちだけが特別ぢゃない。けど、全員にライトを当てると演出プランが変わってしまうからそこまではできない。フリーハンドの中、やっていい範囲で、秘書コンビにライトをくれたんじゃないだろうか。
まっつが組替えするからとか、そんな意味もあったかもしれない。退団者に特別のライトをくれるように、そーゆーファンにしかわからないところで優しさをみせてくれるのが、ムラの照明さんだから。
てことで、わたしは勝手に照明さんに感謝してムラではずーっと当たり前に、手を取り合って喜ぶ秘書コンビを見ていた。
それが当たり前だったから。
東宝でも、とーぜんそんなふたりを見られると思っていた。
が。
東宝では、ふたりにライトはなかった……。
あっちゅー間に、闇に消える。
他の人たちと同じように。
ムラと東宝では、ライトが違っていた。
つまり、これは……。
翌日欄へ続く。
ウィリスとマカードルに、ライトが当たらない!!
ミニマム秘書コンビ、ウィリス@まっつとマカードル@いちかの最後の出番、ライナス@まとぶんのオフィスにて、愛に駆けだしていくボスを応援し、手を取り合って喜ぶふたり。
重要なのはサブリナ@蘭ちゃんを追いかけてオフィスを飛び出すライナスで、見送るその他大勢ではない。だから、ライナスが銀橋へ異動するに従って、本舞台の照明は消え、暗転する。秘書コンビもその闇に消える。
が。
ムラではその暗転の間際、秘書コンビにもわざわざ照明が当たってたんだ。
デイヴィッド@壮くんにはピンライトが当たっており、暗転とは別に、彼の姿は最後まで見える。そーやって舞台全部が「暗転」しても、主要人物だけは最後の一瞬まで観客の目に残るよう演出してある。完全に真っ暗闇になるその瞬間にピンライトも消えるから、結果としてはたしかに暗転だけど、その他の人はもっと早くから闇に消える。
ムラ初日は秘書コンビも「その他」扱いで早々に闇に飲み込まれていた。肉眼でなら彼らが手を取り合っているのがわかっても、カメラでは「闇」にしかならないだろう。
が、翌日にはふたりにピンライトが当たっていた。デイヴィッドに比べれば控えめな暗めのライトだが、たしかにふたりを照らしている。
秘書コンビはいてもいなくてもかまわない脇役だし、本筋に関係ないから、闇に落として当然なのに、わざわざライトを当ててくれた。だから、かわいいふたりの姿が最後まで見られた。
これって、誰の判断だったんだろう?
とゆーことで、今回は照明さんのことを考えてみる。
勝手に(笑)。
ムラでは千秋楽に退団者だけにピンスポが当たったり、普段からピンスポもらっているところでは輝度の高いものに替えてもらったりしていた、と思う。
てなふーに、その日によって照明がチガウことがままある……んだが、これって誰がやっているの?
ムラの照明さんにはある程度のフリーハンドがある、とわたしは勝手に思っていた。わたしがっつーか、わたしの周りの人たちがそう言っているからそれを信じてきたというか。「退団する**ちゃん、いい照明もらってたね」「照明さんGJ!」みたいな使い方。
演出家がわざわざ「千秋楽は退団する**に、いつもとチガウ照明を当てるように」と個別に指示するとは思えないので。それがすごーくスターだっつーならともかく、微妙な立ち位置のジェンヌだったりすりゃ、なおさら。
毎日現場で舞台を作っている照明さんが、その場の判断でしているのかなと。
根拠はない。ただの思い込みだ。
日々のライトのひとつひとつまで、演出家が全部指示を出して、照明さんにはなんの自由もないもないのかもしれないし。
毎日演出家が舞台を見守り、毎日ダメ出しして毎日舞台を指揮しているのかもしれないし。そのため、なにか変化があったとすれば、それはすべて演出家が指示したことなのかもしれないし。
でも、初日の翌日、ウィリスとマカードルにわざわざライトが当たっているのを見て、わたしは「照明さんGJ!」と思った。演出の中村Aの功績だとは思わなかった(笑)。
だって、演出家指示なら、最初からライト当ててると思うんだ。秘書コンビはたしかに脇役だけど、中の人の学年や立ち位置ゆえに、作中にとってつけたミュージカルシーンを挿入している、しなければならない、という。あのとってつけた感からして、演出家は本筋を描いているとき背景にいるふたりに、注意は払っていないと思う。ゆえに、観客の注意を引くためのライトをふたりに当てるなんて、考えもしない。
幕が上がるまでを作る演出家ではなく、実際に幕が上がってから現場を作り続ける照明さんが、暗転の瞬間まで芝居をしている秘書コンビにライトをくれるよーになったんじゃないかと思ったんだ。
……もちろん、暗転の瞬間まで芝居をしているのは舞台にいる全員がだ。まついちだけが特別ぢゃない。けど、全員にライトを当てると演出プランが変わってしまうからそこまではできない。フリーハンドの中、やっていい範囲で、秘書コンビにライトをくれたんじゃないだろうか。
まっつが組替えするからとか、そんな意味もあったかもしれない。退団者に特別のライトをくれるように、そーゆーファンにしかわからないところで優しさをみせてくれるのが、ムラの照明さんだから。
てことで、わたしは勝手に照明さんに感謝してムラではずーっと当たり前に、手を取り合って喜ぶ秘書コンビを見ていた。
それが当たり前だったから。
東宝でも、とーぜんそんなふたりを見られると思っていた。
が。
東宝では、ふたりにライトはなかった……。
あっちゅー間に、闇に消える。
他の人たちと同じように。
ムラと東宝では、ライトが違っていた。
つまり、これは……。
翌日欄へ続く。
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