「記号」としてのジュリエット・1。@ロミオとジュリエット
2011年1月25日 タカラヅカ ジュリエットについて、わたしの好みを語る。
雪組公演『ロミオとジュリエット』のジュリエットは、ダブルキャスト。それゆえに、わたしには最初わかりにくかった。
ふたりのジュリエットが同時(同じ日の午前午後公演とか)に差し出されるもんで、アタマの悪いわたしは情報処理に時間が掛かった。
舞台人は、舞台の上がすべて。うまいヘタもそうだけど、わたしの場合なんつっても、好みかどうか。舞台以外の要因で左右したくない。……が、舞台以外の情報で雑念が混ざるのも事実。
ダブルキャストの片方、夢華さんに関しては厳しい目で見てしまったと思うよ、すまんねぇ。
なにしろ彼女は「研1でヒロイン」だ。現在宝塚歌劇団に在籍するすべての娘役よりも素晴らしい資質を持っていると、劇団に判断された人だ。また、100年近い歴史の中でも相当稀な事象であり、劇団史に残る美貌と実力を持っているということだ。
……ところが、『ロジェ』新人公演や『はじめて愛した』を見る限り、実力は「研1にしてはいいんじゃね?」程度で、美貌に関してはかなり肩すかしで、「全娘役以上」とか「劇団史に残る逸材」とは思えなかった。
だもんで、彼女の抜擢には納得できていない。この程度の実力なら、今までの研1生にもいくらでもいたレベルだ、それならせめて絶対的美貌を見せてくれ。
つーことでまず、見た目の話から。
最初から穿ち過ぎていたせいだろうか、実際目にした夢華ジュリエットは、とてもかわいかった。
あ、なんだ、かわいいじゃん。そう思った。
それは顔立ちや見せ方の技術というより、ひとえに若いということだった。
若いってすごい。肌のふわふわ感がチガウ!
ヅカのスターは、トップになるまでそれなりの時間が掛かる。お肌ふわふわのハタチそこそこの女の子がスターになれることは少ない。
でも、それでいいと思っている。タカラヅカの男役芸、娘役芸を観に行っているわけで、「若ければそれでイイ」とゆー、そのへんの女の子タレントが見たいわけじゃない。
技術と共に磨き抜かれた姿を見たくて、安くはないチケットを買っているのだから、トップスターはそれなりの年数をその身に刻んでくれてヨシ。
と、拳を握って力説するが、それはソレとして若さゆえの美しさが新鮮だったことも事実。
若いというか、幼い姿はジュリエットに合っていたし、もともとジュリエットっていうのは女の子をかわいく見せる役だ。ブロンドの長い髪、きれいなドレス、いくらでもかわいこぶってヨシのキャラクタ。
役で底上げされている上に、かわいいきれいな声で歌えるとなれば、さらにかわいく見える。
わたしは正面顔よりも横顔萌えの人間なので、鼻の低い人は好みではない。ゆえに夢華さんの顔は好みから大きくはずれているのだが、横顔に重点を置かない人には、及第点の顔立ちなのかもしれない。
劇団史に残る美貌とはとても思えないが、とりあえずはかわいい。
てゆーかやっぱ若い女の子はかわいいわ!(おばさん発言)
ただ、彼女の身体の大きさは、ロミオ@キムくんに致命的に合わない。
舞踏会のペタ靴をはじめ、ロミオがすごいハイヒールを履いている横で、スリッパみたいな靴底でしかないヒール皆無の靴を履かれると、視覚的にたのしくない。
と、身長面でまず首を傾げていたんだが、彼女のヴィジュアルについての最大のびっくりはそのあとにあった。
愛し合う若いふたりが一夜限りの愛を交わし、生木を裂かれるよーに別れを迎える切なくも美しい場面。
愛@せしるがしなやかに美しく踊り、雲雀の鳴き声がする……。
前日にもうひとりのジュリエット@みみちゃんを見て、その清らかな美しさと切なさに胸が熱くなった寝室の場面にて。
紗のカーテンが開き、寝台で身を起こす下着姿のジュリエットの、しどけない姿がそこに……ってところで、ジュリエットのカラダの厚みにびびった。
肩幅があるのは想定内だったが、あの胸板は……。
ここは折れそうに華奢でなくちゃだわ! 女子の夢そのものの可憐な姿でなくちゃだわ!
ロミオより分厚い胸板はナイわー。ドキドキしないわー。
他のどこより、ここがショックだった(笑)。
健康的な若い女の子のカラダつきなんだろうけど、タカラヅカで、ましてや「ジュリエット」で見たいカラダではなかったっす。とほほ。
この体格の夢華さんを相手役に恋を語ってサマになる男役というと、縦にも横にも相当大きくないと苦しいなと思わせる立派さでした。
ジェンヌは舞台に立ち続けることでどんどんきれいになるので、カラダの厚みに関しては何年か経てば改善されるのではないかと思う。
でもそれなら、娘役としてきれいにカラダを整えてから主演しろよって話だしなー。
とりあえず夢華さんはキャミドレスまんまではなく、肩にナニか羽織って登場させてあげた方が、本人にも観客にもやさしいと思うんだが、ダメなのかな。
とまあ外見的には、全娘役より上だとか、劇団史に残る美貌だとは、とても思えません。
顔は好みがあるからなあ。わたしは高い鼻と横に大きなクチが好きなので、鼻ぺちゃ+おちょぼ口というのはときめかないんだよなあ。
わたしはタカラヅカのタカラヅカらしいところを愛しているので、圧倒的な美貌やキラキラの華があれば、好みはともかくスターとしてアリだと思うんだが。
たとえばタニちゃんは鼻ぺちゃ+おちょぼ口でわたしの好みの顔立ちではまったくなかったけれど、あれほどの美貌とキラキラオーラを持っていたら、納得せざるを得なかった。この人はスターだ、と。
夢華さんはタニちゃんに顔のタイプは似てると思う……鼻とか口とかアゴとか。劇団の好きな顔なのかな? でもタニちゃんほどの美貌ではナイっすよ……。
んで、次はヴィジュアルではなく、芝居の話。
文字数ナイので続く。
雪組公演『ロミオとジュリエット』のジュリエットは、ダブルキャスト。それゆえに、わたしには最初わかりにくかった。
ふたりのジュリエットが同時(同じ日の午前午後公演とか)に差し出されるもんで、アタマの悪いわたしは情報処理に時間が掛かった。
舞台人は、舞台の上がすべて。うまいヘタもそうだけど、わたしの場合なんつっても、好みかどうか。舞台以外の要因で左右したくない。……が、舞台以外の情報で雑念が混ざるのも事実。
ダブルキャストの片方、夢華さんに関しては厳しい目で見てしまったと思うよ、すまんねぇ。
なにしろ彼女は「研1でヒロイン」だ。現在宝塚歌劇団に在籍するすべての娘役よりも素晴らしい資質を持っていると、劇団に判断された人だ。また、100年近い歴史の中でも相当稀な事象であり、劇団史に残る美貌と実力を持っているということだ。
……ところが、『ロジェ』新人公演や『はじめて愛した』を見る限り、実力は「研1にしてはいいんじゃね?」程度で、美貌に関してはかなり肩すかしで、「全娘役以上」とか「劇団史に残る逸材」とは思えなかった。
だもんで、彼女の抜擢には納得できていない。この程度の実力なら、今までの研1生にもいくらでもいたレベルだ、それならせめて絶対的美貌を見せてくれ。
つーことでまず、見た目の話から。
最初から穿ち過ぎていたせいだろうか、実際目にした夢華ジュリエットは、とてもかわいかった。
あ、なんだ、かわいいじゃん。そう思った。
それは顔立ちや見せ方の技術というより、ひとえに若いということだった。
若いってすごい。肌のふわふわ感がチガウ!
ヅカのスターは、トップになるまでそれなりの時間が掛かる。お肌ふわふわのハタチそこそこの女の子がスターになれることは少ない。
でも、それでいいと思っている。タカラヅカの男役芸、娘役芸を観に行っているわけで、「若ければそれでイイ」とゆー、そのへんの女の子タレントが見たいわけじゃない。
技術と共に磨き抜かれた姿を見たくて、安くはないチケットを買っているのだから、トップスターはそれなりの年数をその身に刻んでくれてヨシ。
と、拳を握って力説するが、それはソレとして若さゆえの美しさが新鮮だったことも事実。
若いというか、幼い姿はジュリエットに合っていたし、もともとジュリエットっていうのは女の子をかわいく見せる役だ。ブロンドの長い髪、きれいなドレス、いくらでもかわいこぶってヨシのキャラクタ。
役で底上げされている上に、かわいいきれいな声で歌えるとなれば、さらにかわいく見える。
わたしは正面顔よりも横顔萌えの人間なので、鼻の低い人は好みではない。ゆえに夢華さんの顔は好みから大きくはずれているのだが、横顔に重点を置かない人には、及第点の顔立ちなのかもしれない。
劇団史に残る美貌とはとても思えないが、とりあえずはかわいい。
てゆーかやっぱ若い女の子はかわいいわ!(おばさん発言)
ただ、彼女の身体の大きさは、ロミオ@キムくんに致命的に合わない。
舞踏会のペタ靴をはじめ、ロミオがすごいハイヒールを履いている横で、スリッパみたいな靴底でしかないヒール皆無の靴を履かれると、視覚的にたのしくない。
と、身長面でまず首を傾げていたんだが、彼女のヴィジュアルについての最大のびっくりはそのあとにあった。
愛し合う若いふたりが一夜限りの愛を交わし、生木を裂かれるよーに別れを迎える切なくも美しい場面。
愛@せしるがしなやかに美しく踊り、雲雀の鳴き声がする……。
前日にもうひとりのジュリエット@みみちゃんを見て、その清らかな美しさと切なさに胸が熱くなった寝室の場面にて。
紗のカーテンが開き、寝台で身を起こす下着姿のジュリエットの、しどけない姿がそこに……ってところで、ジュリエットのカラダの厚みにびびった。
肩幅があるのは想定内だったが、あの胸板は……。
ここは折れそうに華奢でなくちゃだわ! 女子の夢そのものの可憐な姿でなくちゃだわ!
ロミオより分厚い胸板はナイわー。ドキドキしないわー。
他のどこより、ここがショックだった(笑)。
健康的な若い女の子のカラダつきなんだろうけど、タカラヅカで、ましてや「ジュリエット」で見たいカラダではなかったっす。とほほ。
この体格の夢華さんを相手役に恋を語ってサマになる男役というと、縦にも横にも相当大きくないと苦しいなと思わせる立派さでした。
ジェンヌは舞台に立ち続けることでどんどんきれいになるので、カラダの厚みに関しては何年か経てば改善されるのではないかと思う。
でもそれなら、娘役としてきれいにカラダを整えてから主演しろよって話だしなー。
とりあえず夢華さんはキャミドレスまんまではなく、肩にナニか羽織って登場させてあげた方が、本人にも観客にもやさしいと思うんだが、ダメなのかな。
とまあ外見的には、全娘役より上だとか、劇団史に残る美貌だとは、とても思えません。
顔は好みがあるからなあ。わたしは高い鼻と横に大きなクチが好きなので、鼻ぺちゃ+おちょぼ口というのはときめかないんだよなあ。
わたしはタカラヅカのタカラヅカらしいところを愛しているので、圧倒的な美貌やキラキラの華があれば、好みはともかくスターとしてアリだと思うんだが。
たとえばタニちゃんは鼻ぺちゃ+おちょぼ口でわたしの好みの顔立ちではまったくなかったけれど、あれほどの美貌とキラキラオーラを持っていたら、納得せざるを得なかった。この人はスターだ、と。
夢華さんはタニちゃんに顔のタイプは似てると思う……鼻とか口とかアゴとか。劇団の好きな顔なのかな? でもタニちゃんほどの美貌ではナイっすよ……。
んで、次はヴィジュアルではなく、芝居の話。
文字数ナイので続く。
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