名作で、作品を好きで、贔屓の役が好きで、贔屓の出番が多いなんて公演は奇跡である。
 ヅカヲタやって長いけど、そんな幸運に遭遇することは相当稀である。

 つーことで、『ロミオとジュリエット』公演中は祭り状態、自分でもありえない勢いでリピートしていた。

 加えて、次の『黒い瞳』『ロック・オン!』も、『ロミジュリ』ほどのハイクオリティ作品じゃないにしろ、ヅカでは十分に良作。そこに贔屓が2番手格で出演する……ってことで、まさかの奇跡継続! 盆と正月がいっぺんに来た浮かれっぷり。

 ナニが起こってるの、シアワセ過ぎてコワイ……!状態だったんだが。

 はい。
 所詮は奇跡。
 滅多に起こらないからこその奇跡。
2011/02/10

2011年 公演ラインアップ【梅田芸術劇場メインホール】<7月・雪組『ハウ・トゥー・サクシード』>


2月10日(木)、2011年宝塚歌劇公演ラインアップにつきまして、梅田芸術劇場メインホール公演の上演作品が決定いたしましたのでお知らせいたします。

雪組
■主演・・・(雪組)音月 桂

◆梅田芸術劇場メインホール:2011年7月1日(金)~7月17日(日)
一般前売:2011年5月1日(日)
座席料金:S席8,500円、A席6,000円、B席3,000円(税込)

ミュージカル
『ハウ・トゥー・サクシード』
How To Succeed in Business Without Really Trying!
-努力しないで出世する方法-

原作/シェパード・ミード
脚本/エイブ・バローズ、ジャック・ウェインストック、ウィリー・ギルバート
作詞・作曲/フランク・レッサー
脚色・演出/酒井澄夫

1961年にブロードウェイで初演され、1417回のロングラン記録を持ち、1962年度のトニー賞最優秀ミュージカル賞など数々の賞に輝いたヒット作で、現在ブロードウェイでの再演が大きな話題となっている『ハウ・トゥー・サクシード-努力しないで出世する方法-』。宝塚歌劇では1996年に真矢みき、純名里沙、愛華みれを中心とした花組で上演し、大好評を博しました。1950年代のアメリカのビジネスマン社会を皮肉ったミュージカルで、話題のビジネス成功法を耳にした窓拭き青年フィンチが、波乱万丈の出世街道を驀進する姿をユーモラスに描いたコメディ作品です。

 『H2$』かよ……。

 その96年の真矢みき時代に観劇しました。
 名作らしい、楽しいらしいと前評判は聞いていたけれど。

 わたしには、まったく合いませんでした。

 バド@タモさんが面白かっただけで、主人公のフィンチ@ミキちゃんはいいとしても、他の役もストーリーも疑問だらけ、なんでこれ、ヅカでやらなきゃいけないの?? と、がっくりと肩を落とし、2度と観に行かなかった。
 バドが面白いっつっても、悪意のある滑稽さはわたしの好みじゃないっす……。

 物語ではなくショーだと割り切って、ナンバーを楽しむなら、アリなのかなあ。

 『ロミジュリ』『黒い瞳』『ロック・オン!』と、奇跡が続いたんだもの。このへんでがっくり落ちるのは仕方ない。
 てゆーかこれは、びんぼーなわたしへの財政を立て直すチャンス到来なのだわきっと。
 贔屓が出る以上観劇はするけれど、アホみたいにリピートはしないだろーから、『ロミジュリ』や全ツで使いすぎてすっからかんのお財布を、次の公演までに人並みに戻せということなんだわ。や、1公演自粛したところで人並み以下にしかなれないびんぼー人だけどなっ。

 
 しかし、夏の梅芸公演とわたしは基本相性が良くないなー。
 てゆーか1本モノのミュージカルと決まっているらしいハコなので、海外ミュージカルがあまり得意でないわたしには鬼門となっている模様。
 2年前の『ME AND MY GIRL』が発表されたときもヘコんだなー。1回観る分にはいいけど、贔屓がその他大勢で出演だとリピートはつらいなーと。
 タカラヅカ的に構成し直したミュージカルはいいんだけど、翻訳の古さまでそのまんま?な、ただの輸入モノはヅカで観たくないっすよ。タカラヅカの良さが活きない。
 んで『ME AND MY GIRL』のときも思ったな、通わなくて済むからお財布にやさしい公演だと。そう前向きに捉えていたんだが結局贔屓は出演せず、まさかの大出費になったんだっけ……なつかしー。


 えーと。 
 わたしの好みではない、というだけで、世の中的には名作で人気作なんじゃないかなと思います、多分、きっと。
 2番手までのファンは楽しめるんじゃないかなあ。
 まっつはなんの役になるのやら。タータンあたりかな。

 てゆーかヒロイン誰なのよ。
 トップ出演作に、ヒロインがわからないなんて、やっぱおかしいよ歌劇団。

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