美男子名鑑のページを繰るがごとく。@メイちゃんの執事
2011年2月14日 タカラヅカ 組カラーがなくなって久しいと言われる昨今。
「ダンスの花」とか「日本物の雪」とか、そーゆーのは確かにそのときのトップスターの持ち味によって変化しがちだと思う。
でも、トップひとりがどうこうではなく、変化しようのない組全体の持ち味ってのは、あると思う。
最近とみに思うのは、星組の「タカラヅカ」力、ハンパネェ!!ってこと。
歌唱力とかダンス力とか、成績表に付けられる技術ではなく、「タカラヅカ」力。
たとえばサイトーくんのトンデモ作品を上演した場合、星組だとなんかぶっ飛んだスペクタクル作になるが、他組だとそうでもない。宙だとなんか薄くなったし、雪だと重苦しくなったし、月だと小さくまとまった。(花はサイトーくんと縁がないのではぶく)
どの組を落としているというのではなくて、組の持ち味、得意分野の話。人間の集まりである以上、個人と同じように、組にもそれぞれ個性があり、得手不得手がある。
星組の得意分野は「ザ・タカラヅカ!」。
良くも悪くも派手にコテコテに異世界を、ファンタジーを創りあげる。
『メイちゃんの執事-私(わたくし)の命に代えてお守りします-』も、星組ならではの異世界感に充ち満ちている。
異文化コラボである以上タカラヅカらしくないこともいっぱい詰まっているのに、それでも全部飲み込んでひっくるめて「タカラヅカ」以外のナニモノでもない公演にしてしまった。
冒頭で理人@ベニーがタイトルのあの恥ずかしい台詞をしれっと言うんだが、それだけでもお、うひゃーと思う。キターーッ!と思う。
そして、タカラヅカならではのキラキラした人々が原作を再現しつつ、ずらりと並ぶオープニングはテンション上がる。『逆転裁判』にしろ『相棒』にしろ、コラボ作品は映像使いまくりでふたつの世界の橋渡しをするのね。面白いわ。
理人@ベニーの格好良さ。
このビジュアルだけでココまで来た……それを遺憾なく発揮してくれるイロモノ主演。
てゆーかベニーってほんと「タカラヅカ」な人だなあ。タカラヅカって技術だけじゃないんだよ、+αが必要なの。
ベニーはいろいろと足りていない人で『スカーレット・ピンパーネル』新人公演以降あれよあれよという間にこんなところまで来ちゃったわけだが、足りていないからこそ持っている彼だけの魅力を磨いて欲しい。いやほんと面白いから、彼。
で、そこは磨きを掛けて、さらに、足りていない部分も埋めていって欲しいなと。
バウサイズでイロモノ作品でならば、ベニーがベニーであるだけでぶっちぎれるけど、今後を思うと不安もある……いろいろと(笑)。頼む、もう少し実力を……と。
でもさー、この「ベニーがベニーであるだけでぶっちぎれる」てのが、彼の魅力だよな。ソレが出来るか出来ないかですよ、ヅカの真ん中ができるか否かは。他の演劇ならいざ知らず、「タカラヅカ」では。
1回限りの新公なら、イロモノバウ公演なら、と但し書き付きでも、ベニーはぶっちぎるもんなあ。
そして、タカラヅカ力と実力の乖離で不安……というと、なんといっても忍@真風。
黙って立ってるだけ、あるいは短い台詞だけならマジ格好いい美しい。
これぞタカラヅカ! 男装の麗人かくあるべし!な人。
しかし。
ひとりで歌い出したときには、どーしよーかと……(笑)。
死@『ロミオとジュリエット』はほんとに彼を鍛えたんだな。ビジュアルの美しさ、男役としての見せ方が上がってますよ。
だからこそ、声を出したときのとほほ感ってば……。
若手男役ってのは通常、等身大の若者や子どもしか演じられない・見えないもんだ。なのにこの学年で「大人」に見える真風くんの容姿は素晴らしい。
いやその、みやるりに「おっさん」呼ばわりされる真風、って、なんのプレイ?ってゆーかまあ、大変だなどっちもっつーか(笑)。
こんだけの武器を持っているんだから、ソレを活かすためにも技術を身につけて欲しい。いや切実に。
外見は心から好みなんだ。ほんっとにもー、これでもかっつーくらい好みだ。彼だけ眺めてうっとりしていられるくらいだ。
でもわたしは声フェチでもあってね……歌ダンス芝居では芝居を最重要視していることもあってね……声と芝居をもう少し、なんとか……頼むよー(笑)。
ビジュアルと実力が高く、安心して見ていられたのは、なんといっても剣人@みやるり。
あーもーいいなー。あの美貌とキラキラ感!! そしてなにより、声。
かわいこちゃんな豆柴役でも、あの男前な声がある限り、絶対に女の子にならない。女装も正しく女装だし! あんなに美人さんなのに。
あのかわいらしくも迫力のある美貌で、あの男子な声でしっかりと芝居されちゃったりすると、すげーときめく。
ベニーのように技術じゃない部分で持っていかれちゃったりするのも快感!なんだけど、みやるりのようにかっちり実力で小細工無しのど真ん中勝負を仕掛けてくる人も、好きだ。
てゆーかほんとこの公演、単に美形を揃えただけでなく、いろんなアプローチをしてくるオトコマエたちを揃えているの。
人によってツボってチガウじゃん? 顔に好みがあるように、口説かれ方にも好みがあるっちゅーか。
いろんなタイプの執事を並べてさあお好みは?とやるだけでなく、役者としてのタイプまで取りそろえている。
みやるりは理人や忍みたいな役ももちろんできるけれど、せっかく技術があるのだから、ハッタリだけでは空回りしてウザくなるだろう豆柴役で実力を見せつけて。
豆柴役は難しいわりにオイシイ役ではないんだけど、それゆえに、そこをきっちり技術の裏打ちアリでこなしてみせるハンサムくんには、それ系にときめく女子が付きますから(笑)。ルキーニが派手でオイシイのはわかるけど、フランツにハマる人も一定数いるんですよっていう。……まあ、劇団がトップにしたいのはルキーニの人で、フランツの人ではないってのがイタイけどさ。
ベニー、真風、みやるりと、顔立ちだけでなくいろんな意味でタイプの違う美形3人をぞろっとバウに並べられる強さ。
ヅカファンだけでなく、はじめてヅカに触れる女子な心を持った人々に、いろんな角度から魅力をアピールする。こんなに男前が揃ってますよ、どの子がお好みですか?
たのしいなあ。
異文化コラボであってなお、これぞタカラヅカ!な世界を、ファンタジーを見せてくれる。
その安心感と、快感ときたら。
「ダンスの花」とか「日本物の雪」とか、そーゆーのは確かにそのときのトップスターの持ち味によって変化しがちだと思う。
でも、トップひとりがどうこうではなく、変化しようのない組全体の持ち味ってのは、あると思う。
最近とみに思うのは、星組の「タカラヅカ」力、ハンパネェ!!ってこと。
歌唱力とかダンス力とか、成績表に付けられる技術ではなく、「タカラヅカ」力。
たとえばサイトーくんのトンデモ作品を上演した場合、星組だとなんかぶっ飛んだスペクタクル作になるが、他組だとそうでもない。宙だとなんか薄くなったし、雪だと重苦しくなったし、月だと小さくまとまった。(花はサイトーくんと縁がないのではぶく)
どの組を落としているというのではなくて、組の持ち味、得意分野の話。人間の集まりである以上、個人と同じように、組にもそれぞれ個性があり、得手不得手がある。
星組の得意分野は「ザ・タカラヅカ!」。
良くも悪くも派手にコテコテに異世界を、ファンタジーを創りあげる。
『メイちゃんの執事-私(わたくし)の命に代えてお守りします-』も、星組ならではの異世界感に充ち満ちている。
異文化コラボである以上タカラヅカらしくないこともいっぱい詰まっているのに、それでも全部飲み込んでひっくるめて「タカラヅカ」以外のナニモノでもない公演にしてしまった。
冒頭で理人@ベニーがタイトルのあの恥ずかしい台詞をしれっと言うんだが、それだけでもお、うひゃーと思う。キターーッ!と思う。
そして、タカラヅカならではのキラキラした人々が原作を再現しつつ、ずらりと並ぶオープニングはテンション上がる。『逆転裁判』にしろ『相棒』にしろ、コラボ作品は映像使いまくりでふたつの世界の橋渡しをするのね。面白いわ。
理人@ベニーの格好良さ。
このビジュアルだけでココまで来た……それを遺憾なく発揮してくれるイロモノ主演。
てゆーかベニーってほんと「タカラヅカ」な人だなあ。タカラヅカって技術だけじゃないんだよ、+αが必要なの。
ベニーはいろいろと足りていない人で『スカーレット・ピンパーネル』新人公演以降あれよあれよという間にこんなところまで来ちゃったわけだが、足りていないからこそ持っている彼だけの魅力を磨いて欲しい。いやほんと面白いから、彼。
で、そこは磨きを掛けて、さらに、足りていない部分も埋めていって欲しいなと。
バウサイズでイロモノ作品でならば、ベニーがベニーであるだけでぶっちぎれるけど、今後を思うと不安もある……いろいろと(笑)。頼む、もう少し実力を……と。
でもさー、この「ベニーがベニーであるだけでぶっちぎれる」てのが、彼の魅力だよな。ソレが出来るか出来ないかですよ、ヅカの真ん中ができるか否かは。他の演劇ならいざ知らず、「タカラヅカ」では。
1回限りの新公なら、イロモノバウ公演なら、と但し書き付きでも、ベニーはぶっちぎるもんなあ。
そして、タカラヅカ力と実力の乖離で不安……というと、なんといっても忍@真風。
黙って立ってるだけ、あるいは短い台詞だけならマジ格好いい美しい。
これぞタカラヅカ! 男装の麗人かくあるべし!な人。
しかし。
ひとりで歌い出したときには、どーしよーかと……(笑)。
死@『ロミオとジュリエット』はほんとに彼を鍛えたんだな。ビジュアルの美しさ、男役としての見せ方が上がってますよ。
だからこそ、声を出したときのとほほ感ってば……。
若手男役ってのは通常、等身大の若者や子どもしか演じられない・見えないもんだ。なのにこの学年で「大人」に見える真風くんの容姿は素晴らしい。
いやその、みやるりに「おっさん」呼ばわりされる真風、って、なんのプレイ?ってゆーかまあ、大変だなどっちもっつーか(笑)。
こんだけの武器を持っているんだから、ソレを活かすためにも技術を身につけて欲しい。いや切実に。
外見は心から好みなんだ。ほんっとにもー、これでもかっつーくらい好みだ。彼だけ眺めてうっとりしていられるくらいだ。
でもわたしは声フェチでもあってね……歌ダンス芝居では芝居を最重要視していることもあってね……声と芝居をもう少し、なんとか……頼むよー(笑)。
ビジュアルと実力が高く、安心して見ていられたのは、なんといっても剣人@みやるり。
あーもーいいなー。あの美貌とキラキラ感!! そしてなにより、声。
かわいこちゃんな豆柴役でも、あの男前な声がある限り、絶対に女の子にならない。女装も正しく女装だし! あんなに美人さんなのに。
あのかわいらしくも迫力のある美貌で、あの男子な声でしっかりと芝居されちゃったりすると、すげーときめく。
ベニーのように技術じゃない部分で持っていかれちゃったりするのも快感!なんだけど、みやるりのようにかっちり実力で小細工無しのど真ん中勝負を仕掛けてくる人も、好きだ。
てゆーかほんとこの公演、単に美形を揃えただけでなく、いろんなアプローチをしてくるオトコマエたちを揃えているの。
人によってツボってチガウじゃん? 顔に好みがあるように、口説かれ方にも好みがあるっちゅーか。
いろんなタイプの執事を並べてさあお好みは?とやるだけでなく、役者としてのタイプまで取りそろえている。
みやるりは理人や忍みたいな役ももちろんできるけれど、せっかく技術があるのだから、ハッタリだけでは空回りしてウザくなるだろう豆柴役で実力を見せつけて。
豆柴役は難しいわりにオイシイ役ではないんだけど、それゆえに、そこをきっちり技術の裏打ちアリでこなしてみせるハンサムくんには、それ系にときめく女子が付きますから(笑)。ルキーニが派手でオイシイのはわかるけど、フランツにハマる人も一定数いるんですよっていう。……まあ、劇団がトップにしたいのはルキーニの人で、フランツの人ではないってのがイタイけどさ。
ベニー、真風、みやるりと、顔立ちだけでなくいろんな意味でタイプの違う美形3人をぞろっとバウに並べられる強さ。
ヅカファンだけでなく、はじめてヅカに触れる女子な心を持った人々に、いろんな角度から魅力をアピールする。こんなに男前が揃ってますよ、どの子がお好みですか?
たのしいなあ。
異文化コラボであってなお、これぞタカラヅカ!な世界を、ファンタジーを見せてくれる。
その安心感と、快感ときたら。
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