僕は狂ってなどいない。@ロミオとジュリエット
2011年3月4日 タカラヅカ 『ロミオとジュリエット』感想いろいろ。
結婚式はなんつっても、ジュリエットを迎えるロミオ@キムだ。
カーテンが開いて、ロミオが立っている。……このときの顔が、すごくイイ。
ロミオを「男」なんだなと思う。
神父様@にわさんの庵から去るときとか、乳母@コマの元から去るときとか、すごく子どもっぽいのに。
礼拝堂でジュリエットを待つロミオは、「男」だ。少年ではなく。
ジュリエットが来ることを「知っている」。
来なかったらどうしよう、なんてカケラも思わない。昨日出会ったばかりの敵方の少女が彼を愛し、その愛だけで昨日の今日結婚式に来ると、疑いもしない。
彼は当然のこととして待つ。その、顔。
わたしはキムロミオに恋が出来る。
この、ジュリエットを待つロミオを見るだけで。
彼にときめく。
彼を、愛しいと思う。
ジュリエットの結婚式衣装は残念だなあと思う。星組版の方がよかったなー。
乳母とカーテン前で会ったあと、「さあ準備を」と言われたのに、なんの準備もせず、めちゃ普段着で結婚式に行くジュリエットに、誠心誠意ツッコミましたとも。準備してへんやーん!と(笑)。
オトメなら着替えようよ、着飾ろうよ!!
ロミオとジュリエットの背後で、特撮ヒーローばりに闘ってる愛@せしると死@咲ちゃんも素敵です。つか愛、強すぎだ。
2幕の群衆場面、「狂気の沙汰」は貴重な青チームのみなさんを見られる箇所。
すぐにベンヴォーリオ@まっつ登場で、視界が偏っちゃうのでほんとろくに見られない……。
赤青それぞれにロミオとジュリエットの結婚を嘆いていたのに、ベン様とマーキューシオ@ちぎ登場で、赤チームはざーっと去っていくのね。その去りっぷりに感心してみたり。波が引くみたいだ。
ロミオ登場で曲は「街に噂が」になる。
この歌が好きだ。
憎しみと狂気を歌う青チームと、愛を歌うロミオ。
わたしの視界は偏っていて、ベン様しか基本見ていないんだが。
だからこそ……かな。
愛を叫ぶロミオに、泣きたくなる。
群衆の前で、個は無力だ。
グループ全員でたったひとりを責める、つるし上げる。「お前は狂っている」と。
ふつーこんだけやられたら、心が折れるって。
自分がロミオの立場だったら、と思うとぞっとする。
もうこのコミュニティにはいられないよ。説得なんて考えず、泣いて逃げることしかできない。
仲間だった、友だちだった人たち全員に、自分以外のすべての人に、否定され、責められるんだ。
心病みますよ、んなことされたら。
それでもロミオは闘う。
無力なその身ひとつで。
「自分たちの間違いに、何故気付かないんだ」
こんな状況で自分の意見を言う、信念を曲げない……その、強さ。
「憎しみは消えない」と歌う群衆に対し、「憎しみを捨てて彼女への愛に生きてゆく」と返すロミオ。
群衆の歌う負の言葉を、ロミオはひとつずつ正の言葉に直していく。
間違ってない。ロミオはナニも間違っていない。だけど。
彼の正しさは、力を持たない。暴走した集団が、正しさを踏みにじる。力のない正しさなど悪だという証明に。
ベンヴォーリオを中心に、ロミオを責める側から見ているので。ロミオの強さに泣きたくなる。
強いからこそ彼は、さらに傷つく。さっさと降参してしまえばこれ以上なぶられないのに、最後まで抵抗するから、痛め続けられる。
で、キムくんの素敵なところは、この「正しいロミオ」が時折狂気を帯びること(笑)。
正しいのに、正義なのに、行き過ぎちゃって「あれ、みんなが言うようにこの人狂ってる?」になっちゃうのが、もお。
好きだわ~~(笑)。
狂気は広がり、赤チームのターンになる。
杏奈ちゃんの「ティボルトぉ」の台詞が、ひとことだけなのにルーシーちゃん@『ホップスコッチ』ぶり健在で、ひそかにウケる。ほんっと棒読みだよねー、ルーシーちゃん(笑)。
ロミオとジュリエットの結婚式を目撃したというキング。
彼を殴り倒すときにティボルト@ヲヅキがナニを投げているのか、最初わかってなかった。
そっか、酒瓶投げてるんだ……とわかってからは、かえっておかしいと思っている(笑)。
だって、キングを殴るだけでも「八つ当たり!」とアレな行動なのに、その八つ当たりするために、持っていた瓶を香音くんにパスするのがまた、オモシロ行動。
パスじゃなく、投げ捨てるとかならアリだと思うんだけど……。や、香音くんが空気読める人設定で、咄嗟にファインプレイでキャッチしている、ということなのかもしれないけど。
パスした、殴った、は、なんか愉快さん。
で、ここのキングがかっこいいんだなああ。
八つ当たりで殴られて気の毒なんだけど、それでもなおかっこいい。
口元ぬぐうのイイよね。
キャピュレットチームでは、ここがいちばん好きだ。
ティボルトの狂気も大好きで、彼に注目していても泣けるんだが、赤チームのみなさんの毒っぷりがまた、美しくもカッコイイ。
舞台奥に転がってる感じのりーしゃがえらいダークに美しいし、ティボルトに絡むときのいの莉ちゃんが色っぽくて好き。ひーこの無表情な人形っぽさも、かえってこわい。
杏奈&リサリサのお色気美女コンビが素晴らしいのは、言うまでもなく。
でもって。
朝風くんの狂気が、ど真ん中です。
好みすぎるんですが、どうしましょう!
この人、こわくない? 顔が大きいだけに(失礼)表情もよくわかって、すごいこわいんですけどっ。
場面のラスト、「この手で送り込むんだ、地獄へ」でティボルトの周囲にみんなが集まるところ。
朝風くん、舌なめずりしてた。
や、いつもじゃないので、何回かだけど。
あの大きな目を剥いて、舌を突き出して。まさしく、悪鬼の表情。
びびびびったーー!!
朝風くんってどんな人? こんだけダークオーラ全開に出来る下級生ってどうなのよ?
いやはや、好きです、好みですこの人。
結婚式はなんつっても、ジュリエットを迎えるロミオ@キムだ。
カーテンが開いて、ロミオが立っている。……このときの顔が、すごくイイ。
ロミオを「男」なんだなと思う。
神父様@にわさんの庵から去るときとか、乳母@コマの元から去るときとか、すごく子どもっぽいのに。
礼拝堂でジュリエットを待つロミオは、「男」だ。少年ではなく。
ジュリエットが来ることを「知っている」。
来なかったらどうしよう、なんてカケラも思わない。昨日出会ったばかりの敵方の少女が彼を愛し、その愛だけで昨日の今日結婚式に来ると、疑いもしない。
彼は当然のこととして待つ。その、顔。
わたしはキムロミオに恋が出来る。
この、ジュリエットを待つロミオを見るだけで。
彼にときめく。
彼を、愛しいと思う。
ジュリエットの結婚式衣装は残念だなあと思う。星組版の方がよかったなー。
乳母とカーテン前で会ったあと、「さあ準備を」と言われたのに、なんの準備もせず、めちゃ普段着で結婚式に行くジュリエットに、誠心誠意ツッコミましたとも。準備してへんやーん!と(笑)。
オトメなら着替えようよ、着飾ろうよ!!
ロミオとジュリエットの背後で、特撮ヒーローばりに闘ってる愛@せしると死@咲ちゃんも素敵です。つか愛、強すぎだ。
2幕の群衆場面、「狂気の沙汰」は貴重な青チームのみなさんを見られる箇所。
すぐにベンヴォーリオ@まっつ登場で、視界が偏っちゃうのでほんとろくに見られない……。
赤青それぞれにロミオとジュリエットの結婚を嘆いていたのに、ベン様とマーキューシオ@ちぎ登場で、赤チームはざーっと去っていくのね。その去りっぷりに感心してみたり。波が引くみたいだ。
ロミオ登場で曲は「街に噂が」になる。
この歌が好きだ。
憎しみと狂気を歌う青チームと、愛を歌うロミオ。
わたしの視界は偏っていて、ベン様しか基本見ていないんだが。
だからこそ……かな。
愛を叫ぶロミオに、泣きたくなる。
群衆の前で、個は無力だ。
グループ全員でたったひとりを責める、つるし上げる。「お前は狂っている」と。
ふつーこんだけやられたら、心が折れるって。
自分がロミオの立場だったら、と思うとぞっとする。
もうこのコミュニティにはいられないよ。説得なんて考えず、泣いて逃げることしかできない。
仲間だった、友だちだった人たち全員に、自分以外のすべての人に、否定され、責められるんだ。
心病みますよ、んなことされたら。
それでもロミオは闘う。
無力なその身ひとつで。
「自分たちの間違いに、何故気付かないんだ」
こんな状況で自分の意見を言う、信念を曲げない……その、強さ。
「憎しみは消えない」と歌う群衆に対し、「憎しみを捨てて彼女への愛に生きてゆく」と返すロミオ。
群衆の歌う負の言葉を、ロミオはひとつずつ正の言葉に直していく。
間違ってない。ロミオはナニも間違っていない。だけど。
彼の正しさは、力を持たない。暴走した集団が、正しさを踏みにじる。力のない正しさなど悪だという証明に。
ベンヴォーリオを中心に、ロミオを責める側から見ているので。ロミオの強さに泣きたくなる。
強いからこそ彼は、さらに傷つく。さっさと降参してしまえばこれ以上なぶられないのに、最後まで抵抗するから、痛め続けられる。
で、キムくんの素敵なところは、この「正しいロミオ」が時折狂気を帯びること(笑)。
正しいのに、正義なのに、行き過ぎちゃって「あれ、みんなが言うようにこの人狂ってる?」になっちゃうのが、もお。
好きだわ~~(笑)。
狂気は広がり、赤チームのターンになる。
杏奈ちゃんの「ティボルトぉ」の台詞が、ひとことだけなのにルーシーちゃん@『ホップスコッチ』ぶり健在で、ひそかにウケる。ほんっと棒読みだよねー、ルーシーちゃん(笑)。
ロミオとジュリエットの結婚式を目撃したというキング。
彼を殴り倒すときにティボルト@ヲヅキがナニを投げているのか、最初わかってなかった。
そっか、酒瓶投げてるんだ……とわかってからは、かえっておかしいと思っている(笑)。
だって、キングを殴るだけでも「八つ当たり!」とアレな行動なのに、その八つ当たりするために、持っていた瓶を香音くんにパスするのがまた、オモシロ行動。
パスじゃなく、投げ捨てるとかならアリだと思うんだけど……。や、香音くんが空気読める人設定で、咄嗟にファインプレイでキャッチしている、ということなのかもしれないけど。
パスした、殴った、は、なんか愉快さん。
で、ここのキングがかっこいいんだなああ。
八つ当たりで殴られて気の毒なんだけど、それでもなおかっこいい。
口元ぬぐうのイイよね。
キャピュレットチームでは、ここがいちばん好きだ。
ティボルトの狂気も大好きで、彼に注目していても泣けるんだが、赤チームのみなさんの毒っぷりがまた、美しくもカッコイイ。
舞台奥に転がってる感じのりーしゃがえらいダークに美しいし、ティボルトに絡むときのいの莉ちゃんが色っぽくて好き。ひーこの無表情な人形っぽさも、かえってこわい。
杏奈&リサリサのお色気美女コンビが素晴らしいのは、言うまでもなく。
でもって。
朝風くんの狂気が、ど真ん中です。
好みすぎるんですが、どうしましょう!
この人、こわくない? 顔が大きいだけに(失礼)表情もよくわかって、すごいこわいんですけどっ。
場面のラスト、「この手で送り込むんだ、地獄へ」でティボルトの周囲にみんなが集まるところ。
朝風くん、舌なめずりしてた。
や、いつもじゃないので、何回かだけど。
あの大きな目を剥いて、舌を突き出して。まさしく、悪鬼の表情。
びびびびったーー!!
朝風くんってどんな人? こんだけダークオーラ全開に出来る下級生ってどうなのよ?
いやはや、好きです、好みですこの人。
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