雪組全国ツアー『ロック・オン!』は、なんつーか……まっつのテンションについていけない(笑)。

 オープニングのギラギラぶりがねー、登場からして赤面モノというか、まっつなのにアクティヴでパッショネイトでハイテンションで……アンタ誰?!状態。

 あのまっつががなるよーに主題歌を歌い、短時間でもセンターにいる、という事態に混乱。
 そ、そうか、これは『ロック・オン!』で、まっつの立場的にこのパートをあの場所で歌うんだ。
 たとえ部分的にであっても、センターで歌うまつださんを見るのははじめてで。ええ、そんな立場になったことのない人ですから。(某ロケットボーイ以外で・笑)

 開演前にプログラムで出番だけざーっとチェック、彼を中心とした場面ナシの、劇団意志のはっきりとした扱いには「ちくしょーっ!!」と思いましたが(笑)、それでも今の立場に心臓ばくばく、半年前には夢にも思わない破格の扱い。

 なんかまっつのテンション変だー、と思っていたけれど、特に驚異……つか、はっきり「こわい(笑)」と思ったのは、客席降りにて。
 まっつは下手先頭なんだけど、だーっと下りて通路を走る、そのときに通路際のお客さんとハイタッチしていきます。
 おお、まっつがハイタッチ! と、ここでひとつ驚く。
 客席のかなり後ろの方まで行って、そこでしばらく歌い踊るわけだが、そこのまっつが……どうしちゃったの??
 の、のりのりでいらっしゃいます……。
 全身使って飛び跳ねるよーに踊り、指さしだーの、一本釣りだーのをがんがんなさってます。

 だ………誰? この人、誰? 知らない人だ……。

 さらに駄目押しの驚きは、客席降りタイムが終わってみんなが波が引くみたいにざーっとステージの上に戻る折、まっつひとりノリノリでいつまでも通路奥にいて、客席に向かってアピりまくっているという……。
 いつまでもやってるからステージ戻るの遅くなっちゃって、上手通路先頭のみみちゃんがもうステージへの階段上ってるあたりで、まっつがすげー勢いで走って追いつこうとして、でも明らかに遅れてますよっていう。
 キムくんよりは先にステージ戻ったからセーフなんだけど。

 あのまっつが、客席アピール?! ファンサービス?! 繰り返すけど、あの、まっつが?!!

 いや、彼はこの公演で2番目の位置にいる人なんだから、お仕事としてそれくらいはやらなきゃいけないと思う、当然のことをしているだけだと思う。
 それでも、びびる。アレ誰?!と、終演後にまっつメイトとガクブルするくらいには、特異な姿!!

 あのまっつの背中にはチャックがついていて、中に誰か別の人が入っているのかもしれません……。

 とまあ、オープニングですでに息も絶え絶えでした(笑)。

 
 でもってオペラ座の代わりの新場面って、そのかバウの使い回しなんだね。
 予備知識なく見ていたので、フロックコートの男たちが古いレコードの音に合わせて絡み出して「え、コレあたしこの間観たわよ??」ととまどった。

 紳士倶楽部……というか、ぶっちゃければホモが集まっていちゃこらする目的の部屋で、同好の士だからそこにいる人誰口説いてもOK!っていうか、実際そういうもんかもしれないけど、みんなほんとてきとーにあちこちでいちゃこらしていて、と。
 そこでのまつださんの貫禄が、なんかすごいです(笑)。

 若い男の子たちがそれぞれカップルになって踊ってたりするんだけど、まっつひとり相手ナシ……というか、相手にしていない感じ。
 まあひとりだけ年長なのはあるだろうけど、それにしてもこのお高い感は……(笑)。

 こーゆー場面ではなんつってもひろみちゃんの魅力が炸裂しますな。あの美貌、あの背徳的な色気。彼は実にいい仕事をしている!
 そしてまっつは、ひろみちゃんとはまったくチガウ色気をまとっている。
 組が変わり、立場が変わってもまっつはまっつ、このエロさはまっつ特有のモノだ。
 ただ、まっつのそのエロさは……キムくんと合ってるのかなあ?

 えー、ここでキム×まつがあります。

 ホモ部屋へやってきたホモ達人のキムくんが、そこにいる男の子たちを次々口説いていくという振付。男の子たちはみんなメロメロ腰砕け、と。
 されど最後に残ったお高い男、まっつは一筋縄ではいきませんよ……と対峙して。

 ふたりのダンス、リフト付き、そしてさらにキスシーン有り。

 えーと。
 けっこうぽかーんな感じで見ました。ナニが起こっているのかと(笑)。

 まっつが、受です。

 えーと、そのー。
 まっつが、なんつーんですか、「受け身です」という役割のエロ顔をしております。

 いやそのしみじみ、まっつって、攻しかやってこなかったんだなあ、と思った(笑)。えーっと、若い頃はともかく、大人になってから。
 『EXCITER!!』でまとぶさんを口説くところとか、彩音ちゃん口説くところとか、とにかく彼のエロ場面ってのはS基本の攻基本……同じ場面でも自分から上着脱いで悶え顔しちゃうみわさんとは属性がチガウとゆーか。
 あんなにちっこくて華奢なのに、何故か攻ばっかやって来た人だから(女役もやったことないしね)、いざ受をやるとなると……大変だなー(笑)。

 まっつは真面目に役割分担する人だと思う。その昔、『ファントム』お茶会で「あそこは受として応えないといけないと思って」とか発言したんだよね? 受け身、ではなく「受」と言い切ったことでまっつってBL用語知ってるんだ?!とファンがびびったという(笑)。
 フィナーレの男役群舞にて、なんか王子にスイッチ入っちゃったらしく、まっつ相手にBL的な絡みを仕掛けてくる、それでなんかまっつもそれらしい感じで絡んでいる、それについての発言が、上記の「受として」。
 当時はいろんなところで「まっつが、自分は受だと言った!!」と話題になりましたね……(笑)。

 まあそういう人だもんな、きっと今回も大真面目に「受として応えないと!」と思ってるんだろうなあ。

 なんだろう……見てはいけないモノを見た気がする(笑)。

 キムくんはいいんだ、彼のああいう能動的な役は好きだ。毒のある役は大好物だ。
 しかし、その相手がまっつだと……合ってるんだろうか、このふたり?

 キスシーンまであると思わなかった……というか、アレ、ほんとにキスシーンなの?
 初日は2回ともふたりの顔の位置がびみょーっつーか、「口、当たってないよね、その角度と位置ぢゃあ」な感じで、顔をぶつけているだけで、キスしてるよーに見えなかったんだが……がんばれ同期……もっと息を合わせてだな……。

 なのにその直後、キムくんが口元をぬぐいながら「にやり」とするので……いやもお、どうしようかと。その、いろいろと(笑)。

 とりあえず、楽しいです。萌えかどうかは置いておいて(笑)。

 ……相手がそのかだったら萌え狂ってると思いますが……キムくんがどうとかぢゃなくて、オレもともと園松だから。つか、キムくんにもこんなに合わない相手役でごめんなキモチっつーか(笑)。

 リピートすればきっと目も慣れて(笑)、萌えられるようになるんだと期待しておきまっつ。

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