てことで、追いかけて四日市、2回目。
 水しぇん追いかけて「四日市ってどこ?」と、わけもわからないままたどり着いた地。あれから6年。
 全国ツアー『銀の狼』で3番手やってたキムくんが、トップスターになってはじめての全国ツアーなんだ。
 『銀の狼』がダイスキだったこと、レイ@水くんが好きすぎて、ジャンルイ@キムくんと、大統領(偽)@ハマコが好きだったこと、それらを一気に思い出し、なつかしく切なくなった。
 コム姫時代の雪組も、やっぱり大好きだったんだ。

 そんな四日市。
 場所はなんとなーくおぼえてるから、地図も持たずてきとーにふらふら行き、チケットないからサバキ待ちして。

 チケットを持っていない今回の遠征のテーマはずばり、下手で観る。

 初日からいろんな会場でいろんな席で観ているのに、下手に坐ったのはたった1回。梅芸3階席観劇1回をのぞけば残りすべて1階10列目より後ろでは観ていない、偏ったチケ事情、しかもソレがセンターから上手側ばっかだったの。
 おかげでキムくんやみみちゃんはじめ上手通路を降りる人たちのタッチを得られたり、花道で踊る下級生の目線もらったりいろいろ楽しかったけれど、下手通路のまっつのことは指をくわえて眺めるばかり。
 そしてラストの挨拶時は、一歩前に出るキムくんのおかげでまっつは全滅、カケラも見えないし。センターブロックでも下手側でないと見えないんだ。トップの大羽根おそるべし。

 後ろでもなんでもいいから、下手で観る。
 プガチョフの最後の表情だって下手でないと見えないし、幕が閉まる瞬間の羽根を背負ったまっつのお手振りだって下手でないと見えないんだから。
 なにがなんでも下手!!

 とゆー、祈りが神様に届いたのでしょうか。

 無事、後方センターブロック下手通路際ゲット。
 客席降りまっつの定地点。

 まつださんが真横だ……。

 ぽかんと彼を見上げ、固まってました。
 笑うまっつははにわのよーでした……。(もっとマシな表現はないのか)
 いやその、目が黒い空洞に見えて、口も黒い空洞で。どっちも横長の線になっていて。

 タッチもしてもらえました。はい。
 ありがとうございます。てゆーか、そっから先、しばらく記憶がナイ……。ホモの館のキムくん客席登場あたりでよーやく、正気に返った(笑)。

 しばらく手を洗わない! と、少女のようなことを思った……ことを、終演後の化粧室で、手を洗っているときに思い出した。←

 下手から眺める『黒い瞳』『ロック・オン!』は新鮮でした。

 プガ様の後ろアタマしか見えなかったところが、ちゃんと顔が見える!
 キムくんの羽根に負けず、笑ってるまっつが見える!

 プガ様はさらに落ち着いたというか、こなれてきたというか、彦根ほどおっさんに行き過ぎず、うまいあたりに着地している印象。
 お化粧変えるの面倒なのかな、プガチョフ化粧のままやってる『ロック・オン!』は、まっつにしてはとにかく濃い顔、濃い化粧。そのぶっといモミアゲはナニ、ぶっとい眉はナニ。……公演を重ねるにつれ、さらに濃くなってる気がするんですが(笑)。
 「涼しい、クールな男役」だった未涼さんが、なんか暑苦しくカッコつけてて、困る。……格好良くて。

 市川以来のまっつメイト、梅芸以来のまっつメイトとも合流し、「まっつカッコイイ」しか言わない時間を過ごし、「まっつって、絶対自分をカッコイイと思ってるよね、そーゆー顔して踊ってるよね、ムカつくー!(笑) でもカッコイイ~~」とか、支離滅裂なことをゆーて過ごしました。

 昼公演、夜公演とも客席には雪組『ニジンスキー』組がいて、きゃーきゃー盛り上がってました。
 はじめてナマを近くで見た翔くんがマジきれいでびびったり、あすくんのかわいかっこよさにきゅんとなったりしたのはいいんだが、ええっと、その。
 ひそかに、しゅうくんのかわいい女の子な笑顔にずきんとキテいたり。……大公様……いろいろとごめんなさい……(笑)。

 そしてなにより。

 昼公演客席に、水しぇんがいた。
 登場と共に、拍手起こってたし。

 水みなで並んで観劇。
 うれしいなあ。

 彼らの席はセンターブロック4列目下手通路際、だったかな。
 水くんが中寄りで、みなこちゃんが通路際。
 水くんが通路際ぢゃない! ということに、わたしとその周囲の知らない人たちは勝手に残念がってました。
 『ロック・オン!』の客席いじりで、水くんの手にキスするキムくんが見たかったんだ。みんな心はひとつだなあ、ヅカファンってば(笑)。水くんが通路際じゃなければ、やってくんないよなあ。反対に、通路際だったら絶対やってたと思う! キムはそーゆーとこはずさない人だ!(笑)

 んで、キスはないにしろ、「ワンモアタイム」の掛け声をキムくんが水しぇんに振っていた……んだけど。
 すごいね全ツ、客席の水くんに、スポットライトあてた(笑)。
 客席照らすんだ、グッジョブ、照明さん!!

 ライトを浴びて、水くんが記憶にある通りの声で、記憶にある通りの、ちょいとオネエなあの喋り方で、「ワンモアタイム」(笑)。

 なんか得した公演だ。
 そして、唯一水くんの『ロック・オン!』に出ていなかったまっつが、水くんの前で『ロック・オン!』をやるのはプレッシャーだろうなあ、とか勝手に考えて感慨深くなってみたり。

 そして。
 最後の黒燕尾で、ひとりだけ花組まんまの手をしているまっつに、水くんからのダメ出しが入らないことを、願いました。
 燕尾の端を押さえる手のカタチ、角度、位置。それがまっつひとりチガウ。
 ザ・花男の誇りを込めて、まっつにはそのままでいて欲しい。
 雪組に馴染み、雪組で生きることと、花組時代に積み重ねたモノを捨てることはチガウから。
 ……いつか変わってしまうにしろ、今はまだ、花組の香りを放っていて欲しい。胸を張って。

 水くん観劇後の夜公演、まっつの手が変わっていないことに胸をなで下ろした。
 よかったー。

 
 6年前、水くんを追いかけた四日市で、また水くんに出会えるなんて。
 年寄りだからすぐ、昔話をしたくなる。
 『銀の狼』良かったなああ。

 そして。
 今また、キムくんを好き過ぎるため、昔の自分の記事を引っ張り出して読み返す。
 http://koalatta.blog48.fc2.com/blog-entry-1214.html
 ↑ 6年前の、『銀の狼』冷酷キム萌え語り(笑)。

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