同一人物か、別人か。@黒い瞳
2011年5月18日 タカラヅカ 全国ツアー『黒い瞳』の感想あれこれ、続き。
パルミラ@ひーこは、女戦士なのか。
プガチョフ軍にひとり、男装の麗人か、はたまた女性と見まごう美貌の少年か、がいる。
飛び抜けて華奢で小顔、されどダンスのキレはピカイチ。ハイキックのスピードなんて、他の男たちよりよっぽどすげえ。
パルミラというのは、プガチョフ@まっつに色っぽく絡んで「ご用が済んだら呼んでくださいね(はぁと)」と言う踊り子のおねーちゃんのことだ。プガチョフがヤニ下がって「あとでな(はぁと)」と応える踊り子のことだ。
戦闘場面でがしがし踊っている戦士と、ハーレムの女みたいなベリーダンスの美女は、同一人物なのか?
プログラムには、戦闘場面もうふんあはんな宴会場面も、同じ役名でひーこの名が載っている。
役名が同じだからふつーは同一人物と判断するんだろーけど、それだとキャラクタがあまりにわけわかんない。
同一人物なら、それらしい役作りをしないか?
男装して戦列に加わっているときもプガチョフLOVEな視線をしていたり、女性だとわかる色っぽい仕草をしたり、踊り子のときのように表情豊かだったり。
踊り子のときと戦闘場面とでは、人格が違いすぎる。
戦うためにクールにしている、という域を超えている。というか、そういう設定なら、説明が必要だろう。踊り子さんに手を触れまくりのプガ様に、「戦っているときとは別人だな」とか一言言わせるだけで済む。パルミラにも、「今の私が本当の私よ」とか、一言返させるだけで済む。
初見の観客にはなにがなんだかわからんだろーが、そんなの他にいくらでもある。ジェンヌの顔の見分けつかない人には、マクシームィチ@がおりが最初ベロゴールスク守備隊にいたことだってわかるかどうか難しいんだから。いちいち気にしてられないでしょ。
戦闘場面のひーこはあまりに「キャラクタ」がない。
モブの下級生たちと同じように「戦士」というだけの姿で踊っている。
通し役ならおかしいだろー。
出番が多いのは戦士役の方だ。踊り子は一瞬。
それで考えるなら、感情のない戦士の顔がスタンダードで、お色気媚び媚びの踊り子は別人格か仮面?
通し役なら踊り子のときも戦士と同じくらいクールに、感情なさげにするべきでしょー。「ご用が済んだら」の台詞も冷ややかに無感動に言う。それはソレで、キャラ立つと思うぞ。
てことで、戦闘場面のパルミラは、踊り子パルミラとは別人認識。
戦闘場面の戦士が男装の女の子でも、美少年でもどっちでもいい。とにかく、踊り子とは別人。
荒くれ男たちの中に、涼やかな戦士がいる。……それでいい。
そして反乱軍にはナニ気にズーリン少佐@にわにわとセルゲイエフ少尉@ハウルがいる……(笑)。
にわさんの「こんな人ロシアにいそう」なおじさんぶりは素敵だし、ハウルの少年っぽい戦士ぶりはかわいい。
反乱軍のメインどころに「アルバイト」として混ざっているのはこの3名か。
役の付いてる、べロボロードフ@ひろみ、マクシームィチ@がおり、フロプーシャ@朝風、ザルービン@ザッキー、トマーノフ@月城にプラスして、センターグループで踊るから目立つ、ひーこ、にわにわ、ハウル。
あとは「政府軍でも反乱軍でもなんでもやります」な下級生たちと、狂言回しトリオ。
反乱軍の棒を使ったダンス、かっこいーよーねー。
シンボルの赤いタスキ?を使ったダンスもかっこいーよねー。
もうひとり、央雅くんはどうしているのかとゆーと、ロシア宮廷でナントカ将軍をやっている。
このナントカ将軍の使い方も、おかしーんだよね。
オレンブルグに本体を置くロシア軍司令官なのに、何故か宮廷場面になるとそっちにいる。当時の司令官が任地と宮廷をそんなに頻繁に行き来するはずがないので、やっぱ人数が足りなくて、別人にすることができないんだろう。
初演では将軍は宮廷場面にはいないはず。越リュウがアルバイトとして出てはいても。
央雅くんはきよみやふみかのポジションの子なんだなあ、と花組脳ですまん。
新公学年から悪役やえらいさん役を総なめする宿命の、立役体型。今はまだ見た目に実力が追いついていないから、少しも早く充実した男になってほしい。
新公で観る分には十分うまいんだけど、上級生たちにまざるとやっぱ、未熟さが目立つ。
宮廷にいてはいけない人、といえば、レーヴィン夫人@杏奈ちゃん。
初演では宿屋のおかみがレーヴィン夫人で、以前宮廷勤めをしていたという設定。同じ人がアルバイトで貴婦人役もやっていたから、女帝陛下の取り巻きのひとりとレーヴィン夫人が同じ顔なのは初演と同じ。
ド田舎守備隊の貴族でもない大尉の娘と、地方貴族の従僕が女帝陛下の側近に会えるのは変だから、間を取り持つ宿屋のおかみが存在したわけだが、今回はチガウ。
レーヴィン夫人自身が女帝の取り巻きの貴婦人で、さらにサヴェーリィチ@ヒロさんたちにも直接会って話してしまう。
女帝の腹心なら大貴族だろーに、そんな人が何故サヴェーリィチたちに会ったのかは謎だが、杏奈ちゃんに役と出番を付け、かつ時間短縮になるのはいいよね。
そしてなんつっても、レーヴィン夫人が余裕の微笑みで「王宮中に私の配下がいますからね」なんて言ってくれると、「さすが杏奈ちゃん!!」とひれ伏したくなる。(役名で言いましょう)
女帝様の取り巻きのひとりでブイブイ言わせていたあの貴婦人が、実はいい人だった!てのは、好みの設定だ。
女帝陛下も最初悪役っぽいのに最後はいい人になるので、彼女の腹心が話のわかる人であってもおかしくないし。
(女帝も悪とかそういう一元論とは別にあるんだけど、手っ取り早く表現すると)
少ない人数を、がんばって効果的に使っている。
いろいろ加筆訂正してあるんだなあと。
しかし、戦士と踊り子が同じパルミラという役名なのはどうかと思う。そのあたりの修正はしてくんないの?? 同一人物だからなの??(笑)
パルミラ@ひーこは、女戦士なのか。
プガチョフ軍にひとり、男装の麗人か、はたまた女性と見まごう美貌の少年か、がいる。
飛び抜けて華奢で小顔、されどダンスのキレはピカイチ。ハイキックのスピードなんて、他の男たちよりよっぽどすげえ。
パルミラというのは、プガチョフ@まっつに色っぽく絡んで「ご用が済んだら呼んでくださいね(はぁと)」と言う踊り子のおねーちゃんのことだ。プガチョフがヤニ下がって「あとでな(はぁと)」と応える踊り子のことだ。
戦闘場面でがしがし踊っている戦士と、ハーレムの女みたいなベリーダンスの美女は、同一人物なのか?
プログラムには、戦闘場面もうふんあはんな宴会場面も、同じ役名でひーこの名が載っている。
役名が同じだからふつーは同一人物と判断するんだろーけど、それだとキャラクタがあまりにわけわかんない。
同一人物なら、それらしい役作りをしないか?
男装して戦列に加わっているときもプガチョフLOVEな視線をしていたり、女性だとわかる色っぽい仕草をしたり、踊り子のときのように表情豊かだったり。
踊り子のときと戦闘場面とでは、人格が違いすぎる。
戦うためにクールにしている、という域を超えている。というか、そういう設定なら、説明が必要だろう。踊り子さんに手を触れまくりのプガ様に、「戦っているときとは別人だな」とか一言言わせるだけで済む。パルミラにも、「今の私が本当の私よ」とか、一言返させるだけで済む。
初見の観客にはなにがなんだかわからんだろーが、そんなの他にいくらでもある。ジェンヌの顔の見分けつかない人には、マクシームィチ@がおりが最初ベロゴールスク守備隊にいたことだってわかるかどうか難しいんだから。いちいち気にしてられないでしょ。
戦闘場面のひーこはあまりに「キャラクタ」がない。
モブの下級生たちと同じように「戦士」というだけの姿で踊っている。
通し役ならおかしいだろー。
出番が多いのは戦士役の方だ。踊り子は一瞬。
それで考えるなら、感情のない戦士の顔がスタンダードで、お色気媚び媚びの踊り子は別人格か仮面?
通し役なら踊り子のときも戦士と同じくらいクールに、感情なさげにするべきでしょー。「ご用が済んだら」の台詞も冷ややかに無感動に言う。それはソレで、キャラ立つと思うぞ。
てことで、戦闘場面のパルミラは、踊り子パルミラとは別人認識。
戦闘場面の戦士が男装の女の子でも、美少年でもどっちでもいい。とにかく、踊り子とは別人。
荒くれ男たちの中に、涼やかな戦士がいる。……それでいい。
そして反乱軍にはナニ気にズーリン少佐@にわにわとセルゲイエフ少尉@ハウルがいる……(笑)。
にわさんの「こんな人ロシアにいそう」なおじさんぶりは素敵だし、ハウルの少年っぽい戦士ぶりはかわいい。
反乱軍のメインどころに「アルバイト」として混ざっているのはこの3名か。
役の付いてる、べロボロードフ@ひろみ、マクシームィチ@がおり、フロプーシャ@朝風、ザルービン@ザッキー、トマーノフ@月城にプラスして、センターグループで踊るから目立つ、ひーこ、にわにわ、ハウル。
あとは「政府軍でも反乱軍でもなんでもやります」な下級生たちと、狂言回しトリオ。
反乱軍の棒を使ったダンス、かっこいーよーねー。
シンボルの赤いタスキ?を使ったダンスもかっこいーよねー。
もうひとり、央雅くんはどうしているのかとゆーと、ロシア宮廷でナントカ将軍をやっている。
このナントカ将軍の使い方も、おかしーんだよね。
オレンブルグに本体を置くロシア軍司令官なのに、何故か宮廷場面になるとそっちにいる。当時の司令官が任地と宮廷をそんなに頻繁に行き来するはずがないので、やっぱ人数が足りなくて、別人にすることができないんだろう。
初演では将軍は宮廷場面にはいないはず。越リュウがアルバイトとして出てはいても。
央雅くんはきよみやふみかのポジションの子なんだなあ、と花組脳ですまん。
新公学年から悪役やえらいさん役を総なめする宿命の、立役体型。今はまだ見た目に実力が追いついていないから、少しも早く充実した男になってほしい。
新公で観る分には十分うまいんだけど、上級生たちにまざるとやっぱ、未熟さが目立つ。
宮廷にいてはいけない人、といえば、レーヴィン夫人@杏奈ちゃん。
初演では宿屋のおかみがレーヴィン夫人で、以前宮廷勤めをしていたという設定。同じ人がアルバイトで貴婦人役もやっていたから、女帝陛下の取り巻きのひとりとレーヴィン夫人が同じ顔なのは初演と同じ。
ド田舎守備隊の貴族でもない大尉の娘と、地方貴族の従僕が女帝陛下の側近に会えるのは変だから、間を取り持つ宿屋のおかみが存在したわけだが、今回はチガウ。
レーヴィン夫人自身が女帝の取り巻きの貴婦人で、さらにサヴェーリィチ@ヒロさんたちにも直接会って話してしまう。
女帝の腹心なら大貴族だろーに、そんな人が何故サヴェーリィチたちに会ったのかは謎だが、杏奈ちゃんに役と出番を付け、かつ時間短縮になるのはいいよね。
そしてなんつっても、レーヴィン夫人が余裕の微笑みで「王宮中に私の配下がいますからね」なんて言ってくれると、「さすが杏奈ちゃん!!」とひれ伏したくなる。(役名で言いましょう)
女帝様の取り巻きのひとりでブイブイ言わせていたあの貴婦人が、実はいい人だった!てのは、好みの設定だ。
女帝陛下も最初悪役っぽいのに最後はいい人になるので、彼女の腹心が話のわかる人であってもおかしくないし。
(女帝も悪とかそういう一元論とは別にあるんだけど、手っ取り早く表現すると)
少ない人数を、がんばって効果的に使っている。
いろいろ加筆訂正してあるんだなあと。
しかし、戦士と踊り子が同じパルミラという役名なのはどうかと思う。そのあたりの修正はしてくんないの?? 同一人物だからなの??(笑)
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