全方向性と局地性。@ロミオとジュリエット
2011年4月10日 タカラヅカ ものすごい作品を見た! と興奮する、なんかよくわかんないけどすげえ!! と思う公演は、全方向的な力を持つんだと思う。
ヅカファンで、ヅカのお約束や楽しみ方を知っている人でないと理解できないモノではなく、ご贔屓が出ているとか贔屓組だからとかではなく。
最低限、舞台だのミュージカルだのを楽しめるスキルのある人になら、属性関係なく有効なオールマイティアイテムなんだと思う。
初演『エリザベート』とか、初演『スカーレット・ピンパーネル』とか。
予備知識ないまま観て、客席でほえーっとなった。
作品力もそうだけど、キャストのハマリ具合も半端なかったし。なにしろミュージカルですから、主要キャラは一定レベル歌えないと。出演者全員歌ウマである必要はないけど、少なくとも目立つところに音痴はいないぞっと。その上で、スター力も含めた、キャラクタの合った役者が概ね演じているぞっと。
そういうものは、ヅカだから、とヲタゆえの謙遜やら卑下やらには走らず、いろんな人に素直に「面白いから観て!」「すごいから体験してみて!」と言えた。
(クオリティの高さで言えば『タランテラ!』がすげーレベルだと思ってるけど、こちらはマニアック性も高いため、全方向性は低いと思う……ので省く)
とゆーことで、『ロミオとジュリエット』。
わたしはこの作品大好きだけど、『エリザベート』や『スカピン』のように全方向性作品だと思えない……。
作品品質は、全だと思う。エンタメとして正しい力を持っていると思う。
しかし、ぶっちゃけ、キャストがね……ははは。
再演されまくりの『エリザベート』が玉石混合になり、全方向性の「なんかすげえ!」作品から、「ふつーのタカラヅカ作品」になったように。
初演の星組版にしろ再演の雪組版にしろ、キャストに足りていないところがいろいろある。
主人公のロミオに関しては星も雪も素晴らしい、全方向、誰に見せてもOK、胸を張れると思っているんだが、まあ、それ以外は、技術的に個人の好きずき補正を掛けないとクリアできないんぢゃないかなと。
雪はなんつっても、大人の事情っつーか、劇団事情に振り回されまくった謎の配役だったしね。
過去の『エリザベート』がそうであるように、スターシステムや大人の事情による玉石混合、「ふつーのタカラヅカ作品」でしかないと思う。
だけど。
過去の『エリザベート』たちがそれぞれ魅力であったように、タカラヅカの『ロミオとジュリエット』もまた、魅力的なんだ。
全方向性、誰にでも「すごいから観て!」と言えるモノでないとしても。
一般大衆アテに「すごい」と言えるレベルでなくても、「タカラヅカとしてすごい」とは言える。
そしてわたしは、タカラヅカファン。
「タカラヅカとしてすごい」モノこそが、もっともの快感だ。
ヲタクですから!
ちえねねが好きだから、美しい彼らがいちゃいちゃしている、それだけでとろけて、しあわせになれる。
ヘタレテルが好きだから、美しい彼がジャイアンやってる姿に萌えまくる。
キムちぎまっつのちびっこトリオに拳握ってときめく、うおー好きだー。
歌唱力? ナニそれ、オイシイの?
ヅカヲタであるがゆえに、楽しめる。
ヅカならではお約束、生徒への好意、予備知識、そんなもんを下敷きにした上ではじめて心底楽しめる、そーゆーところが好きだ。
雪組版を好きでそればっかきゃーきゃー言ってるのは単に、贔屓が出演している、贔屓組公演だからってだけだ。星組版と比べる気はハナからない、だって贔屓の有無は作品クオリティなんかひっくり返す重要要素だもの。それがタカラヅカだもの。
「**ちゃんが出ている公演は全部名作。出ていない公演は全部駄作」と言い切るのがヅカヲタの心意気。
や、心意気だと認めるだけで、そーゆー極論はどうかと思いますが(笑)。
わたしが『ロミジュリ』大好きなのは、そーゆーことでしかないんだよなと。
そして、そーゆーことでヨシ、贔屓の引き倒し上等!と思っている(笑)。
いや、『ロミジュリ』は十分素晴らしい作品だと思っておりますが。
それにしても、贔屓の存在が大きいのは、やっぱコレがタカラヅカだからだよなと。
他ではない、タカラヅカで『ロミジュリ』が上演されたことを、とてもうれしく思う。
外部のカンパニーでてはなく、ね。
『エリザベート』日本初上演がタカラヅカであったことをうれしく思うように。
タカラヅカって面白いもの。
ヅカファンで、ヅカのお約束や楽しみ方を知っている人でないと理解できないモノではなく、ご贔屓が出ているとか贔屓組だからとかではなく。
最低限、舞台だのミュージカルだのを楽しめるスキルのある人になら、属性関係なく有効なオールマイティアイテムなんだと思う。
初演『エリザベート』とか、初演『スカーレット・ピンパーネル』とか。
予備知識ないまま観て、客席でほえーっとなった。
作品力もそうだけど、キャストのハマリ具合も半端なかったし。なにしろミュージカルですから、主要キャラは一定レベル歌えないと。出演者全員歌ウマである必要はないけど、少なくとも目立つところに音痴はいないぞっと。その上で、スター力も含めた、キャラクタの合った役者が概ね演じているぞっと。
そういうものは、ヅカだから、とヲタゆえの謙遜やら卑下やらには走らず、いろんな人に素直に「面白いから観て!」「すごいから体験してみて!」と言えた。
(クオリティの高さで言えば『タランテラ!』がすげーレベルだと思ってるけど、こちらはマニアック性も高いため、全方向性は低いと思う……ので省く)
とゆーことで、『ロミオとジュリエット』。
わたしはこの作品大好きだけど、『エリザベート』や『スカピン』のように全方向性作品だと思えない……。
作品品質は、全だと思う。エンタメとして正しい力を持っていると思う。
しかし、ぶっちゃけ、キャストがね……ははは。
再演されまくりの『エリザベート』が玉石混合になり、全方向性の「なんかすげえ!」作品から、「ふつーのタカラヅカ作品」になったように。
初演の星組版にしろ再演の雪組版にしろ、キャストに足りていないところがいろいろある。
主人公のロミオに関しては星も雪も素晴らしい、全方向、誰に見せてもOK、胸を張れると思っているんだが、まあ、それ以外は、技術的に個人の好きずき補正を掛けないとクリアできないんぢゃないかなと。
雪はなんつっても、大人の事情っつーか、劇団事情に振り回されまくった謎の配役だったしね。
過去の『エリザベート』がそうであるように、スターシステムや大人の事情による玉石混合、「ふつーのタカラヅカ作品」でしかないと思う。
だけど。
過去の『エリザベート』たちがそれぞれ魅力であったように、タカラヅカの『ロミオとジュリエット』もまた、魅力的なんだ。
全方向性、誰にでも「すごいから観て!」と言えるモノでないとしても。
一般大衆アテに「すごい」と言えるレベルでなくても、「タカラヅカとしてすごい」とは言える。
そしてわたしは、タカラヅカファン。
「タカラヅカとしてすごい」モノこそが、もっともの快感だ。
ヲタクですから!
ちえねねが好きだから、美しい彼らがいちゃいちゃしている、それだけでとろけて、しあわせになれる。
ヘタレテルが好きだから、美しい彼がジャイアンやってる姿に萌えまくる。
キムちぎまっつのちびっこトリオに拳握ってときめく、うおー好きだー。
歌唱力? ナニそれ、オイシイの?
ヅカヲタであるがゆえに、楽しめる。
ヅカならではお約束、生徒への好意、予備知識、そんなもんを下敷きにした上ではじめて心底楽しめる、そーゆーところが好きだ。
雪組版を好きでそればっかきゃーきゃー言ってるのは単に、贔屓が出演している、贔屓組公演だからってだけだ。星組版と比べる気はハナからない、だって贔屓の有無は作品クオリティなんかひっくり返す重要要素だもの。それがタカラヅカだもの。
「**ちゃんが出ている公演は全部名作。出ていない公演は全部駄作」と言い切るのがヅカヲタの心意気。
や、心意気だと認めるだけで、そーゆー極論はどうかと思いますが(笑)。
わたしが『ロミジュリ』大好きなのは、そーゆーことでしかないんだよなと。
そして、そーゆーことでヨシ、贔屓の引き倒し上等!と思っている(笑)。
いや、『ロミジュリ』は十分素晴らしい作品だと思っておりますが。
それにしても、贔屓の存在が大きいのは、やっぱコレがタカラヅカだからだよなと。
他ではない、タカラヅカで『ロミジュリ』が上演されたことを、とてもうれしく思う。
外部のカンパニーでてはなく、ね。
『エリザベート』日本初上演がタカラヅカであったことをうれしく思うように。
タカラヅカって面白いもの。
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