万感の拍手の中で。@ファントム
2011年6月24日 タカラヅカ らんとむさん、トップお披露目初日おめでとう!
花組下級生時代からずっと、トップになることを宿命付けられ、正しく大きく育ったスターさん。
さまざまな思い出を噛みしめつつ、お披露目に拍手した。
花組公演『ファントム』開幕。
数日前からテンション上がっているせいか、らんとむの登場する夢を見たり、今朝はみわさんとよっちが登場する夢を見たりしてました……そしてテレビを点けたら、まっつがらんとむにえらそーに女のことで指図していて驚いた……。
スカステはらんとむDAYなのね。『琥珀色の雨に濡れて』新人公演が流れていたわけですが、らんとむ、変わらないわ……新公学年からこの出来あがりっぷり。まっつのうまくなさが目立つったら……ゲフンゲフン。
チケット完売、立ち見も鈴なり、盛況なお披露目初日。
キャトルレーヴのプログラム売り場に商品がなくなってたりと、はじまる前からわくわく。
プログラムが完売したということではなく、売れるスピードが速すぎて、商品の補充が間に合ってない状態なの。プログラムを陳列しているあの台が、からっぽになってるのよ? 「GRAPH」は横に積み上がってるのに。
で、なんか宙組さんがすげー人数現れてました。席はバラバラ、いろんなとこに、あちこちに、あっちもこっちも宙組さん。
塩田せんせの指揮もステキ、オーバーチュアから盛り上がり。
で。
えーとえーと。
らんとむさんは、とてもらんとむさんでした。
エリック@らんとむは、とてもらんとむだった……(笑)。
そりゃあもお、いろんな意味で。
わたしは、すごく運動神経の良さそうなファントムだ、と思った……。
インドアタイプぢゃないっすね、彼。多分、オペラ座の外にふつーに出没していると思います。
だって花束持って、ビストロで成功したクリスティーヌ@蘭ちゃんに会いに行こうとしたくらい、ふつーに外で生活してそうだ。
いやあ、あの「いそいそ」した感じがたまらん……なのにクリスティーヌはフィリップ@みわっちとデートに行っちゃうし……エリック可哀想!!
あと、カルメン場面の軽快さ……脳裏に焼き付いているのがオサ様なので、動きの違いにツボる。
そしてなんつっても、クリスティーヌに「顔を見せて」と操られる……ぢゃねえ、お願いされる場面のらんとむさんが、大変正しいらんとむさんでした。あの、動き……!(震撼)
で、わたしには今のところ、蘭ちゃんとの相性がいまいちに見えたんだけど……。
フィナーレではそんなことなかったので、芝居の中、そしてこれはエリックの問題というより、クリスティーヌ側の問題な気がする。
クリスティーヌがあんなに難しい役だとは、思ってなかった。
や、歌が難しいのはわかってるけど、役としては若い可憐な女の子ならその持ち味とビジュアルだけで説得力になるので、その後押しと共にけっこーイケるんじゃないかとか、勝手に思っていた。
なにしろ彩音ちゃんのトップお披露目作品だったんだし。歌が壊滅でしかもお芝居も苦手、『二都物語』のときなんか「標準語を喋れるだけの女の子」とまで思った棒読み大根ぶりだったあの彩音ちゃん……。『二都物語』に比べれば格段の進歩だったとはいえ、やっぱりまだそれほど芝居がうまいわけでもなかった彼女でも、可憐な美少女という持ち味だけでなんとかなっていた、と。
蘭ちゃんは若くて可憐な美少女なんだけど……なんつーんだ、ファンタジー界の住人ではなかった。もっと現実的というか、リアルな女の子だった。
だもんで、ファンタジーな設定のファントム氏をそのまま受け入れるには無理がある気がした。
なんかひたすら微笑んでるんだけど、彼女がナニを考えてナニを感じて微笑んでいるのか見えない……。
だもんでときどき、こわかった。
最高にこわかったのが「顔を見せて」と歌うところ……妖術でも掛けているかのような……アレ慈愛の表情なの? 張り付いたままでこわかったよ……らんとむがその歌に合わせてぴくんぴくんしてるし。
なんか今回蘭ちゃんの芝居が誰とも合っていない気がした。みわさんとの並びもなかなか異次元……って、コレはみわっちにも問題あるんだけど(笑)。
でもフィナーレはキュートで魅力的な、いつもの蘭ちゃんだった。
中村Bはいつも、娘トップに娘役率いて登場させるよねええ……すげーいつもの中村Bショー的フィナーレだった。
キャリエール@壮くんは……えーっと、親子銀橋は良かったっす。
最後にらんとむの頬を指でぬぐうところなんか、この天然タラシ男!!と思った(笑)。同期男タラシてどーすんだっ。
ただ、いろいろ首をひねった。
キャリエールってこんなに目立たない役だっけ?
スター仕様な演出をされていた初演の樹里ちゃんはともかくとして、再演のゆみこと出番も演出も同じだろうに、何故かとても脇の役に思えた。
シャンドン伯爵が2番手で、キャリエールは番手外の役なんだなって感じ。
もともと押さえ役、支え役を得意としたゆみこと、そーゆー人に支えられて真ん中でぴかーっと光る役を得意とする壮くんの、芸風の違いゆえだろうか。
しみじみ、キャリエールってえりたんの魅力を全開に出来る役ではないんだなと。
えりたんのえりたんらしい輝き、あのトンデモな力を発揮できるのは、こーゆー押さえに回った役ぢゃない。
もちろん役者なんだからいろんな役を演じるべきだ。しかしここはタカラヅカ、脇の人はそれでいいけど、真ん中寄りのスターはいわゆる「アテ書き」とやらでそのスターがもっとも魅力的に見える役をもらうもの。
えりたんはなにをやってもえりたん!な、とてもタカラヅカらしいスターさんのひとりなので、ちょっと残念だ。
ビジュアルはすばらしいですよ、ヒゲかっけー。
ビジュアルといえば、今回もっともツボったのは、音楽教師@さおたさん!!
かっけーーっ!!
油断してた。
めーっちゃ油断してた。
だもんで登場するなり、目ェ剥きました。ナニあの美男子。
好みど真ん中。
音楽室の壁に貼られていそうなロン毛にヒゲ姿で、超絶美中年。
そして気品。
ふつーにおだやかにしている紳士なんだけど、音楽指導中とか、どことなくエキセントリック。
この人絶対貴族出身の芸術家だわ。
幕間に友人とさおたさんビジュの麗しさについて盛り上がるとは思ってなかったよ……なんたる伏兵。
初日なので、メインどころの人々に感じたことなんぞはきっと、これから変わっていくと思う。
彼らが変わるのか、わたしが変わるのかはともかく。
だからこそ、記憶に留めておきたい。
役替わりも楽しみだしなっ。
んで、きらりの復活を待つよ……。あああ、きらり……。
花組下級生時代からずっと、トップになることを宿命付けられ、正しく大きく育ったスターさん。
さまざまな思い出を噛みしめつつ、お披露目に拍手した。
花組公演『ファントム』開幕。
数日前からテンション上がっているせいか、らんとむの登場する夢を見たり、今朝はみわさんとよっちが登場する夢を見たりしてました……そしてテレビを点けたら、まっつがらんとむにえらそーに女のことで指図していて驚いた……。
スカステはらんとむDAYなのね。『琥珀色の雨に濡れて』新人公演が流れていたわけですが、らんとむ、変わらないわ……新公学年からこの出来あがりっぷり。まっつのうまくなさが目立つったら……ゲフンゲフン。
チケット完売、立ち見も鈴なり、盛況なお披露目初日。
キャトルレーヴのプログラム売り場に商品がなくなってたりと、はじまる前からわくわく。
プログラムが完売したということではなく、売れるスピードが速すぎて、商品の補充が間に合ってない状態なの。プログラムを陳列しているあの台が、からっぽになってるのよ? 「GRAPH」は横に積み上がってるのに。
で、なんか宙組さんがすげー人数現れてました。席はバラバラ、いろんなとこに、あちこちに、あっちもこっちも宙組さん。
塩田せんせの指揮もステキ、オーバーチュアから盛り上がり。
で。
えーとえーと。
らんとむさんは、とてもらんとむさんでした。
エリック@らんとむは、とてもらんとむだった……(笑)。
そりゃあもお、いろんな意味で。
わたしは、すごく運動神経の良さそうなファントムだ、と思った……。
インドアタイプぢゃないっすね、彼。多分、オペラ座の外にふつーに出没していると思います。
だって花束持って、ビストロで成功したクリスティーヌ@蘭ちゃんに会いに行こうとしたくらい、ふつーに外で生活してそうだ。
いやあ、あの「いそいそ」した感じがたまらん……なのにクリスティーヌはフィリップ@みわっちとデートに行っちゃうし……エリック可哀想!!
あと、カルメン場面の軽快さ……脳裏に焼き付いているのがオサ様なので、動きの違いにツボる。
そしてなんつっても、クリスティーヌに「顔を見せて」と操られる……ぢゃねえ、お願いされる場面のらんとむさんが、大変正しいらんとむさんでした。あの、動き……!(震撼)
で、わたしには今のところ、蘭ちゃんとの相性がいまいちに見えたんだけど……。
フィナーレではそんなことなかったので、芝居の中、そしてこれはエリックの問題というより、クリスティーヌ側の問題な気がする。
クリスティーヌがあんなに難しい役だとは、思ってなかった。
や、歌が難しいのはわかってるけど、役としては若い可憐な女の子ならその持ち味とビジュアルだけで説得力になるので、その後押しと共にけっこーイケるんじゃないかとか、勝手に思っていた。
なにしろ彩音ちゃんのトップお披露目作品だったんだし。歌が壊滅でしかもお芝居も苦手、『二都物語』のときなんか「標準語を喋れるだけの女の子」とまで思った棒読み大根ぶりだったあの彩音ちゃん……。『二都物語』に比べれば格段の進歩だったとはいえ、やっぱりまだそれほど芝居がうまいわけでもなかった彼女でも、可憐な美少女という持ち味だけでなんとかなっていた、と。
蘭ちゃんは若くて可憐な美少女なんだけど……なんつーんだ、ファンタジー界の住人ではなかった。もっと現実的というか、リアルな女の子だった。
だもんで、ファンタジーな設定のファントム氏をそのまま受け入れるには無理がある気がした。
なんかひたすら微笑んでるんだけど、彼女がナニを考えてナニを感じて微笑んでいるのか見えない……。
だもんでときどき、こわかった。
最高にこわかったのが「顔を見せて」と歌うところ……妖術でも掛けているかのような……アレ慈愛の表情なの? 張り付いたままでこわかったよ……らんとむがその歌に合わせてぴくんぴくんしてるし。
なんか今回蘭ちゃんの芝居が誰とも合っていない気がした。みわさんとの並びもなかなか異次元……って、コレはみわっちにも問題あるんだけど(笑)。
でもフィナーレはキュートで魅力的な、いつもの蘭ちゃんだった。
中村Bはいつも、娘トップに娘役率いて登場させるよねええ……すげーいつもの中村Bショー的フィナーレだった。
キャリエール@壮くんは……えーっと、親子銀橋は良かったっす。
最後にらんとむの頬を指でぬぐうところなんか、この天然タラシ男!!と思った(笑)。同期男タラシてどーすんだっ。
ただ、いろいろ首をひねった。
キャリエールってこんなに目立たない役だっけ?
スター仕様な演出をされていた初演の樹里ちゃんはともかくとして、再演のゆみこと出番も演出も同じだろうに、何故かとても脇の役に思えた。
シャンドン伯爵が2番手で、キャリエールは番手外の役なんだなって感じ。
もともと押さえ役、支え役を得意としたゆみこと、そーゆー人に支えられて真ん中でぴかーっと光る役を得意とする壮くんの、芸風の違いゆえだろうか。
しみじみ、キャリエールってえりたんの魅力を全開に出来る役ではないんだなと。
えりたんのえりたんらしい輝き、あのトンデモな力を発揮できるのは、こーゆー押さえに回った役ぢゃない。
もちろん役者なんだからいろんな役を演じるべきだ。しかしここはタカラヅカ、脇の人はそれでいいけど、真ん中寄りのスターはいわゆる「アテ書き」とやらでそのスターがもっとも魅力的に見える役をもらうもの。
えりたんはなにをやってもえりたん!な、とてもタカラヅカらしいスターさんのひとりなので、ちょっと残念だ。
ビジュアルはすばらしいですよ、ヒゲかっけー。
ビジュアルといえば、今回もっともツボったのは、音楽教師@さおたさん!!
かっけーーっ!!
油断してた。
めーっちゃ油断してた。
だもんで登場するなり、目ェ剥きました。ナニあの美男子。
好みど真ん中。
音楽室の壁に貼られていそうなロン毛にヒゲ姿で、超絶美中年。
そして気品。
ふつーにおだやかにしている紳士なんだけど、音楽指導中とか、どことなくエキセントリック。
この人絶対貴族出身の芸術家だわ。
幕間に友人とさおたさんビジュの麗しさについて盛り上がるとは思ってなかったよ……なんたる伏兵。
初日なので、メインどころの人々に感じたことなんぞはきっと、これから変わっていくと思う。
彼らが変わるのか、わたしが変わるのかはともかく。
だからこそ、記憶に留めておきたい。
役替わりも楽しみだしなっ。
んで、きらりの復活を待つよ……。あああ、きらり……。
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