きれいな子を語ってみる。@灼熱の彼方
2011年7月11日 タカラヅカ 『灼熱の彼方』「オデュセウス編」にて。
派手派手衣装でセンターせり上がりの主役ふたりは置くとして、それ以外でぱっと目を引いたのは、ファナス@レオくんだ。
スズキケイの大好きオープニング、登場人物が全員集合して主題歌を歌う。このへんも『愛のプレリュード』と同じ作り。
物語と無関係のショーをえんえんやる植爺よりはるかに好きだけど、なにしろ2作連続で、しかも全編『愛プレ』まんまの作りなのでウケる。
登場人物がそれぞれ衣装と立ち姿で、それぞれの関係性のグループで登場、ポーズを付けたり主人公に絡んだり、目配せしたりってやつな。
その全員登場の中で、誰が誰と判別する前に「あ、あそこにカッコイイ子がいる」と思ってちゃんと見てみると、レオくんだった。
昔、完璧に脇だった頃のベニーを思い出した。ろくに役も付いてない、見せ場も台詞もろくにない、ナニが出来るのかもわからないけど、大勢ずらりと並んだとき、とにかくきれいで「タカラヅカ!」な容姿で、ヅカヲタの目を引く男の子だった。
レオくんはコモドゥス@翔くん暗殺隊のリーダー。よくわからんが、血気盛ん。
黒尽くめの美形。顔と姿と動きという、とにかくビジュアルだけで目を引く人。
とにもかくにも、かっけー。きれー。いかにも「タカラヅカ」。
しかし若者というのは、短い期間で変わっていくものだと思う。
『ロジェ』新公でレオくんの大根ぶりにアゴを落としたのは、記憶に新しい。芝居以前、まずその声をなんとかしてくれと。
ダンスだけだった『ロミジュリ』新公はともかく、前回の全ツ『黒い瞳』では、聞きやすくはないものの、椅子から落ちるほどドヘタな台詞声ではなくなっていた。
全ツはまったくもって、いい経験だったのだと思う。まったく無名の彼が、咲ちゃん効果なのかトリオに抜擢されてセンターで歌い踊り台詞をがんがん喋り、ショーではカーテン前をふたりで務め、ソロまで歌った。
そして今、WSとはいえ、周囲から浮かないだけの声と芝居をしている。
短期間でよくこんだけ成長したもんだ。
レオくんはうまくないけど、確実に前進しているイメージ。
ビジュアルで目を引くのはなんつってもエクレクトゥス@りーしゃ。
ただ、93期の咲ちゃんのためのWSであるため、91期の彼はすでに脇の支えポジション。
90期の朝風くんもだけど、しどころも出番もなく、彼らの仕事は舞台上ではなく、舞台以前の稽古場とかでちびっこたちをまとめたり指導したりすることなのかなと思ってみたり。
しかし、これだけのビジュアルをきちんと作って舞台上に存在してくれることがうれしい。
若い子はほんと、役者としての技術もだが、男役としての美しさもえーらいこっちゃだからなあ。
朝風くんやりーしゃ、このWSでは上級生の彼らが、「タカラヅカ」とはなんたるか、てな美を見せてくれるのはうれしい。
美しさとアツさとうまさを見せつけてくれるのはアスペル@まなはる。
相変わらず顔芸すげえ、芸風クドい(笑)。
わたしは彼の新公主演が見たい派なんだけどなあ、この子こそ、もっと若いうちからでもやらせときゃー面白かったろうに。とりあえずきれいで、芝居が出来て、鼻息荒くて、なにかと愉快な子なのになあ。
なんつーか、『愛と死のアラビア』のアブ・サラン的役というか、「仇を!」とその一瞬だけ台詞があって、あとは存在を忘れられてるってゆーか、その他大勢でしかない役……スズキケイェ……。
んで、ナニ気にオイシイ、スプリウス@月城くん。
まず美形なので目を引き、なんかいつもひとりワナワナしてるなーと思ったら、ああら、見せ場あったんだー。てゆーか、身分的に立場的にそんなことになる余地があったのかとびっくり。
しかしクリスピーナ@桃花ちゃんは面食いだなー、コモドゥス@翔くんと月城くんって、惑う相手が美貌の人……。うらやまー。
彼の物語をもっと観たかったんだが、「コモドゥス編」ではもっと書き込まれているんだろうか?
男役としての美しさで語ろう、皇帝マルクス@ホタテくん。
この公演、ピカイチの巧さ。
ちょお待て、93期、咲ちゃんと同期だよね? なのに、この出来上がりっぷりはいったい……!!
ホタテくんのファースト・インプレッションは『忘れ雪』。あーたんと区別が付かない人がいたくらいアレな外見で、キムくんの少年時代を演じるという、「演出家はナニを考えてるんだ??」な配役で強い印象を残した。少年時代が青年時代より、縦にも横にも、そして頭部まで大きいって、そんなバカな。
そして次が、『ZORRO 仮面のメサイア』新公で、やはりキムの役……台詞ひとこともなく、むちむちな姿のみで演じ、うまいけどどうなんだろう? って感じだった。
りんきら、さきな、ホタテと、雪組まるまるトリオっつーことで、見分けがつかない日々が続いた、わたしの中で。
『ソルフェリーノの夜明け』新公で、よーやくホタテくんの顔がわかった。トリオのひとりではなく、彼個人の。トリオの中ではいちばん好きな顔だと。OSKの桜花さんっぽい顔だなあ、と。
でも青年役だと、学年相応のうまさという印象。
それが『はじめて愛した』で一気に「この子うまくね? この子すごくね?」に跳ね上がる(笑)。大人役、おっさん役だとなんかすごいかっけーんですがっ。好みなんですがっ。
でもって、この『灼熱の彼方』。
なにしろWSだ。周りみんなえーらいこっちゃレベルの子たちだ。
そんななか、ホタテくんの巧さが染み渡る。
渋さもだけど、皇帝陛下の包容力と哀愁が感じられてびっくりだ。容赦ないヒゲ姿だけど、仕事を果たす彼の姿は,タカラジェンヌとして男役として、とても美しい。
2幕最初、ふつーにヒゲ無しの若者兵士の姿で踊りまくってて「陛下? どーしちゃったの?!」と思ったら、次の場面で「陛下は亡くなられた」って。そうか、死んでたのか……しかし、なんの説明もなく陛下がモブにいたらびびるよー(笑)。
「コモドゥス編」での活躍が楽しみです。アホ息子との対話はあるよね?
美しさ、という点では、W主演のひとり、コモドゥス@翔くんも美しいです。
さすが、ビジュアルだけでどこにいても目につく人。
しかし……芝居のものすごさに、ちょっとウケた(笑)。
今までお芝居しているところをろくに観たことなかったんだけど……ほんとにヘタなんだねー。若い頃のいりすを思い出した。彼のWSもそりゃーすごかったよ、と。
経験を元に、早いこと伸びて欲しいっす。もったいない、このビジュアルと中身の乖離は(笑)。
主役のオデュセウス@咲ちゃんは、なんかもう見慣れた咲ちゃんで、印象に発見がないというか。
新公レベルだと、十分うまい人なんだ。本公演だとアレさが目立つけど。
きれいに見えるときと、見えないときの差が激しく、見えないときの方が多いっちゅーか、長いのが課題?
ある一定の角度で静止しているときれいだが、動いたり芝居をしたりするとそうでもない……つーのがなあ。
学年にしてはうまいと思うので(経験のわりにはあまりうまくなっていない気もするが)、あとは早くきれいになって欲しいっす。身長もスタイルも、せっかく持って生まれた武器なんだから、あとは後天的なモノを磨いてくれ~。
派手派手衣装でセンターせり上がりの主役ふたりは置くとして、それ以外でぱっと目を引いたのは、ファナス@レオくんだ。
スズキケイの大好きオープニング、登場人物が全員集合して主題歌を歌う。このへんも『愛のプレリュード』と同じ作り。
物語と無関係のショーをえんえんやる植爺よりはるかに好きだけど、なにしろ2作連続で、しかも全編『愛プレ』まんまの作りなのでウケる。
登場人物がそれぞれ衣装と立ち姿で、それぞれの関係性のグループで登場、ポーズを付けたり主人公に絡んだり、目配せしたりってやつな。
その全員登場の中で、誰が誰と判別する前に「あ、あそこにカッコイイ子がいる」と思ってちゃんと見てみると、レオくんだった。
昔、完璧に脇だった頃のベニーを思い出した。ろくに役も付いてない、見せ場も台詞もろくにない、ナニが出来るのかもわからないけど、大勢ずらりと並んだとき、とにかくきれいで「タカラヅカ!」な容姿で、ヅカヲタの目を引く男の子だった。
レオくんはコモドゥス@翔くん暗殺隊のリーダー。よくわからんが、血気盛ん。
黒尽くめの美形。顔と姿と動きという、とにかくビジュアルだけで目を引く人。
とにもかくにも、かっけー。きれー。いかにも「タカラヅカ」。
しかし若者というのは、短い期間で変わっていくものだと思う。
『ロジェ』新公でレオくんの大根ぶりにアゴを落としたのは、記憶に新しい。芝居以前、まずその声をなんとかしてくれと。
ダンスだけだった『ロミジュリ』新公はともかく、前回の全ツ『黒い瞳』では、聞きやすくはないものの、椅子から落ちるほどドヘタな台詞声ではなくなっていた。
全ツはまったくもって、いい経験だったのだと思う。まったく無名の彼が、咲ちゃん効果なのかトリオに抜擢されてセンターで歌い踊り台詞をがんがん喋り、ショーではカーテン前をふたりで務め、ソロまで歌った。
そして今、WSとはいえ、周囲から浮かないだけの声と芝居をしている。
短期間でよくこんだけ成長したもんだ。
レオくんはうまくないけど、確実に前進しているイメージ。
ビジュアルで目を引くのはなんつってもエクレクトゥス@りーしゃ。
ただ、93期の咲ちゃんのためのWSであるため、91期の彼はすでに脇の支えポジション。
90期の朝風くんもだけど、しどころも出番もなく、彼らの仕事は舞台上ではなく、舞台以前の稽古場とかでちびっこたちをまとめたり指導したりすることなのかなと思ってみたり。
しかし、これだけのビジュアルをきちんと作って舞台上に存在してくれることがうれしい。
若い子はほんと、役者としての技術もだが、男役としての美しさもえーらいこっちゃだからなあ。
朝風くんやりーしゃ、このWSでは上級生の彼らが、「タカラヅカ」とはなんたるか、てな美を見せてくれるのはうれしい。
美しさとアツさとうまさを見せつけてくれるのはアスペル@まなはる。
相変わらず顔芸すげえ、芸風クドい(笑)。
わたしは彼の新公主演が見たい派なんだけどなあ、この子こそ、もっと若いうちからでもやらせときゃー面白かったろうに。とりあえずきれいで、芝居が出来て、鼻息荒くて、なにかと愉快な子なのになあ。
なんつーか、『愛と死のアラビア』のアブ・サラン的役というか、「仇を!」とその一瞬だけ台詞があって、あとは存在を忘れられてるってゆーか、その他大勢でしかない役……スズキケイェ……。
んで、ナニ気にオイシイ、スプリウス@月城くん。
まず美形なので目を引き、なんかいつもひとりワナワナしてるなーと思ったら、ああら、見せ場あったんだー。てゆーか、身分的に立場的にそんなことになる余地があったのかとびっくり。
しかしクリスピーナ@桃花ちゃんは面食いだなー、コモドゥス@翔くんと月城くんって、惑う相手が美貌の人……。うらやまー。
彼の物語をもっと観たかったんだが、「コモドゥス編」ではもっと書き込まれているんだろうか?
男役としての美しさで語ろう、皇帝マルクス@ホタテくん。
この公演、ピカイチの巧さ。
ちょお待て、93期、咲ちゃんと同期だよね? なのに、この出来上がりっぷりはいったい……!!
ホタテくんのファースト・インプレッションは『忘れ雪』。あーたんと区別が付かない人がいたくらいアレな外見で、キムくんの少年時代を演じるという、「演出家はナニを考えてるんだ??」な配役で強い印象を残した。少年時代が青年時代より、縦にも横にも、そして頭部まで大きいって、そんなバカな。
そして次が、『ZORRO 仮面のメサイア』新公で、やはりキムの役……台詞ひとこともなく、むちむちな姿のみで演じ、うまいけどどうなんだろう? って感じだった。
りんきら、さきな、ホタテと、雪組まるまるトリオっつーことで、見分けがつかない日々が続いた、わたしの中で。
『ソルフェリーノの夜明け』新公で、よーやくホタテくんの顔がわかった。トリオのひとりではなく、彼個人の。トリオの中ではいちばん好きな顔だと。OSKの桜花さんっぽい顔だなあ、と。
でも青年役だと、学年相応のうまさという印象。
それが『はじめて愛した』で一気に「この子うまくね? この子すごくね?」に跳ね上がる(笑)。大人役、おっさん役だとなんかすごいかっけーんですがっ。好みなんですがっ。
でもって、この『灼熱の彼方』。
なにしろWSだ。周りみんなえーらいこっちゃレベルの子たちだ。
そんななか、ホタテくんの巧さが染み渡る。
渋さもだけど、皇帝陛下の包容力と哀愁が感じられてびっくりだ。容赦ないヒゲ姿だけど、仕事を果たす彼の姿は,タカラジェンヌとして男役として、とても美しい。
2幕最初、ふつーにヒゲ無しの若者兵士の姿で踊りまくってて「陛下? どーしちゃったの?!」と思ったら、次の場面で「陛下は亡くなられた」って。そうか、死んでたのか……しかし、なんの説明もなく陛下がモブにいたらびびるよー(笑)。
「コモドゥス編」での活躍が楽しみです。アホ息子との対話はあるよね?
美しさ、という点では、W主演のひとり、コモドゥス@翔くんも美しいです。
さすが、ビジュアルだけでどこにいても目につく人。
しかし……芝居のものすごさに、ちょっとウケた(笑)。
今までお芝居しているところをろくに観たことなかったんだけど……ほんとにヘタなんだねー。若い頃のいりすを思い出した。彼のWSもそりゃーすごかったよ、と。
経験を元に、早いこと伸びて欲しいっす。もったいない、このビジュアルと中身の乖離は(笑)。
主役のオデュセウス@咲ちゃんは、なんかもう見慣れた咲ちゃんで、印象に発見がないというか。
新公レベルだと、十分うまい人なんだ。本公演だとアレさが目立つけど。
きれいに見えるときと、見えないときの差が激しく、見えないときの方が多いっちゅーか、長いのが課題?
ある一定の角度で静止しているときれいだが、動いたり芝居をしたりするとそうでもない……つーのがなあ。
学年にしてはうまいと思うので(経験のわりにはあまりうまくなっていない気もするが)、あとは早くきれいになって欲しいっす。身長もスタイルも、せっかく持って生まれた武器なんだから、あとは後天的なモノを磨いてくれ~。
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