ドラマティック・ロマネスク。@Dance Romanesque
2011年8月3日 タカラヅカ ショー『Dance Romanesque』、面白かったー!
ドラマティックな物語が続き、すげーお得感。
ほらわたし、雪全ツでドラマのない、「えんえんだらだら続く中詰め」だけで構成された三木ショーをリピートしまくってたもんだからさあ。
んで、次に観たのが宙組稲葉くんの「メリハリはどこに?ショー」だったからさあ。
きっちりと線引きした、濃い場面をぴしっぱしっと見せてくれた中村Aに拍手。『ミロワール』といい、中村Aはショーの方がイイよ、芝居より。
オープニングから客席降り! 楽しい、テンション上がる。
銀橋の階段が、いつもとチガウから期待しました。客席降りがある場合、銀橋に階段が設置されてるんだけど、通常はセンター通路にしかないの。「SSに坐る金と甲斐性のある人間しかお呼びじゃないんだよ」っつーかね。ムラのセンター通路の両脇はSSだからねー。
なのに今回はサブセン通路にまで階段が設置されていて。サブセンまで客席降りアリ、2階席もアリ!
大盤振る舞い!
でもって、もりえのドラキュラ伯爵!!
ちょ……っ、かっけー、すげーかっけーっ!!
あのスタイルで黒燕尾+赤裏マントっすよ。
まさおさんのかわいこぶりっこも見どころです(笑)。
わたしとしては、もっとがっつりもりえ×まさおが見たかった。女子スルーして、まさお口説いてくれよもりえ伯爵様。
んで、まさかのファントム登場。
いやその、「ノートルダムの鐘」なんですけどね。
でも、顔半分に仮面のような模様付きで背中の曲がったカジモドさん@きりやんは、エリック@『ファントム』のイメージというか。やっぱエリックもこれくらいの容貌は物語的に必要なんじゃないかとか。
しかも、歌ウマ。やっぱりエリックだわ!
このエリック……もとい、カジモドさんとエスメラルダ@まりもちゃんの物語がイイ。
ジプシーの花形として輪の中心で華やかに踊るエスメラルダ、蔑まれながらも彼女に花を送ろうとするカジモド、醜い彼にも優しいエスメラルダ……。
わたしのアタマの中にはつい、脳内が画面焼けするほどリピートした『エンター・ザ・レビュー』の「ラ・ムール」がね……。「愛しのルイーズ♪」「うれしいわ、私もみんな好き♪」が浮かんでしまってね……。
カジモドを退けてエスメラルダと踊るとしくんに、アレキン、キターっ!! よりによって宇月くんがアレキンかよ!(笑)と、ツボに入っておりました。いやその、らんとむさん演じるアレキンの濃さと赤面具合といったらね……以来アレキンってのは笑いツボ直撃でね……。
で、アレキンはらんとむなのに、何故かわたしの中でルイーズは彩音ちゃんで、彩音ちゃんが人形みたいな美貌と能面具合(笑)で、ピエロ@オサ様の差し出したパラをポイ捨てしてアレキンにむしゃぶりつくのが焼き付いていて。
ルイーズに比べて、エスメラルダ優しい!! と、関係ないことで感動。
で、出ました悪役専科マギー!! 芝居に続いてショーでも悪役。ともちんみたいなポジだよなあ。
マギーがほんとに悪そうで、強そうで。
繰り広げられるドラマをドキドキはらはら見守った。
この「ノートルダムの鐘」場面だけでもすごい見応えあった。
どう決着付けるのかと思ったら、ラストは微妙……つーか、笑う人と感動する人と両方いそうなので、演出変えて欲しいナリ……。その、オスカルが突然ペガサスに乗って現れたら感動する人と爆笑する人に分かれるとか、そーゆー意味で。
やりたいことはわかるんだけど、直球過ぎて、三次元ではつらい……。
ラストで肩を落としたとはいえ、十分楽しかった「ノートルダムの鐘」が終わると、次はがらりと雰囲気が変わって、アイドル男子勢揃いキターっ!!
みりおくんを中心に、若手スターたちがけっこうな人数登場。7人とか9人とか、ずらりと1列になる人数。
宇月くん、ゆりやくん、まんちゃん、ゆうきくん、たまきちがいたのは覚えてる。
ちょ……っ、みりおくんみりおくんみりおくん!!
なんかすげーかっこいい。きれい、男っぽい。
この公演、突き抜けてかっこいいです、ステキです彼。
元気いっぱい歌い踊る月男たちのセンター、発散するキラキラオーラ。
この場面たのしい。
みんな格好良くて、どこ見ていいかわかんない。
所詮カーテン前、な場面なのに、すごいわくわくする。
そして銀橋、キザりタイム有り。
若者たちが銀橋に出て、好きなだけ客席を釣りまくるという……。
これって重要。
男の子たちは、若いウチからコレ、経験すべき。どこの組でもやってくれ。
宇月くんがマジ二枚目。なんか色気もあってドキドキする。
まんちゃんも見るたび美貌が上がってる気がするんだが、さらにステキになってる。
しかし個人的に、銀橋でキザりまくり、一本釣りしまくっている様子のゆりやくんにツボる……!
ゆりやくんが、あの顔であんなことを……!!
いや、彼はあんな顔してて実は肉食系なのかもしれないけど、やっぱりあの顔であんなことをされると……っ、おばちゃん悶絶しちゃうわー。
(ゆりやくんの「あんな顔」については、過去日記参照。http://koala.diarynote.jp/200906131728351466 フランツとルキーニって。@新人公演『エリザベート』)
中詰めはふつーに楽しく盛り上がって。
てゆーか聞き覚えのある曲ばっかで入りやすい。中詰めだけでなく、全体的に。
でもってクライマックスのカモメ群舞。
なんか切ない導入で、『アルバトロス、南へ』を意味もなく思い出した。カモメとアホウドリはまったくチガウのにね。
みんな同じ白っぽい衣装での群舞って、わたしは結構苦手で漠然と「クライマックス場面がコレかあ、長いと退屈になるんだよなあ、やれやれ」とか、引いたキモチで観ていたのに(実は月前作の「ユニコーン」がすごく苦手だった。またコレ系がショーのこの位置かよ、と思った)……どんどん、引き込まれた。
てゆーか。
泣いた。
自分でもびっくりだ、どーしちゃったんだ。
いつもなら点呼に必死になるのに、そんなことも手放して、ただもお「物語」を観ていた。
群舞を、全員を観ていた。
そして、きりやんを、見ていた……。
まりもちゃん休演部分では、萌花さんがセンターを務めていて、彼女がどうということではまったくないけれど、いっそ若手抜擢とかしてくれた方が今後の月組にとって面白かったんじゃないかなと思った。
とゆーのも、彼女の横で踊るちゃぴちゃんの鍛え抜かれた背中がねえ……(笑)。この子に娘役スター修業させても良かったんじゃあ……。
まさおが単独2番手として何度も銀橋渡っていたし、番手がすっきりするのはタカラヅカ的に落ち着くので良いことだ。ヅカのルールは守られている方が好き。
まりもちゃんもがんがん踊っていてかっこよくて、きりやんも安心のショースターぶりで。
最後までずーっと楽しい作品だった。
また観たい。
ドラマティックな物語が続き、すげーお得感。
ほらわたし、雪全ツでドラマのない、「えんえんだらだら続く中詰め」だけで構成された三木ショーをリピートしまくってたもんだからさあ。
んで、次に観たのが宙組稲葉くんの「メリハリはどこに?ショー」だったからさあ。
きっちりと線引きした、濃い場面をぴしっぱしっと見せてくれた中村Aに拍手。『ミロワール』といい、中村Aはショーの方がイイよ、芝居より。
オープニングから客席降り! 楽しい、テンション上がる。
銀橋の階段が、いつもとチガウから期待しました。客席降りがある場合、銀橋に階段が設置されてるんだけど、通常はセンター通路にしかないの。「SSに坐る金と甲斐性のある人間しかお呼びじゃないんだよ」っつーかね。ムラのセンター通路の両脇はSSだからねー。
なのに今回はサブセン通路にまで階段が設置されていて。サブセンまで客席降りアリ、2階席もアリ!
大盤振る舞い!
でもって、もりえのドラキュラ伯爵!!
ちょ……っ、かっけー、すげーかっけーっ!!
あのスタイルで黒燕尾+赤裏マントっすよ。
まさおさんのかわいこぶりっこも見どころです(笑)。
わたしとしては、もっとがっつりもりえ×まさおが見たかった。女子スルーして、まさお口説いてくれよもりえ伯爵様。
んで、まさかのファントム登場。
いやその、「ノートルダムの鐘」なんですけどね。
でも、顔半分に仮面のような模様付きで背中の曲がったカジモドさん@きりやんは、エリック@『ファントム』のイメージというか。やっぱエリックもこれくらいの容貌は物語的に必要なんじゃないかとか。
しかも、歌ウマ。やっぱりエリックだわ!
このエリック……もとい、カジモドさんとエスメラルダ@まりもちゃんの物語がイイ。
ジプシーの花形として輪の中心で華やかに踊るエスメラルダ、蔑まれながらも彼女に花を送ろうとするカジモド、醜い彼にも優しいエスメラルダ……。
わたしのアタマの中にはつい、脳内が画面焼けするほどリピートした『エンター・ザ・レビュー』の「ラ・ムール」がね……。「愛しのルイーズ♪」「うれしいわ、私もみんな好き♪」が浮かんでしまってね……。
カジモドを退けてエスメラルダと踊るとしくんに、アレキン、キターっ!! よりによって宇月くんがアレキンかよ!(笑)と、ツボに入っておりました。いやその、らんとむさん演じるアレキンの濃さと赤面具合といったらね……以来アレキンってのは笑いツボ直撃でね……。
で、アレキンはらんとむなのに、何故かわたしの中でルイーズは彩音ちゃんで、彩音ちゃんが人形みたいな美貌と能面具合(笑)で、ピエロ@オサ様の差し出したパラをポイ捨てしてアレキンにむしゃぶりつくのが焼き付いていて。
ルイーズに比べて、エスメラルダ優しい!! と、関係ないことで感動。
で、出ました悪役専科マギー!! 芝居に続いてショーでも悪役。ともちんみたいなポジだよなあ。
マギーがほんとに悪そうで、強そうで。
繰り広げられるドラマをドキドキはらはら見守った。
この「ノートルダムの鐘」場面だけでもすごい見応えあった。
どう決着付けるのかと思ったら、ラストは微妙……つーか、笑う人と感動する人と両方いそうなので、演出変えて欲しいナリ……。その、オスカルが突然ペガサスに乗って現れたら感動する人と爆笑する人に分かれるとか、そーゆー意味で。
やりたいことはわかるんだけど、直球過ぎて、三次元ではつらい……。
ラストで肩を落としたとはいえ、十分楽しかった「ノートルダムの鐘」が終わると、次はがらりと雰囲気が変わって、アイドル男子勢揃いキターっ!!
みりおくんを中心に、若手スターたちがけっこうな人数登場。7人とか9人とか、ずらりと1列になる人数。
宇月くん、ゆりやくん、まんちゃん、ゆうきくん、たまきちがいたのは覚えてる。
ちょ……っ、みりおくんみりおくんみりおくん!!
なんかすげーかっこいい。きれい、男っぽい。
この公演、突き抜けてかっこいいです、ステキです彼。
元気いっぱい歌い踊る月男たちのセンター、発散するキラキラオーラ。
この場面たのしい。
みんな格好良くて、どこ見ていいかわかんない。
所詮カーテン前、な場面なのに、すごいわくわくする。
そして銀橋、キザりタイム有り。
若者たちが銀橋に出て、好きなだけ客席を釣りまくるという……。
これって重要。
男の子たちは、若いウチからコレ、経験すべき。どこの組でもやってくれ。
宇月くんがマジ二枚目。なんか色気もあってドキドキする。
まんちゃんも見るたび美貌が上がってる気がするんだが、さらにステキになってる。
しかし個人的に、銀橋でキザりまくり、一本釣りしまくっている様子のゆりやくんにツボる……!
ゆりやくんが、あの顔であんなことを……!!
いや、彼はあんな顔してて実は肉食系なのかもしれないけど、やっぱりあの顔であんなことをされると……っ、おばちゃん悶絶しちゃうわー。
(ゆりやくんの「あんな顔」については、過去日記参照。http://koala.diarynote.jp/200906131728351466 フランツとルキーニって。@新人公演『エリザベート』)
中詰めはふつーに楽しく盛り上がって。
てゆーか聞き覚えのある曲ばっかで入りやすい。中詰めだけでなく、全体的に。
でもってクライマックスのカモメ群舞。
なんか切ない導入で、『アルバトロス、南へ』を意味もなく思い出した。カモメとアホウドリはまったくチガウのにね。
みんな同じ白っぽい衣装での群舞って、わたしは結構苦手で漠然と「クライマックス場面がコレかあ、長いと退屈になるんだよなあ、やれやれ」とか、引いたキモチで観ていたのに(実は月前作の「ユニコーン」がすごく苦手だった。またコレ系がショーのこの位置かよ、と思った)……どんどん、引き込まれた。
てゆーか。
泣いた。
自分でもびっくりだ、どーしちゃったんだ。
いつもなら点呼に必死になるのに、そんなことも手放して、ただもお「物語」を観ていた。
群舞を、全員を観ていた。
そして、きりやんを、見ていた……。
まりもちゃん休演部分では、萌花さんがセンターを務めていて、彼女がどうということではまったくないけれど、いっそ若手抜擢とかしてくれた方が今後の月組にとって面白かったんじゃないかなと思った。
とゆーのも、彼女の横で踊るちゃぴちゃんの鍛え抜かれた背中がねえ……(笑)。この子に娘役スター修業させても良かったんじゃあ……。
まさおが単独2番手として何度も銀橋渡っていたし、番手がすっきりするのはタカラヅカ的に落ち着くので良いことだ。ヅカのルールは守られている方が好き。
まりもちゃんもがんがん踊っていてかっこよくて、きりやんも安心のショースターぶりで。
最後までずーっと楽しい作品だった。
また観たい。
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