腐った話ですまん。

 やっぱりジュリアン@きりやんとジャック@まさおは、なんかあったかなあ。
 と、『アルジェの男』2回目の観劇で思ったのことよ。

 しかしどっちがどっちよ、つーとやっぱし、ジュリアン受になるなあ。
 わたしは大抵まさお×きりやんなんだよなあ。まさおは最近受化の一途をたどっていて、昔のやんちゃぶりが嘘のようなんだが、それでもきりやさん相手だと攻キャラかなあ。ヘタレ攻だけどな(笑)。

 ジャックの空回りぶりと、ジュリアンのなんか「耐えてます」ムードが倒錯的でな(笑)。
 ぶっちゃけ、ヒロインのはずのサビーヌ@まりもちゃんとより、ジャックとの間に「過去の恋愛関係」を感じてしまう。
 ジュリアンの「ジャックとのことは黒歴史、なかったことにしたい」様子と、ジャックの「あんなに愛し合ったじゃないか、忘れたのか灼熱の日々を」と言いたげな様子がねー。
 無駄にリアルというか(笑)。

 ジャックに、「君はどこに」@『スカピン』を歌って欲しい。
 「マルグリット」の部分を「ジュリアン」に変えて、「少女」を「少年」に変えて。

 んで、「謎解きのゲーム」を、ジュリアンとジャックとボランジュさん@リュウ様で歌って欲しいですな。
 パーシー@ジュリアンの夫……もとい、公式パトロンのボラ様、マルグリット@ジュリアン、ショーヴラン@ジャックで。

 ジャックはジュリアンに過去の関係を盾に取って「ボランジュを陥れる手伝いをしろ」と言い、ジュリアンは「そんなことはできない、でも……」と苦悩。

 まんまハマり過ぎてて、ちょっと嫌(笑)。

 ジャックのわけわからなさと病的なところが、ツボであるらしい。
 あと、服のセンスが悪いところと、小物感バリバリなところと、結局ジュリアンのこと好きそうなところが。
 こいつキモチワルイ!感じが、かえって好ましいというか、気になってしょーがない。
 これでジャックが不細工ならただのウザ男だが、なにしろ美形なので(笑)、すべて許せるというか。

 ショーヴランがマルグリットを「俺の女」と思い込むような日々があったように、ジャックにもジュリアンを「俺の子猫ちゃん」と思い込むような蜜月があったんだと思う。
 ふたりがさらに若く、あんまモノ考えてなかった頃に、うっかりデキあがっちゃったんじゃないかな。
 ジュリアンは早々に軌道修正したけど、ジャックはいつまでもそこで立ち止まっているというか。

 最初のアルジェの酒場でも、ジュリアンに声を掛けるのはジャックなんだね。「こっち来いよ」って、自分のテーブルに呼ぼうとする。
 (ジャックや仲間たちを捨てて)パリへ行く夢で意気を上げるジュリアンの話を、暗い瞳で聞いていたかと思うと、言いがかりか嫌がらせとしか思えない賭を持ちかけるし。……ナニ、仕返し? 自分を軽んじるジュリアンへ?
 そしてジュリアンが掏摸に失敗し、ボランジュに捕まったときは喜んでいる、彼が投獄されることを見越して。……刑務所へ入ればもうパリには行けないから? この街にずっといるから?

 ジャックのジュリアンへの絡み方は「好きな子に意地悪する男子」そのまんまだ。
 いつもいつも、ちょっかいをかけるのはジャックの方。

 んで、ジュリアンを追いかけて、ジュリアンの女だったサビーヌとパリで暮らしているし。
 ジュリアンのことをずっとストーカーしていたらしいし。ジュリアンがサビーヌの店に現れたとき、ジャックもまた現在のジュリアンのことをよーっく知っている様子だった。
 サビーヌはジュリアンに近付くまいとしているのに、ジャックは機会が出来れば嬉々として会いに行くし。
 恥ずかしい男だなー。

 このジャックとジュリアンの関係で、ナニがイイかっていえばもう、ジュリアンが心底嫌がっていることですよ!!(笑)

 ここまでヒロイン(笑)に嫌われるダーリンもめずらしい。
 で、ジャックの方はそこまで嫌われているとは、思っていないところがもお、萌えですな!(笑)
 つい苛めちゃってるけど、俺の本心わかってるよな、オマエだってほんとは俺のこと嫌ってないよな的カンチガイぶりがもお、ステキ過ぎる。まさにショーヴランだろオマエ。


 もしもジャックが殺されず、サビーヌとジュリアンが駆け落ちをし、アンリ@みりおがジュリアンを撃ち殺したとして。

 そのアンリがアナ・ベル@みくちゃんの墓の前に報告なんぞに行ってるときに、同じよーにジャックがアンリを射殺したと思います、冷徹に。

 うわソレ観たい(笑)。
 ジャック、愛の絶唱。


 ところで、ジュリアンを射殺するアンリがステキ過ぎます。
 みりおくん、笑ってるもんよ。うっすらと。
 こえええ。アンリこええ。
 みりおくんがあの甘い美貌でドSに徹すると、ものすげーこわいっす。

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